231: モントゴメリー :2021/12/07(火) 20:02:50 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
漆黒の合衆国強化プラン4.8 ——無火自動車(圧縮空気自動車)——

無火機関車の技術を自動車に応用したもの。
すなわちエンジンのシリンダーを圧縮空気によって動作させることで稼働する。
液体燃料を積む必要がないため重量が軽くなる。それにより構造材も削減できてさらに軽量化できるという利点がある。
構造は簡易であり、希少金属を使う必要もないため製造コストも技術難易度も内燃機関式自動車と比べて低い。

欠点としてはパワー不足と航続距離の短さがある。
圧縮空気を限界まで貯蔵しても1時間程度しか走れず、最高速度も50km/h程度である。
また、灯火や車内暖房に回すエネルギーが存在しない点も厳しい。
しかし、製造コストの低さと「空気で走る」という長所はその短所を補って余りあった。
航続距離の短さも用途を短距離輸送に限定すれば問題なかった。
また仮に途中で圧縮空気が切れたとしても車体重量の軽さを利用して搭乗者や「備品」で牽引することも難しくなかったのである。

「空気を圧縮するのにコンプレッサーの使うのならば、結局は燃料を使うのではないか?」
という声もあったが、そこは「備品」を動力源とすることで解決した。

夜間に関しては原則使用を自粛するか、別途投光器を準備することで対応した。
(冬季は搭乗者に厚着させた)

これら無火自動車も戦争中は地下要塞内の輸送に大いに活躍することになる。
軌道が必要ないため無火機関車よりも柔軟な運用が可能であったし、地上でも問題なく運用できた。
内燃機関式自動車より静粛性に優れるため、夜間の偵察任務などにも用いられたという。

232: New :2021/12/07(火) 20:07:04 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp
乙元々小型軽量な分地下では確かに使いやすいな

233: モントゴメリー :2021/12/07(火) 20:10:13 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。

人生初の二日連続投稿じゃあ!!
(最初はこの二つで一つだったのは秘密)

この空気自動車。
今、世界中で研究が進んでおります。
日本でもホンダやトヨタで開発中で、トヨタのやつは2011年に129.15km/hを記録しております。

まあ、現実では「エコそうだけどエコじゃねえじゃん」ということであまり本腰が入ってませんが
漆黒合衆国ではその問題は解決しております。
(「備品」で)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2021年12月13日 23:49