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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その54 欧州反攻作戦・その10


さて、海上にて一大決戦が行われていたその時、陸上の方はどうだったのか?
激しい空襲と艦砲射撃のおかげもあり、ほぼ無血でノルマンディーへの上陸に成功。西はシェルブールから東はルアーブルまでの一帯を確保する事に成功している。
しかしながら、蒼空邪軍艦隊の出撃と迎撃に労力が割かれた結果、重装備の揚陸はなかなか進んでいなかった。万が一にも迎撃を突破された場合、退避する必要がある為でもある。
その為、その穴を埋める為にスペインの戦線から引き抜いて来た複数の戦娘達を上陸させ、敵の反撃に備えていた。
因みにスペイン戦線だが、ピレネー山脈と言う要害が有る上にこれまでの戦いで蒼空邪軍の戦力が擦り減っている事も有り、戦娘達を引き抜いても問題は無かった。

一方の蒼空邪軍だが、今まで激しい空爆の影響も有り戦力の移動が大幅に阻害されていたが、敵艦隊迎撃に人手が取られた結果、空襲の頻度が減少。
その隙を突いて、随時戦力の移動を行っていた。何せこのまま放置しては、あっという間に第二の戦線が形成されるのは、火を見るより明らか。
そうなると欧州及びロシアに展開している戦力が挟み撃ちに有って、最悪撃滅されかねない。今しか追い落とすチャンスは無いのだ。
その為、集中しての投入ではなく敢えて断続的にぶつける事にした。本来戦力の逐次投入は愚策ではあるが、断続的に襲い掛かる事で疲弊させ、最終的に突破を図る狙いだ。

さて、実際の迎撃の様子だが高機動戦闘を特に得意としているヒト(10式戦車)やミィム(36式可変機動戦車)が敵を攪乱しつつ、二人の動きに翻弄された所を狙い撃つ。
中には格闘戦を挑もうとする兵士も居たが、その全てが返り討ちに遭っている。側面からミィムに襲い掛かろうとした歩兵はドラゴンクローに切り裂かれ、
複数でヒトを取り囲んで襲おうとした兵士達は、特殊警棒「ヲタク魂」を手にしたヒトだけが使える特殊警棒術でボコボコにされて撃破されている。

しかし、上でも述べたが襲撃してくる蒼空邪軍は増える一方だった。
最初は1個大隊程度の数だったのが時間と共に数が増えていき、現在は1個連隊規模の部隊が途切れる事無く襲い掛かって来ている。
間断無い襲撃に、戦娘達もイライラを隠しきれずにいた。


ラン「アアモウ、倒シテモ倒シテモ懲リズニ来ヤガル!キリガネェ!!」

ナナ「落ち着いて、ラン!イラついても敵は減らないし、判断力が鈍るわ!」

ラン「ワーッテルヨ!言ッテミタダケダ!」


そんな会話を交わしつつ、砲撃と格闘戦で迎撃を繰り返す戦娘達。
彼女達の周りは撃破された蒼空邪軍兵士で溢れており、戦場掃除もままならない。何せ某B〇TAと遜色無い連中だ。あっと言う間に地面が埋まってしまう。
その為、障害物が多過ぎるのを理由に機動戦闘は取りやめ、現在は倒した蒼空邪軍兵士や撃破した戦車の残骸を盾代わりにして迎撃を続けている。

658: 194 :2022/04/24(日) 12:06:00 HOST:ai126213107167.77.access-internet.ne.jp
キュウ「・・・左方向、敵歩兵1個大隊。距離2000」

ラン「マタカ!ナラ纏メテ吹キ飛バシテヤル!」


そう叫びつつ、右脚のレーザー砲を敵の方に向けるラン。


ラン「喰ライヤガレ!銀〇の脚ィィィ!!」


ランの叫び声と同時に、収束された極太のレーザーが敵部隊に襲い掛かる。
極太な銀色レーザーに驚く間もなく、敵1個大隊の大半が吹き飛ばされた。


エイラ「Wow!凄いわね、そのレーザー砲」

ラン「オウ!コノ前ヒトト一緒ニ見タアニメデ、私ニモ使エソウナ武器ガ出テタカラナ。ティ連ノ技術者ニ頼ンデ付ケテモラッタンダ」

ナナ「・・・アニメの武器を搭載とか、何やってるの」

ラン「イイジャネーカ、実際使エル武器ダシ。ソレト、左脚ノハ違ウ奴ヲ積ンデルゾ」

ナナ「・・・艤装で遊ばないで。っと、正面2500・敵戦車2個大隊接近!」


見ると、2個大隊の敵戦車が散開しつつこちらに迫ってきている。どうやら先程のレーザー攻撃を見て、密集して突撃するのは危険だと判断した様だ。

659: 194 :2022/04/24(日) 12:06:30 HOST:ai126213107167.77.access-internet.ne.jp
ラン「チャント学ンデイルヨウダガ・・・生憎コノレーザーハ拡散モードモ有ル!ソンナ程度ジャ逃ゲ切レネーヨ!」


そう言いながら、今度は左脚を敵に向ける。


ラン「イッケェェェ!虹〇の脚ィィィ!」


今度はランの左脚から、七色に輝くレーザーカッターが次々射出される。
まさかの複数同時攻撃は想定外だったらしく、成す術も無く吹き飛ばされていく。


ヒト「おおおー!完全マスターしてますね、ランさん!」

キュウ「・・・宴会芸とかに最適そう」

ラン「宴会芸言ウナ!因ミニ銀〇ノ方ハ燃費重視、虹〇ノ方ハ威力重視ダ!」

ナナ「・・・・・」※頭を抱えている


同僚達の様子に頭を抱えるナナ。何というか、並行世界のヤル研の思想に染まって来ているのではないかと思ってしまう。
と、その時。ナナが何やら異変を察知する。地中から振動音が聞こえる。これは一体!?


ナナ「各員、その場を離れて!地中から何かが迫って来ているわ!!」


ナナの叫び声と同時に他のメンバー達も異変を察知。慌ててその場を離れる。
その直後に、地面を突き破って何かが飛び出してきた。
それは黒色の紡錘形状の金属物体だった。そして中から、その物体と一体化した蒼空邪軍の人型コアが姿を現す。


??「ホゥ、察知シテ躱シタカ。流石ハ歴戦ノ戦娘ダナ」


新たに出現した未確認の蒼空邪軍兵器。後に神出鬼没のゲリラ戦法で人類側を悩ませる事となる、地中突撃姫と名付けられた新型姫級との初めての遭遇だった。

660: 194 :2022/04/24(日) 12:07:00 HOST:ai126213107167.77.access-internet.ne.jp
以上です。大海戦が繰り広げられていた頃の、陸戦の様子でした。
敵海軍部隊の大規模出撃で支援が減った結果、海岸の橋頭保から中々動けずにいます。特に重装備の揚陸が遅々として進んでいないので(汗)
まぁ万が一にも突破されたら退避しないといけないので、仕方がない一面も有りますが。
で、元陸上戦艦姫のランの新武装ですが、ぶっちゃけ遊び過ぎましt←殴
まぁ脚部のレーザー砲の元ネタだからね、仕方ないね(コラ)
そして地中から新たに表れた新型姫級。こちらの設定も後日お送りしようと思います(というか、まだ設定が固まり切っていない(ヲイ))
では、また次回。
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最終更新:2022年04月24日 19:03