324: ハニワ一号 :2022/02/27(日) 21:48:22 HOST:124-141-11-197.rev.home.ne.jp
日本連合ifネタSS  ロシア連邦の降伏

日本連合がロシアと戦争をすることになった切っ掛けは史実日本を日本連合が占領したことによって北方領土返還交渉を史実日本に代わって日本連合が担当する事になった事が始まりだ。当初の日本連合のスタンスとしてはロシアが大人しく北方領土を返還してくればそれで解決で武力を行使する必要もなかったし、シベリア開発の援助とかの北方領土返還の代価をロシアに支払う用意もあった。

その日本連合の空気が武力での北方領土奪還及び史実日本が領土権は放棄したがロシアへの帰属を認めていない千島列島全域や樺太占領切り替わったのはロシアがロシア大統領の提案した憲法改正で領土交渉には一切応じない事が判明した事だ。

日本連合がゴーン逃亡によるレバノン焼きでロシアは日本連合のヤバさを悟ったがすでに憲法改正は提案済みで手遅れだった。ロシアの様々な国内事情から憲法改正を取り下げることは不可能だった。

当然ながら日本連合と史実日本はこの憲法改正に抗議し、当然ながら日本連合、史実日本とロシアの関係は悪化することになるのである。日本連合の占領下にあり事実上の史実日本のトップである日本連合軍最高司令官である神崎元帥が「ロシアが憲法改正を取り下げて話し合いによる交渉の場に戻らないのなら確実に武力で北方領土を奪還するしか選択肢はなくなるだろう。」と発言して北方領土を巡っての日本連合とロシア間の戦争の可能性が高まったと見られ欧米の経済制裁などで価値が下がっているルーブルの価値がさらに下がりロシア株が急降下してロシア経済にダメージを与えたりしている。

当然ながらロシア側は神崎元帥の発言に抗議するも「先にクリミアなどで武力による現状変更をしたのはどこの国だ!!自分が現状変更される側になっても文句は言わんよな!!戦争をしたいのならいつでも受けて立つぞ。ほら、かかってこいや!!」と日本連合がロシアとの戦争を恐れるどころか戦争大歓迎だったためにロシア側は顔を真っ青どころか土気色になって慌てふためくことになるのである。ロシアにとって幸運なことに日本連合は中国から発生した新型コロナによって新型コロナ対策に掛かりきりとなり当面はロシアと戦争するどころではなくなったことだ。

そして時は流れ新型コロナで延期した東京五輪が2021年に開催されて無事に終了したが肝心の北方領土問題は何も進展していなかった。そのため日本連合は東京五輪が無事に終わった事もあって半年から1年以内の最適な時期に北方領土奪還と千島・樺太制圧作戦を実行する事を決定することになるのである。

その頃のロシアは北方領土返還という政治的決断ができなかったことによって日本連合との対立を抱えロシアの極東地域が北方領土奪還を狙う日本連合による侵攻される可能性が高いのにロシア軍の主力をウクライナ方面に集結してウクライナ侵攻という2正面作戦をせざるを得ない苦境に陥っていた。かつてのソ連とは違い財政と兵力に余裕のないロシアはウクライナ侵攻の最中に予想される日本連合の侵攻を阻止し、ウクライナ侵攻の目的が完了してロシア軍主力を極東に再配備するまでの貴重な時間を稼ぐためのカードとして「もし領土が侵攻された場合は我がロシアが保有する核兵器によって反撃をするだろう」と欧米に向けていた核恫喝を日本連合にも行ってしまう。

そう、ロシアはロシア軍主力をウクライナ侵攻に充て、日本連合に対して核兵器の存在で対抗して時間を稼ぐことで2正面作戦の苦境を解決しようとしたのだ。それにロシア側の想定通りならウクライナ侵攻は短期決戦で勝利できるはずだった。一連のロシア側の動きは後に「プーチンの賭け」と呼ばれることになるのである

史実世界では長年通用してきた核兵器による抑止が日本連合相手にも効くだろうと認知症疑惑が出るほどに判断能力が怪しくなっているロシア大統領やロシア軍部は判断していたがそれは大いなる間違いであり大失敗であった。日本連合の北方領土侵攻を阻止するためのロシアの核恫喝は日本連合を完全に怒らせて日本連合とロシアの全面戦争を決断させることとなるである。

325: ハニワ一号 :2022/02/27(日) 21:49:07 HOST:124-141-11-197.rev.home.ne.jp
とはいえロシアには大量の核兵器の存在があり生物兵器や化学兵器も保有しており、ロシアの核兵器や生物兵器や化学兵器の開発やミサイルや航空機などの通常兵器の開発に携わる科学者や技術者たちが大勢存在していたために全面戦争によってロシアが崩壊した場合、ロシア製の核兵器や生物兵器、化学兵器が流出して、流出した核兵器や生物兵器、化学兵器を使用したテロの懸念やロシアの科学者や技術者たちが海外に流出してロシアの核兵器や生物兵器や化学兵器の開発やミサイルや航空機などの通常兵器の技術が最大の仮想敵国の中国などに拡散されて将来の禍根や大混乱のもとになる事が懸念されていた。

