941: 影真似 :2021/10/09(土) 20:54:24 HOST:182-165-182-101f1.osk2.eonet.ne.jp
投下無し確認。以前言ってた一発ネタを投下します。
注意:この世界線はライスイン氏の孤立世界での日清戦争以前にひゅうが氏の新島ネタと
yukikaze氏の没ネタである日露不戦ネタを独自に組み込んだ捏造世界線です。
孤立世界IF 「永劫に輝く太陽」 ダイジェスト集
前日譚
- 逆行者たちが7代将軍徳川吉宗の頃に「夢幻会」として再編成され、日本を改造し続け、生麦事件から発生した薩英戦争
が起こるも何とか切り抜けて諸外国を結び、対等な関係を結ぶことに成功し、来る日清戦争に備えて力を蓄え続けていた。
- 全ての始まりは、ニコライ皇太子とその後の妻であるアレクサンドル(当時はアリックス)による日本訪問。何故、ニコライ
だけでなく、アリックスと共に世界旅行をしているかと言うと、ニコライとアリックスの関係にロシア正教会から皇后は正教徒
に限定するという規定から苦言を呈された際に、ブチ切れてロシア皇室と教会の間に溝を作ると言うとんでもないことを
していたから。ある意味、史実におけるエドワード八世のようであるがあちらと違って人妻に手を出して王室を捨て去る
のに比べ、ニコライは皇室と教会の問題からこれを機にロシア其の物の改革を進めるべきだと考えるようになった。
こうして、史実より情熱的なニコライは日本文化に興味を持っていたことからなぜか鎖国以前から欧米列強に並ぶ勢い
で凄まじい改革を続けている日本を参考にし、問題を提起することで民衆からも注目を集め、そんなニコライの姿に
影響されてかヒステリックで精神不安定な少女から次の皇帝の伴侶にふさわしくあろうと変わり始めたアリックスを見て、
両親もプロポーズする許しを与えた(なお、これで更にロシア正教会との溝は更に深まった)
- その後、少し変わった事実上の新婚旅行として世界旅行を行い、ロシア内部でもぐらつき始めたロシア正教会をしり目に
日本に訪問した。
夢幻会はニコライ皇太子が史実よりもはるかに親日家と言うこともあって気合を入れた国賓待遇を行い、
史実のような西洋コンプレックスが無いとは言え万が一に大津事件が起きないように厳重な警備を行っていた。
致命的な分岐(1891~1918)
- 1891年5月11日に事件発生、ただし日本どころか世界を揺るがす形で。世界が違えば宇宙の流れにもズレが生じたのか、
史実ツングースカ大爆発がウラル西へ着弾。モスクワ、サンクトペテルブルクなど政治中枢と軍民高官を消し飛ばした。
このとんでもない出来事に
夢幻会は頭を抱え、ニコライは自分以外の皇族の生存が絶望的と知り激しいショックを受ける。
- ニコライの日本訪問を小耳には入れていた清、ロシアの大混乱を千載一遇の機会と捉え、それに便乗した朝鮮も利用し
大規模な北進を開始し、同年露清戦争が勃発。ロシアでは軍の上層部が爆発で大幅に消し飛んだことで軍の統制が
取れない上にシベリア鉄道は起工すらされていないことから物流や情報も麻痺していることから、各軍閥がそれぞれ
中華の無限ゲリラに苦しめられる状況に乗じて
アメリカが大規模な介入を実施。ロシアと中華、両方の市場を手に入れんと
チュクチ半島から満洲方面へ南下する形で進軍開始。同時に、イギリスは中央アジア方面、ドイツが東欧方面から公然と
現地勢力と組み始め、トルコとオーストリアはバルカンをめぐったガチバトルを繰り広げると言う事実上のロシア分割が開始。
- 日本は事実上無政府状態の混乱極まるロシアの危険性からロマノフ一家を説得して、当時ロシア領であった樺太を
保障占領し、ユジノサハリンスクを首都とした大日本帝国所属ロマノフ公国を建国。その後、
アメリカによって極東ロシア
地域一帯に傀儡国家が建国され、満洲方面への攻勢を強める。また、
アメリカの傀儡政権設立に焦ったイギリスは
中央アジア方面からの進出を強め、ドイツも追従するように中国での拡大を行おうとするも失敗。
942: 影真似 :2021/10/09(土) 20:57:21 HOST:182-165-182-101f1.osk2.eonet.ne.jp
