841: 名無しさん :2022/03/20(日) 21:52:02 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
【ネタ】OGクロス会話集・ファンタジールート編 その2 【時系列デタラメ】  改訂版

「別府副大臣、どうだった?」
「見た目通りのさわやかな美男子ってだけじゃない人ですね。
 商社マン時代にテロリストの襲撃から部下を逃がして捕まって、それから自力で脱出したことがあるそうですよ」
「……そうか、しんどい交渉になりそうだな」

 新首相と世間話をする伊丹陸尉。


「別府副大臣! お話があります!」
「国難の際に海外に逃げようとする方々と、話すことなどありません」

 怪獣事変で野党に転落した議員たち、新首相と会うために官邸へ姿を現した大洋日本の別府外務副大臣を待ち伏せするも冷たくあしらわれる。
 このやり取りはテレビで生放送された。


「情報漏洩を防ぐために、全て日本企業を使うはずだっただろう!?
 大洋連合から、下請けに中国企業を使おうとしているとの連絡が来たぞ!? どうなってる!?」
「天下った経産省OBが――」
「経産省おおお!! 財務省と同じ様になりてえかあああ!!」

 苦労して大洋連合と交渉してまとめた技術移転の話が、しゃしゃり出てきた経産省のせいで吹き飛びそうになり荒れる外務省。
 ちなみに経産省OBの天下り先の企業は、COCOMを違反した過去があった模様。


『血が! 血が!』
『あいつが持ってるのタクティカルペンか!?』
『警備何やってんだよ!?』

 動画配信サイトの、憲法第九条改正が決まった国会中継の動画への書き込み。
 野党の新人議員の勝手な暴走であったが、所属政党は公安の手によって徹底的に調べ上げられ多数の余罪が見つかり複数の逮捕者を出した。


「ここから50口径で狙撃したのか……いい腕だ。あと1フィート近けりゃCIA長官は死んでいた。
 犯人は元陸軍の狙撃手だったか?」
「はい。除隊後に銃砲店を営んでいたところ、例の怪獣に対して使用された核によって家族を失ってます。本人も長くても半年と宣告されていました」
「そして犯行におよび、失敗したあと動画をネットに流して自殺と。
『俺と同じ怒りを持つ者はいくらでもいる』か……まったく……」

 CIA長官狙撃事件を調査するFBI捜査官たち。

842: 名無しさん :2022/03/20(日) 21:52:44 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「……こいつぁ、効くなぁ」
「まるでゲームの薬草だぜ」
「中毒性とかないだろうな?」

 ゲート日米などへ、各種ハーブやそれを原材料にした薬品の供給が始まる。


「こ、こんなもん積み上げて、どういうつもりだ?」
「単刀直入に言わせてもらおう。君を引き抜きたい」

 金塊が詰まったジュラルミンケースを積み上げ、オラシオ・コジャーソを引き抜こうとする大洋連邦。


「東方神威流――乱れ雪月花」
「お見事です。次は――」
「まだいるのか? 面倒な仕事を引き受けちまったもんだ」
「まだましですよ!! ファルマート帝国の首塚立ちション事件の後始末に比べたら!!」

 加藤少将の部下と共に、ひそかに怪異を討伐して回る東方流玄。


「その靴、どうしたの?」
「昨日空飛ぶ船が来たじゃない?
 あれに乗っている軍人さんたちが、そのままだと破傷風になるからって、船に置いてある予備の軍靴の中からサイズが合うのを譲ってくれたの」
「へえ、どんな人たちだった?」
「すごく背が高い人と……ちょっと地味な人」

 アンドラの魔女たちの会話。


「……もう一度おっしゃっていただけませんか?」
「博麗霊夢、霧雨魔理沙なるウィッチを援軍として送っていただきたい」
「架空の人物を呼ぶことはできないのですが……」
(うちの連中から東方プロジェクトのことが変な風に伝わったな……)

 扶桑軍高官から無理難題を言われる大洋の人員。


「来ます! 1時方向、距離10000!」
「え!? あ! 地中から!」
「EWACアッシマーに、改修で取り付けたサイコミュの調子は良いようだな。
 大野少尉はその場で支援! 他は私に続け!」
「「「了解!」」」

