567: 635 :2022/02/28(月) 07:13:24 HOST:119-171-250-56.rev.home.ne.jp

銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその七十四


和泉灘な電の精神世界、銀連世界までの道中マシュが暇すぎるので電と鍛錬やら勉強やらをしていたりする。
艦娘ともなればマシュは駆逐艦の艦長職、流石に下士官や一兵卒では示しがつかない。
そこで促成栽培ではあるが電監修の下マシュには軍一般教育に加え士官教育が施されていたりする。
元々優秀だったせいかスポンジが水を吸う様に吸収していく。
だが現在マシュはうんうんと唸りながらなんかのコアっぽいものの前で念じてる。
するとマシュがコアっぽいものに吸い込まれ、コアを中心にマシュの姿が浮き上がる。


「しかしカウサの操作も直ぐに慣れてきたのです。」

「これでやっと外で活動出来ます!!」


そうこれはカウサ所謂ドーラコアをベースにティ連純正の仮想造成機構やシステムついで魔術系技術まで組み込んだものである。
これにマシュの意識を繋げ身体を仮想造成することで外部での活動が可能となる。
これにはナヨさんで培われた技術なども使われていたりする。
そこで電はマシュに火星に着いたら少し出掛けようと言う。


「火星で少し外に出れるので恐竜とか食べに行くのです!」

「食べる!?」

「ティアマトさんが頑張った結果なんか火星が中生代の地球になったのです。
研究者さんが食べたプロトケラトプスやイグアノドンのステーキやアンモナイトの浜焼きが美味しいそうなので牧畜や養殖の研究が始まったのです」

「まさかの養殖!?」

「流石にティラノサウルスは美味しくなかったそうなのです…。残念なのです…。」


現在火星の生物相はティアマトによるテラフォーミングの結果、中生代の地球と化しており銀連日本やティ連の研究者達がヒャッハー!と調査中である。
特に日本人の研究者達はどれが美味いのかどうすれば食えるのかに挑戦し続け流石発達過程文明と関心されていたりする。
ちなみに海産物調査班に歴史の教科書にコーンパイプ加えた人と一緒に写ってそうな人がいるのを無視するのは暗黙の了解である。
なんか色々召し上がられてるが皆の行動は>そっとしおこうである。
そして電は疑問を呈する。


「でもそういえば何故カウサの操作を必死に覚えたのです?」

「…電お姉さん…私に艦娘として足りないことが多いのはわかっています…だけど…流石に時間加速させてずっと駆逐艦電に乗って大海戦何度も経験するとか、
海戦ごとに部署違うとかたくさんの【私】同時制御で艦を動かすとか…流石にちょっと…気分転換に外に出たいのです。」

「それは申し訳無いのです…特異点や異聞帯切り抜けてるから大丈夫かと…それにこれからそれ以上のことが無いとは言えませんから…。」

「非常に否定したいところですが…。」

「「無理でしょうね(なのです)…。」」


ちょっと達観したかのような二人、今までの生涯考えれば仕方ない。
そのためにマシュも一生懸命目が死ぬレベルの訓練に弱音を吐かない。
マシュの為に電が考えた艦娘としての訓練であるがまあ再現した史実海戦や今までのイベント海域にマシュを放り込むというかなりの荒行である。
その中でマシュは多数の自分の制御も覚えた。
艦娘となれば乗員も出るがマシュのそれは妖精さんではなく全員並行宇宙な自分だからしょうがない。
1◯1匹ダルメシアンならぬ数百人マシュである。

568: 635 :2022/02/28(月) 07:14:03 HOST:119-171-250-56.rev.home.ne.jp

なお仮想訓練において真珠湾攻撃から始まり第◯次ソロモン海海戦やらレイテやらハワイ作戦やら挙げ句坊ノ岬にまで艦全てとして或いは一乗員として電の妖精さんと共にマシュは放り込まれた。
加速時間、しかも仮想世界であるが記憶にある先輩との時間以上を電と共に過ごしていた。
なお一番の苦行は戦闘よりも外が攻撃受ける中、主計科で延々とご飯を作っていたことのそうな。
出来上がったおにぎりを持って甲板に上がれば血だらけ、腹の中身を出した者達が大量にいる。
ウルク等で慣れたと思っていたがこれが結構くる。
純粋な後方任務がこんな苦行だとは知らなかったとはマシュの談である。
そういえばと今度はマシュが電に尋ねる。


