78: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:38:46 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
昨日って言ってたのにすっかり寝てたー!
と言うわけで
ttps://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6907.html
ttps://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6908.html
ttps://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/7167.html
前スレ>>953-964
前スレ>>976-987
この作品群の公開できる設定集を投下します。みんなが大好きな兵器スペックとかより歴史系の話が
つらつらと……めんどくせぇ!
79: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:40:06 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
## 本世界線の基本概要 ##
1.転生者、未来人の介入なしに枢軸国を最低国力史実3倍にする。そうなるように歴史改変を行う。
2.日本史における大改変点は3つ。
一つ、大久保利通の暗殺阻止。
二つ、日露戦争の長期泥沼化、
三つ、陸軍のWW1参戦。
3.なお、都合良く米ソだけ歴史改変イベントによる国力マイナスを受ける……と言ったことはない。
4.本作は末期戦である。史実より強い枢軸陣営を米ソがありったけの国力振り絞って蹂躙する作品である。
5.本作は本来、なろう、ハーメルン連載用に作ってる作品の供養として
夢幻会を突っ込んで
掲示板に投下している作品である。供養とか言ってるが、なろう連載が出来るようにがんばろう
6.なお、枢軸諸国の国力倍増を目指すための世界史改変における重要部分は以下の通り。
一つ、
アメリカの完全金本位制移行の阻止、もしくは遅延による金銀複本位制の維持或いは再導入。
二つ、上記達成のため、青化法の発見、実用化の遅延、並びにアラスカ開発阻止或いは大幅遅延。
三つ、上記2つの達成のために、アレクサンダー・ハミルトンの死亡を阻止し、連邦党の解散を阻止する。
四つ、ヘンリー・クレイを連邦党候補として、大統領に当選させる。
五つ、金の十字架演説により、ウィリアム・ジェニングス・ブライアンは大統領に当選。
六つ、三十年戦争はイングランドにも部分的に波及し、ワイト島が一度落ちる。
七つ、ワイト島陥落により、トーマス・アーノルドが教育者として出現しない。
これにより大英帝国の義務教育制度整備は遅れる。
八つ、セダンの戦い、史実と違い、決着つかず、数ヶ月ほど泥沼化決定。
以下、日本史大改変点要素について、概要。
- 『大久保利通の暗殺阻止』……史実でも可能性があったので。その方面を強化する形で実現。
日露戦争の前年度まで生きる。
その効果
1.大日本帝国憲法について……史実にはない条項が2つ。それ以外は史実通り
→追加条項1は、『大本営』を常設とし、閣僚が参加することになってる。
→追加条項2は、『枢密院』の存在を明記。枢密院は憲法運用の監視者として帝権を輔弼する。
2.統帥大権と編制大権どちらが最終的には優越するか、明治大帝の前での史実論争
→論争そのものがなかった事に。
→そもそも大本営に閣僚が参加する時点でふたつの大権の強い対立構造が抑制。
3.公式令と軍令……公式令の中に軍を対象とする軍令が設けられている。
史実のような分離はない。その代わり、公式令の改定には軍部大臣の副著が必要と明記。
4.元老院……史実では衆議院発足とともに解散となったが、元老院の人員を何度か入れ替えた後に
元老院の同意の下で枢密院を編成、衆議院の前身組織として衆議院へと改編される。
80: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:42:09 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
- 『日露戦争の長期泥沼化』……バルチック艦隊撃滅直後に、バルチックの状況を把握していないクロパトキンによる
大攻勢が発動。「クロパトキンの最終攻勢」
クロパトキンの最終攻勢……日露戦争におけるほぼ全戦域での大攻勢。なお、補給の問題等もあり
ロシア軍の攻勢は1日で頓挫することになる。ただし、ロシア軍以上に補給問題が深刻であった日本軍は
気の緩み等もあり、完全な総崩れを起こす。
これを受けてロシア本国は継戦を選択。戦争続行が決定的となる。
第2次奉天会戦……敗北。奉天陥落。
黒溝台攻防戦……膠着。なんとか、ロシア軍の進撃を食い止める。
樺太の戦い……北樺太保障占領。
第3次奉天会戦……勝利。奉天奪還。
ナホトカ上陸戦……勝利。上陸成功。そのままウラジオストック、ハバロフスクへと進出を図る。
ナホトカ撤退戦……敗走。上陸の勢いのまま進出を図ろうとするがロシア軍の頑強な抵抗にあい破綻。
戦略的には、陽動であったため、これ以上の兵力損失を恐れて撤退へと切り替え。
デ=カストリ上陸……戦闘なし。そこから陸路と河川を利用してペルムスコエ(瓦倫)へ進出を図る。
なお、ナ・アムーレに到達後はハバロフスクへ進撃する予定。
第1次ペルムスコエ(コムソモリスク・ナ・アムーレ:瓦倫)会戦……膠着。一時期市街地まで進出したが、逆襲により撤退。
第2次ペルムスコエ(コムソモリスク・ナ・アムーレ:瓦倫)会戦……帝国陸軍砲兵の砲弾完全に枯渇。被害甚大。このことが新聞社にすっぱ抜かれて本国大騒ぎになる。
