908: 弥次郎 :2022/01/31(月) 23:16:35 HOST:softbank060146116013.bbtec.net

憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編設定集【対母艦級BETA試作兵装】


試作99式200㎜対大型種電磁投射砲

製作:帝国軍技術廠/国連横浜基地兵器開発部門
装弾数:20発
装弾方式:大型ボックスマガジン
給電方式:背部バッテリーパック方式
銃身冷却方式:カートリッジ式ガス冷却
弾種:榴弾 徹甲弾 徹甲炸裂弾 特殊徹甲弾(S-11弾頭)

概要:
 帝国軍技術廠が開発したレールガンの一種。

 元々、ローレンツ力を利用した兵器というのは各国で開発が進められていたものであった。
 既存の火薬を用いた火砲よりもエネルギーロスが少なく、高い威力を発揮できると期待され、頑丈な個体も多いBETAに対して有効と考えられていたのである。

 そして、1999年8月のG弾炸裂後の融合後、帝国軍はいつの間にやら史実の試製99型電磁投射砲 EML-99Xを入手している状態であった。
これのデータを確認し、帝国軍では対BETA、さらにはその中でも大型種に対する切り札として期待することとなった。
 しかしながら、肝心の部分は横浜基地から提供されたブラックボックスであり、その能力を活かすには途方もないバックアップが前提となっていた。
供給できる数に限りがあり、万が一の際のメンテナンスの問題、さらに消費される弾薬などを鑑みて、帝国ではこれの制式採用を見送ることとなった。
確かに配備できるだけの数は存在してはいたのだが、頼りきりにするにはあまりにも危ういと判断したのである。

 しかして、実用的なレールガンの実機およびそのデータを入手していたため、劣化版でも安価なものとして開発はできると判断された。
よって帝国軍では、対大型種、特に母艦級を標的とした大型レールガンの開発に乗り出すこととなった。

 母艦級BETAの活動を停止に追い込むため、必要と判断されたのはやはり貫通力であり、内部に炸薬を撃ち込む威力であった。
 これに関してはレールガンという方式で十分実現しうると判断され、軍艦の艦載砲で用いられる200㎜砲弾を転用して使うこととなった。
120㎜から200㎜へと変更となったのは、後述のように電力供給量が減ったため、投射可能な数が減ったことに由来する。
つまり、数は少なくとも大質量を撃ち込むことにより、質的な補填を図ったのである。

 試製99型電磁投射砲 EML-99Xにおいては横浜由来であった機関部と動力供給部は、小型化を諦めるのと引き換えに、大型のバッテリーパックに変更。
背部兵装を使えなくする代わりに、レールガンの運用も可能なほどの潤沢な電力供給ができるパックを背負い代替とすることとした。
これに付随する部品の質や要求の変化により、総合的なコストを抑えつつ、想定される故障をフォローしやすくした。
合わせて、メンテナンス性もかなり改善しており、一射ごとにオーバーホールという劣悪なオリジナルよりはましになった。
 その代わり、本来ならば圧倒的な連射による制圧を狙える力を発揮できるのだが、これを失っている。
あくまでも大型種に対して遠距離から打ち込み、撃破をもくろむというものであって、大群に対する制圧射撃能力は考慮されていない。

 運用にあたっては、ガンナー1機、ガード2機以上、バックアップ1機のエレメントが基本とされた。
特にバックアップは交換用の銃身、冷却剤カートリッジ、弾倉、予備バッテリーなどを運搬する必要があることから、自衛力はかなり落ちている。
よって、最小単位を4機として、ここにさらに護衛機を張り付けて運用することが必要となった。
従来のエレメントに組み込むことも不可能ではなかったのだが、その大型砲故の機動力の低さや自衛力の低さなどがネックとなり、断念している。
元より、数がある程度しかないため、母艦級が出現したらそこにこれを装備した小隊が駆け付けて対応するという運用を想定したので問題視はされていないようである。

909: 弥次郎 :2022/01/31(月) 23:17:21 HOST:softbank060146116013.bbtec.net


 弾丸については、通常の榴弾、徹甲弾、徹甲炸裂弾などが用意されている。
 また、S-11を装薬として搭載した特殊弾も開発されており、母艦級の外皮を突き破って内部から吹き飛ばすことも念頭に置かれているようである。

 しかし、量産化を前提としているとはいえ、かなりの金食い虫であり、配備数に限りがあり、財布にも優しくないことは確かであった。
それでも配備と開発に注力したのは、地球連合に依存しない体制での、自分たちの技術による対応策を作らなければならない政治的事情が存在していた。
後に地球連合からの技術供与などを経て、これを上回る兵装の開発にも成功している。
それでも、この砲が生み出したものはそれ以上に価値のあるモノであったことは確かであった。



AIM-54S サラマンダー対大型種ミサイル

装弾数:3発
装薬:S-11電子励起爆薬
誘導方式:レーダー誘導 赤外線誘導(終末誘導)

概要:
 F-14において運用されていたミサイルであるAIM-54 フェニックスを土台として開発された対大型種兵装の一つ。
「椎葉ケース」に基づき、出現した母艦級に対して接近し口部内にS-11を搭載した大型ミサイルを叩き込むという、ある種肉弾攻撃のために作られた。

 元々大量のBETAを一掃するというコンセプトのフェニックスミサイルは、その容積が大きく、改装や改造の余地が大きかった。
その為、弾数を稼ぐために火力やサイズなどで縛りを受けている92式多目的自律誘導弾システムなどのミサイルより撃破に適していると判断された。
また、コンテナ自体が大きく、可能な限り接近して狙う必要がある都合上、デッドウェイトは可能な限り減らす必要に迫られたこともあった。
これらの事情から開発母体として選出されることとなったのである。

 改装にあたり、元々あった長距離投射システム一式は除去されている。
 これは遠距離から打ち込んでも光線級の迎撃を受けやすいことや、近中距離での発射の方がより確実になるとのシミュレーション結果。
さらには、ある程度数を揃えて突入させる必要があることから高価なシステムは不要と判断されたのである。
 その代わりとして、弾頭の炸薬はS-11に変更されたほか、終末誘導で確実に敵体内に突入するように専用のガイドプログラムが組まれている。

 シミュレーション上においては、母艦級に対して3発以上打ち込んで有効に起爆した場合、内部から破壊し撃破することが可能とされている。
戦術機一機に対して搭載可能なミサイル数が6発であることを考えれば理論上は余裕を持って撃破可能となっている。
ただし、光線級の妨害やほかのBETAの群れを飛び越えて接近しなくてはならない都合上、その危険度は他の兵装よりも高い。
下手な光線級哨戒などよりもよほど危険が伴い、また、撃破したとしてもあふれ出る大量のBETAから逃れるのは至難とされている。
 しかし、他のS-11を撃ち込む兵装に比較すれば命中率などで期待ができることも確かであり、既存の在庫との兼ね合いから各国は少なからず製造することとなった。

910: 弥次郎 :2022/01/31(月) 23:18:45 HOST:softbank060146116013.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
取り急ぎ…

なお、夕呼先生や帝国軍は格納庫になぜか出現していた電磁投射砲の在庫に目を白黒させまくった模様。
そして互いにコンタクトをとって「どうして?」と電話猫やっていますw
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最終更新:2024年06月07日 20:55