 オーラバトラーの実戦テストを行う迫水隊。

843: 名無しさん :2022/03/20(日) 21:53:28 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「君のような少年は戦争などに関わらず、ご両親のもとで暮らすべきで――」
「あなたはもうそれ以上……喋るな」
「ひっ――ひいいいい!!」
「あ……ああ……」

 虐待し続けてきた両親の代わりに自分を育ててくれた祖父母をL5戦役で失った大野雄大に、無神経で無責任な発言をした召喚日本の若手議員、空間が軋むかのようなプレッシャーを叩き込まれ錯乱。
 無関係な周囲も、目立てば大臣の椅子に近づけると思っている馬鹿の巻きぞえを食らった。


「この私が……前世でも現世でも、幾度も死線を潜り抜けたこの私が!
 怯えて動くことすらできなかった!? ふざけるな! なんなんだあいつは!?」
「隊長どうしたんですか!?」
「な、い、いや、何でもない! この事は忘れろ!」

 兵舎の裏で雄大のプレッシャーに恐怖を覚えた事に荒れるターニャ、自分を探しに来た部下に見られて慌てる。 


「買い出しの手伝い……ですか?」
「そうだ。男手も必要だろう」
「――了解しました。色々心配かけてすみません、隊長」

 現地のウィッチの買い物の手伝いという名目で、大野雄大を気晴らしさせようとする迫水慎次郎。
 雄大は迫水の考えをニュータイプ能力で察した。


「お、大野少尉は勉強中かい? 通信制高校に入ってるんだっけ? 坂本大尉に教わってるの?」
「はい。坂本さん、東京帝大卒なんで」
「東京帝大って――東大!?」
「文学部だがな。世の中にはオックスフォード大学卒や、東京帝大医学部卒の格闘家もいるから大したことじゃない」
「で、でも東大卒なら別の道もあったんじゃ……」
「順序が違う。東方神威流を免許皆伝になった14歳の時、総合格闘家の道を選んだ。それを家族に言ったら、東京帝大に入ったなら認めると。
 あきらめさせるつもりで、提案したらしいが」

 坂本光の予想外の学歴に驚く伊丹。

844: 名無しさん :2022/03/20(日) 21:54:40 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「坂本大尉、なんか機嫌が良さそうだけど何かあったのかい?」
「作家のサン=テグジュペリさんにサインしてもらったそうです」
「えーと……星の王子様の?」
「はい。わざわざでフランス――じゃなかった、ガリア語の夜間飛行って本を買ってそれに書いてもらったそうですね。同じくサン=テグジュペリさんが書いた作品だそうで」

 坂本光の機嫌が良い理由を、大野雄大に問う鈴木エイサップ。


「坂本大尉って、結構モテそうだけど付き合ってる人いるの?」
「こ、こら! そんなはしたない――」
「……高校時代は部活のレスリングと受験勉強で、そんな暇はなかった。特に一年の頃はレスリング部の練習の後、ボクシングジムにも通ってたんでな。
 大学の頃は勉強以外は総合格闘のジムに通いつつ、コマンドサンボや伝統派空手なんかも学んでいてほとんど遊ばなかった。卒業してからは、基本的にトレーニングと試合で――」
「た、タオル投入で。いいね?」
「あ、はい」

 ウィッチたちとのお茶会で明かされる、坂本光大尉の女性関係。途中で思わず鈴木エイサップ中尉が止めに入る。
 この時はまだ結婚前に魔法使い()になるとは、本人も思っていなかった。


「気功術を習いたい?」
「はい! ぜひ!」
「……10年はかかるぞ」
「10年!?」
「普通なら基本的な気功術の部分だけでもそれくらいかかると、以前師匠が言っていた。
 才能があるからと師匠が押しかけてきた俺が、東方神威流免許皆伝まで9年かかったからまあそんなもんだろう。
 伊丹陸尉の場合は愛の女神の神官――亜神になるから、時間的余裕はあるだろうが……どうする?」

 栗林陸曹に気功術の指導を求められた坂本光の返答。

845: 名無しさん :2022/03/20(日) 21:55:48 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
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最終更新:2023年01月24日 13:00