「えっと…私の艤装とかはどうなってるんですか?」

「皆さんが反射炉とかで鉄頑張って用意して建造してくれてるので安心するのです!」

「反射炉…歌ったりしてる日本の農家さんが再現しようとしていたやつですよね?人理焼却や漂白で完成見れなくなっちゃいましたけど…。」

「農家…ってマシュちゃん見てたのです?」

「先輩たちと会う前から見てましたが人間てあんなにも色んなこととも出来るんだとサーヴァントの皆さんと一緒に見ていたりしました!!」

「ファンなのです…?」

「大ファンです!!」


マシュの目がめっちゃキラキラしてるが電は頭を抱えた。
これであの人達に会ったらどうなるのかと。


「あの…電お姉さんどうかしましたか?」

「あの島の反射炉の鉄なのです…。」

「え?」

「だから歌える農家さんの所で作った反射炉の鉄もマシュちゃんの艦体の建造に使われてるのです。」

「えええええええっ!?なぜに!?」

「良く一緒に農作業する仲なのです。向こうで建造完了したら会わせてあげるのです。島や村にも頼んで連れてってあげるのです。」

「ええええええっ!!」


その頃のとある場所


「ぶええっくしょんっ!!」

「リーダー風邪?」

「どっかの誰かさんが噂しとるんやろか?」

「気を付けてよね。艦体に打ってるリベット曲がったらヤバいんだから。」


マシュは大ファンな農家?が鉄を作るどころかもの凄い携わっていることを知る由もない。
そんな感じの建造状況であるが続くマシュの顎が落ちる電の言葉。


「あ、後艦娘になれば汎人類史から離れてギャラハッドさんの力で戦えなくなってるマシュちゃんもサーヴァントとも戦えるようになるのです。艤装の一部に特別な鉄を使うから対神秘性能が私達より向上してるのです。」

「特別な鉄…宝具が使えるようになる?」

「サンダーバードさん達北米の精霊さんの祝福した鉄や多分マーリンさんと思われる人が置いてった凄い魔力秘めた折れた剣、それに立川の聖人さんぽい人の置いてった血付き釘まで使ってるのです!」

「………。」

「どうしたのです?…ああ!ギャラハッドさんの霊基についてなら聖人扱いだから聖人さんの血や鳩さんにも祝福して貰えば宝具も使えるようになるだろうから大丈夫なのです!!」

「……。」


ワナワナと震えるマシュ、電はおずおずと声を掛ける。


「マシュちゃん?」

「何なんですかソレ――――!?」


なんかマシュの中の常識が色々と粉砕されたらしい。

569: 635 :2022/02/28(月) 07:14:57 HOST:119-171-250-56.rev.home.ne.jp


なんかマシュの中の常識が色々と粉砕されたらしい。


「いやでももっと大切な伝えにゃいけないことが…。」

「まだあるんですか!?」

「今度は真面目な話なのです。
…マシュちゃんの霊基は天に召し上げれらた聖人ギャラハッドでもあり、艦体にはジョニーさんの血が流れてます。
加えマシュちゃんの現状が死後に復活した様な感じでエライ逸話再現なのです。
多分対粛清防御や強力な洗礼や祝福が出来るのです。頑張れば。
加えその鉄は長きに渡り北米の大地、その大地の精霊の内で眠っていたモノ。艦体はある種精霊の一部とも言えるのです。
そして最後、マシュちゃんは今度は豊葦原之千秋長五百秋之水穂国で建造、生まれ出るのです。
そのために人でもあるので母の内より生まれなければならない…それが自然ですから。」

「私がお母さんから…生まれる…?」


マシュの呟きに電はコクリと頷く。


「故にマシュちゃんのお母さんはただ一人、大和大国御霊でもあるティアマトさんだけなのです。」

「ちょっと待って下さいティアマト神って!?」

「マシュちゃんはこの現代という神話から遠き時代でメソポタミアと日本双方の神性を併せ持つティアマト神の直系たる艦娘として誕生するのです。
つまりはイシュタルさんや対州ちゃんの妹になるのです。
まあ私も金太郎さんの電気やらギャラハッドさんの盾やら受け継いでたり、大和さんがティアマトさんや伊邪那美降ろせたりするのでそれ程珍しくは『パタリ』…へ?」


電が見れば倒れてるマシュ。
どうも自身が【とてつもないマシュ】に成ること決定に頭がフットーしてしまったらしい。


「あ!マシュちゃん!?精神世界で気絶するとか器用なことするななのです!?」


なお火星到着後カウサ、ドーラコアからマシュが造成された際にゲート側のフェルさん達にガーグデーラと勘違いされ一騒動あったり。

570: 635 :2022/02/28(月) 07:15:29 HOST:119-171-250-56.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ。
マシュ魔改造決定の巻でした。

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最終更新:2022年03月15日 14:39