第3次ペルムスコエ(コムソモリスク・ナ・アムーレ:瓦倫)会戦……実は砲弾の不足はロシア軍も同様であり、投入された白兵戦専門部隊によってついに日本側が勝利する。
市街戦についての貴重な戦訓として、イギリスの観戦武官が注目する。
3度にわたる瓦倫(がりん)会戦により、ようやく停戦が成立。アメリカ大統領が口から魂吹きながらポーツマスで話がまとまる。
1点以外は史実通りの講和条件で。その1点とは樺太全島の日本領有が認められた。
これによる効果として、史実に比べて石油採掘技術並びに精製技術のノウハウを蓄積出来た事があげられる。
81: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:43:07 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
日本側兵力……開戦後に慌てて編成された師団は最終的に間に合わないのが史実。
この状況を受けて、4単位制旅団付き師団編成を新編成師団では一時停止。
3単位制旅団なし師団へ。なお、早急な補充が必要と言う事から、それとは別に独立旅団も編成。
師団司令部並びに師団級の戦力を持たない独立した戦略単位として運用が始まる。
『海軍は役立たず』……バルチック艦隊の撃滅で手に入れた勝利ムードがクロパトキンの最終攻勢と
時化で輸送船が沈没、1個師団が戦う前に壊滅という事態が報道され、国民世論が激怒したもの。
大勝利を得たと思っていた海軍にとって青天の霹靂となった。勝ったと浮かれてた所に
文字通り卵が投げられたのだから。
「海軍は勝った買ったと言ったが船を1隻沈められただけで日本は滅びかけ。連中は誰に勝ったのだ」
『日比谷事変』……日比谷焼き討ち事件のパワーアップバージョン。
暴動側に鎮圧に出たはずの一部陸軍部隊が暴動側についたことで武力衝突にまで発展してしまった。
クロパトキンの最終攻勢とそれに続く輸送船の沈没、それらが報道された事。そしてその後戦況の変化から
ロシア側が『自分たちは負けてないし負けることは無い。むしろ日本はさっさと折れて属国になれ』的な
「不敗演説」をポーツマスで行った事から国民がぶち切れた。
暴動にごく少数とは言え、陸軍部隊が加わった事で現状の戦争指導では負けない戦争は出来ないと
政財官軍そして元老が認識せざる終えなくなった事件である。
『兵力局設立』……戦争の長期化に伴い、銃弾砲弾、食料はおろかライフルさえ足りなくなった事から民間企業の
徴用が実施されたが、そもそもこの時代、民間に官営工場を超える品質と生産性を求めるのが馬鹿である。
日比谷事変の時は、そういった民間工場から流出したと思われるライフルも十数丁ほど確認されている。
しかし、将校の数も足りない軍部が民間工場を指導するという体制をとれず、ぶっちゃけ明治期、下手に行政が
手を突っ込むより最終的には民間の方が効率がいい時代(品質には目をつむる。品質にこだわれるほど日本人はカネを持ってない)
商工官僚と財閥関係者から編成される新たな行政機関として、内閣の元に設置された。
戦後、軍需省となる組織である。
『女性の動員』……志願兵に限り、女性の徴用も実行された。一応最前線では無く後方警備などに当てる事になっているが
戦場では多数の女性兵士による衛生兵やリアカーを走らせる輜重の姿があったと言われている。
82: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:43:52 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
- 『WW1の陸軍参戦』……史実でも構想、研究されていた形での参戦。
すなわちイギリスとロシアの全面協力の下、東部戦線に30個師団を投入すると言う計画が現実に実行された。
これによる影響は多々に渡るが、最大の特徴がファヨール理論および実践ノウハウの取得による生産品質管理
技術を身につける事が出来た事につきる。
とはいえ、そもそも日露戦争の借金が膨大(史実より膨らんでいる。一応返せているのはアメリカの投資のおかげ)
の問題から、参戦は不可避であった。ある意味でバーター取引と見なす政治家もいる(出兵、血と引き替えに借金が減る)
1.参戦時の帝国陸海軍の主な体制
2.内政状態の総括
3.おおまかな経済情勢について
4.参戦後の大まかな状況
・1.参戦時の帝国陸海軍などの主な体制
―― 陸軍 ――
帝国国防方針『平時20個、戦時40個』 これが理想であるが、日露戦争以降実際には
『平時18個、戦時30個』体制となってその状態に最適化されている状態である。
第1師団~第6師団:4単位制
第7師団~第12師団:3単位制
第13独立旅団~18:独立旅団
この構造で最適化されてしまった結果、参謀本部では戦時における下士官不足が深刻と認識されている。
対処策として実施されたのが、戦時には4単位制6個師団のうち半数を3単位制に移行し、そこから抽出された
兵員や連隊を元に予備役、後備役の招集によって無数の独立旅団を編成する策である。
予備役・後備役……史実にもあった制度を大規模に改編。予備役は退役、退官後5年間。
後備役は国家資格であり、合格したその日より10年間とする。
予備役、後備役ともに特典があり、それは家族も含めた『傷病者国家補償』
つまるところ、国民健康保険に該当する制度を受ける事が出来るという物。
また地方選挙権に限り、納税額や年齢、男女の性別関係なしに配布されている。
後備役は10歳以上で試験に合格し、年間30日の軍事訓練に参加する義務さえ果たせば
誰でもなれるので、女の子が試験に受ける事が近年の不景気から増えている。
同様の事は予備役にも当てはまり、普選の無い時代において、政治家の票田として
重要な存在である。地方選挙権のみ故に問題がないと重いのそこのあなた。
地方政治家の協力なく、楽勝で選挙に勝てると本気で思いで?