そのため日本連合はロシアを敗戦後の混乱から軟着陸させて安定した体制に移行し、核兵器などを流出させず全部廃棄するためにロシアの占領統治を決断することになるのである。
ロシアを占領することについて日本連合内では様々な反対論や異論などもあったが日米枢軸世界の核テロや日蘭世界のアメリカ風邪の開発などの事態が起こっていたこともあって史実世界でそのような事態が発生する事を阻止するために日本連合によるロシア占領統治は承認されることになるのである。

そしてロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって数日後、想定外のウクライナによる激しい抵抗やロシア軍の補給切れ、ロシア国内での反戦運動など困難に経たされたロシアに対して最大級の苦難が襲い掛かることになるのである。日本連合がロシア侵攻を開始したのだ。

ウクライナ侵攻で見せたロシア軍の中途半端な攻勢を鼻で笑うかのような日本連合の本気を世界中に見せつける全力での大攻勢だった。すでに開戦前に極秘裏に日本連合の所有する量子コンピューターなどの高性能なコンピューターと超高度なAIによってロシア政府やロシア軍の電子上の機密情報はロシア当局に知られる事なく全てすっぱ抜かれておりサイバー戦によってロシアの電子網を支配する事に成功していた。

日本連合は開戦同時にロシアの核攻撃を封じるために電子励起爆弾などの核兵器並みの破壊力を持つ爆薬を使用した兵器を大量に使用してロシア各地の核発射基地や核関連施設を徹底的に叩くことに成功してロシア側の核による反撃能力は完全に失われることになるのである。またロシア各地の重要な軍施設が空爆で叩かれたり、日本連合によって制圧されて通常戦力での抵抗能力も失われていった。

北方領土奪還作戦は日本連合が供与したパワードスーツ(PS)を装備し、第1空挺団、水陸機動団、特殊作戦群などの精鋭部隊を投入した自衛隊を主役にして開始され、日本連合の手厚い支援付きで行われた事もあって大成功を収めることになるのである。同時に千島列島、樺太全域が日本連合によって制圧されていった。

そして日本連合の大攻勢によって大混乱に陥っているロシアの首都のモスクワを占領するために日本連合のPS部隊とアンドロイド部隊による大部隊が突入開始し、開戦から数時間も経っておらず日本連合の部隊が遠く離れた首都であるモスクワを制圧しに来るとは想定していなかったために未だにクレムリンにいたプーチン大統領らロシア政府やロシア軍上層部の拘束に成功しロシアを降伏に追い込むことに成功していた。

史実世界は超大国であるソ連の後継国家であり世界有数の軍事大国であったロシアを1日どころか事実上、数時間で下した日本連合の実力に改めて驚愕することになるのである。特にロシアが核による反撃もできずに完璧に封殺された事実に史実世界の核保有国は今後の核戦略と今後の日本連合の対策について頭を抱えることになるのである。

326: ハニワ一号 :2022/02/27(日) 21:49:51 HOST:124-141-11-197.rev.home.ne.jp
ロシア軍は日本連合軍の管理下に置かれることになり、ウクライナ侵攻していたロシア軍は日本連合の監督下のもとにロシア軍はロシア本土に撤退することになるのである。侵攻していたロシア軍に戦意が乏しかったのが多かったこともあって撤退命令に大人しく従っていた。またウクライナ軍やウクライナ民衆が撤退するロシア軍を追撃しないように日本連合軍が睨みを聞かせて監視していた。

戦後のロシアは日本連合という新たなるツァーリ(皇帝)の下で核兵器を全廃して日本連合が用意した復興プランと援助によって経済成長して安定することになり日本連合の勢力圏の大国として存在することになるのである。必然としてベラルーシやカザフスタンなどロシアと影響圏にあった旧ソ連の国々も日本連合の勢力圏となったロシアを通して日本連合の影響を受けることになり日本連合や史実日本と深い繋がりをもって日本連合勢力圏入りを望む声が高まったりすることになり日本連合や欧米、中国などの国々がそれぞれの事情で頭を痛めることになるのである。

327: ハニワ一号 :2022/02/27(日) 21:50:55 HOST:124-141-11-197.rev.home.ne.jp
あとがき
ようやく日本連合ifネタSSのロシア連邦の降伏を完成させることが出来ました。疲れました・・・。日本連合が核流出させないためにロシアを占領統治する展開の本作に納得できない点や批判はあると思いますがそうした批判は甘んじて受けいれます。

本来なら史実でのロシア軍のウクライナ侵攻が起きる前に完成させて投稿したかったんですが結局は遅れに遅れてロシア軍がウクライナ侵攻開始後になってしまいました。なのでロシア軍のウクライナ侵攻の展開を見て想定していた本来のプロットから色々と変更して書いた点も色々あったりします。
まさかリアルでウクライナ侵攻したロシア軍がぐだぐだだったり、プーチンに認知症疑惑が出るほどに衰えているとはね・・・。

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最終更新:2022年02月28日 12:13