262: ホワイトベアー :2021/12/09(木) 19:04:46 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 兵器
10式戦車
10式主力戦車(ヒトマルシキセンシャ)は大日本帝国陸軍が運用している主力戦車。帝国製の主力戦車としては70式戦車と同様の第4世代主力戦車に分類されている。
諸元
全長: 11.6m
車体長: 9.2m
全幅: 3.9m
全高: 3.6m
全備重量:96.0t(外装式モジュール装甲装着時)
乗員: 3名(車長、操縦士、砲手)
動力方式:ディーゼル・電気モーターハイブリッド式
エンジン:三菱製水冷4サイクルX型12気筒ディーゼル
最大速度:70km/h
航続距離:550km(外部補助タンク利用時には700km)
武装:48口径155mm滑腔砲×1門
:12.7mm重機関銃×2
:7.62mm機関銃×1(主砲同軸)
概要
10式戦車は大日本帝国陸軍が保有・運用している第4世代主力戦車であり、70式戦車に次いで西欧戦争後から2番目に開発された主力戦車である。
開発は三菱重工とIOPが主導して共同する形で行われ、その開発費用もほぼ全額が両社の合同出資(内訳は三菱側が1割でIOPが7割、残りは国防総省技術研究開発本部が負担)によりまかなわれた。開発の中心を担ったのは三菱重工とIOPが共同出資で創設したM&I陸上装備研究所であり、製造は車体を三菱重工が、主砲である155mm滑腔砲と自動装てん装置、砲塔部分をIOPが担当した。
主砲としてはIOPが開発し、日本製鉄所が製造する155mm滑腔砲(電子熱化学砲)を装備しており、最先端機器を用いた高度な射撃管制装置により命中率を高めつつ、本砲専用に開発されたAPFSDSと合わせて使用することで戦車としては世界最大クラスの貫徹能力のを実現している。乗員は70式戦車についで自動装てん装置を搭載したことにより、70式戦車同様に車長、砲撃手、運転の3名となっている。
もともと帝国陸軍は70式戦車の後継戦車として、2000年よりアメリカ合衆国、満州連邦と共同開発を進めていたTK-X-21を採用する予定であった。しかし、これは国際共同開発によくある意見の相違や、先進技術を詰め込みすぎたことにより大量に発生したトラブルなどにより開発期間と開発コストは増大に次ぐ増大を見せ、最終的には計画は頓挫する。
その結果、空いた枠を埋めるために急遽候補にあがり、2009年2月から6月末までの4か月間に渡る基礎試験と、同年7月から11月末までの4カ月間に渡る部隊運用試験を経て、帝国陸軍の次期主力戦車として必要な性能を備えていると評価されたため、2009年12月の国防総省装備審査会議において70式戦車の代替として採用することが正式決定された。
その後、平成22年度予算から調達が開始されるも、そのサイズと重量の問題から機甲師団である第1機甲師団と富士教導旅団、第1機甲教育旅団、整備教育学校、それに冷戦終結後解散していたが再編成が決定した第2機甲師団、第3機甲師団、第4機甲師団向けの3500両程度の調達しか予定されていない。
開発経緯
2000年代初頭、大日本帝国陸軍は依然として70式戦車
シリーズをその主力として運用していた。本戦車は名前の通り1970年に開発された戦車でありながらも、
度重なる近代化改修を施すことで優れたFCS(射撃統制システム)に55口径120mm滑腔砲と言う強力な牙と高出力力低燃費なエンジンを備え、さらに日本の優れた基礎工業力が生み出した、44口径120mm滑腔砲の零距離相当射撃を複数発耐えられる高性能な複合装甲を実戦配備時から持ち、設計段階から装甲の換装や増加装甲の装着を見越して設計されていた優秀な戦車であった。
それでも30年ほど前に開発された旧式戦車である事実は変えられず、急速に発展を続ける電子機器を搭載するには、流石に構造が非効率になっていった。
対して、日本の仮想敵国である欧州連合は2000年の欧州連合創設記念パレードにおいて最新鋭主力戦車であるXIV号戦車レオパルトⅢ(T-14)を公開。ハワイ条約機構の運用するどの戦車の主砲よりはるかに大口径の152mm滑腔砲を搭載するこの戦車の登場は、
正規戦においては大和型戦艦の主砲と空母航空団の支援の届く範囲で部隊を運用させるつもりが毛頭ない海軍ならび海兵隊はともかく、有事の際には欧州の最前線で戦う帝国陸軍および国防総省を震撼させるに十分であった。
