534: 冷石 :2022/03/10(木) 13:18:20 HOST:p0390840-vcngn.gifu.nt.ngn.ppp.ocn.ne.jp
特地ではコダ村の住人が炎竜によってエルフの村が全滅したことを受けての避難行を行っていた。
「しっかし大活躍っすねあのスコープドッグ」
「そうだな、俺ら全員がかりで動かせなかった、泥にはまった荷馬車をひょいッと引っ張り上げるパワーはさすがというかなんというか」
「うちにも欲しいですよ、あれ」
「あちらでガンダムでも実用化されたら売ってくれるんじゃね」
「シャレ抜きでやりかねないですよねあちらさんなら」
伊丹と倉田がそんなことを言い合っていると、ひときわ背の高い女性が
「隊長、無駄話もいいですが、水が足りなくなってきてます。
このままだと今日一日分がもつかどうかわかりません」
「それなら大丈夫、昭和日本の航空隊にペットボトル空輸してもらえるように頼んであるから」
「そうですか、安心しました。体調も隊長らしい仕事するんですね」
「黒ちゃんそりゃないでしょー、普段俺のことどう思ってるの」
「聞きたいですか?(にっこり)」
「遠慮しておきます」
一方昭和日本の最高位者である小野田少尉は
「上から令和日本の人間を観察して思想などを可能な限り調べよ、そして怒らせるなと言われたが」
スコープドッグを見つめる
「あれほどのものを生産実用化するのだ、敵対するのは愚かだな」
部下に戦闘用車両をスコープドッグに近づけるように命じる
「千住少尉、少し休まれてはいかがですか、先ほどから働きづめでしょう」
そう話しかけてみる
「大丈夫ですよ小野田少尉、休息はきちんととってますし、この程度なら自動車を運転しているようなものですから」
(ふう、全般的に令和日本の軍人は無口なものが多い、千住少尉は比較的饒舌だが…)
そんなことを思っていると
「炎竜が来たぞ!」
後方から炎竜が襲い掛かってきた。
「撃て、民間人にこれ以上被害を出すな」
「全部はじかれてますよ」
「効いてないわけじゃないとにかく撃ちまくれ」
「怪獣と戦うのは自衛隊の伝統だけどよ、実際に経験するとは思わなかったよ」
そんな中令和日本の戦闘車両に搭載されたレーザー兵器はMBT並みの装甲を持つ炎竜の鱗を貫通しダメージを与えていく
スコープドッグもまた大口径のマシンガンを接近しては叩き込み離脱するを繰り返して貫通弾こそないもののダメージを与える
「ハー、あそこだけ未来の戦闘やってるって感じですね」
「んな事言ってる暇あったら撃て、目を狙え目には装甲はない」
「閃光は翼を狙え空を飛ばれると厄介だ」
「了解」
令和日本の千住少尉の号令が響きレーザー光線が炎竜の翼をかすめる
炎竜の意識が令和日本の戦闘車両に向かい動きが鈍くなったと見た伊丹は
「勝本、パンツァーファウストをぶちかませ」
と指示を出す。しかし不整地面という事もあり思わずガク引きをしてしまう。
弾頭がそれるかと思われた瞬間に炎竜の東部に何かが直撃しバランスを崩した炎竜の右腕に弾頭が吸い込まれていった。
535: 冷石 :2022/03/10(木) 14:11:01 HOST:p0390840-vcngn.gifu.nt.ngn.ppp.ocn.ne.jp
アップしました。
スコープドッグの正式名称募集します。
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冷石でした
最終更新:2022年03月11日 10:55