71: 194 :2022/01/14(金) 21:55:30 HOST:ai126151072116.55.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その6 乙世界の世界と日本の現状


さて、マ〇ラヴ並みにヤバい状態となっている乙世界だが、接触時の我が国や世界はどういう現状だったのか。
そこに至るまでの歴史を簡単に振り返りながら見て行こう。

1999年7月のある日、世界各地の国々の首都上空に突如出現した蒼黒い雲の様な物。それは空を覆い尽くす数の「兵器の様な生命体」を多数発進させ、人類へと襲い掛かった。
人類と蒼空邪軍との戦い。後に「蒼空大戦」と呼ばれる、種の存続をかけた過酷な戦いの始まりだった。
当然ながら人類側は迎撃態勢等取っている筈も無かった事も有り、奴等の無差別攻撃の前に甚大な被害を被り、夥しい犠牲者達を出す事となった。
中には最初の一撃で政府首脳が全滅するという事態に遭った国も複数あり、その後に出現した敵陸戦部隊や敵艦隊の猛攻も重なって、敗走に次ぐ敗走に繋がっていく。
当然日本も激しい空襲を受け、首都・東京に甚大な被害を被る事となる。
そんな状況での不幸中の幸いは、政府及び皇室が国内の行事の為にたまたま首都を離れていた事であり、辛うじて襲撃を免れた事だ。
その為、指揮系統が失われるという最悪の状況を回避する事が出来た。また、皇室が無事だったという事実は、その後の日本国内の窮状の中、皇室自らも日本各地で激励に努めた事も重なり、
日本人達の心の支えとなっていく。
さて、大きな被害を被りながらも防衛出撃と自衛隊の奮戦で、辛うじてそれ以上の被害の拡大を防ぐ事の出来た日本だったが、国内は騒然となった。
問題点が多すぎて纏めるのが大変だが、一つ一つ見て行こう。
まず敵の正体が判然としない事。最初はどこかの国のテロ行為なのかと疑われたりもしたが、使用していた兵器が余りに古い事(何せレシプロや直線翼ジェット機が主力だったのだ)、また世界中から
同じ勢力による物とみられる攻撃が相次いでいる事から、その説は否定された。
しかし、あらゆる手段で呼びかけが行われた物の、奴らはそれに答える事無く、そればかりか各地に激しい空襲を繰り返しているのだ。
しかも、同じ勢力の物とみられる所属不明の艦隊の襲撃も有り(威力偵察の小艦隊だった為、損害無しで撃退出来た)、更に中国沿岸で謎の生命体による強襲揚陸が行われているという
未確認情報すら入ってきている。
そして在日米軍だが、大統領が空襲で死亡したという情報が入り、代理である副大統領が本土防衛を優先した事も有り、その戦力を随時引き上げていったのだ。
日本政府は引き留めにかかった物の、米本土も激しい攻撃を受けている事も有っては無理な相談だった。
ただし、流石に見捨てるのも気が引けたのか、日本各地の在日米軍基地やその関連施設に貯蔵されている武器弾薬及び燃料を「持って帰る事が出来そうにない」といって、全て無償譲渡してきたのだ。
流石に在日米軍の将兵達も一種の罪悪感を抱いており、せめてもの罪滅ぼしとして独断で実行に移したのだ。なお独断で決定した在日米軍司令官だが、同盟国の信頼を破る決定に負い目があったからか、
この決定に関しては不問としている。
やむなく日本は独力での防衛を決定したのだが・・・・・ここで足を引っ張る連中が大声を上げだした。
言うまでもないだろう、野党やカスゴミといった売国奴共だ。曰く


「自衛隊の出動は憲法違反!というか自衛隊その物が憲法違反!自衛隊を解散し、我々は平和憲法と共に誇り高く滅びるべきである」と。

72: 194 :2022/01/14(金) 21:56:30 HOST:ai126151072116.55.access-internet.ne.jp
余りにも現実を無視した暴言に、時の首相は


「貴方方は国民の命と憲法9条、どちらが大切なのか!!」


と絶叫したのだが・・・・・ここまでの激務で疲弊していた体に止めを刺してしまう事となり、直後に倒れて入院。そのまま帰らぬ人となってしまった。
自衛隊が懸命に防衛戦を続ける中、急遽憲法改正と敵対勢力との戦いの是非を問う解散総選挙が行われる事となった。
売国奴共はここぞとばかりに政権交代の工作を仕掛けたのだが・・・・・、それは国民達の怒りに火をつける事となったのだ。
それはそうだろう。今そこに有る現実を無視して、脳内が腐りきったお花畑()な理想を抱えて死ねといわれて「はいそうですか」と聞く馬鹿は居ない。
もし居たとしたら、その人物は間違いなくキ〇ガイとしか言いようがないだろう。
逆に政権与党は、野党やそれに与するカスゴミ等の売国奴を徹底的に攻撃。この選挙を経て首相となった和泉 又太郎(いずみ またたろう)が選挙活動中に叫んだ


