117: 657 :2022/01/04(火) 00:55:53 HOST:59-190-65-38f1.kyt1.eonet.ne.jp
憂鬱SRW支援ネタ 歴史の断片 ZoT幕間Ⅷ



「ユーコンの戦術機部隊は全員新型OSに換装してもらう、残念だが既存の機動概念は全て捨て去ってもらうがな」

「ぜ…全機ですか?」

「そうだ、我々のところで更新は済ませるが衛士はそうはいかない、これから君等にはシミュレーション漬けになってもらう」

「なに、我々は実戦そのものの状況を再現出来る、貴様らは存分に戦死してもらう、命は無くならないのだからな」

連合軍の指導教官とプロミネンス計画参加衛士達の会話
彼等が後に各国の指導教官として働くことを見越し、超短期コースとしてフルダイブシミュレーションによる実戦そのものの戦いが叩き込まれることになる。


「もう無理…、なんなんだよあのRX-78ガンダムって機体…」

「いくらビーム兵器持ってるからって、一撃で管制ユニットを撃ち抜かれてるわ…まるでこちらの動く方向を完全に予測してるみたいに」

「あれでも、初期のデータらしいぜ…いきなりバズーカをぶん投げてそれを撃ち抜いて誘爆させるなんて神業、ほんとにそんな人間がいるのかよ…」

「アルゴスどころか、暴風(バオフェン)と同時にかかっても倒せなかった…MSってのは黎明期の機体でもあれだけ動けるのかよ…」

フルダイブシミュレーションで連日様々なシチュエーションで実戦そのものの教導が行われグロッキー状態のアルゴス小隊

RX-78ガンダムとの戦闘シミュレーションであるものの、「L5戦役時のアムロ・レイ」の戦闘データが入力され擬似的なNTを再現したソレはアルゴスのみならずプロミネンス計画参加パイロットを絶望の淵に叩き込んでいた。
管制ユニットを殆どの戦術機が一撃でビームライフルで撃ち抜かれ、接近戦を挑もうにもビームサーベルで一瞬で切り捨てられる状況が多発。
各部隊が合同で挑むものの、その先読みしたかのような機動に翻弄され白い悪魔の恐怖を衛士達に刻み込んでいた。

118: 657 :2022/01/04(火) 00:56:33 HOST:59-190-65-38f1.kyt1.eonet.ne.jp

「少佐殿、あれは?」

「ああ、村雨研から新しく運び込んだMSだ、そういえば中尉はあまりガンダムタイプは見たことなかったか?」

「はい、しかし随分とフレームが剥き出しのような…それにあの巨大なオプション装備、あれもテストを?」

「ああ、こいつは装備をテストするための機体だからな、全身にオプションを装備できるように装甲を外されている部分もある」

オプション装備の地球外惑星におけるテストとデモンストレーションのために格納庫に運び込まれたRX-9「ナラティブガンダム」を前に唯依とタケミカヅチの会話

対艦、対拠点攻撃装備であるA装備が装着され異形の機体となっているナラティブは各国の注目を集め、飛行テストには多くの人間が集まることとなる


「そういえばC装備はどうするんです?あいつもテストをするんですか?」

「馬鹿言うな、アレはいざという時の備えだ、衆目の前には晒さんよ」

「ユニコーンタイプのサイコフレームの予備パーツで作ったC装備…この機体でどれだけ性能を発揮できるか未知数だしな」

「『不死鳥』も『ハルユニット』も下手に動かすわけにはいかん基本的に母艦で封印だ、他の研究員にも伝えておくんだ」

村雨研、研究員同士の会話

非常時に備え戦闘で使われるA装備、B装備の他にユニコーンタイプを制作した際に使われたサイコフレームの予備パーツでこの世界でもC装備が制作されており、更にナラティブのサイコミュ能力を増幅するための追加装備が極秘裏でトヨアシハラから輸送されていた。

そしてリタ・ベルナル専用機として調整に戸惑っていた「不死鳥」の姿も存在していた…



「あの巨体があそこまで高速で飛行するのか…ビャーチェノワ少尉どうした?」

「いえ、あの機体と見ていると妙な感覚が…」

「(ESP能力者が反応する…?あの機体には何か特殊な装備が積まれているのか?)」

サンダークとクリスカの会話

ナラティブガンダムに搭載されたサイコミュとテストをしているヨナの思念を感じ取り違和感に戸惑うクリスカ
その様子をみてサンダークは連合の機体が超能力を増幅する装備が積まれていると推測し始める。

119: 657 :2022/01/04(火) 00:59:24 HOST:59-190-65-38f1.kyt1.eonet.ne.jp
機体紹介


RX-9 ナラティブガンダム

動力 プラズマジェネレーター

装甲 ガンダリウム・コンポジット

武装 A装備
   B装備
   C装備
   連合及びOG連邦規格武装使用可能  

特殊 テスラ・ドライブ Eフィールド

村雨研で運用されているガンダムタイプの一つ
原作同様装備のテスト機体のため一部の装甲が外されフレームが剥き出しになっている箇所が存在している。
ベース機は大洋が試作したガンダムタイプの一つを村雨研が運用しやすいように独自改修が施されている。

機体データ収集のために大洋の機体としては久しぶりにコアブロックシステムが搭載された機体であり、腹部のコクピット部分にはコアファイターが収められている。
今回ユーコンに持ち込んだ装備は原作の特殊装備3種、A装備などにはサイコミュが暴走した際に抑制するサイコキャプチャーなどが装備されている。

パイロットはヨナ・バシュタ、「不死鳥」が暴走した際に抑止するため対サイコミュオプションがトヨアシハラから送り込まれている。

120: 657 :2022/01/04(火) 01:00:08 HOST:59-190-65-38f1.kyt1.eonet.ne.jp
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最終更新:2023年08月27日 20:05