803: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:31:24 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
逆転マブラヴ 兵器集



〇兵器紹介

日本戦術機

  • 三一式戦術歩行戦闘機 隼
1971年に日本が送り出した世界初の実用戦術機である。

原作知識モリモリに盛り込んだ機体のため、こいつの時点で性能は第二世代相当である。
BETA戦のことを考え装甲よりも機動性に振った設計は以降の日本戦術機に受け継がれていく。

原作知識があるとはいえ、初めての実用戦術機ということで手堅い設計になっている。
汎用性と発展性に重きを置いた機体であり、以降の太平洋条約機構軍の主力となる。

射撃も格闘も可もなく不可もなく。整備性や量産性も良好。OSに関しても完成度が高すぎるせいで操作の自由度が高いため逆に完熟期間が長く付きやすい。

世界初の戦術機であるにも関わらず、その堅実すぎる設計のせいで発表当初は諸外国からの反応が今一であり、重装甲と射撃能力を宣伝したアメリカ製のF-4の方が評判が良かったほどである。

最も地球におけるBETA戦が始まると評価は一変し、重装甲で動きの鈍いF-4よりも軽装甲ながら動きの軽い隼が高評価を得ることとなる。

特にパイロットたちからはF-4とは比べ物にならない操作の自由度が評価されており、以降の評価を不動のものとしている。

原作を知っている諸氏ならお分かりだろうが、米国のF-4は決して愚鈍な機体でもなければ、欠陥機でもない。
F-4は高い汎用性と発展性を備えた名機であるのだが、この世界では対抗馬となった隼という競争相手が悪すぎただけである。

因みにこの世界の日本兵器の型式は全て皇紀仕様である。
1971年は皇紀では2631年なので三一式となった。何故皇紀表示かと言えば作者の趣味である。他作品との差別化とは大変なのである…



  • 三三式戦術歩行戦闘機 瑞雲
1973年に日本が送り出した二機種目の戦術機。
隼の廉価版として開発された機体であり、太平洋条約機構以外の地域へ輸出すること前提の機体。

しかし設計は隼を基としていながらも、より簡素で量産性と整備性を追求した作りとなっており、予算に苦しむ第三国や小国にも優しい作りとなっている。

代わりと言ってはなんだが汎用性が少々削れており、どちらかと言えば生産性向上のためにパーツ数を削減し軽量化した関係から近接戦モデルに近しい性能となっている。
動きは軽快だが、装甲が薄いという割とピーキーな性能と言えなくもない。

しかしながらこの隼以上の軽装甲ながら近距離戦に適した仕様は前線の求める機体仕様と合致しており、未だ戦術機の生産体制が整っていなかった南米諸国や欧州諸国の前線を良く支えることとなる。

未だ対BETA戦術のノウハウや戦術機の生産体制が整っていなかった初期の戦闘においては、大量に供給されたこの瑞雲に助けられた兵士も多く、瑞雲乗りと言えば前線兵士の間で有名になるほどである。

後に祖国を失い、国連軍に編入された古参兵士たちを中心に国連内のいて瑞雲教という謎のファンクラブを生み出すこととなる。
彼等は挙って「ズイウーンはいいぞ!最高だ!」と口々に言うという。

804: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:31:56 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
  • 三八式戦術歩行戦闘機 陣風
1978年に日本が早速送り出してきた第二世代戦術機。性能に関しては原作における第三世代相当。

原作におけるF-14とF-15を合わせたような性能をしており、原作フェニックスミサイルに相当する対BETA用クラスターミサイルは勿論運用可能。

モデルがF-14やF-15となると格闘戦能力はどうなのかとイメージするが、そこは御安心。
汎用性の鬼である日本製戦術機であるからして、ミサイルなど打ち切り身軽となった後ならば、新型エンジンからもたらされる大出力を用いて近接戦機に勝るとも劣らないスピードや俊敏性を発揮できる。