「売国奴達が日本を滅ぼそうとするなら!私がぶっ壊す!!」


という言葉が、その時の選挙を象徴する言葉となったのだ。
かくして、選挙は与党・自由前進党が大勝・次点で新しく結成された日本防衛党が大半の議席を確保。売国政治家達は軒並み議席を失うという記録的大敗を喫したのだ。
追い詰められた売国奴達は武力蜂起を行おうとしたが、公安と人としての良心を残していた情報提供者達からの通報を受け、残らず逮捕。外観誘致の罪で刑場の露と消えた。
その後は憲法改正及びマスコミ改革等の各種改革を大車輪で推し進め、大急ぎで体制を整えていく。
かくして内憂外患の内の内憂は完全に取り除いた物の・・・その前途は多難だった。
新たに蒼空邪軍と呼称される事となった敵勢力の進撃は留まる事を知らず、中国沿岸及び朝鮮半島は完全に失陥。琉球列島と台湾は辛うじて人類の手に有る物の、シーレーンが脅かされる事となる。
他方に目を向けると、北米は東海岸及びカナダ東部は失陥・ロサンゼルスに遷都して防戦に努めている物の、世界最強の米軍をして押され続けている有様だ。
米国でこの有様である。他の地域はもっと酷く、北方に目を向けるとロシアはモスクワが陥落し、首都はオムスクまで後退。その後更なる戦局の悪化を受けてノヴォシビルスクにまで後退している。
ヨーロッパはポーランド・ドイツ東部が陥落。ベルリンも奪われ、防衛線はライン川沿岸まで後退している。アフリカも北部の多くを失陥。現在赤道ラインを絶対防衛権として定め、決死の防戦を敢行しているという。
中南米は主要攻撃対象から外れているのか所領地の失陥は無いが、各地から逃れて来た膨大な難民の為に治安が悪化。場所によっては無政府状態寸前な所まで有る。
しかも蒼空邪軍による通商破壊の影響も有って流通網もズタズタにされており、更なる政情不安を誘発している。しまいには蒼空邪軍を「神の使徒」と称し、粛々と滅びを受け入れるべきであるという
カルト宗教の誕生すら確認されている。しかもこの酷い現実に絶望してか、少しずつだか信者数を増やしてすらいるという。
豪州方面に目を向けると、ニュージーランドは完全に失陥。オーストラリアも沿岸部の都市を次々と失い、陥落も時間の問題となっている。
再び日本の方に目を戻すと、世界中の混乱の影響で資源・食糧の輸入が困難となり、窮乏状態が急速に広まりつつあった。
政府は強権で物資配給の統制を行い、辛うじて破綻は免れたが・・・シンクタンクの報告によると、状況が大幅に改善されない限り、遅くとも開戦5年目には過半数の国民が飢餓線を彷徨う事になるだろうという
レポートが提出されるまでに至る。

73: 194 :2022/01/14(金) 21:57:00 HOST:ai126151072116.55.access-internet.ne.jp
そんな中、先進国各国はこれ以上の人類の版図の喪失の阻止を目的に、遂に禁断の手段に出た。大規模な核兵器の使用だ。
後先を考えない全力で行われたこの攻撃は一定の効果が有り、さしもの蒼空邪軍も目を覆いたくなる様な大損害を被った事から、抜本的な戦力の立て直しを余儀なくされる事となる。
ここに至るまでに、人類はその版図の凡そ半分を失っていた・・・・・。

その間に世界各国は戦力の再建を必死になって推し進め、通常戦力の立て直しと共に最終的な切り札となりうると信じられた核兵器の増産と、全く新しい戦力である戦娘の部隊の結成を急ぐ。
様々な弊害を無視して結成された戦娘達は、シミュレーター上とはいえ予想を上回る戦闘力を発揮。人材の確保に苦慮しつつも一日も早い実戦投入が急がれた。
その一方で民生はギリギリまで切り詰められており、放射能による汚染も手伝って流通網は更に混乱。一刻も早く決着を付けねば国家の瓦解すら起こりかねない。生き残った各国はそこまで追い詰められていたのだ。

そんな中、福島県東300海里の公海上に謎の黒い大きな穴が発見される。蒼空邪軍の物なのかと緊張が走ったが、それらしき戦力が出現する様子が無い。
その為、その穴の正体を調査すべく海軍護衛艦「あさぎり」に、志願者を乗せて調査へと向かわせた。そして・・・・・超大陸世界との接触に成功する。
この出来事が、この世界に一筋の光を齎す事になるのだが、この時点ではまだ誰も知る由は無かったのだった。

74: 194 :2022/01/14(金) 21:57:30 HOST:ai126151072116.55.access-internet.ne.jp
以上です。乙世界の現状を可能な限り簡単に追ってみました。
しかし書いてて思ったのですが、末期戦の描写は本当にヤバい(汗)。末期戦患者が色々とヤバい理由を垣間見た気がします。まだマイルドに書いてこれですからねぇ・・・。
これよりキツイ描写なんて、素面ではとても書けんわな(滝汗)
そして我が国の売国奴共は、どこの世界でも平常運転でした。現実を無視して腐り切った理想()を壊れたテープレコーダーの様に繰り返すだけの愚者達ですが、国民の怒りと共に消えました(愉悦)
この一連の描写が、今回の貴重な癒しスポットでした(ヲイ)。というか、そうとでも思わないとやってられん!!
さて、具体的な接触の描写ですが、シーズン2と被らない様にしないといけないのも有り、かなり難航しそうです。まぁ気長にお待ちください(そればっかりだなorz)
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2022年01月27日 18:09