- ドイツは中国での立ち回りの失敗から、アジアにおける権益が大赤字になったことを取り戻そうと
ウクライナへの工作を急ぐもまたも失敗。以後、失点を取り戻すべく親独ロシア勢力と共同しての
ポーランド独立運動の大弾圧を行って恩を売ることでロシアに対して親独政権樹立工作を進め、
バルト3国への駐留権及び港の使用権を得るなどウラル西において着実に勢力を伸ばす。
一方で、オーストリアがウクライナの親墺政権樹立に成功するも、親独派が台頭し軍事独裁国家と
なっているトルコとの衝突や領域内の民族構成のゴタゴタによって自壊寸前に。さらに、スウェーデン
=ノルウェーがフィンランド一帯に進出。膨張するドイツに対抗するためスカンディナヴィア通貨同盟を
結んでいたデンマークが合流し、通貨同盟を利用した史実EUのようなバルト連邦帝国が成立。
そのまま、北海に面したウラル西北部を占領したことで、ロシアに対して親独政権樹立工作を進める
ドイツとバルト三国をめぐって対立。
- ロシア崩壊により金融業に大打撃を受けたフランスはイギリスへの協調を強め、未回収のイタリアを
利用しての3国協商にまでこぎつける。一方で、イギリスにアフリカ進出をくじかれたポルトガルはパワー
バランスの激変を機にドイツへと接近し、英仏伊による三国協商と独土葡による三国同盟が欧州の二大
勢力となる。また、オーストリアはウクライナをめぐってドイツと対立したことや未回収のイタリアを狙うイタリア
と両陣営に与することなく自身と同じく民族間の問題があったものの、新生した帝国であり民族間の問題を
史実EUの手法を取り入れていたバルトを参考に解決し、同じく周囲を二大勢力に囲まれたバルト連邦帝国
との交流を強め、スペインも軍事政権化し始めたポルトガルへの警戒やフランスが対英協調を重視したことで
関係が怪しくなっていることから、第三勢力として把墺西による三国連合を設立。二大勢力への対抗や
国内の問題解決を図るためにも米西戦争が発生していないことでフィリピンを持つスペインから極東の
目覚めし龍と呼ばれる日本との接触を図る。
- 1899年、スペインはフィリピンを除くスペイン領東インドを日本に売却。更に、日本は資金不足の清から台湾を購入。
これらの資金は後述する
アメリカの大陸侵攻のための民生品の大量買い付けに伴う資金から抽出。このことから
交流を強めたスペインは国内の改革を実施し、オーストリア内ではバルト、日本との交流もあってドナウ連邦構想が
再注目され、ウクライナとの会談を進める。また、徐々にバルカン半島での争いから内政にシフトし始める。しかし、
日本の東南アジアへの進出を警戒したオランダとの対立が生まれる。ここまでで、アフリカ進出をめぐって冷戦状態の
三国同盟と三国協商、領土の膨張を止め内部改革を進める三国連合、中華を巡って拡大を進める英米と欧米勢力が
並び立つ。
- 極東ロシアの傀儡政権樹立に続き満洲における傀儡政権も樹立したアメリカ、混沌とした欧州には目もくれず中国大陸
への進出を強め、戦争経済による成長を続ける。それに乗じて朝鮮内でクーデターが発生し、小中華思想から
アメリカ
に手のひら返しで事大して清を後ろから撃った結果、
アメリカから鉄砲玉・先兵として大陸侵攻の手駒となる。一方、日本
は日清戦争のための戦費や
アメリカの大陸侵攻のための民生品の大量買い付けの資金流用により、日本経済の躍進
と共に
夢幻会による技術革新が加速。また、把墺西日間での民間や技術交流も加速し、把墺西側の世論の日本への
イメージがいい意味で激変する。(日清戦争すらないので日本は大陸に領土無し、更に日清戦争が無いことで日英同盟
すらなく、二大勢力からすれば「欧州の寄せ集めが極東の猿に肩入れしている」と偏見MAX。連合市民も他国との認識
の違いに溝が入り始める。)さらに、エクアドルがガラパゴス諸島、チリがイースター島の割譲と引き換えに資本投下を
行う取り決めをしたことを切っ掛けとして、民間を通じて日本と南米各国との交流が強まる。
943: 影真似 :2021/10/09(土) 21:00:15 HOST:182-165-182-101f1.osk2.eonet.ne.jp