263: ホワイトベアー :2021/12/09(木) 19:05:35 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
これを受け、帝国軍内ではこれらに対抗するために今までにない最新の技術を盛り込んだ次世代戦車の開発の必要性が各所で叫ばれ、国防総省は新型戦車の開発を決断する。
しかし、開発費の高騰を警戒した大蔵省の要望を受けた当時の石羽繁国防大臣が開発費を削減するために同盟国との共同開発を指示し、アメリカ合衆国、満洲連邦の3カ国による次世代戦車共同開発計画が2000年11月12日に開始される。
しかし、この共同開発は国際開発に付きものの要求仕様のすり合わせの段階からグダつきにより何と2年以上立っても仕様要求が固まらず、また、仕様要求の決定後もエンジン、砲、装甲などすべからく対立がおきてしまい、これのせいで開発計画は遅々として進まなかった
こうした惨状から陸軍と国防総省の一部は早々にこの計画に見切りを付け、独自の戦車開発の為に仕様を策定。(
夢幻会を通して)産業界、特に戦車開発のノウハウがある三菱重工に戦車の開発を要請する。しかし、あくまでの非公式の要請でしかなく、開発予算は企業負担としう悪条件や、冷戦終結後の予算削減による感情的しこり、なにより採算のとれる保障のない事業の投資を嫌う企業の性もあって三菱重工により当然拒否されてしまう。
その後の度重なる協議の結果、装甲車開発事業にも進出し、なおかつ大量の黒字を抱えているIOPが開発予算の七割を、国防総省技術研究解発本部の補助金で開発費の二割を負担する事で何とか三菱側も開発に合意された。
そうした経緯を経て2002年から開発が開始され、2005年には異なる主砲と機関を備えた6両の1次試作車が完成。その後2年ほどの期間を掛けて各車あたり計約16,000kmの走行試験、合計約1,800発の射撃試験を実施。その結果、現在のハイブリッド動力と155mm滑腔砲(電子熱化学砲)の採用を決定する。
この時点でTK-X-21開発計画は頓挫、2次試作車の製造は国防総省の受注のもとに行われ、1次試作車で得たデータを基により実戦的な改修が施された上で、ありとあらゆる状況や環境を想定した各種試験が富士教導旅団により実施された。
試験の結果、本戦車は都市部や泥濘地での運用に難はあるものの次期主力戦車として必要な性能は有しており、部隊の使用に供し得ると陸軍は判断。国防総省装備審査会議においても陸軍の判断を認め、翌年の2010年に10式戦車として正式化される。
同年1月20日には量産1号車が納入され、年間360両のスピードで調達が開始された。
火砲
主砲には日本製鉄所が国防総省技術研究開発本部と共同で製作した世界初の実用電子熱化学戦車砲である48口径155mm滑腔砲(10式戦車砲)を備えており、砲弾も発射薬や砲弾の構造を最適化するために設計された国産の新型徹甲弾(APFSDS)や榴弾(HEAT-MP),
対歩兵戦用のキャニスター弾を搭載している。
これは欧州連合の野戦用主力戦車であるXIII号戦車や新型戦車であるXIV号戦車を遠距離から撃破するために開発された主砲であり、APFSDSを使用した場合、距離2kmにおける2000mm以上のRHAを貫徹可能としているとされている。これは、それまでの帝国陸軍最強の戦車砲であった55口径120mm滑腔砲の同条件下での装甲貫徹能力がRHA換算で810mmとされている事を勘案してもきわめて高い攻撃力を有していると言える。
副武装としては70式戦車や45式戦車と同様に主砲同軸用に7.62mm車載機関銃を1挺、砲塔上部の車長用潜望鏡の無人銃架に12.7mm重機関銃を、砲手用ハッチ前の無人銃架には7.62mm機関銃をそれぞれ1挺ずつ搭載している。
FCSの基本的な構成は70式戦車のものを踏襲しており、照準具安定装置、自動装填装置、パッシブ型熱線映像装置、各種のセンサーと連動した大容量のデジタル式弾道コンピューターを中心としたものを搭載しており、センサーが得た情報を基に目標の種類を識別、さらに脅威度の判断を自動で行う自動索敵分類機能も搭載。さらに敵を照準する場合には射撃式装置が自動でデータベースから目標の弱点部位を精密照準し、射撃後も自動で効果判定を行うなど単車での戦闘の自動化が図られている。また、その高度な自動追尾能力と車体制御システムによりストローク射撃を可能としており、目標や自車が全力機動中であっても高い戦闘能力を発揮可能となっている。