しかしこの機体最大の特徴はその大ペイロード量と、それによる継戦能力の高さである。

この頃の日本は戦線が遠いことに頭を悩ませていた。一番近い戦線ですらアラスカで、日本がメインにしているのは南米である。
そしてソ連の影響力伸長を抑えるために遥々欧州にも出向かないといけない。

遠出するとなると現地における継戦能力というのはどうしても不安がちになる。
何せ自国の拠点から遠いのだ。特に欧州なんて正直信用ならんソ連と、ボコボコにされていて現地補給能力に不安が残るNATOといった具合。

そこでじゃあ自前の継戦能力あげるべ!というわけで大搭載能力を求められ開発されたのがこの陣風である。

新型エンジンからもたらされる大出力は多くの兵装、弾薬の運用を可能とし、更に機体へ高い運動性や機動性を与えることとなった。
正に高機動火薬庫とも言えるほどの機体となっている。

また当時の日本。というか夢幻会であるが、原作と様変わりしている情勢から、最悪は戦術機部隊を中核としたハイヴ攻略戦も視野に入れており、陣風の継戦能力の高さはそのもしもの時のためでもあった。
射撃戦メインではなく、あくまで汎用性に拘り近接戦闘能力も十分有しているのは、ハイヴ内での戦闘も考慮しての設計である。

以降この高い継戦能力とハイヴ内を想定した遠近両用の汎用性は日本製戦術機に共通する特徴となる。



  • 四十式戦術歩行戦闘機 閃電
1980年に日本が送り出した二機種目の第二世代戦術機。
普及モデル廉価版である。

陣風は高性能であり、ハイヴ攻略すら見据えた万能機であったがやはりと言っていいのか高かった。
それこそ太平洋条約機構の国々すらちょっと冷や汗流すくらいには。
正直言うと自分達の盟主のガチさにちょっと引いた。

というわけで普及モデルの廉価版として改めて開発されたのがこの閃電である。

陣風における過剰なまでの性能をカット。汎用性は維持されたが、やはりというか過剰なまでの継戦能力は削られてしまった。

最もその他の機能は少々落とした程度であり、追加のレーダーユニットを装備すれば陣風が扱う対BETA用クラスターミサイルの運用も可能である。

陣風が採用していたモデルより少々出力は落ちるが、それでも既存戦術機とは比べ物にならない大出力のエンジンを搭載しているため機体パワーとトップスピードは同時期の他国性戦術機の追随を許さない物がある。

この馬鹿力を活かし、射撃戦から近接戦まで割と何でもこなすことが出来た。
射撃兵装を搭載すれば、射撃戦機に、近接長刀を搭載すれば接近戦機に、レーダーやミサイルを搭載すれば支援機にと陣風の器用さを見事に引き継いだ機体と言える。

決して陣風ほど一機でなんでもできる万能ではないが、部隊間で役を決め、それぞれの役割に徹すれば問題ないだけの器用さを持つ。
本来の軍が運用する兵器とはこうであると言える機体。

このため日本のお膝元である太平洋条約機構に加盟している国々以外でも幅広く採用されており、ワールドスタンダード戦術機の称号を得ている。
開発者の日本においても陣風の高コストっぷりから大蔵省から苦言をもらったため、ハイ・ローのロー相当の機体として数多く採用された。

因みに口がさない者たちの間では「日本の単機万能高コスト主義に反省を促した機体」と言われている。

805: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:33:31 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
  • 試製四六式戦術歩行戦闘機 彗星
1986年のウラヌス作戦に無理矢理間に合わせた日本の第三世代戦術機。
試製の名の通りに実はまだ正式採用機ではない。
彗星のペットネームも開発チームがそう呼んでいたのをそのまま採用したに過ぎない。

当時の日本が誇る最高性能機であり、その性能は原作武御雷とYF-23を合わせて割らないほど。
流石に原作YF-23のようなステルス能力や電子戦機能は搭載していないが、YF-23の特徴であった、統合補給支援機構を搭載。
戦場における撃墜された戦術機からも補給や給電が可能である。

