76: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:36:36 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 未来編 雑多な設定集




  • アビス協会
黎明卿ボンドルドがトップとなり運営する非政府活動法人。
責任者の名前を取り通称はボ協と呼ばれる。

「恵まれない子供たちに未来と可能性を」という一文をスローガンにして活動している民間団体である。

孤児や経済的に恵まれない子供たちへの教育と保護。また生活支援、就職支援などが主な活動内容。
連合領域内のみならず、領域外の星々にも活動するなど、非常に広い地域で活動している。


活動資金は寄付の他にボンドルドスーツやAIの売り上げと、ボンドルド卿が所有する数々の特許から得られている。
別段非営利団体というわけではない。

協会に属し活動する人員を祈手。それを統括する各支部長を祈手長と呼ぶ。

また彼等とは別にボ卿が直接指導する研究班が存在しているが、厳密には彼等はアビス協会の所属ではなく、ボ卿個人に雇用された私兵である。


その実態はボ卿による情報収集団体。ボ卿本人が出向けない遠方における珍しいもの、現象、地域などの生の情報を集め、ボ卿本人へ提供するのが目的。

一応は法に反することは行っていない。最もグレースレスレ行為は幾らかやっているかもしれないが…

77: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:37:30 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
  • 領外外交権
連合政府に認められ、連合の領域外での外交を認可された権利のこと。

いわゆる州政府や企業が持つ独自外交権を連合領外で使用しても良いというお達しである。

最も連合領外では軍の庇護の下での安全というのが存在しないため、外交を行う勢力の独自武力が強く期待される。
また領域外国家との外交交渉における責任、損害は全て外交を行う勢力が負うものとしている。

また外に出るのなら列強の看板に泥を塗らないようにと相応の態度や対応というものを求められる。
このため連合政府から幾人かの監視官が派遣される。
この監視官は外交交渉を行う勢力そのものの監視以外にも、予想外の事態が起きた場合の連合本国への連絡要員でもある。

例えば対応している州政府や企業が手に負えないレベルの宇宙生物の襲撃や宇宙災害などが起きた場合は監視員が連合本国へ連絡し、救援を派遣してもらう手筈となっている。

また監視官そのものにも独自の戦力が持たされており、小艦隊と呼べるそれは監視官の権限により独自の介入まで許可されている。


簡単に言うと連合政府が責任を持てない領外への外交権を認めるよ。ただし護衛を含めた負担は自前でね。失敗しても責任持てないよ。

でも列強の看板に恥じない行動をしてね。もしもの際の監視官は送っておくよ。
監視官は君たち自身への監視でもあるけど、困った時の相談相手でもあるから構わず相談してね。

という感じである。


勿論列強に相応しくない行動をした、これ以上に彼らの手に負えないと監視員が判断した場合は連合政府から正規艦隊が派遣され、現地勢力への外交権も剥奪。
そのまま外交交渉の一切は連合政府の権限下へ置かれることとなる。
最悪の場合は手を出すコストに合わないと判断され、現地から総撤退となる可能性も存在する。

無論そのような失態を犯した州国家や企業に対して連合内において向けられる視線は非常に厳しい物となるであろう。


このため基本的に領外外交権が認められるのは連合政府や盟主地球が太鼓判を押すだけの器量を持った州政府や大企業となる。


この領外外交におけるメリットは現地勢を取り込めば独自の市場を獲得できるという一点にある。

企業であるならば自社の商品を大手を振って売りさばける市場になり、州政府からすれば自国の産物を売りつけられる市場となるのだ。

だがある程度外交交渉が通り、交易路が整備された時点で監視官の判断により、現地との外交及び交易は連合内の他州政府や企業へも解禁される。

このため独自外交を行った州政府や企業は他勢力への交易が解禁されるまで、どれほど現地勢へ影響力を残せるかが今後の市場利益となる。

最も大概は一番最初に接触した州政府や企業の影響力が強く現地に残るため、他勢力との交易が解禁されたとしても大きな利益は手元に残っている場合が多い。

つまるところ阿漕なことをせずにきちんと現地勢と信頼関係を結んでおけという連合政府や盟主地球からのお達しというわけである。


この連合領域外への独自外交権政策は基本的に正規軍の護衛は開拓団や調査団に使いたい連合政府や盟主地球の思惑と一致しており、案外いい感じに連合領土や友好国を増やす手段として成果を上げている。

