57: ナイ神父Mk-2 :2022/03/04(金) 23:39:53 HOST:p442077-ipngn2401akita.akita.ocn.ne.jp
憂鬱スパロボ 台詞集その73
ファンタジールート クロスネタ
一寸した幕間に オーバーロードの後始末
「コレが人類最大の作戦の結末か…」
「ノルマンディーでは怪異同然の存在に助けられ、B集団の方ではラインに鬼神が現れた…」
「人の手で取り戻すどころか人以外の力を借りねば逃げる事も儘ならないとは…」
オーバーロード作戦の顛末を受けての人類軍上層部の言葉。人類の総力を結した作戦と言われた物は結果的に大敗で終わった事は人類に大きな衝撃をもたらした。特に数十年先の将来の軍より受けた支援や部隊すら負けたという事は人類に対して絶望的な事実を齎しており精神面、人員面共に大きな損失となった。
また、更に軍関係者を落ち込ませたのは末期に出現したイェッツトや真ゲッターの様な怪異同然の存在の遅滞戦闘が無ければ500万人とも言われた上陸部隊の全滅が確実だったという統計である。
「どういう事だこの損耗は!」
「敵は70年前の軍備でも対抗でき筈じゃ無かったのか!?」
「現在情報を収集して居ますが実際にはウィッチと呼ばれる特殊兵科の存在が…」
「魔女だと!?そんなファンタジーな存在…!」
「しかし、事実は…」
「それよりも早急に防衛体制を見直さねばこのままでは再度本土攻撃を許す事に!」
オーバーロード直後の日召日本における議会の一部。オーバーロード開始までの召喚日本としては弾薬や武装の消費こそ膨大であるも1940年代の武装でも対抗可能であるネウロイに対して人類軍の勝利は確実であるとの見方を示していた。
しかし、結果としては軍備の大量喪失や輸出した車輛の殆どが失われた事で一気に国防などへ混乱をきたしたのである。その為、召喚日本としても新たな体制構築は必須であるものの、運悪く日本に近接する第三文明圏での革命から出現した一部の独立軍が近隣諸国を攻撃それに対抗する為に出撃した海上自衛隊の艦艇の一部が撃沈されている。そう言った事態も有る事から、海上防衛等にも難民化したウィッチ世界の海軍の力も借りて防衛網を維持する形と成って居る。
58: ナイ神父Mk-2 :2022/03/04(金) 23:40:32 HOST:p442077-ipngn2401akita.akita.ocn.ne.jp
「で、俺達も此処に居ると…」
「こっちの日本が防衛網を構築するまではですねぇ…」
「しかし…在日自衛隊とかどんな冗談だよ…」
「ファンタジー世界でロボット乗り回してるのも大概ですがね」
伊丹率いる自衛隊機動兵器部隊内での会話の一部。オーバーロード敗北後、戦力の多くを喪失した日本は国交のある他の世界へも支援を要請そんな中で要請を受けた連合は有人戦力が不足する関係上、平成世界の特地駐留の自衛隊へと援軍を打診。少しでも連合に様々な支援の返済をしたい平成世界もコレを受諾する事で、在日自衛隊と言う特異な存在が一時発生する事となっている。
(どうして…どうしてこうなった!?)
「では、ターニャ・フォン・デグレチャフ…貴官を正式に中佐へと昇格、同時にサラマンダー戦闘団結成を了承する」
「は、謹んで拝命致します。」
「虎の子の新型輸送船団と輸入した結晶騎士一個中隊含む装甲大隊と陸戦魔導大隊、貴官の率いる航空魔導大隊、
コレに砲兵大隊を入れた独立連隊だ。大事に使え」
「今回の事は我がカールスラントだけでなく同盟を組む周辺諸国も捻出した戦力で構築されているのだ失敗は許されん」
カールスラント軍内での会話の一部。カールスラントはオーバーロード敗北後同じく国土を失った周辺国と共同での戦力構築を決定。各地の戦線を支援、即応する魔導士や新型重戦車等を含む諸兵科部隊を構成して即応部隊を結成する。その中には他世界より輸入したシルエットナイトや輸入したMBTの機構を一部取り入れたティーガー2重戦車を取り入れ対ネウロイへの戦力を増強している。
59: ナイ神父Mk-2 :2022/03/04(金) 23:41:16 HOST:p442077-ipngn2401akita.akita.ocn.ne.jp
「戦果は?」
『腕8、腰12、頭9、細かい部品も手に入ってる。コックピット以外丸々は3機』
「まさか、正規軍がジャンク屋の真似事をする羽目になるとはね…」
『此方としても戦力が足りない以上は止むを得んだろ…前線での物資が不足等考えたくもない』
「ビグダブデ含む陸上艦隊なんかは充分運用可能だが大規模作戦を行うには兵隊が足りない…」
『だから遺跡やアフリカに進撃してくる新連邦の戦力を狩って資材にするか…蛮族経済な…』
ウィッチ世界のアフリカ駐留の連合部隊内での会話の一部。特地を含むF惑星広域に展開した連合で有ったがその実有人戦力は少数でありその多くは無人機を主体としていた。その為、兵力はあるも運用には柔軟性を欠く面が存在しその為に大規模な攻勢に出られないでいた。そう言った事情から連合の現地部隊は少しでも戦力を増強する為に現地の遺跡などから発掘されるMSや旧革命軍のMSラインの接収等手広く行っていたが、それでも足りない分はゲリラ戦に特化したMS部隊による新連邦や革命軍の戦力を強襲壊滅させる事で凌いでいた。こうした連合の特機等の対応に慣れたベテランMS隊の襲撃は新連邦の駐留部隊を悩ませる形となり本格的な衝突まで戦力を削られる形となる。
「どう見る?」
「少なくともMSを模した個体とは違うな…」
「現在保有しているデータには一致しない」
「と成ると同時期に出現しているコイツを考えると…」
「何らかのシルエットナイトの試作機或いはそれに能力を付与した物か…」
連合の解析部隊内での会話の一部。オーバーロードに於けるネウロイ側の反抗作戦は人類を敗北に追い込んだだけでなく連合にも大きな衝撃を与えていた。それはMS等の連合側の兵器を模したと思われる戦力出現である。戦略砲であるヨルムンガンドや初期の試作機であるヅダの模倣による空中戦力の強化は連合でも予想していなかった事態でありネウロイの危険度を急上昇させている。
また、反抗作戦にて中核を構成した機動兵器タイプにも注目が集まりそれらが武装などの特徴からシルエットナイト乃至それに準ずる戦力である事が疑われた為、後にはシルエットナイトの専門家も招集して事態の調査に当たっている。
60: ナイ神父Mk-2 :2022/03/04(金) 23:41:49 HOST:p442077-ipngn2401akita.akita.ocn.ne.jp
以上ですWIKIへの転載は自由です。取り敢えずオーバーロード後の彼是をば…
最終更新:2023年08月19日 22:32