83: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:44:46 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
地方選挙権……首長は中央政府からの任命だが、議会に関しては予備役、後備役、そして国政選挙権保持者
たちの選挙によって運用されている。
陸軍省と参謀本部、そして『軍需省』について……日露戦争後すぐに、軍需省が作られた。
軍需省の主な仕事は帝国陸海軍双方の兵器の調達と徴兵業務、後備役の管理である。
その仕事内容と、日露戦争後すぐさま編成された事から、実態は商工、内務、外務、大蔵、陸海軍の出向者たちから
形成され、兵器調達の重要性から、軍需省内部のポストは特に陸海軍で毎回殴り合いとなっている。
リアルに殴り合いとなっている。部隊内の賭けになるレベル
―― 海軍 ――
史実との変更点は、日本海海戦の大勝利を喧伝することが出来なくなったために、自信喪失が見られる点である。
そのために、せっかく山本権兵衛がなんとか独立した海軍省を設立できたのに、その主な業務が広報のお仕事になってしまっている
点があげることが出来るだろう。
とはいえ、戦力に関しては日露戦争戦後不況のダメージを史実に比べて受けなかったためか、史実同様の規模になっている。
軍需省での殴り合いの結果でもある。
海軍における予備役・後備役について……海軍においても予備役、後備役の制度が整えられているが、海軍後備役はかなりの難関であり
また、事実上、商船学校などに行かないととれない仕組みになっている。
ただ、商船学校などには後備役資格保持者の数に応じて補助金が下りる仕組みになっているせいか、ほぼ全員取らせる感じになっている。
ちなみに義務教育期間中に陸軍だろうが海軍だろうが、後備役試験に向けての授業が月3回用意されている。
高等教育機関の場合は月2回となっている。
軍需省との関わり……この世界線でも相変わらず陸軍はロシアを、海軍はアメリカを仮想敵国としている。それ自体は良いのだが
日本が島国と言うこともあって、海軍偏重の政策は合理性を持って受け入れられ、軍需省が責任を持って軍艦やその他兵装類の発注を
管理している。
84: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:45:18 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
―― 軍需省 ――
史実にはない組織。企画院もどき。あくまでも現段階では商工、内務、大蔵、外務(何故いる?)と陸海軍の出向者たちからなる組織。
内閣兵力局を前身とする。後備役の管理と陸海軍兵器調達を取り扱っている。
毎回、軍需省内部のポストは商工、内務、大蔵、外務(何故いる?)と陸海軍の代表者たちの殴り合いになる。
陸海軍出向者たちは特に激しく、部隊内で賭けの対象になるほど。
その前身組織の特徴や軍官僚では無い官僚たちが多数在籍する事から、軍部大臣現役武官制の対象外。
また、その組織のあり方から、『帝国国防方針』の策定にもかかわっており、史実の政治家が軍事をガチで知るつもりが無い
それがある程度緩和されている。と、同時に軍人たちの政治音痴も多少は減っている(『多少は』)。
本組織の設立は、日英同盟の同盟国、イギリスから注目されており、一部では研究対象となっていた。
それ故にWW1発生初期、国家総力戦、長期総動員令が必要となる情勢が決定的となったとき、その基本ノウハウを
確立させていると考えられていた日本へのイギリスからのアプローチは強く、そんなイギリスを知ってるロシアフランスからも
様々なアプローチを受ける事になる。
尤も、研究の結果、日本から実際のノウハウを提供された際、イギリスはその少なさと実りのなさに失望もしている。
(だが、ロシアには間違いなく福音となっている)
―― 内務省武装警備隊 ――
史実に無い組織。日比谷事変と言う大事件において、国内の重大事件時に真っ先に軍が出撃すること
そして、軍が下手を撃ったとき、カバーできる能力が無いことを問題視した事で編成された純軍事組織。
2個師団相当の兵力、装備を保持し、帝都東京および京都大阪を非常時には軍より先に守護する事になっている。
本組織の編成が原因で、軍需省内部のポスト争いにおいて、陸海軍が一定のけりを付けた後必ず対内務省で
共同戦線を張ることになっており、兵器調達時の陸海軍の争いはある程度抑制効果を発揮している。
なお、2個師団相当と記載したが、師団編成は取って折らず、連隊が最大の単位となっている。
85: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:46:48 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
・2.内政状態の総括
アメリカ1907年不況が史実に比べて小さかったため、日露戦後不況が抑制されている。
また、その後のアメリカ経済の復興に伴い、東アジア全体への投資量が増えたこと、野猿(簡易モノレール)による
道路や鉄道に頼らない簡素ながら流通システムが整いつつある事から史実に比べると様々な部分が改善されている。
が、史実では大幅に軍縮に軍縮に軍縮を重ねた事で発生する混乱も起きている。
特に平時18個師団を維持する陸軍だが、これは明確に樺太という領土の獲得から史実のような師団廃止を強行させる
政治圧力に対抗する材料となっている。あれだけの犠牲を払っておいて、樺太を守れませんなんて言えぬ。
言ったら第2次日比谷事変である。
野猿(簡易モノレール)は日露戦後、バイク趣味にハマった日本で最初のバイクを作る人がロープをエンジンで引っ張る形式の
ゴンドラを作った事から始まっており、アメリカの投資家から得た資金であちこちに作った。
