299: 名無しさん :2022/01/23(日) 07:15:04 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
【ネタ】OGクロス会話集8 【融合惑星篇・時系列無視】 改訂版
「全然ダメ。作り直し」
「な、なぜです?」
「きつい言い方するとこれを作る目的は、子供たちに自らお小遣いを吐き出させて、人型機動兵器の扱いになれてもらうことでしょう? やってて楽しくない時点で失格」
「……俺たちが一から作った方がいいかもなぁ」
連合の支援を受けて、国内に設置する戦術機シミュレーター(ゲーム)を作成する日本帝国。
「斯衛軍の一部が、世代機の機体仕様に異議を唱えている?
将軍の名代として来た紅蓮大将の認可を得たアレにか?」
「ええ。できうる限り向こうの要求を聞き、転移事件で入手したクロスボーン・ガンダムのデータを流用し、何度も向こうと議論を重ねて決定したあの機体仕様にです。
家名や地位を振りかざして、そりゃあもう大変でした」
「家名や地位を――か。ふざけやがって。
向こうがその気なら、かつて准国主の大名であった芹沢伯爵家当主として受けて立とうじゃないか。
宮城へ行く。藤田中佐、お前も来い」
ようやく決まった次期近衛機体の仕様に近衛の一部がしつこく異議を唱えていたため、『教育』することにした芹沢技術少将。
「これが当家の家紋、金鵄紋です」
「これはなんというか……ずいぶんハイカラですね」
「かっこいい!」
「戦国時代には、先輩の家と同盟結んでたんですよ。よく伊達や相馬に攻め込まれてたんで」
(ご先祖様、転生者でドラクエ好きだったんだろうな――)
SMSやミスリルとの懇親会で、携帯を使って自分の家の家紋を見せる本田大尉。
「えーと……ネロさん?」
「なぜ首をかしげる?」
「本当に地球人サイズになれたんだ……」
懇親会後、マイクローン化したネロに驚くA-01部隊。
「これほどのものを譲渡してくるとは……」
「向こうもそれだけ必死なのでしょう」
「今は亡き彼らのボス、ミスタ・Auは、資源を持たない自国を憂いていたな……
やり方はともかく、愛国者ではあったのだろう。残された彼らは、その遺志を継ぐつもりのようだ」
アマルガムの日本の残党と接触する大洋情報部。
300: 名無しさん :2022/01/23(日) 07:15:51 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「領土奪還に協力しろだ!? こちらの言葉を無視しておいて!!」
「荒れてますねえ……気持ちはわかりますが」
中華人民共和国と中華民国の要求に荒れるジブリールへ、憐憫の眼差しをむけるアズラエル。
「あの……この人は誰なんです?」
「東方志朗。僕の高校時代の柔道部の先輩で、総合格闘技ヘビー級王者。
そして彼女を妊娠させて、スポーツ推薦で入った大学を入学式前に退学になった人です!」
「なに余計な事言ってんだ!?」
「言いたくもなりますよ! 僕らの大学推薦が危うくなくなったんですよ!?」
「俺としては、お前が士官待遇なのが不思議でならん」
「段間! お前は俺が通信制の大学出てるって知ってんだろ!」
悠陽の超人化を知った
夢幻会が、原作
登場人物の資質を探るためA-01部隊にガンダムファイター級の人員を送り込む。
「ゼヒィ……ゼヒィ……ゼヒィ……」
「た、たった……半日の……体力錬成で……」
「止まるなー、クールダウンだ。
ところで午後から気功術含んだ技術教導だけど、お前らも出る?」
「え、いいんですか?」
「高校の時、ほんの少し教わって以来だな」
レスリングと柔道の金メダリストと総合格闘技王者から、最新理論で徹底的にしごかれるA-01部隊。教える側の三人はその日の夕食後、自分たちの競技の練習もしっかり行った。
「うわ……」
「戦術機があんな動きをするのか……」
「飲まれるな! あの程度なら、俺たちが仕込んでやる!」
演習を見て驚く前島正樹や冬馬巧らA-01候補生に、発破をかけるベルリオーズ。
「おいおい、恥ずかしい真似はやめとけよ」
「なに!?」
「武家のくせに千代田の刃傷を知らんのか?
実弾演習で白銀がキレたら、お前らなんか1分持たんぞ」
上層部に期待されている白銀武に嫉妬した一部の斯衛が嫌がらせしている所に、割って入る東方志朗。試合前のフェイスオフで鍛えた話術で、言葉巧みに意識を自分へと誘導した。
301: 名無しさん :2022/01/23(日) 07:16:34 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「上層部の前で、立ち会わせればよい。できれば真剣で」
「真剣で……ですか?」
「言い訳ができなくなる。
よほどの馬鹿でもなければ、理由をつけて逃げるだろう」
東方志朗と斯衛軍の一部の馬鹿がもめた件で、月詠真那の相談を受ける一目連。
「昇進おめでとうございます殿下」
「ありがとう。早速だがこれに目を通してほしい」
「『冥王計画』、ですか……え……嘘……
こ……こんなものを本当に造れるとお思いですか!?」
「もちろん。だから君を呼んだ」
大洋連邦に出向した香月夕呼、中佐になった天川宮慶仁から『冥王計画』の書類を手渡される。
「金剛神掌! 天覇龍鳳拳!」
「マジかぁ……あいつマジかぁ……」
「霧の水雷艇くらいなら、生身で沈めても不思議じゃないよ……
どうしようお姉ちゃん?」
「……出来る限り情報を集めて、霧のネットワークに上げよう。
上にぶん投げるんだ」
東方志朗の気功術の鍛錬を見てしまった、霧の艦隊のアシガラとハグロ。
人物設定
東方志朗
F世界へ出向した坂本光のライバルにして東方流玄の息子。非転生者の夢幻会会員。
体格は小柄な父と違い、バスケット選手だった母親に似たため196cmと長身。
幼い時から父・流玄から古武術と気功術を学び、坂本光と同じく14歳で免許皆伝となる。高校では坂本光、段間獏と3年間同じクラス。部活は柔道部で、本田菊の先輩。
高校柔道で好成績を残していたため大学推薦されるも、4月に彼女の妊娠が発覚して入学式直前に大学を退学になる。その後両親に土下座し、いくつかの条件を飲んでプロ格闘家として成功するまで支援してもらっていた。
それから数年で総合格闘技のヘビー級王者となり、結婚した彼女との間に二人目の子供にも恵まれたが、L5戦役が始まったため大会も開催されなくなりタイトルを一時返上中に大尉待遇で軍に引っ張られた。
結婚した経緯のせいで女に対して節操が無いと思われがちだが、そんなことはなく後輩たちの面倒見も良い。
現在搭乗している機体は坂本光のおさがりのMFヤマトガンダムの改修機だが、シャドウミラー系の特機の操縦者候補として名前が挙がっている。
302: 名無しさん :2022/01/23(日) 07:17:34 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
以上です。
手直ししたら斯衛軍の馬鹿の生き残りが、余計ひどいことになったような……
ここまで残った連中は、クーデターした奴らからもいらないと思われてたんでしょう。
まとめへの転載は自由です。
最終更新:2022年01月29日 13:43