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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?番外編その41 AS-01「カウント」
BAE システムズ・ランド・アンド・アーマメンツ AS-01「カウント」
全長:2.4m
全幅:4.2m
全高:6.8m
機体重量:6.5t
駆動方式:二足歩行+ローラーホイール
最大速度:65㎞/h(飛行用ブースター装着時・280㎞/h)
航続距離:200㎞(飛行ブースター装着時・450㎞(機体本体の燃料含む))
固定武装
ハードナックル×2
肩部電磁フィールド発生装置×2(両肩部)
オプション兵装
レーザーランチャー付き90㎜マシンキャノン(装弾数100発・レーザー照射可能時間30秒)
脚部対歩行戦車用ミサイルランチャー×2(装弾数2発・緊急時パージ可能)
無線誘導式レーザーカッター「ホーミングパンジャンドラム」×4(コックピットブロック両側面及び背部バックパック両側面に1基ずつ・有効射程30㎞)
大型シールド
飛行用ブースター(緊急時パージ可能)
装甲:軽量型複合装甲
エンジン:新型ガスタービンエンジン(3600馬力)
乗員:1名
備考:ブースト無しで15m程のジャンプが可能
309: 194 :2021/11/11(木) 17:46:00 HOST:ai126149134096.54.access-internet.ne.jp
【解説】――日本の「グリーンオーガ」・米国の「GM」・そして中独陣営の「鉄人」。アニメやSFから飛び出して来たかの様な人型戦車の出現と汎用性の高さに、イギリス軍は
強い衝撃を受けた。何せ主力となる機甲部隊の更新は遅々として進まず、M4リッジウェイのライセンス生産に取り掛かっている所に、これ等の兵器の出現である。
一応「GM」の輸出やライセンス生産といった話は進んでいる物の、何でもかんでも米国任せというのも安全保障上大きな問題となる。何より、英国人の矜持がその現状を許さないのだ。
とはいえ、独力でこういう兵器の開発は不可能に近い。でも、何も開発しないというのも、軍事開発技術の保護から見て大きなマイナスとなる。
「何か、何か今の自分達でも開発出来そうなのは無いか?」
と頭を悩ませている所に、原作のSIS掃討時の映像が開発陣の元に届いた。そこには、日本の海襲や蒼星・フリンゼ・サーミッサといった日本の新兵器の数々が映し出されていたのだが、
その中の一つであるコマンドローダー、これに英国技術者達が食いついたのだ。
戦闘車両やパワードスーツ(36式空挺装甲服)と人型戦車の間を埋める兵器。これならば今の自分達でも、何とか開発出来るかもしれない。
彼等にはコマンドローダーという兵器の概念が、思い悩んでた所に垂らされた蜘蛛の糸に見えたのだ。・・・・・煮詰まったら適時休憩をとる。それは本当に大切な事だ(遠い目)
かくして、開発コンセプトが決定。その結果誕生したのが、小型歩行戦車とも呼ぶべき兵器(彼らはアサルトスーツと呼称した)・AS-01「カウント(伯爵)」だ。
概要を見て行こう。
まず機体の見た目は、日本のゲーム「重〇機兵ヴァ〇ケン」に出て来る主人公機・ASS-117A「ヴァ〇ケン」に酷似している。頭部カメラが単眼式なのが特徴だ。
駆動方式は二足歩行とローラーホイールによるダッシュ。このサイズの機体の脚部に搭載可能な小型ホバーエンジンが開発出来なかった為、代わりとしてこの方式となった。
一回の稼働時間は10秒。短時間で最高65㎞/hのスピードを出す事が可能。また脚部後部にターンピックを装備しており、素早く方向転換する事も可能だ。
固定兵装は、エンジンの余剰出力を使用して稼働させるリニア射出式の拳・ハードナックルと両肩に搭載された電磁フィールド発生装置だ。
まずはハードナックルから。機体の余剰電力を溜め込んで放たれるリニア式の拳の威力は凄まじく、主力戦車の複合装甲をやすやすと粉砕する。
もう一つの電磁フィールド発生装置は動きを止める必要があるが、実弾・光学兵器を問わず高い防御力を誇り、しかも機体の全周囲にフィールドが張り巡らされるのだ。
生半可な武器では、この守りを突破する事は出来ないだろう。
オプション兵装は、基本としてレーザーランチャー付き90㎜マシンキャノンと脚部対歩行戦車用ミサイルランチャーが用意されている。
90㎜マシンキャノンの弾丸は二種類用意されており、対装甲兵器用のAPFSDS弾と対軟目標兼用のHEAT-MP弾がある。そう、こう見えてこのマシンキャノンは滑腔砲なのだ。
大型のマガジンを採用する事で100発の装弾数を確保している。予備マガジンは腰部サイドアーマーのハードポイントに合計4つ装着可能だ。
脚部対歩行戦車用ミサイルランチャーは脚部のハードポイントに装着する形となっており、緊急時はパージする事も可能。威力の方も申し分無い物となっている。
そして付属しているレーザーランチャーは、本機の敵歩行戦車に対する切り札の一つであり、各国の歩行戦車用のビーム兵器にも劣らない威力を持つ。
他にも射撃と同時に使用可能な手持ち式シールドと、本機の機動性を補うべく用意された飛行用ブースターといった物も用意されており、本機の使い勝手の良さを向上させている。
そして、本機の武装の中で最も異彩を放つのが無線誘導式レーザーカッター・通称「ホーミングパンジャンドラム」だ。この兵器は実用化に成功した量子通信を使用した無線誘導式の兵器で、
二対の車輪状のレーザーカッター発生装置を射出。レーザーカッターを展開した状態で敵機に向かって襲い掛かって来るのだ。推進器にはロケットエンジンを採用。基本は使い捨てだが、
余裕が有れば戦闘後に回収して再利用も可能となっている。使用目的は近距離から格闘戦での間合いにおいて、敵機の攪乱と多方向からの飽和攻撃で敵機を撃破する為の物との事だ。
装甲には日本から齎された軽量型複合装甲を採用しており、120㎜及び125㎜弾の直撃にも耐えられる頑丈な構造となっている。
この機体及び兵装を稼働させるエンジンは、3600馬力の出力を誇る新型ガスタービンエンジンを採用。燃費を補う為のAPUも搭載されている。
こうして、英国は自力での人型兵器の開発能力の獲得に成功したのである。
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Q で、実際の所は?