また機体デザイン及び性能においては原作武御雷を参考に機体各所へカーボンブレードを設置しており、正に全身凶器と言える。
バトルスタイルも比較的近接戦前提で調整されている。これはハイヴ内の狭い空間で群がるBETAを真正面から蹴散らすだけの性能を求めたため。

更には以降の日本製第三世代機の特徴となる支援用AIが初めて搭載された機体である。
この支援用AIは機体制御の補助から戦況データ整理に、データリンクが途切れた時のために既存データを用いて味方やBETAの動きの推測まで可能な高性能補助AIとなっている。
またパイロット生命維持の手助けやメンタルヘルス役もになっていおり、極限状態におけるパイロットの生存性向上を限りなく高める要素を揃えている。

どれくらい高性能なAIかと言えば載せられているAIは全員?ジョークが言えて皮肉を検知できるくらいには高性能である。

ここまでの高性能機。無論その生産コストも武御雷とYF-23を割らないで足した値段レベルだが、そこは有り余る国力に物を言わせてウラヌス作戦当日までに100機ほどを用意した。

当時の日本どころか太平洋条約機構全体からエースと呼べる人材のみを呼び集め、教練した100機の最精鋭部隊。
その練度は同作戦においてソ連が虎の子として投入した魔女部隊すらも上回り、間違いなく当時世界最強の部隊と呼べた。

ドルトムントハイヴ攻略時には無人機軍団付き従えながらBETAの大軍を正面から粉砕。
そのままハイヴ内をも突き進み、同ハイヴの動力炉破壊に貢献した。

大量の無人機を付き従えながら戦場で無双するその姿は一種の死神のようにも見えたという。

なおウラヌス作戦で大戦果を挙げた当機であるが、流石にお高すぎると大蔵省に叱られたため、後の正式モデルでは少々ダウングレードすることになったそうな。

なお余談として無理矢理増産した試作機に当代きってのエースを集めたため、個々の機体にパーソナルカラーが施されており、上層部も無理して集まってくれたわけだし士気があがるならそれでいっかと気にしなかったため、100機の彗星の集団は非常に愉快な色合いであったという。
特にその中でも赤い塗装をした集団は戦地では赤い彗星と呼ばれたのだとか。



  • 五十式戦術歩行戦闘機 烈風
日本が1990年に送り出した正式な第三世代戦術機。

一般兵でもまともに運用可能で、大蔵省に起こられないくらいの値段に抑えた彗星の廉価版である。

性能バランスについては汎用モデルに戻し、一般的な戦場でも活躍しやすいように変更。
また特徴の一つであった統合補給支援機構はオミットされた。この部分は部隊運用と後方体制でカバーできると判断されたためである。

幸い最大の特徴であった支援AIの搭載は行われている。以降の第三世代戦術機の定義はこの支援AIの搭載の有無となる。

最も彗星に搭載されていたような人間レベルで会話が可能な高性能AIではなく、無機質的にデータを整理し、機体やパイロットを補助する廉価版AIに置き換えられた。
ジョークも言えなければ皮肉も検知してくれない。
最も廉価版と言うが本来はこれくらいの性能で十分である。

同年に起こった南米におけるマナウスハイヴ攻略戦において初投入がなされる。
どう作戦では本機による部隊の多くが多大な戦果を挙げており、戦術支援AIの有無が戦果へと如実に表れた戦いであった。

806: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:34:16 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
  • 三五式戦術歩行攻撃機 海神
日本が送り出した強襲上陸用戦術機。原作におけるA-6イントルーダーである。
1975年に採用。

アメリカが初手本土決戦となったため、同国が出すはずだったあれこれが立ち消えたとなったために、わざわざ日本が代わりに開発した機体。

大凡は原作のA-6イントルーダーと同じだが、腕部の36mmチェーンガンが最初から6門仕様だったり、ミサイルランチャーの数が8門へ増やされていたりなど火力は増強している。