これが一定の儲けになることがわかった時点で、財閥が参入し各地に作られ始めている。燃料はこの時点ではすべて輸入。
なお、簡易モノレールとはいえ、鉄鋼需要が増大したことから、民間の鉄鋼企業が少しずつ設立され始める。
この状況下で、WW1に入り、ファヨール理論と日本経済界は出会う。
・3.大まかな経済情勢
史実に比べて上向き傾向。特に朝鮮半島を併合せず、あくまでも保護国の状態でおいているため
史実に比べて軍の消耗が激しく、樺太という直接的な領土を得たため、また国民の間では
アジア限定とは言え
ロシア本土に殴り込みをかけることが出来たという自信から、現状でも守れると言う判断に繋がっている。
とはいえ、そのままと言うわけにも行かず、便宜上大韓帝国のまま、内部は3つの藩王国に解体している。
大韓帝国帝室とその直轄領たるソウル。そして百済、新羅、高句麗の3つの藩王国である。
解体理由は……朝鮮貴族に政治を任せられるわきゃねーだろ。今の政治体制を一新しなきゃ……
かといって中央集権にしたら、現地支配層の大きな協力が大前提、ならその協力を小さな範囲で良いような形に……
結果が、大韓帝国帝室の人員の中から適当な奴を藩王とする3つの藩王国への解体である。
実情は、それぞれの藩王国は総督府支所に勤める日本官僚たちが采配している。
そして、日本が全額持っている朝鮮半島縦横鉄道以外は全部それぞれの独立採算制を取っている。
日本国内へのインフラ整備としては、なんだかんだで都市部および太平洋産業ベルトを結ぶ道路、鉄道整備に
多額の公共投資が行われている。それだけの投資が行える最大の理由としては1907年不況が史実に比べて
弱く、日露戦争時にせっかく作った物が運んでいる間にぶっ壊れると言った事例が多発した事から。
とはいえ、日本の基礎工業力に絶対的に必要な電力が足りていない。
また、戦争外積を返さねばならないが故に、史実同様十分な電力がある大陸に進出する企業を支援する体質は
史実と変わっていない……。
86: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:47:32 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
・4.参戦後の大まかな状況
海軍とつきあいの長い住友財閥がフランスで特許あさりをした際、生産性も品質も倒産寸前から大幅に改善した
コマンボール社の噂を聞き、史実において経営理論のファヨール学派の始祖、ファヨールと接触したことから
日本が日露戦争中から軍需省管轄でやっていた事と結びつき、未熟ながらQC(クオリティコントロール)を確立させるに至る。
特にパレード分析と散布図、PDCAサイクルの3つの成立が大きな事に繋がっている。
また、史実で検討された東部戦線30個師団派兵が実行に移された事から連合国内部での発言力は史実より向上している。
ただ、統帥大権の問題からロシア軍の統制下にない軍隊であり、またいかにロシアイギリスの十分な協力があれど
シベリア鉄道を通じてえっちらおっちら来てる環境の問題から、イギリスの補給支援や兵器供給があろうが積極的な攻勢が無い。
ただ、結果論ではあるが積極的な攻勢が無いが故に、30個師団のプレゼンスは大きく、また日露戦争時の記憶から
西部戦線並みの塹壕陣地が早くから作られている。なので、ドイツ軍になんとしても警戒するべし敵有力戦力として東部戦線
全体の圧力になっている。とはいえ、一切攻勢に出ないのは問題があり、ブルシロフ攻勢に参加、この経験から
帝国陸軍オリジナルの連隊戦闘団に当たる戦闘群連隊を編制するに至る。
また、30個師団全部最前線に送り込んだことで、下士官不足から新たな師団編成に問題があると見なされた事から教育
プログラムに手が加えられ、最終的には諸外国から『ハイローミックス』と呼ばれるドクトリンへと行き着く。
少数精鋭火力主義の戦闘群連隊ととにかく数をそろえた突撃歩兵隊からなる軍隊である。
87: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:48:18 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
・『世界史改編部分の簡略説明』
一つ、アメリカの完全金本位制移行の阻止、もしくは遅延による金銀複本位制の維持或いは再導入。
二つ、上記達成のため、青化法の発見、実用化の遅延、並びにアラスカ開発阻止或いは大幅遅延。
三つ、上記2つの達成のために、アレクサンダー・ハミルトンの死亡を阻止し、連邦党の解散を阻止する。
四つ、ヘンリー・クレイを連邦党候補として、大統領に当選させる。
五つ、金の十字架演説により、ウィリアム・ジェニングス・ブライアンは大統領に当選。
六つ、三十年戦争はイングランドにも部分的に波及し、ワイト島が一度落ちる。
七つ、ワイト島陥落により、トーマス・アーノルドが教育者として出現しない。
これにより大英帝国の義務教育制度整備は遅れる。
八つ、セダンの戦い、史実と違い、決着つかず、2~3ヶ月ほど泥沼化決定。
日本を初め、世界に波及したやっかいな歴史イベント、1907年不況というのがある。
これは1906年にサンフランシスコ大地震が発生し、その復興資金を得るために大量の金が市場から
回収され、イギリスの国庫から準備金がすごい速度で減って言ったことからイギリスが介入して始まった。
ちょうど史実日露戦争の時期に重なったこともあり、世界中が金不足に陥った。
日本においても東アジア全域から金不足が生じ、大陸からなんとしても金を稼がないと外国への
借金を返せない状況となり、また国内インフラへの投資できる資金不足に陥った事から
すでに電力インフラが整備されている、大陸への工業資本の大流出を招いた。
このイベントを緩和するべく、アメリカを金銀複本位制でしばらく固定させるために、史実よりも
