286: 弥次郎 :2021/10/20(水) 23:56:07 HOST:softbank126066071234.bbtec.net

憂鬱SRW支援ネタ オカルト編 設定集【オカルト物品解説】

  • エメラルド・タブレット(翠玉碑)
 史実においてはヘルメス・トリスメギストスによって作られた錬金術の秘奥を記した石板(石碑)を指す。
ただし、世間一般における認識のそれは、あくまでも表の世界における姿と伝承にすぎない。確かにこれ自体も

 本来の姿、あるいはエメラルド・タブレットというのは、神の叡智と無限の魔力を得ることができる究極の魔具の一つである。
 これはのちにエジプトのファラオ「ニトクリス」の手によって砕かれ、12の破片となっている。
この砕かれた12の破片は姿形を変え、東西を問わずあらゆる形で散逸しており、所在は不明なモノもある。
 というか、どうやってそんなものをバラバラにすることができたんだニトちゃん…


  • 虚無の魔石
 リゼット・ヴェルトール(後のリーゼロッテ・ヴェルクマイスター)が魔術師ミシェル・マキシミリアンから1209年に与えられた翠玉碑の破片の一つ。
 数千年の間、現世とは異なる次元において虚無と闇精霊の力を吸い、蓄えた邪悪なる魔石。
 絶大な魔力と知識を与える翠玉碑の性質を強く受け継いでおり、敬虔なカタリ派の教徒の少女であったリゼットが生まれ変わるきっかけとなった。
当時、リゼットは十字軍兵士たちにより家族を殺されたばかりか、異端のカタリ派ということであらゆる理不尽な暴力にさらされてしまう。
その結果、病に犯され、四肢は腐り、目は光を失った。そして使えなくなったと森に捨てられてしまい、最早死に絶えるのを待つばかりであった。
 しかし、この時に前述のマキシミリアンに出会い、世界と神への復讐心を燃え上がらせ、この虚無の魔石を受け入れる。
そうして、それまでのリゼット・ヴェルトールは死に、新しく生まれ変わることとなった。

 現在の所有者もリーゼロッテ・ヴェルクマイスターであり、彼女の胎の中に収められている。
絶大な魔力は彼女を疑似的な不老不死にしてしまうほどで、その再生能力も極めて高いのが特徴。
殺害するにはこの虚無の魔石を破壊するしかないのであるが、よほどのことでない限りこの虚無の魔石は破壊不可能。
原作の前日譚においても、虹のゲオルギウスの渾身の禁呪『契約の虹』にも、並行世界に破片が四散するだけで、本人は消滅することなく耐えきってみせた。
 最も、ヤーナムにおいてはその再生能力に目をつけられて上位者や狩人によって散々に殺されることとなってしまうのであるが。


  • 劫の眼(アイオンの眼)
 エメラルド・タブレットの破片の一つを基に、ゾロアスターの魔術師が作り上げた魔具。
 その本質は世界の観測装置。すなわち、あらゆる未来・可能性を見通し、世界を見通すための魔眼。

 これを得た人間は「未来視」の能力を獲得し、常人ではありえない未来を明確なビジョンとして見通す力を得る。
また、世界を見通すという性質を備えていることから、どこぞの世界でいうところの過去・現在・未来を見通す「千里眼」としての能力がある。
これを有していたのは、ソロモン王、イスカンダル王、ヴェラード(ヴラド3世)といった王や支配者、あるいは歴史に名を遺した魔術師などであるとされる。
尋常ならざる彼らの偉業の数々はこの瞳によるところが大きいのではと推測されている。

 これだけでも十分に強力であるが、この眼の本来の力は「望んだ未来を手繰り寄せる」というものにある。
本来、未来というのは幾多の分岐の重なりの果てに存在するもので、確定されたものはない。
世界の大いなる流れを除けば、基本は混とんとしており、無秩序である。
そんな不確定の未来に対し、幾多の可能性の中から所有者が望む未来の可能性を見つけ出し、手繰り寄せ、現実化するという力がある。
例えそれが那由他の果てであろうとも、その未来の可能性がごくわずかでも存在するならば、この眼はその未来を見る。
ものすごく乱暴に言えば、未来を確定させてしまうというトンデモインチキ道具なのである。
 また、歴代の劫の眼の所有者は魂でつながっており、その魂の記憶や技術を引き出して扱うことが出来てる。
そのほかにも、最大の力をふるえば所有者たちを召喚するということさえできてしまう。

 無論のこと、この眼には代償が付きまとう。即ち、この眼の使用は所有者の肉体・魂に大きな負担をかけていくのである。
この眼の力を引き出せば引き出すほど、所有者の魂は劫の眼へと吸われて行き、最終的には命を落としてしまう。
 そして、所有者の死をもって、劫の眼は次なる所有者の所へと転移してしまうこととなるのである。

287: 弥次郎 :2021/10/20(水) 23:59:39 HOST:softbank126066071234.bbtec.net

  • ヨハンナの神名碑
 14世紀にアナトリア半島で発見され、バチカンの教皇庁・禁書目録聖省に回収された、確認された中では最大の破片。
 所有者は「教皇」の称号を持つインデックスの「穴倉のヨハンナ」であった。
 リーゼロッテ・ヴェルクマイスターよりも古くから生きる(一説には古代エジプト出身ともされる)彼女がその名の通り保管し、所有していた。

 しかし、西暦1999年の一連のメシア教の暗躍と行動の結果、一神教たる十字教は権威を失い、裏も表も失墜することとなる。
バチカンの精鋭戦力たるインデックスも母体の失墜に伴い解体。彼女もまた権力を失い、力を制限されることとなった。
 そして、彼女が保有していたこの破片も没収され、リーゼロッテ率いる「ウルティマ・トゥーレ」に引き継がれた。
 これに合わせ、この神名碑の破片から作り出されていた義体「フランシーヌ」、すなわち「書架のウルスラ」も所属を変えることになった。
 現在はウルティマ・トゥーレの異空間を生み出す基礎として利用されており、「書架のウルスラ」は現在も人員の一人として活動している。


【メカニック紹介】

XPF-666 ハーロット
全長:2.5m
装甲材:エネルギー転換装甲+魔導装甲
主動力:虚無の魔石(リーゼロッテが保有)
副動力:エーテルリアクター
固定武装:
20㎜機関砲×4
腹部メガ・マギリングキャノン
インコム×8(リフレクタータイプ×2 ビームガンタイプ×6)
4連装サンドバレルランチャー×2

携行武装:
マギリングライフル
マギリングブレード
フォールディングバズーカ

解説:
 リーゼロッテ・ヴェルクマイスターが、MPFシリーズやYPFシリーズを開発するその前の段階において作成した魔導外骨格。
 基本的なところはMPFなどと共通している、というかここから発展して量産化されたものが多い。
 ただし、リーゼロッテの個人的な装備ということもあり、その性能に関しては比較するのもおこがましいほどに開きがある。
 魔力の供給源が虚無の魔石という出力無限の動力であることを前提にしているため、常人では魔力を搾り取られてしまい、纏うことさえも不可能である。

288: 弥次郎 :2021/10/21(木) 00:00:15 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
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これだけ理不尽な道具を持っていてもまだインフレに追いつけないSRW時空怖い(こなみ
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最終更新:2023年07月09日 21:28