264: ホワイトベアー :2021/12/09(木) 19:06:30 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
C4I
10式戦車はC4Iによって他車両や他部隊と戦場のデータを共有した状態での戦闘を前提としており、高度な電子装備を搭載している。これにより、10式は各車両や他部隊、偵察機や地上管制機からのセンサー索敵情報をリアルタイムで共有、その情報を連隊、もしくは大隊本部におかれている中央処理装置が分析することで、敵ユニットの脅威度をAIが判定し、各車両の攻撃目標を自動で配分、その情報を車両単位で共有するなど部隊単位の戦闘の自動化も図られている。
10式で構成される部隊は群体でありながら固体という厄介な特性を有しており、開発チームは10式のC4Iシステムを《現代のバジュラ》と称している。
また、このシステムは敵による電子戦により大隊本部との通信が途切れた場合や隠密作戦を意識して各車両にも高度なAIシステムが搭載されており、この戦術AIと自動割り振りシステムを運用する事で理論上は本部との通信が途切れた分隊規模でも問題なく部隊規模での自動戦闘能力を維持することができるとされている。
装甲
10式の防盾以外の砲塔と車体は70式戦車で採用された結晶粒微細化防弾鋼をさらに発展させたものと五重硬度防弾鋼などの圧延防弾鋼板による全溶接構造を採用しており、第三世代戦車から続く直線的な外見となっている。
また、被弾確率の高い砲塔前部および側部と車体前部には三菱重工が開発した新型のセラミック系複合装甲を70式戦車と同様に外装式モジュール形式で搭載しており、これより、想定される任務や、脅威度、任務地のインフラなどに合わせて装甲を換装することで重量を随時調節することを可能とした。
通常の外装式モジュールは外側の層を空間装甲に、内側の装甲を複合装甲にしたものとされている。この外部モジュール装甲は国防総省技術研究開発本部の公式発表では、正面装甲においては、火薬式ではあるが48口径155mm滑腔砲およびAPFSDSとHEAT弾からなる二種類の新型試作徹甲弾を用いた距離1000m間での射撃試験において直撃後も走行に支障がないという脅威的な防御力を実現したとされており、これを搭載した場合の戦闘重量は96トンと発表されている。より高度な防御力が必要な場合には重装甲Ⅰ型と命名されている外部モジュール装甲に換装されるとされており、この場合の重量はなんと122トンに達するとされている。
また、外部モジュールとは別に追加装甲として三種類の電磁装甲と爆発反応装甲も用意されており、移動要塞といっても過言ではない防御力を有している。
車体側面にはサイドスカートが装着されており、これも70式戦車と同様に6分割式で複合装甲の上部とラバー薄板製の下部に別れたものが採用されている。こちらはあくまでも小口径砲弾や榴弾の破片から履帯や転輪などの足回りを護るために用意されているとされているが、成形炸薬弾頭に対しても一定の防御力があるとされている。
動力
10式は主力戦車としては初めてディーゼル・電気式のハイブリッド動力を採用しており、新規に開発された1800馬力の水冷4サイクルX型12気筒ディーゼルエンジンとそれに直結した発電機から生み出される膨大な電気エネルギーをIOPが自動人形用に開発し、特許を有するプラズマバッテリー技術を使用したバッテリーや搭載電子機器や空調、砲塔回転、車体駆動・操向用電気モーターに給電する形を採用している。
モーターやギア類は全てが電子制御されており、4基の基の高効率ACモーターによって主な駆動力が生み出され、2段減速ギアを経由して前後部の駆動輪に伝達される。この形式を採用したことにより、従来の主力戦車と比べると駆動でのエネルギーロスを大きく削減し、低速時でも高いトルクを発揮することが可能となった。
動力部をハイブリッドとした結果、かさばる上に重量の重い駆動シャフトとトランスミッションを排除することで小型軽量化が行われ、なおかつ高出力かつ高い加速性を実現することに成功している。また、従来のトランスミッションに比べて単純で小さなギヤ部は故障が少なく保守頻度や交換部品の供給といった兵站への負担も軽く、高い信頼性を発揮可能となった。また、常時もっとも効率のよい状態でエンジンを動かすことができるので大幅な燃費の向上が可能となり、さらに余裕を持たせた発電機が生み出す豊富な電力を活かしてさらに消費電力の大きくなる兵装や機器への拡張の余裕も確保している。