アメリカの国内投資を推奨するとともに金不足によるデフレに苦しんでもらう。
そのためにアレクサンダー・ハミルトンには生きていてもらうし、東海岸開発を優先させアラスカ開発を遅らせる。
金の十字架演説を大統領に当選した理由にさせ、程なくして、青化法とアラスカ開発を解放する。
こうすることで、1907年不況を緩和するとともに、アメリカの金銀を世界市場、特に東アジアへの
投資資本として活用する。
そのためにはイギリスにも多少近代化に遅れてもらう必要性があるので史実でも世界的に遅れていた義務教育を遅らせる。
イギリスに近代化をちょっとだけ遅れてもらう事で金のマネーサプライを世界全体で絞ってもらう。あくまでも少量であり
かつ、労働者階級の暴走しやすさを作り出すためである。
史実1887年にグラスゴーで新たな駅と地元サッカーチームが誕生するので、それに併せてフーリガンとなった労働者によって
パブでマッカーサー、もしくはフォレスト兄弟をぶち殺してもらう。こうすることで青化法の実用化を遅らせるとともに南アフリカの
金山開発を遅らせてもらうためである。
そして、フランスのセダンでは、フランス式の軍事機構や軍事理論の利点をドイツ式で塗りつぶさせない結果を求めての事。
ドイツ軍が数時間ほどシャロン軍編成に気がつかず、シャロン軍が進出してきた事で泥沼化した。
88: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:48:58 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
―― 第2次世界大戦の主な陣営・主要国 ――
- 『大連合(グレート・ユニオン)』……正式名称「偉大なる諸国民の平和連合規約」に参加する国々
基本的には、米ソのこと。米ソの結婚とまで称されるほどの蜜月関係を形成している。
WW2の時、大連合連立司令部と言うあくまでも作戦指導の助言を行うという建前の統一司令部が
編成され、米ソ、そして協商関係者が連立司令部に出入りしている。
- 『枢軸国(アクシス・パワーズ)』……正式名称「防共と世界平和のための枢軸同盟条約連絡会議」
枢軸とはぶっちゃけドイツの事を示す古名みたいな物なので、
ドイツ様によるドイツ様のためのドイツ様のアンチ共産主義同盟。米ソを完全に敵国と見なす軍事同盟である。
WW1からの因縁により、犬猿の仲の日独が前兆無く(そう見えた)手を組んだことはイギリスの首相が
「東洋外交は不可思議」とか言い出したレベルだったそうな。もちろんそれで内閣は倒れない
一般的に、三大盟主国と呼ばれる日独伊とその仲間たち(衛星国)から成り立つとされる陣営。
南米のアルゼンチンとベネズエラも反米目的で参加している。
- 『協商国(ワールド・エンテンテ)』……正式名称「世界相互理解協定」
世界が大連合と枢軸国で分裂していく様は前世紀の超大国、大英帝国と老大国フランスの脅威であった。
ので、作った。大英帝国とその植民地や衛星国、同じくフランスとその植民地や衛星国からなる陣営。
陣営を作った後、容赦なく大連合と枢軸国に「どっちの仲間になって欲しい?」とオークションを開き多額の
カネや技術がこのオークションで披露されたり流れまくったりした。結果論ではあるがこの時の披露が
世界全体の技術水準をほんの少しだけ引き上げた。最終的に大連合の同盟陣営に落ち着いた。
継続大戦停戦時の勝ち組と言う評価もある。
89: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:50:42 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
―― 第2次世界大戦時の各種戦線 ――
大日本帝国の場合
前半戦
満蒙戦線、沿海州、南方戦線、セイロン島南部、ペルシャ戦線
後半戦
上記+南米戦線、インド沿岸南部戦線、ザバイカル東部戦線、バルカン軍団
帝国陸軍の簡略概要……少数精鋭火力主義大量突撃ドクトリン。
戦闘群連隊と狙撃砲兵、攻勢砲兵に突撃歩兵隊の4種の組み合わせで戦う事を基軸にしている。
少数精鋭火力主義を体現する戦闘群連隊と狙撃砲兵
大量突撃を象徴する、とにかく数を揃えるだけ揃える事を目的とした突撃歩兵隊とそれを援護する
取り合えず脳死して規定数の砲弾をぶち込むだけの攻勢砲兵
この4種の組み合わせで戦線を形成し、戦闘群連隊と狙撃砲兵が主力となって積極的な攻勢作戦により
中隊単位での分隊分合進撃を繰り返し、混乱と包囲下の敵軍を大量突撃で挽き潰す物である。
それ故に、これを前提とした運動戦を求めた装備体系と、とにかく生産性のみに特化した装備体系が
ごっちゃになっているところがある。
帝国海軍の簡略概要……漸減ドクトリン
基本的には史実と変わらない。唯一史実との変更点は平時から海上護衛総隊が編成されており
積極的な広報活動を行っている点である。国民から石を投げられたのがそれだけトラウマ。
悩みの種はその結果、栄光の連合艦隊より海上護衛総隊の方が国民受けが良いこと。
簡易概要
『満蒙戦線』……後のザバイカル東部戦線。
『沿海州』……文字通り沿海州。占領の手間がかかるのでいくらかの制圧後、無視されている
『南方戦線』……文字通り南方戦線。バンパレンが最重要候補であり、本土決戦派もバンパレン駐留軍による
攻勢発起に合わせて動けば大連合の大軍も2~3度ほど跳ね返せると考えたほど。
『セイロン島』……文字通りセイロン島に上陸して生じた戦線。後にセイロン島全域を占領したが沿岸のインド方面からの
爆撃に悩まされている。
『ペルシャ戦線』……帝国陸軍が構想した戦争計画としては主戦場はインド洋であり、もしも可能ならペルシャの油田地帯
或いは沿岸部を制圧することで、大英帝国の石油供給網およびソ連へのレンドリースを完封できると考えた。
