17: 冷石 :2022/03/15(火) 07:56:47 HOST:p0390840-vcngn.gifu.nt.ngn.ppp.ocn.ne.jp
西暦1583年正月江戸城
「織田殿から饗応するので京、堺見物に来ないかと手紙が届いた」
新年の大評定の始まりに徳川家康こと嶋田さんはそう発言した
「危険ではありませんか、いくにしてもある程度の護衛を率いるべきでは?」
このような意見が出、それが大勢を占める中家康は答える
「いや、必要最小限の人数で向かう事にする、同盟国の領内でそのような物々しい人数で向かうのも失礼に当たろう」
家康の発言に様々な意見が飛び交うが
「臆病者と思われとうはない」
の一言で意見は決した。
1583年2月 京とある茶室
茶を喫む信長と家康がそこにはいた
「竹千代、いや家康殿…」
そう言うや、信長は家康に土下座をした
「それがしに臣従しては頂けまいか」
さすがの家康も驚き言葉を失っている
「もし両家がこのままの状態であれば日本は分裂する、
いや最悪応仁の乱のような大乱が起こり再び乱世となるやもしれぬ
それを防ぐためにもどうか、どうか臣従していただきたい」
信長は切々と懇願する
「信長殿、それがしの負けでござる。喜んで臣従いたしましょう」
深々と頭を下げ家康はそう言った。
「家康殿」
信長は涙を浮かべながら家康の手を取った、こうして100年以上続いた日本の乱世は終わりを告げたのである。
「まさかそんなことになるとは思いませなんだ」
「近衛さんが手紙の使者を務めていたという時点でこうなることを予測すべきだったやも知れませんな」
「しかし今後をどうするかですよね、臣従するとなるとうちはでかすぎる」
「譜代家臣を織田家直属にすることで緩やかに解体かな、まあおいおい考えることにしよう」
「だがこれで西日本の開発に口を出せるようになった、それを喜びましょう」
「そうですな、今後嶋田さんは天下の宰相になることになりますからね」
「でも、国元に残った連中の説得に骨が折れそうですな」
「酒井様や石川様が納得しているから力添えを頼める分ましですけどね」
こうして京の夜はふけていく
18: 冷石 :2022/03/15(火) 08:04:58 HOST:p0390840-vcngn.gifu.nt.ngn.ppp.ocn.ne.jp
とりあえず
夢幻会暴走事始アップです
とりあえず一時臣従ルートです。
今後どうなるかは待て次回という事で
wikiへの転載はご自由に
冷石でした
最終更新:2022年03月20日 12:53