- 中央アジア方面からウラル東のロシア軍閥の掌握をほぼ完了させたイギリスもアメリカに対抗してチベット、
ウイグルへの進出を強め、傀儡政権工作を進める。また、
アメリカも内蒙古を含めたモンゴルに傀儡政権
を樹立し、新たな市場獲得で更なる経済の流れを生み出した
アメリカは完全に中華の泥沼にはまっていく。
更に、朝鮮の蛮族ムーブが清だけでなく日本に向き始めた為に日本が
アメリカに抗議し、
アジアにおける
貴重な補給地帯としての日本の機嫌を損ねるのを面倒に思った
アメリカは、朝鮮人の大陸での開拓自由権を
餌に大陸への追放と半島の満洲への組み込みを開始。一方で、傀儡国家の軍隊だけでなく本国の軍隊の
消耗率が跳ね上がり始める。
- 1904年2月。イギリスと中華の拡大で激しく争うアメリカにイギリスと対立する独土葡三国同盟がアメリカに
接近。軍の消耗率を抑えたい米と市場に食い込みたい同盟側の利害が一致し、米独土葡の間で四カ国条約
が結ばれ、華北地域に一気に拡大。さらに朝鮮王族・貴族の再利用として北京朝鮮帝国の建国宣言をさせる。
清は一時的に南京に遷都し、
アメリカと三国同盟の接触に対抗して協商側もオランダ、ベルギーを引き込み、
植民地軍を動員しての清王朝支援を開始。これによって中華を南北に分断された、二大勢力による代理戦争
が勃発。同時にアフリカにおいても植民地軍による小競り合いが頻繁に発生する冷戦突入。なお、日本は両陣
営へ中立国として民生品や旧式兵器の大量買い付けを引き続き行ったため、その富による更なる改革を
続行、また一部では希少金属などの資源とのバーター取引を実施し世界中からレアアースなどの希少な資源を
メインに貯蓄し続ける。三国同盟陣営も二大勢力の仲介としての立ち位置にシフトしていき、オーストリアは
ウクライナを含めたオーストリア連邦帝国を新たに樹立し、スペインもスペイン連邦帝国へ移行。セルビアと
ルーマニアはそれぞれ対オーストリアを主張するも協商と争っている同盟に態々連合を敵に回す余裕は無く、
バルカン半島の緩衝地帯としての役割を果たせとトルコによって逆に侵攻され黙らされる。
大厄災(1918~
- 1918年9月8日2時16分、得撫島沖地震の発生によりアリューシャン列島地下の「メガリス」が崩壊。プレートの
流れが変動したことで、アラスカ―カムチャッカ間の火山活動が激化する一方で、フィリピン海における「新島」
浮上開始。二年後には、北端は伊豆諸島の鳥島、南端をパラオ海盆、西端はベンハム隆起、東は小笠原海嶺
―西マリアナ海嶺という超巨大大陸が出現。出現当初から大日本帝国によって日本領瑞穂大陸の領有がされ
ていたものの、新たな大陸の浮上よりも世界は冷戦におけるビジネスに夢中であった。その後、瑞穂大陸に
おいてフィリピン海の底に埋もれていた高品質な石油やボーキサイト、超高濃度レアアース泥などの大規模
鉱床を入手できることや、今後日本にプレートの潜り込むによる地震発生の消失がほぼ確定となったため、
夢幻会大歓喜。更に、1891年から
夢幻会が自重を捨ててひたすら革新を続けてきた結果、1920年には緑の
革命における第二世代品種の生産を行うことが出来るほどの国力を持つこととなる(1970年代レベル)
- 1920年1月1日。日本による世界初の人工衛星と月面着陸を目的とした宇宙船の発進が全世界に総天然色による
全国生放送で公開される。同時にこれまでの常識を覆すような兵器の数々による軍事演習も行われ、世界に激震が
走る。三国連合や南米諸国はこれを切っ掛けに日本との関係が国家の未来を左右すると完全に親日外交で一致団結
した一方で、その他欧米では自分たちが極東の猿と見下していた存在の足元にも及ばない事実を受け入れられない
ショックに発狂する者が多発。更に、中立的第三勢力として日本、把墺西三国連合、南米諸国による太陽連合が
結成され、「age of Japan」「パクス・ジャポニカ」開始。
- 完全にアンタッチャブルと化した日本に対して、米国、同盟、協商の一部が歩み寄って協力体制を築こうとするも、
アフリカや中華での長年の根深い対立から問題が噴出。更に、世界各国で独立運動が活発化したことで日本への
対策は頓挫。同時に太陽連合加盟国より欧米各国にサブカルチャーなどの日本の文化爆弾が容赦なく拡散。主に