無論失敗例も幾つかあるが、大概はこいつなら上手くやるだろうと太鼓判を押された勢力に認可される制度のため、大凡は成功と言える結果に終わっている。

最もその成功と呼べる成果に持っていくまでの各々の苦労は大概表立っては語られずに終わる…

78: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:38:36 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
  • 恐竜公爵ゼットン
フォーリナーにおける領地持ち貴族の一人。階級は公爵。通称は恐竜卿。

フォーリナーにおける主要貴族階級種族である銀の人(シルバーマン)とは違う人種であり、現皇帝の実力主義政策により見出された人物。

来歴不明の人物。本人もピポポポとしか声?を発しない。
噂では生物兵器が自我を持った存在だと、外宇宙からきた伝説の生物だとも言われている。

公爵という皇族を除いた最高級の地位を授けられた理由としては彼らの戦闘力にある。
単機でフォーリナーの正規艦隊に匹敵するとも言われ、帝国内では現皇帝に次ぐ実力者とも。
実際に現在の公爵という地位は現皇帝が実力を認め直々に授けた地位でもある。


その恐ろしい戦闘力とは別に本人の性格は至って穏和。趣味は釣りと昼寝。好物はリンゴとハチミツ。
基本的にピポポポとしか喋らないのでいつもは副官に意思を翻訳してもらっている。


恐竜卿の領地は長閑な農業系惑星であり、農業、牧畜、林業、漁業と観光で生計を立てている。

色々と謎の多い人物であるが、フォーリナー帝国きっての穏健派であり、実力者であることは間違いない。


自作「フォーリナー貴族名鑑」における黒龍大公ミラボレアスのリメイクキャラ。

79: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:39:07 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
  • A-BETA
Artificial(アーティフィシャル)BETAの略。日本語に訳すと人工BETA。

連合などが存在している宇宙にて一時期流行った生体兵器の総称。

融合惑星にて発見されたBETAと呼ばれる生体土木機械の細胞を基に同惑星の人間が捏ね繰り回して開発した人工BETA。

駆動エネルギーは侵略生物などにも使用されているエナジージェム。
これはハイヴ内の生体変換炉に物質を投じることで同ジェムへ変化。ハイヴに立ち寄った人工BETAへ供給し、駆動エネルギーとしている。

G元素を使っていないためバジュラに狙われる心配もなく、人工BETAを解析した国家がG弾のような危険な兵器を作りだす心配もなくなった。
解析したところで開発できる代物は精々が核融合弾程度である。

兵器として開発されているため原形となったBETAよりも戦闘的な種類が多い。
重要撃級、重突撃級、攻城級、打撃級、重打撃級、重攻城級。そして戦術機級。
様々な戦闘種を生み出し使い分ける。

また資源採取用に原形となったBETA各種も改めて生み出すことも可能としており、意外と汎用性の幅は広い。

最も戦闘用個体へ回すエネルギーが優先されているため、原作BETAよりも生み出される数は減っている。減っていると言っても原形BETAの群れと比べて3割程度であるが。


セーフティとして原作BETA同様宇宙空間内戦闘力は付与されていない。
このため最悪暴走した場合でも衛星軌道からの砲撃で幾らでも対処が可能となる。

また定められた一定期間以上活動をしているとハイヴの炉からエナジージェムが生み出されなくなり、燃料が補充できなくなる仕組みとなっている。

同時に集めた資源でBETA落着ユニット作って別の天体に放出なんてこともしない。

いわゆるお利巧BETAとして作られたのが本来のA-BETAであった。

これを作った国家(マブラヴ世界。アフリカ在住。サンサルバシオンの旧AL3&AL5チームの皆さん)はきちんと幾つものセーフティを用意していたのだ。



そんでもって問題はその後の話。
終末戦争後の宇宙進出時代において幾つかの中小国家が生産コストの安さに目を付けて、それらを改造し、運用し始めたのが始まり。

低コストで大量に生産出来、元の役割として宇宙空間戦闘能力を持たない人工BETAは宇宙進出している国家からすれば非常に扱いやすい生体兵器であった。

このため予算に乏しい中小国家が対立国家との小競り合いや文明レベルで劣る現住国家を制圧するための手段として用いた。
因みに過半は無断コピーであったため開発元の国(サンサルバシオン)には料金は支払われなかった。合掌。

