789: 加賀 :2021/10/15(金) 23:06:57 HOST:om126156204147.26.openmobile.ne.jp
トラック島空襲及びマーシャル諸島沖海戦
【概要】
YZ作戦を掴んだ米海軍ーーキング長官の独断で決められたトラック島空襲作戦ーー『ヘイルストーン』作戦が発動された。
参加空母は正規空母7隻、軽空母4隻が参加しスプルーアンス大将の第五艦隊としてギルバート諸島、マーシャル諸島を通過してのトラック島空襲であった。
第五艦隊の齟齬が生じたのは日本海軍の撤退作戦であろう。YZ作戦を発動する前から海軍は戦線の後退をしておりギルバート、マーシャル諸島にいた陸海軍の部隊は撤退中でありギルバート諸島は既に完全撤退した後だった。第五艦隊はそうとは知らずに無血占領をしたりと油断もあった。
だがマーシャル諸島の撤退作戦を支援していた第四航空戦隊の『伊勢』から発艦した瑞雲改二が第五艦隊を発見、経路先にトラック島が判明した時点で第四艦隊司令長官の小林中将は在泊艦艇のパラオ方面の退避を発令。投錨していた輸送船等も全てパラオ方面に退避した。
しかし、抑えとして第三艦隊から離れていた空母『瑞鶴』は小規模の艦隊を編成し一旦は北上して第五艦隊の側面を叩こうとしていた。
そうとは知らずに第五艦隊は二派に分けて攻撃隊を繰り出した。攻撃隊がトラック島上空に到着した時、米攻撃隊を出迎えたのは300機以上の戦闘機隊だった。
トラック島には新型戦闘機で再編成し再進出したばかりの251空(烈風72機)、202空(零戦53型72機)、204空等の戦闘機隊とビアク島方面に進出するために機材受領で再編途中の陸軍飛行第13戦隊等が展開していた。
彼等は思う存分、米攻撃隊を叩きのめした。無論、米攻撃隊も最新鋭戦闘機であるF6Fヘルキャットが護衛していたが251空に配属された烈風の敵ではなかった。
特に烈風隊72機は『イントレピッド』『エンタープライズ2』『エセックス』のF6F隊120機と交戦、13機を喪失するもF6F104機を撃墜する戦果を納めるのである。
攻撃隊壊滅にスプルーアンスは撤退を開始、マーシャル諸島沖を航行していたが『瑞鶴』飛行隊が側面から突撃、VT信管を有する米艦隊の対空砲火は苛烈であり攻撃に成功したのは彗星6機、天山4機だけであり残りは果敢に突撃して撃墜された。
攻撃目標は『イントレピッド』であり彗星が投下した500キロ爆弾2発の爆風が機関室にまで到達し速度低下、それを見越して加賀大尉率いる残存の天山4機が突撃、2機撃墜されながらも加賀大尉と森本中尉の2機が魚雷投下し二発が左舷機関室を破壊する事に成功、『イントレピッド』は速度13ノットにまで低下しスプルーアンスは護衛艦艇を付けさせ最短ルートで退避させるも四航戦に捕捉され護衛艦艇は尽く撃沈、残った『イントレピッド』に降伏を促して鹵獲するのである。
なお、被害についてはトラック島及び基地航空は軽微だったが『瑞鶴』飛行隊は烈風31機、彗星4機、天山2機を残して壊滅状態となり再度編成に移行するのである。
790: 加賀 :2021/10/15(金) 23:11:26 HOST:om126156204147.26.openmobile.ne.jp
ズイズイ飛行隊はまたしても壊滅します。
森本中尉?あの三人組ですよ
最終更新:2021年10月21日 13:29