また、これらの主要な動力機関は史実イスラエルのメルカバ戦車やXM1202のように車体最前部にまとめられており保守整備性の向上と、エンジン部を空間装甲にすることで兵員損耗率の最小限化が図られている。
余談であるが、このハイブリッド動力を世界で初めて搭載した戦車はドイツのフィルディナント・ポルシェ博士が開発したVK4501であり、その関係から本戦車の完成式典にはポルシェ博士の孫にあたるフェルディナント・ポルシェ氏が招待された。
265: ホワイトベアー :2021/12/09(木) 19:07:05 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
その他の装備
煙幕弾発射筒
砲塔側面にはスモーク・ディスチャージャーが8個1組で2基ずつ増設されており、これにより発せられる煙幕により肉眼だけではなく熱戦映像もさえぎる事ができる。
アクティブ防護システム
対戦車ミサイルや対戦車ロケット弾、無反動砲弾をハードキルする為に70式受動的防護装置を搭載している。これは史実イスラエル製のトロフィー防護システムとロシア製のアリーナを合わせたもので、第一段階で防護ロケットが打ち出され、それでも迎撃不可能な場合は散弾を使用する多段階防御が可能となっている。また、ソフトキル用に08式受動防護装置も搭載しており、レーダーやレーザー波を完治した場合、目標の照準と測距を混乱させるよう設計されている。
配備と運用
10式戦車は最強クラスの戦車として誕生したが、その重量の問題から運用可能な地域が限定され、特に都市部や河川の多い本州では使用しようものなら道路や架橋類に甚大な被害を与えかねない事や、世界的な情勢から機甲部隊同士の殴り合いよりも対テロ戦争での運用が優先される帝国軍歩兵師団以下の部隊と都道府県戦闘警備隊の戦車部隊には配備される予定はないく、これらの部隊には70式戦車の最新バージョンである2型SEPV3で置き換える予定となっている。
そのため、10式戦車の配備先は機甲師団および教育部隊の一部に限定されることになった。それでも平成25年までに1400両が調達され、富士教導旅団、第1機甲教育旅団、整備教育学校などの教育部隊と第1機甲師団への配備が完了。さらに今後は第2機甲師団および第3機甲師団向けの2200両と予備車両として1100両がの計3300両が製造される計画となっており、最終的には4700両の調達が予定されている。
これだけの大量導入を予定していることから性能のわりに調達コストも抑えられており、中期防衛計画では1両当たり約10億円での導入が予定されている。
本戦車の評判であるが、陸軍からの評価としては平野での対戦車戦では極めて有効であるが、歩兵支援や市街地での運用は極力避けなければならないとされている。その運用の難しさから一部からは調達を打ち切るべきではないかという意見もあるにはあるが、冷戦終結後から続く三菱との関係悪化に対しての和解と言う意味でも大量導入が決定されたと言われている。
266: ホワイトベアー :2021/12/09(木) 19:26:19 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。
どこからかハイブリッド動力を採用した重MBTを!! 一切の自重を捨てた最強の戦車を!! という電波を受信し、思った以上に筆が乗ったので
来いよ欧州、小型軽量化なんて捨ててかかって来いをモットーにし、
宇宙世紀世界でも有数の火力と機動力を兼ね合わせた陸の王者こと61式戦車5型先輩をモデルにした結果、現代に蘇ったマウスともいうべき10式戦車が誕生してしまいました・・・。
信頼性など戦車に求められる性能は一通り日米枢軸の技術力の暴力で担保できてますが、重い重いといわれているレオパル2A7VやM1A2などの現代戦車よりも最低でも30トン近く重いので、本州などの都市部が多い場所や山がちな場所では運用すればインフラが死ぬでしょうから、平時は北海道に集中配備されることになります。
wikiへの転載はOKです。
最終更新:2022年05月26日 14:52