若年層における日本追従主義が増加し、保守的な白人層との対立が激化したことで、各国は輸入規制を図ろうと
するも日本の優れた製品の流入を止めることは出来ず、外貨ではなく資源によるバーター取引が主流となり、その
しわ寄せとして各国の植民地や傀儡国家にしわ寄せが行くことで、独立運動が活発化。結果、搾取できる富が減る
ことで日本との取引に使用する資源採掘を増加させるしわ寄せが各国の植民地や傀儡国家に行くことで、独立運動
がまた活発化するという負の循環に突入。これを機に親日派の連合国への亡命が加速する。
944: 影真似 :2021/10/09(土) 21:05:27 HOST:182-165-182-101f1.osk2.eonet.ne.jp
- 1923年9月1日。ニュージーランド、タウポ湖にてプレート変動の影響により、ハテぺ噴火以降の火山爆発
指数7の大噴火発生。それまでのアラスカ―カムチャッカ間の火山活動による火山灰と合わさって、
翌年1924年から1925年にかけては「夏のない年」が再発生。世界的な気温低下と農産業の壊滅、異常気象が
発生した結果、欧米、ロシア・中華は大飢饉に加え、農作物の暴騰によって自国を守るために欧米各国が
切り捨てたために、完全に世紀末へ突入。三国連合はそれまで膨大な富に加えて、資源や食料を貯蓄し
続けていた日本や日本を通じて深い関係を気付いていた南米諸国の支援によって被害を最小限に抑える
ことが出来た。一方、発生源であるニュージーランドは北島の半分が消し飛んだことに加えジーランディア
大陸の浮上が開始したことで更なる気候変動に見舞われ、国民がオーストラリア共々イギリス本国へ脱出
する。
- その他の世界各地では夏のない年の焼き直しのような出来事が多発。1929年、寒冷化によって植民地への
食料徴収を強化してる最中、中華で飢餓と洪水の合わせ技によって崩壊した中華二国から米傀儡国家や
植民地に陸路で暴徒と化した難民が流入。その影響でコレラが蔓延していたインドでは不満が爆発し、
大規模蜂起が発生。更に、連鎖するようにイギリスに見捨てられた東ウラル勢力がイギリスの支配地域を
目指して一斉に南下。そこから植民地の独立運動に火が付き
アジア・アフリカにおける独立運動が激化。
これによってイギリス帝国を含める植民地帝国は事実上の崩壊。更に、メキシコを筆頭に中米各国で
反米武装運動が発生し、世界各国での武装テロが相次ぐ。
- 以後、太陽連合陣営は混乱する世界との交流を最小限とし、内部での改革と革新を進め、日本は宇宙進出
を掲げて連合を牽引する。また、流入しようとする難民や不法入国に対する対応を厳格にする。更に、
夢幻会はプレート変動が引き起こすと考えられる最悪の状況「ケースY」に備えて技術革新への投資を第一と
する。
終焉(21世紀~
- 21世紀、日本率いる太陽連合は月面入植を始めとした宇宙進出を達成。その他の世界は太陽連合から目を背け、未だに
内部の民族、格差、人種、宗教などの様々な問題の中で混乱の中に。
- 2011年3月11日、イエローストーンにおいて超巨大噴火発生。半世紀以上にわたって夢幻会により建設された対「ケースY」
施設のフル稼働と宇宙避難を行う太陽連合を他所に、世界は破滅へと向かっていく。
- 202X年、最終的に太陽連合以外の勢力は崩壊し文字通り消滅。50億人以上が死亡し、地球が事実上太陽連合のものと
なり、太陽連合がそのまま日本を盟主とした地球統一政府へと移行。
945: 影真似 :2021/10/09(土) 21:09:40 HOST:182-165-182-101f1.osk2.eonet.ne.jp
以上です。
リアルタイムでカナリア諸島噴火が起きて、下手にリアリティ追及するよりは
いつも通り派手に行くかと考え、その結果が日本(勢力が異次元過ぎて)孤立
ルートとなりました。
まあ、ヒャッハー世界や陸軍世界の革新速度に比べれば大丈夫だと思ったので
日本勢力には宇宙進出してもらうことに。
……その他の勢力?
アメリカは完全に死亡して、アフリカ統一政府と欧州勢力が
絶滅戦争してたぐらいですかねぇ()
最終更新:2024年07月07日 12:28