291： 194 ：2021/12/19(日) 20:55:29 HOST:ai126197009096.18.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化＆銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン？番外編その44 とある馬が超大陸世界のUMAに転生したようです・番外編その3
あれから月日は流れ・・・。
カナリハヤイネンは今も余生を過ごしている。大成した子供達が競馬（UMA部門）を賑やかし、トリプルターボの子供達と何度も死闘を繰り広げ、競馬界を盛り上げている。
自分の気質・才能をもっとも色濃く受け継いだエライタフヤネンが凱旋門賞を制覇・親子制覇を達成した時は、年甲斐もなく喜んだものだ。
その一方で、辛かった事も有る。両親との死別、そして・・・永遠のライバル・トリプルターボが亡くなった事だ。
アイツは・・・どうしていつもいつも、俺を置いて先へといってしまうのか。そんな思いに駆られて落ち込み、体調を崩したりもしてしまった程だ。
とはいえ、落ち込んでばかりもいられない。それこそアイツに笑われるのがオチだ。
だからこそ、生きれるだけ生きて沢山の土産話を持っていく。アイツが退屈しない様に。
そんな事を思いながら過ごしていた、ある日の事。その知らせは突然やって来た。
その日のお昼時、厩舎で餌を食べている所に血相を変えた厩務員（男性）が飛び込んできた。
厩務員「お、おい！大変だ！」
- 飯を食べている時に、一体何事だというのだ？そんな忙しない行動してると、禿げるぞ？
厩務員「誰が禿げるだ！・・・っと、それどころじゃない。実はお前の事を見学したいと予約が来たんだが」
見学の予約？そんなのはいつもある事だろう？
厩務員「その予約を入れて来たのが・・・ついこの間この世界に転移してきた、ウマ娘となったトリプルターボとお前だったんだ！」
モグモグ・・・・・
ブバッ！？！？！？※食べながら盛大に噴き出した
厩務員「ブワッ！？こら！食べながら突然噴き出すな！！ベトベトになったじゃないか！！」
か、堪忍や！！わざとやないんや！！
というか、トリプルターボと俺！？というか、ウマ娘！？色々と訳が分からんぞ！？！？
292： 194 ：2021/12/19(日) 20:56:00 HOST:ai126197009096.18.access-internet.ne.jp
軽くパニック状態となりつつも、どうにか心を落ち着かせて厩務員の話を聞く。
話によると・・・何でも日本を超大陸にした日本の神様とやらが、今度はウマ娘とかいうアニメやゲームのキャラ達やその関係者・家族等を、この世界の日本に呼び込んだらしい。
それだけでも訳が分からんが、そのウマ娘とかいう種族に自分やトリプルターボがなっているらしい。しかも前世の記憶を持った状態で。
予想の斜め上を突き破る事実に呆然となる。取り敢えず気になるのは、言葉的に雌になったらしい自分とトリプルターボの事だ。一体どんな容姿なのか。
厩務員「ちょっと待ってろ、イラスト持ってくるから」
そう言って厩舎から出ていく厩務員。暫くすると、少し大きめの紙を持って戻って来た。
厩務員「ほら、この二人が明日見学に来るんだぞ。お前から見て右のウマ娘がトリプルターボ。左のウマ娘がカナリハヤイネン、お前だ」
そこに写っているイラストを見る。そこには赤とピンクの派手な髪の少女と、栗色の髪を束ねた（ポニーテールとかいう髪型らしい）少女のイラストが映し出されていた。
人間そっくりだが馬耳と尻尾が付いており、人間では無いと一目で分かる外見だ。
- まさか、死んだら人間そっくりな雌になるとは思わなかった。にしても、人間の想像力というのは訳分からんレベルで凄いな。
厩務員「まぁどんな顔をして会えばいいか分からんかもだが、せっかく会いに来てくれるんだ。変な真似とかするんじゃないぞ」
厩務員が俺の頭をなでながら、そんな事を言う。まぁ彼の言う通り、今あれこれ悩んでも仕方がない。実際に会ってから考えよう。
- 個人的には、身体の一部分（バスト）が明らかに負けているのが少々気にかかるが、そこは触れないでおこう。
～その頃のお好み・鉄板焼き「ごっつ旨いねん」二回居住スペースのカナの自室～
カナ「誰がまな板やねんゴラァァァァァ！？！？！？」
トリー「カ、カナ・・・・・！？」
明日の見学に備えてカナの部屋で準備をしていた二人だが、カナが突然絶叫した事に目を白黒させるトリー。
カナ「あ、いや・・・何かまな板呼ばわりされた気がして、つい」
トリー「・・・・・」
- 本当に大丈夫なのだろうか？親友の突然の奇行にジト目を返すトリーであった。
293： 194 ：2021/12/19(日) 20:56:30 HOST:ai126197009096.18.access-internet.ne.jp
以上です。本当は今回で終わらせるつもりでしたが、予想以上に難航してしまい、取り敢えず今出せる所を出す事にしました。
種牡馬も引退し、のんびりと過ごしている所に飛び込んできた出来事に、牧場もカナリハヤイネンも目を白黒させていますが、流石にやむを得ないかと。
因みにトリーとカナですが、今回の見学の少し前にトリーの生まれ故郷の方にも訪問しています。自分のお墓を目にした時はとても複雑な心境でしたが、
子や孫達は今も元気に過ごしており、トリーを見て女性に変わった父若しくは祖父に最初は驚きこそした物の、最終的には嬉しそうに懐いています。
あ、厩務員とカナリハヤイネンがまるで実際に会話している様に書いてますが、マキ〇オー
シリーズの様に会話している自覚は無いけど会話が成立しているような感じです（ヲイ）
さて、このシリーズも次回で最終回。カナリハヤイネンとトリーとカナの再開シーンと相成ります。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。
294： 635スマホ ：2021/12/19(日) 21:01:20 HOST:119-171-250-56.rev.home.ne.jp
乙です。
そりゃ困惑するわ。
最終更新：2021年12月20日 13:50