取りあえず突貫して作った機体だったが、日本の高い技術力のおかげで結構真っ当な性能を発揮した。

以降は原作同様世界中の国々で採用されており、至る所で活躍している。

最も北米奪還も考えなければいけなくなった日本は海神の火力に満足しておらず、独自の後継機を開発中である。



  • 三七式戦術歩行攻撃機 雷電
日本が送り出した二機種目の戦術歩行攻撃機。戦術機としては第一世代の区分となる。
1977年採用。

ぶっちゃけ原作におけるA-10サンダーボルトである。
肩に装備された36mmガトリングはそのままだが、ガトリングユニットを換装可能な方式へと変更しており、120mm滑空砲二門の砲戦ユニットや155mm砲一門の重砲戦ユニットなど幾つかの肩部武装バリエーションが存在している。

因みに原作における爆圧スパイク機構も搭載済み。名称「自動凸突き」である。

原作同様前線諸国にバカ売れしており、こちらの世界でも長らく愛用され続けることとなる。

日本ではこいつの後継機を開発するべきか、後の主力機の火力を高めて代替させるかで議論になっている。



  • 試製四五式戦術歩行攻撃機 海豚
1985年に開発された海神の後継機。その試作モデル。

北米奪還のために海神以上の火力を求めた機体で、背部の特徴的な大型多目的兵装庫が特徴。
36mm機関砲12門、120mm滑空砲6門、ミサイルランチャー8門、20mm機関砲4門、小型ミサイルポッド8門と大火力。

多くは背部の兵装庫に搭載されているが、小型ミサイルポッドは脚部に、20mm機関砲は胸部に搭載されている固定兵装である。

その兵装庫からもわかる通り原作におけるA-12アヴェンジャーの設計思想の一部を継いでいるが、原作のアヴェンジャーと違い対人類戦想定のステルス機能は搭載されていない。

海神をも超える圧倒的大火力なのだが、日本はこれにすら満足しておらず、正式モデルではレールガンの搭載も検討している。

試作モデル故に数は左程生産されなかったが、実戦データ取得目的で1988年のアマゾナス作戦に参加している。

807: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:35:15 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
米国戦術機

  • F-4
アメリカが送り出した世界で二番目に早く登場した戦術機。
実は日本戦術機に対抗して原作より試作機の発表が1年早くなっている。試作機発表が1971年。正規採用型の配備開始が1972年。
日本が早々に隼を正式配備されたことからF-4も開発が加速され原作より2年も早く実戦配備されている。

登場当初は重装甲と高い射撃能力を猛烈にアピールした結果、日本の隼よりも高い評価を受けていたが、いざ実戦が始まると対BETA戦に有利な隼と評価が逆転することになった。
こればかりはやはり相手が悪かったというほかない。

最も原作を知っている諸氏ならわかると思うがF-4は決して駄作機ではなく、その高い汎用性と拡張性は傑作機と言って良く、この世界のF-4もその点は同じであった。
むしろ原作より早く登場したことから、運用体制が早期に整い、そこから細かい問題点が見直されたため同時期の原作機より性能が向上している。

原作よりも早くに実戦配備されたため相応に数が揃っていたF-4は米本土戦においても活躍。
隼と比べられボロボロの評価がされているが、それでも現場の兵士からは頼りにされており、辛く苦しい米本土決戦やカナダ戦、メキシコ戦などを戦い抜いた。

その後米本土が陥落するとともに米政府が資金集めのためF-4のパテントを大々的に売り出した結果、世界中でF-4のライセンス生産品、もしくはコピー品が誕生。
世界各国の戦術機開発が加速する一因となった。