こうすることで大英帝国の離脱を狙うと言う物である。こうして形成されたのがペルシャ戦線である。
しかし、実際には折れず、その戦争計画は破綻した。
90: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:51:21 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
『ペルシャ戦線外周部』……インド方面、パキスタン(イギリス領インド帝国からの攻撃に対しての防衛戦)
イラク方面、チグリス・ユーフラテス(バグダット占領計画立案。実行に移されるかどうかは……)
対ソ連方面(北部、ペルシャ帝国軍、英国軍、そしてソ連軍の共同戦線、尤もペルシャ帝国軍は西部に陣取りソ連とは敵対)
『南米戦線』……枢軸参加国、アルゼンチン、ベネズエラの2国を援助するために日独伊が共同で形成したもの
元から無理をいってやってる事なので、日独伊の3国で増強1個師団が編成出来る程度の兵力しか存在しない。
あくまでも軍事教練と枢軸諸国が提供する航空機の飛行訓練のためという名目である。
とはいえ、場所が場所なので、日独伊、3国ともに少数精鋭戦力を派遣するとともに、2~3日程度に限り
全力戦闘が可能な状態で送り込んでいるとともに、日本の場合、1回の補給を約束している。
1回と言われているのは補給の難しさから。それとは別に、必ずどんなことがあっても1回は補給便を必ず出すと言う意味。
尤もそうやって形成された軍はアルゼンチンにせよベネズエラにせよ、両国にとって尤も信頼の置ける有力な戦力となって
酷使されている。
『北支方面守備隊』……この世界戦、何度かの武力衝突こそあれど、日中戦争(シナ事変)は発生していない。
満州国は成立せず、WW1の後、成金とはいえ羽振りの良くなった日本に取って大陸をぶん殴るほど市場独占を図る
うまみが薄れているためだ。とはいえ、満蒙連合自治政府という事実上の満州国もどきはある。
『何故こうなっているのか?』……史実の陸軍の戦争計画と海軍の戦争計画、その両方同時に進めているため
史実陸軍はインド洋を主戦場として、イギリスを圧迫、
イギリスの戦争離脱からのアメリカ講和を目指した。
史実海軍は南方資源地帯+アルファを要塞化し、敵より多数の機雷、潜水艦、航空機の飽和攻撃により
敵艦隊を漸減。水上艦隊がこれにとどめを刺す。
これを10年耐えればアメリカに勝つと言った構想を持っていた。
戦争の前半は陸軍優位の戦争計画で南方資源地帯+アルファの要塞化を進めつつインド洋主戦場で戦い
その計画が破綻すると海軍の漸減作戦+大一撃講和論へと変化していくことになる。
91: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:52:21 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
『兵器行政にかかわる事項』……大日本帝国の各種兵器類、38式は2年早い36式。理由としては民間の工房での生産を前提と
しているため、民間への技術指導が必須であり、そのために例え試用試験が中途であっても
急ぎ正式採用する必要性があったためである。これを起点に
史実兵器類が生産性がある程度改善された上で、ほぼ史実スペックの状態で、2年ほど早くに採用されている。
史実5式中戦車は3式に、百式短機関銃は98式に。
『航空機に関して』……史実より4年早い採用となる。理由として、重砲の運用を徒歩運動戦において諦めた
部分をカバーするべく、地上作戦協力(近接航空支援:CAS)を陸軍が望み、海軍の漸減がこれにかかわった
事で、軍需省海軍航空部が積極的な主導権を握った点がある。
『史実試作兵器の取り扱い』……特記事項が無い限りは制式採用まではこぎ着けた事にする。
なお、史実で10を超えない程度しか生産されていない物に関しては数百ほど生産されたと仮定する。
『兵器生産数』……特記事項が無い限りは戦車、装甲車、航空機などに関して、史実生産数に+2.000する程度と見なす。
これは、史実試作兵器で10と満たない生産数の兵器には当てはめない。
- チハ……史実生産数の3倍 ・隼……史実生産数の3.3倍
- ゼロ戦(96式)……史実生産数2.9倍 ・二式大艇(38式)……史実生産数2.7倍
- 5式砲戦車……1200両
『日本製制式採用架空兵器』……現地回収、現地改造品では無い代物。
ブラックボックス。後付け用に具体的な詳細は描かないが、主に次の通り
1.ゼロ戦……史実ゼロ戦とは別物であるが、この世界におけるゼロ戦に該当する96式艦戦の系譜に位置する最終機体。
つまりは、史実の64型の生産性向上型である。なお、史実ゼロ戦の派生兵器類は史実に比べて減っており
単純な性能向上型では無く、別物としての採用に至っている。普通に烈風が生産されているので必ずしも
こいつが出る必要性あったのか? と言う声も多い。
92: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:53:03 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
2.6式戦車……史実5式は3式中戦車として採用された後に開発が進み、1946年に量産第1号が生産された。
史実でも6式中戦車チセと言う物が計画されたようだが、あくまでも書類上の計画であり、詳細は不明。
本作においてはかなり難しい計画ではあったが、戦局の悪化を受けて最重要計画として進められ
劣化ティーガー2レベルの能力を有する戦車として生産されている。
あくまでも劣化ティーガー2であるため、火力と正面装甲こそ頼りになるが足の遅さや側面装甲、機械的トラブルの多さ
その他諸々の問題点や何よりも70トンという重量問題、生産性の悪さなどから
いかに生産能力が向上した日本といえど、生産、および運用能力を超えていた事もあって