最もそのすぐ後に連合を始めとする列強が侵略生物やBOW(バイオ・オーガニック・ウェポン)を大々的に販売し始めたため、次第に流行が下火になっていき姿を消した。

しかしこれを扱っていたのは責任感なんてないような木っ端な中小国家たち。
そこら辺にばら撒いたはいいがそのまま放置となった群体が多数存在していた。

そんな群体たちが独自に活動を続け増殖。命令のままに低レベルな文明のいる星へとユニットを飛ばし、落着させては現地文明を襲うという非常にはた迷惑なルーチンが完成された。
いわゆる野良人工BETAの誕生である。

80: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:40:03 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
なぜこうなったのか?
それは人工BETAに設けられていたセーフティの幾つかが存在しない点である。
A-BETAが進化したのか? そうではない。こいつらを運用していた中小国が自分で適当に弄ったせいである。

どっかの国が自己改造などと言いながら諸々のセーフティを切ってしまう事例が多数存在したのだ。
まあそういうことやる奴らは大概無断でコピーや利用していた連中なんでの差もありん。

こうして原形となったBETAと同じように勝手に数増やしては勝手に惑星に入植して勝手に他天体に入植ユニットを打ち出す面倒極まる代物となってしまっていた。

一応は原形のBETAと違い根本システムはバグっていないため最終責任者が命令すれば機能は停止する。

問題は幾つもの国が扱い、放り出しているため、どのBETA群にどの国の命令を出せばいいのかもうわからなくなっている点である。
更に言えば命令出していた国が未だに存続しているかもわからない。

こうして原形BETAとは別の意味で命令を利かせられない何種類ものA-BETAの群れが今でも宇宙中で活動をしているのである。

なお元々が木っ端国家たちが改造していたため、宇宙空間戦闘や超光速航法を持ったA-BETAは生み出されなかった。
元々使い捨ててなんぼの兵器にそこまでの魔改造をしてやる価値も余力もなかったからというのが大きい。


このA-BETA。本家BETAより強いが所詮はBETA。
本格的に宇宙進出している国からすればワープもしない、宇宙空間戦闘力もないような生物に苦戦することない。
このため現在のクロス宇宙では精々が面倒な生き物その1くらいの扱いで済んでいる。

酷い目会うのは宇宙進出できていない文明の星くらいであり、その程度の文明ならA-BETA以外にもゼントランやら暴走機械やらプレスリンやらに滅ぼされることも珍しくない。

倒したところで手に入るのはG元素ではなくエナジージェムであるのも駆除されない原因の一つである。
エナジージェムを手に入れても技術的な革新は核融合炉と反重力機関程度なので超光速航法を実用化している国からすれば左程価値のある資源ではないためである。


総じて宇宙進出できていない文明には脅威だが、本格的に進出している文明なら左程苦もせず駆除できる程度の暴走生体機械というのが、この宇宙におけるA-BETAの立ち位置となった。

81: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:40:53 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
メタいこというと原作BETAの代わりとして色々な星への脅威役として扱えるよ!


ここより下は本来のA-BETAに設定された種類の中で既存BETAには存在しなかった代物となる。

重要撃級:パワードグラップラー級とも。要撃級を更に強化した種。単純に近接戦闘に強い。

重突撃級:スーパーデストロイヤー級とも。突撃級を更に大型化させた種。更に固く、早くなって厄介になった。

攻城級:要塞級並みのデカさを誇る種。触手の代わりに物理的な砲弾殻を飛ばしてくる。主に拠点攻略用として設計された。

重攻城級:攻城級の名を関しているが見た目は別物。レーザー級の眼が大量の備え付けられた攻城櫓のような形をしており、高い座高を活かして対地や対空で活躍する。

打撃級:要撃級と突撃級を掛け合わせ大型化した代物。戦術機よりもデカい。一種の破城槌の役割となっており、強力な打撃力を誇る。自衛のための近距離肉弾戦も可能。

重打撃級:打撃級を更に大型化させた代物。破城槌というより工業ドリルに近い。
打撃級でもびくともしないレベルの防壁などに対して運用される。実質移動型ドリル。

戦術機級:高出力レーザーライフルと質量大剣を備え、小型の頭脳級亜種を搭載された高級戦闘種。高い個体戦闘能力と連携能力。そして付近のBETAを統率する指揮能力を有するA-BETAにおける切り札。
数は左程多くないが、こいつがいるだけでBETAの動きが変わってくる。

82: トゥ!ヘァ! :2021/10/27(水) 19:41:25 HOST:FL1-118-109-175-6.kng.mesh.ad.jp
投下終了。

色々ぼちぼち書いていた設定集です。

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最終更新:2021年10月31日 11:20