このため評価こそ隼と比べられがちであるが、世界で最も普及した戦術機の一つに数えられており、むしろ米本土戦以降の方が活躍したと言える。

北米陥落後も中米、カリブ海、南米諸国などで運用され続け、NATO軍においても大々的に採用され各国が使い続けているなど案外幅広く使われ続けることとなる。

1990年代においては流石に旧式となっていたため、米政府では第二世代のF-16やF-20が主力となっており、欧州諸国や南米諸国においても日米ソいずれかの第二世代機か独自開発の第二世代機が採用されているため多くの国では一線級が退いている。

しかしアフリカ諸国や中東諸国と言った後方地域では未だ主力戦術機として運用が続いているという。



  • F-5
米国が送り出した第一世代戦術機の第二弾。
米本土戦において苦戦を強いられていた米国が生産性を優先して開発した機体。

このためF-4と比べ小型、軽量な運動性に優れる機体となった。これは奇しくも日本の隼に近しい機体性能を得ることとなる。

1975年から配備開始。開発を急いだために原作より1年早くの登場となった。
最も配備開始時には米本土の過半は陥落しており、専ら残っていた西部要塞群に配備され、同地域が陥落した後はアラスカやハワイ、グリーランドなどに集中配備された。

当機は設計の通りF-4よりも生産性、整備性に優れており、小型、軽量のため高い運動性とそこから来る高い近接戦闘適性を保有していた。
このためNATO諸国などはF-4に続きF-5を大々的に採用。

戦線が英国本土にまで下がった時期にはNATOの数的主力機はこちらになっていたほどである。

以降のF-5はNATOを中心に採用が続き、欧州において多くの派生機が誕生している。
後に登場する欧州独自開発機においてもF-5の設計を受け継いだ機体が多い。

808: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:36:02 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
  • F-12
1980年に米国が送り出した同国初の第二世代戦術機。
78年に送り出された日本の陣風に対抗できる高性能機を目標に開発された。

F-4、及びF-5の情報公開と技術提供によって国連からもたらされた支援予算を存分に活用して開発した機体。

当時の米国が開発したと思えないほどの高性能機に仕上がっているが、技術力の差から日本の陣風には及ばない結果に終わった。


性能としては超高機動ボマー。
新型開発されたエンジンの高出力と既存機の倍以上の数に増やし、機体各所に搭載された追加スラスター及び大型ブースターに任せた高機動と専用の武装パッケージに身を包み、数多く搭載されたミサイルや機関砲をぶっ放すその様は正に動く火薬庫と言った具合。

肩部や脚部搭載された専用ミサイルポッド6つ。肩部の専用スペースに搭載された大型クラスターミサイル二基。手腕二つと四本のサブアーブで合わせて運用する6基の突撃銃。
おまけに腕部と頭部、胸部にそれぞれ内蔵式の20mm機関砲を搭載。

この武装の過剰搭載による弾薬庫状態という点は陣風と同じだが、足りない機体出力を無理矢理追加のスラスターやブースターの数で補ったため、過剰な武装量による重量過多と合わせて機体の操作性が非常にピーキー。

また武装を多く運用しすぎたため、火器操作までもが複雑化しており、基本的に二人乗りでなければ扱えない機体になってしまった。

無論機体コストも増大。本土が陥落して国連からの捨扶持メインで食いつないでるアメリカではとてもではないが大量生産できず、年調達数十数機が限度になっている。

無論採用する国なんぞ米国以外どこもなかったため、専らアラスカ戦線にのみ細々と配備が行われている。

一応補足すると高機動、大火力なのは確かのため、後方支援体制が整っているアラスカ戦線では中々重宝されているらしい。


原作にはないオリジナル機。モデルはSR-71ブラックバードを基に開発されていたYF-12。
ハイ・ローのハイにすら慣れないほどの高コスト機兼超ピーキーな難題機。

日本の陣風に対抗するためだけに開発されたアメリカの虚栄心を満たすだけの存在という辛辣な感想もあながち間違いではない。
一応機体性能は本物なので扱い切れれば陣風に届くこともワンチャンあり得る。