満州軍需工房および相模陸軍造兵廠でのみ生産され事実上、関東決戦兵器と呼ばれている。
(日本の関東平野、そして関東州とも言う満州のことから)
生産数200ほど
3.2式砲戦車2型……史実ホチに該当するもの(ホイではないので注意)。
突撃砲(駆逐戦車)であり、回転砲塔と側面装甲を捨てた完全待ち伏せ型の車両である。
あくまでも6式戦車完成までの繋ぎとしての製造であり、史実4式に相当する2式中戦車の車体をベースにしている。
尤も、戦局悪化に伴い、製造に必要な資材不足から、制式採用されたにもかかわらず実際には
史実ホロの方が作られてしまう事になっている。生産数は300ほど
4.荷車付き自動二輪車……島津モーターが国産量産型オートバイク2号として大正元年に生産、販売開始したしたNMC号に目を付けた奴が
リアカーにそれをくっつけたのが始まり。
それいらい、こんな感じの三輪車による輜重部隊の編成が細々と行われている。
5.野猿……簡易モノレール。エンジンでロープを引っ張って貨車を引っ張るとか、そんな感じのもの。島津モーターの人がやったのが始まり。
道路整備や鉄道を作るのに比べれば比較的楽に出来るのであちこちに広まった。日露戦後不況が史実より緩和された結果でもある。
そのため、帝国陸海軍ではあくまでも簡易的な物として補給路に野猿を整備している。
6.G18計画……史実にもあった戦時量産型空母。航空機搭載数は史実と違い40機までである。1隻に終わらず最終的に6隻が就航
7.大和型について……幻の3番4番艦、信濃、紀伊ともに完成している。尤も紀伊は装甲空母である。
それとは別に超大和型も未完成品が終戦時にドックに転がっている。
8.その他陸軍架空兵器について……あくまでも制式採用されたものに限る。現地魔改造などは含めず、ブラックボックスで
あと5~6個ほど追加を認める物とする。その際、M26パーシングをタイマンでは撃破出来ない
を基準とする。
9.その他海軍架空兵器について……史実に計画だけあった建造計画などの多くが実現している。その上で史実の開戦時艦艇数385を
2倍以上超えないようにする。その範囲で好きにしてよい物と考える。(つまり770隻までなら好きにしろ)
例によって細部はブラックボックスである。
93: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:54:21 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
小さいけど重要事項的なやつ
- 野猿の効果……簡易的なロープモノレールであり、焼き玉エンジンのような簡素な構造のエンジンを利用しているのもあり
なんだかんだで、広く最低限の工業知識の流布に影響を与えている。また、北樺太油田や豊富な炭鉱のおかげで
野猿普及時に限って言えば燃料代が外貨を圧迫するような事も無い。
- バイク……島津モーターが野猿の焼き玉エンジンを作った事やNMC号が軍に納品された事で史実に比べると広く普及し
北樺太油田の石油のおかげで、黎明期の燃料代が外貨を圧迫する自体にはらない
―― 簡易年表 ――_
1949年12月、大日本帝国降伏。WW2終結。「11年待ったクリスマスプレゼント」
1950年6月、継続大戦。
2001年9月11日、ソ連崩壊。米ソ東西冷戦終結。
_____________________________________
初期構想:1953年3月、スターリン死去。同年同月、ワシントンクーデター(鎮圧)
1953年4月、停戦合意。
1953年6月、バンコール国際経済再生条約同盟設立。
1960年12月、ベトコン誕生。
1964年6月、日本海継続戦争(東アジア再継続戦争とも)、釜山に押し込められていた韓国軍が北進
日本が参戦し、それに呼応して中国が参戦。日中戦争へ。
1971年8月、ニクソンショック……バンコール国際経済再生条約同盟からのアメリカの離脱願い提示。
新たな経済再生機構の設立を各国に訴える。
1981年2月、レーガン大統領、レーガノミクス発表。米国経済の統制の終了を宣言。
1981年3月、米ソ、第2次デタント努力目標条約締結。東西双方で大軍縮が始まる。
1991年 湾岸戦争、米ソ両軍がついに対峙する。イラク側に少数ながらソ連義勇兵。
2001年9月11日、ソ連崩壊。米ソ東西冷戦終結
2001年9月、アメリカ『継続大戦勝利宣言』
2001年9月、ロシア連邦『大戦時代終結宣言』 英仏これを受託する旨を発表。戦争の百年はここに終わる。
______________________________________
94: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:55:01 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
上記の上でその後の日本については、平成の段階で以下のような感じ。
ルートX……日本が反共軍国主義路線を露骨に貫く形。継続大戦において、半島などで被爆した少年兵など
の事例から、あくまでも自主防衛路線を可能な限り行いたいと言う考えから来ている。
結果論ではあるが、それ故に経済復興が遅れてもいる。バンコールと日中継続戦争の恩恵を受ける形で
史実より遅れた経済復興を果たしていく。
とはいえ、80年代から始まる世界的な統制経済の完全解除と大軍縮の流れを拒否し続けている。
『21世紀最後の反共軍国主義』、反共がかかわると狂犬となる軍事大国。
国号:日本皇国 国是:反共軍国主義
ステレオタイプジョーク……「集客に困った観光ホテル。一計を案じる。『宿泊料の一部を防共活動に寄付します』
と言う看板を出した。日本人がいっぱい泊まりに来た」
――軍事
日本皇国国防陸軍……理想『平時20個、戦時40個』、現実『平時18個、戦時30個』
もはや伝統。
