170: 弥次郎 :2021/10/28(木) 19:57:02 HOST:softbank126066071234.bbtec.net

憂鬱SRW ファンタジールート ストパン世界編 証言録「オーバーロードの前奏曲」



「ほう、博士の娘も魔法がすでに使えると」
「母方の血筋の影響なのでしょうかね……魔力を使って治療ができるとか。
 ただ、リーゼロッテ大佐……」
「わかっている。如何に私でも問答無用に連れていくことはしない。
 ただし博士、この言葉を忘れないでほしい。人類に逃げ場なしなのだと」
「逃げ場なし……」
「彼女のやさしさは戦いに似つかわしくないように見えるかもしれないが、意思さえ固まればどこまでもいけるやもしれんぞ」

  • 原作主人公について語り合う宮藤博士とリーゼロッテ。彼女の言は正しく、宮藤芳香もまたウィッチの道を歩むことになる。



「視線で穿て!……ふぅ」
「見事だ。だいぶ様になったな。あとはこれを連発できれば文句はない」
「はいっ!」

  • リーゼロッテらの指導の結果、徐々に魔眼を使いこなす宮森しおり。眼力を物理的な破壊力に変換できるようになる。



「観戦武官からの情報では、他世界から来た日本による超音速機、そしてミサイルによるアウトレンジ攻撃が猛威を振るっているようですね」
「……なるほど。だが、いつまで続くかだな」
「ミサイルが切れた時、そしてミサイルの数を超える敵が現れた時に破綻する、そういうことでしょうか?」
「恐らくはな。融合惑星にいたBETAでさえ、航空機に対してはわずかな期間で対応した。
 ネウロイが同じようにならない保証はどこにもないだろう」

  • アフリカ戦線での報告を聞いてF世界地球連合支部の会話。その手の誘導兵器の時代を通り過ぎた連合は相手の進化を警戒していた。



「ではブリタニアでの工廠の稼働は順調ですか」
『はい。大出力のエーテルリアクターのおかげで、兵器生産やエーテルエンチャント兵器への加工も順調です。
 オーバーロード作戦が長期化することも見越して、生産は行えるだけ行って備蓄を進める手はずとなっております。
 また、他世界の軍へのエーテル技術の適応なども含め、需要は大きくなっています。正直、手が回らなくなる可能性も……』
「了解しました。次の定期便での予備品等の物資は多く出しておきます。それと、エーテル技術の作業員も可能な限り。
 直接的な戦力の動員が難しい分、ここでは貢献しておかねばなりませんから」

  • シティシスの欧州支部(ブリタニア)と通信で状況報告を受けるフラワー。一大作戦を控え、後方はその総力を挙げていた。




「キュウマル式と先行配備型の琥珀桜と……各国から派遣されてきたウォーザード達で何とかなりそうですね」
「いや、楽観はできないぞ」
「はい、ヴェルクマイスター様のおっしゃる通りです。あとから派遣されてきた人材は、どうしても訓練期間を短くせざるを得なかったので。
 最初期から訓練を受けていたグループのメンバーとうまくチームを組ませ、練度を可能な限り均一化します」
「ウィッチやウォーザード達を支えるバックアップメンバーの方も、付け焼刃に近いですからね。
 もしもの時に何かトラブルが起こる可能性は否めません」
「……可能な限り訓練を行うしかないか。フラワー、スケジュール調整は任せる」
「はい」

  • 着実に成果を上げたことで、各国から人員をさらに受け入れたシティシス。大攻勢参加の前になっても組織の拡大に伴う弊害に苦しむことに。



「これまでもっていくのですか?」
「万が一が怖い。その時、何もできないままというのは歯がゆくなるだろうからな」
「…かしこまりました」

  • リーゼロッテの専用機「ハーロット」とそのオプションユニット、密かに輸送艦に積まれ、欧州へ。

171: 弥次郎 :2021/10/28(木) 19:57:33 HOST:softbank126066071234.bbtec.net

「いよいよ戦場か……」
「緊張しますね」
「ああ。だけど、なんか不謹慎だが、わくわくしてしまうよ」
「…そういうものですか?」

  • 欧州に向かうシャングリラ艦内にて、正式にウォーザードとして任官され実戦に赴くこととなった瀬上と惠上の会話。


「これいつのだよ……」
「倉庫から引っ張り出してきた旧式を現行技術で使えるようにしたって話だがな」
「ファルマート大陸でのことと言い、本当に戦力不足みたいだな。戦線を抱え込みすぎているって話だし」

  • ゼーゴックやライノセラスといった旧式兵器のリファイン機が並ぶ光景を見て、連合の派遣兵たちの会話。




「では、地球連合の戦力供出は少数にとどまると?」
「彼らの言では、他にも戦線を抱えており、こちらに派遣可能な戦力に限界があるとのことです。
 その分、物資や武器弾薬などの面で多くの支援を行うと」
「……本当に彼らは権益などに興味がないのか、それともそれだけ余裕がないのか」
「両方ということが考えられますが、如何せん彼らの事情が断片的にしか分からない以上、なんとも言えませんな」
「ネウロイ程度に臆したのか?」
「まて、散々世話になっている彼らにそのようなことは言うものではないだろう」

  • 扶桑皇国内での会議。権益ではなく安全保障を求める連合に戸惑いながらも、扶桑皇国はオーバーロード作戦に備えていく。




「今度はファルマート大陸の外に派遣だなんてなぁ…イベントに参加できないじゃないか」
「じゃあ伊丹隊長はなんで来たんです?」
「それがお仕事だし、地球連合には散々世話になっているから、その対価で傭兵業なんだってよ」
「世知辛いですねぇ…」

  • オーバーロード作戦に傭兵業で参加することとなる平成世界日米軍。



「や、大和型が巡洋艦にしか見えない……だと……?」
「なんだあのバカげた大きさの艦艇は……!」
「どこの誰だ!連合は小規模な艦隊しか送らないと言っていたとほざいたのは!」
「我が国の艦隊が添え物になってしまったな」

  • 扶桑皇国の欧州派遣艦隊と合流する地球連合の派遣艦隊。連合にとってはまだ小規模艦隊であったが、扶桑皇国にとっては違った。



「クリスマスまでには終わるさ!」

  • 1942年4月、オーバーロード作戦のためにブリタニアに向かう人類軍の兵士たちのセリフ。

172: 弥次郎 :2021/10/28(木) 19:58:38 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
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最終更新:2023年11月03日 10:26