A 英国面でした
ある程度は日米からの技術支援とかもあったとはいえ、英国初の人型兵器の開発という難事。これで問題が無い筈が無い(謎の信頼感)。順に見て行こう。
まずは機動性から。各国の人型戦車の最高速度が200㎞/h前後を記録する中、この機体の場合はオプション無しでは65㎞/hが限界という点。機体サイズや駆動方式の差が
あるとはいえ、実戦ではそれだけで不利を強いられかねないのだ。オプションで飛行用ブースターが用意されているのも、その辺の不利を補うのが一番の目的であり、いわば苦肉の策なのだ。
とはいえ、各国の歩行戦車と違ってある程度の飛行能力が有るというのは大きなアドバンテージでもあるのだが。ただ、当然ながらブースターは被弾に弱いので、敵機の攻撃を可能な限り
喰らわないように心掛けねばならず、パイロットにプレッシャーを掛ける事となる。
次に電磁フィールド発生装置だが・・・原作同様「攻撃と防御を同時に行う事が出来ない」という欠点が有るのだ。手持ち式のシールドが用意されているのも、その問題の解決という側面もある。
それ以外にもローラーダッシュ中やサーチライト使用中もやはり使用不可能と、意外と制約が多いのだ。まぁそれでも、数多くの射撃攻撃を無力化出来るだけでも凄いのだが。
次はレーザーランチャー。小型化にかなり難航したらしく、その皺寄せは連続照射時間が短いという所に来ている。30秒撃ち切ったら冷却及びエネルギーの充電を待たないといけないのだ。
まぁだからこそ「ここ一番での切り札」とも言えるかもだが。
そしてキワモノなホーミングパンジャンドラムだが、最先端技術を投入している事も有って整備に時間がかかる仕様となっており、稼働状態を維持するのに難儀するのだ。
その為、実機を使用しての演習では「レーザーカッターが展開しない」「途中でエンジンが止まって敵機の近くで墜落」といったトラブルが続出。また、飛翔速度もそんなに早くない為、
慣れた兵士なら逆に撃ち落とすといった事も出来てしまう程。基本的に奇襲・初見殺し用という事も有り、有効性に疑問が持たれているとか。
他にもエンジンの関係で燃費が非常に悪く、頻繁な給油が必要であり、英国の補給部隊に少なくない負担をかけている等の、こまごまとした問題も抱えている。
とはいえ、それでもとにもかくにも形に出来たのは紛れもない事実であり、今後の兵器開発において貴重なノウハウを齎したのは間違いない。そういう意味でも、開発した意義は有ったと言えよう。
因みに、ネット上の反応は
「ヴァ〇ケンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 」
「パンジャンドラムまであるのかwww何という英国面wwwww」
「一見凄そうに見えてしっかり問題も抱え込む。これぞ英国面よ!!www」
という感じだったらしい。
311: 194 :2021/11/11(木) 17:47:00 HOST:ai126149134096.54.access-internet.ne.jp
以上です。そんな訳で、今まで独国面や中国面(一度だけ仏国面)ばかりだった中、満を持して登場した英国面に汚染されてしまったヴァ〇ケンでしt←殴
しゃーないもん、ヴァ〇ケンも大好きだし(ヲイ)。少なくとも、学生時代に何度もプレイする位には。
取り敢えず元ネタを知らない人様に、機体の外観はこんな感じとなっています↓
ttps://www.amiami.jp/top/detail/detail?gcode=TOY-RBT-2298
ブースター装着時は、こんな形↓
ttps://www.amiami.jp/top/detail/detail?gcode=TOY-RBT-3514
そして、英国面を語る上で絶対に外せないパンジャンドラムは、無線誘導式の攻撃端末という形で再現してみましたw
一応原作よりも大型になっている上に、改良(ターンピックとか)も施してはいます。・・・今の自分では、これ以上の英国面の発揮は無理そうです(涙)
「紅茶成分が足りない」とか「英国面はこんなもんで済む訳ないだろ、いい加減にしろ!!」といった声も聞こえてきそうですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
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最終更新:2021年11月15日 11:45