日本皇国国防海軍……制海艦構想の恩恵を受けた形、アメリカからの購入という形で軽空母(SCS)2隻所有。
とはいえ、状況次第では米軍の作戦に組み込まれる前提の契約であるとともに
老朽化が激しく、完全国産の軽空母4隻建造計画がある。
日本皇国防空軍……本土防空を担う空軍組織。
日本皇国制空軍……空母艦載機や戦略兵器の取り扱いを一手に引き受ける組織。いわゆる第2砲兵と
海軍航空隊が合体した感じの組織であり、殴り込み用の陸戦師団も1個保持する。
限定的ながら核兵器や弾道弾の運用も行う空軍という名前の海兵隊と言うのが近い。
なお、核兵器と言うが、ニュークリアシェアリングであり、米軍の核兵器をリースしている事に。
ルートY……世界とかかわった結果がWW2と継続大戦である。結果として鎖国主義を発症した。
とはいえ、完全鎖国では経済的にも防衛的にもやっていけないことは明白であり
史実での旧日米安保条約を軸においた長期防衛力強化経済力優先路線で乗り切る事となった。
具体的には最初の10年は軽武装で経済優先。次の10年は少数精鋭化で経済優位
最後の10年が目指せ国民皆兵、核武装、軍事優先の30年計画である。
今でも新安保条約への更新はされておらず、アメリカも困ってる。
国号:日本国 国是:貿易立国鎖国主義
――軍事
日本国陸上防衛軍……『平時12個、待機8個、戦時21個』
日本国海上防衛軍……史実自衛隊と類似した編成、戦力
日本国航空防衛軍……史実自衛隊と類似した編成、戦力
日本国後備総軍……国民皆兵を基本においているので、国民には年2週間の
軍事訓練への参加が義務づけられている。そこからさらに志願者に
年4週間の軍事訓練を受けることで後備総軍へ平氏として2年間登録される。
核兵器……米国の強い監視下にある事で、保持していない。一応ニュークリアシェアリング出来ないかという話に
なっているが、国内の反発も強く現実に至っていない。
95: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:55:47 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
ルートX’……夢幻会投入バージョン。ルートXをベースに夢幻会が主導権を握ったことで無理な軍備維持などを行わず
史実に比べれば遅れる物のバンコールの利益を存分に使い、本来のルートXより素早く富裕国に行き着く。
尤も継続大戦を止めるための暗躍で作り出した、カバーストーリー『廃滅作戦』のインパクトが強く
軍の指揮権に米軍が介入している自体に陥っている。
核兵器のシェア交渉にうまくいっているが……事実上2発までと言う言質も取られている。尤もそれで十分だが
ちなみに核開発関係は強い監視状態におかれ、原子力発電への投資、技術研究は殆ど進んでいない。
――軍事
日本皇国国防陸軍……平時20個、戦時25個。理想は捨てる! 時代に合わせるのだ!
日本皇国国防海軍……軽空母は今はいらない。旧軍時代の葛城・笠置・紀伊を後生大事に抱え続けるのだ!
無茶を言っているがそれを半世紀抱え込む。
日本皇国防空軍……本土防空を専門とする
日本皇国制空軍……空軍を名乗る戦略兵器を取り扱う海兵隊のまま。その代わり陸戦師団は陸戦旅団へと規模縮小。
核兵器も見せ札としての運用にとどまり、戦略級1発、戦術級1発ずつ。
投射手段は小型のRT-23に酷似した列車搭載IRBMに絞っている。一応SRBMも開発しているが
あくまで開発しているだけで配備されていない。
ルートY’……夢幻会投入バージョン。ルートYをベースにもうちょっと世界に興味を持たせようと奮闘中。
後備総軍は計画だけで、廃止。国民皆兵とか金のかかる事やるのやめようぜ。せめて学校で軍事系座学の授業を
月数回程度で……といった感じにされている。世界への関わりから積極的なPKFに乗り出している。
アメリカの中国との関係の悪さなどから樺太、台湾を事実上領有する自体になる。
事実上というのは名目上は国連委任統治領であるため。
――軍事
日本国陸上防衛軍……『平時15個、待機5個、戦時20個』
日本国海上防衛軍……大まかな編成、戦力は史実通り。
日本国航空防衛軍……同上。
―― ルートZ ―― もしも夢幻会がWW2直前(1ヶ月前後)にやってきたら?
Z1……本土決戦は行われず、粘り強い交渉と核兵器という見せ札の運用により条件付き降伏。
継続大戦では、旧帝国陸海軍を主力とする国連軍がクロマイトを行う事になると思われる。
Z2……こちらも本土決戦は行われない。インド洋は捨て、海軍の漸減ドクトリン一本に絞る。
樺太からは撤退。南満州の死守を基本とする。
ただし、セイロン島のイギリス海軍基地などは安全確保のために攻略、本格的な反攻作戦が
行われ次第、撤退予定。このような形式で戦争が進み条件付き降伏。
継続大戦でどうなるかは……現時点では一切想定していない。
96: 名無しさん :2021/12/13(月) 01:58:38 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
大変長くなりましたが以上になります。
まぁ、たびたび口にしてますけど、本作には後付けしやすいように意図的に「決めない」部分、ブラックボックスを
多数含んでいるので……まぁ、こんな風に微妙な所で肩すかしを食らう内容かも知れません
一応、なろう、ハーメルンでの連載を目指してここ2~3年ほど構想を続けてきた作品なんですが、いっこうに始められない
と言うわけで夢幻会を突っ込んで供養としてここに投下させてもらいました。
夢幻会を最初から突っ込んだルートZは折角だから初めから突っ込んだらどうなるだろう? と言う感じで突っ込んだ結果
もう完全新作じゃね? 扱いきれんわと言う感じに……。
長くなりましたが、終わります。今まで楽しんで頂けたら幸いです
最終更新:2021年12月14日 09:18