839: モントゴメリー :2022/01/01(土) 00:03:53 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
漆黒の合衆国強化プラン4.9 ——AM(Air Motar)
シリーズ——
合衆国陣営で開発された兵器。
圧縮空気や蒸気圧により砲弾を発射する迫撃砲である。
「空気圧を用いる迫撃砲」のアイデアは合衆国が初ではない。WW1においてオーストリア=ハンガリー帝国は「ルフトミーネンヴェルファー( Luftminenwerfer)」という兵器を実戦投入している(製造メーカーはドイツ帝国)。
ルフト(Luft)とは空気、ミーネンヴェルファー(Minenwerfer)は爆薬投射機という意味のドイツ語である。
戦後、ドイツからこの兵器の情報を入手した合衆国はパテントを購入し独自開発を開始する。
利点もあるが扱いづらいこの兵器は本家のドイツやオーストリアでは廃れてしまったが、合衆国で更なる発展を遂げたのだ。
合衆国は「『素材』調達人」のツールとして空気銃を長らく活用している経緯から圧縮空気の取り扱いに熟達している。
そして、付随する各種インフラが揃っているのも有利に働いた。
欧州で廃れた理由の一つに「前線で圧縮空気を確保するのは困難」と言うのがあるが、合衆国には空気自動車と蒸気自動車があった。
これらの自動車を戦場に派遣し、貯蔵タンクから圧縮空気や蒸気を補充すれば良いのである。
また、合衆国自慢の工業力を用いて空気カートリッジも大量生産した。
これにより、自動車が無い環境でも継戦能力を確保している。
もう一つの欠点である「射程の短さ」は克服出来なかったが、合衆国軍はそれを看過しても余りある利点があると判断した。
その最たるものは「静粛性」である。
火薬式火砲と比較して発射時の音と閃光が著しく少ないのである。
これは決定的な利点である。
「対砲兵射撃」を実施する際には、音響ソナーと閃光観測により相手の位置を特定するが、それが非常に困難になるという事である。
(対砲兵レーダーはまだ実用化前)
つまり射程圏内に踏み込んでしまえば一方的に射撃できるという訳である。
これらAMシリーズは各種口径のものが開戦前に実用化され各部隊に配置されていた。
開戦後は射程の関係で主に前線の歩兵部隊に対する直協支援に活躍。日英同盟軍の最終突撃を幾度も粉砕した。
大口径のものは要塞砲兵を中心に配置され迅速な陣地転換により最後まで同盟軍を苦しめた。
また軽量であることを活用して遊撃戦を展開。特に夜間に空気自動車を用いての同盟軍陣地への砲撃は同盟軍には正に悪夢であった。
840: モントゴメリー :2022/01/01(土) 00:04:23 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以下に、AMシリーズ各種のデータを添付する。
重量:約40kg
射程:約500m
重量:約120g
射程:約800m
重量:約250㎏
射程:約1200m
重量:約350㎏
射程:約1500m
重量:約700㎏
射程:約2000m
841: モントゴメリー :2022/01/01(土) 00:07:26 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
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漆黒合衆国ちゃんへのお年玉でございます。
お父様が「空気銃は野戦では使い物にならないのが残念」と仰っていましたので野戦で使えるものはないかなー
と思い探したところ、ありました。「空気式迫撃砲」
やっぱりね、我々が考えるようなことはリアル先輩が既に通った後なんですよね…。
最終更新:2022年01月20日 12:37