  • F-16
アメリカが送り出した第二世代戦術機。
F-12ではまともに主力機として扱えないということで改めて開発された普及モデル。
1982年配備開始。原作よりも4年も早い。

F-5の路線を受け継いた小型軽量機。生産性や整備性を優先した設計なのも同じで、旧式化の進んだF-4やF-5を代替することを目的に開発された。

小型軽量機故に少々発展性には乏しいが、その運動性能は対BETA戦に合致しており、実戦においてもすこぶる良好な結果を残している。
世界で最も長くBETAと戦い続けた米国のノウハウがつぎ込まれた傑作機と言えよう。

配備開始後はアラスカ戦線を中心に米軍機の代替を務めたが、同時のNATOでは欧州独自開発機が登場し始めたため、それほど多くは採用されずに終わる。
なお米海軍用の艦載機版も開発され、同じく海軍用のF-4の代替も務めている。


因みに同時期にF-12のエンジンを調整し、新技術を多く導入したYF-15の開発計画も存在していたが、本土が陥落して随分と立つ米国にそんな高級機を再び開発する余力はなく、YF-15は実機すら開発されず計画段階で終わってしまう。

809: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:36:39 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
  • F-20
米軍が開発した低コスト機。ハイ・ローのローに当たる機体。1984年配備開始。

追い詰められている米国からすればF-16すらもお高い機体だったため、数的な主力を務めるための更なる低コスト機が求められた。
その結果誕生したのがこのF-20である。

そんなに金ねーならF-12の調達打ち切れや!といいたいが、あっちは政治的な要素が強い機体のため軍の意見は通らないのである。

F-16より低価格で、F-16並の性能を発揮する!という謳い文句であるが、実際のところ前者は正しいのだが、後者に関してはそこまでの性能は持っていないというのが正しい。

性能としては第一世代機と第二世代機の間程度であり、カタログスペックを見れば第二世代機として見れば微妙というのが正直なところである。

しかし実戦においてはF-16に負けず劣らずん戦果をあげている。
これは機体性能の大部分を近中距離戦に振っており、武装重量を用いての機体挙動まで計算し、推進剤の節約を行っているなどの涙ぐましい設計思想と運用体制の努力の結果である。
奇しくも原作の日本帝国戦術機と同じ運用思想と言える。

このため射撃能力やレーダー性能ではF-16に及ばないが、近距離における集団戦においては高いパフォーマンスを発揮している。

採用後はF-16をハイ、F-20をローとして旧式化したF-4、F-5を代替に努め、アラスカ戦線にて活躍した。

なお他国への売り込みにおいてはF-16より高評価であり、専らアフリカ諸国相手に売れたそうな。



  • YF-23
1986年に見せた日本の第三世代戦術機彗星の活躍を見て、これに対抗できる機体を開発しようと米国が計画している戦術機である。

正直F-12を持て余し、F-16の調達にすらひぃひぃ言っている中で「正気か米国どん!!」と言った話なのだが、貧ずれば鈍するの言葉の通り、アメリカもどこか可笑しかった。

とは言え流石に軍や財務や良識的な政治家が止めに掛かかったためF-12ほどピーキーな機体にならない…はずである…

現状では計画だけなのだが、日本に勝てる高性能AIと更には世界初のステルス機能を求める政治家閥と常識的に考えて今のアメリカに日本機に勝てる機体を量産できる体力はないのだが、常識的な範囲の第三世代機を作って将来的にF-16とF-20の代替を目指すべきという軍&財務のタッグで綱引き状態となっている。

少なくとも原作のYF-23と同じ機体にはならないであろう。

810: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18:38:25 HOST:FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp
投下終了

日米の戦術機事情です。

ここだと色々足りない評価がされている米軍機ですが、基本OSとCPUがXM3仕様なので同時期の原作よりずっと強かったりします。

本当はソ連と欧州と日本製無人機のも加えたかったのですが、時間が足りずに…
欧ソの機体はまた今度!

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最終更新:2022年05月18日 20:20