782: 弥次郎 :2022/05/22(日) 00:00:11 HOST:softbank126041244105.bbtec.net
憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編証言録「ノクターン・クラップズ」
「可変機構……シミュレーションとはいえ、一発で使いこなすか普通……」
「あくまで試しのつもりだったんだけどねぇ?」
『あの、何か問題が?』
「いや、予想以上だ……そのまま続行してくれ」
『了解です』
「……シンエイ・ノウゼン少尉、底が知れないな」
- 可変KMFであるアレクサンドロスの試乗において、シンはほぼ初搭乗ながらその可変機の性質を生かして見せた。
「マニュアルで展開する必要がないって楽だなぁ……」
「マニュアル?」
「え、あ、はい。ジャガーノートの長砲身型って、折りたたんである砲を……こう、機体を接地させて、足で前にこう……」
「……HAHAHA、ナイスジョーク」
「本当ですって!」
- クレナから長砲身型のジャガーノートの実態を聞き、絶句する技術者。
「ジャガーノートの改修を行うというものですが、AIに投げたところほぼ同じ回答になりました」
「想像はつくが、なんと?」
「『改修に用いる費用で新型を作った方が速い』と拒絶されました。
一応改修計画も出されはしましたが……根本的な性能不足の解決に至るにはどうしてもやるべきことが多すぎます。
はっきり言いまして、その分の費用で新型を作った方がましですね」
「……回答拒絶とは、また」
「ええ、驚きです」
- ジャガーノートをもしも改装・改修するならどうするか?というプランをAIに策定させたものの、結果的には駄作すぎて不可能という返答が返ってきた。
「なんでフェルドレス形態と人形態を行き来させるのよ……」
「フェルドレスはフェルドレスで、人型は人型でそれぞれ問題がありますからね」
「でも、それって整備箇所とか増えて大変じゃないの?」
「おっしゃる通りです。ですが、それに見合うスペックがあるのです」
- グレーテ中佐と地球連合の技術者の会話。複雑な可変機構は高コスト化や整備性の悪化を招くが、同時にそれだけの価値があるものだった。
「彼らは何でもかんでも変形させたがる病気なのかね?」
「航空機と人型を使い分けることによって展開力と白兵戦能力の両立を実現している、というのはわかりますが……」
「変形開始から完了まで1秒とかかっていませんよ……どういう構造しているんですか!
高速で飛行した状態から速度を落とさずにそのまま変形!?どうやっても中に入っているパイロットが変形時にかかるGで死にますよ!」
「そう言えばこの映像の機体、ヴェンツェル中佐が補助付きとはいえ操縦しているものだそうです」
「彼女の喜びが伝わってくるな……」
- ギアーデ連邦が担当した戦線でも運用されたTMSセイバー・ガストの映像を見ながらギアーデ連邦軍上層部の会話。
「地球連合から提示されたこれこそ、まさに陸の王者ではないか!」
「とはいえ、連邦ではインフラや技術力の関係から運用は不可能だと断言されましたけどね」
「如何にスペックが優れているとはいえ、国防を担う主力機が他国依存というのも……」
「そりゃあまあ、主砲30センチ、副兵装が120㎜マシンガン、近接防御に30㎜機関砲。
さらには速力が時速110㎞というのは魅力的ですけども…」
「奪還できた土地で得られる利益が丸ごと吹っ飛び、ついでに連邦の財布に大穴が空きますね」
「ぐぬぬぬぬ……」
- 次期主力フェルドレスを模索する話し合いでヴァナルガンド推進派の会話。MTヒルドルブを見せられはしたものの、高すぎる目標で却下されていた。
783: 弥次郎 :2022/05/22(日) 00:01:07 HOST:softbank126041244105.bbtec.net
「ほう、水中を行動できるMSってやつもあるのかい」
「ええ。我々が対峙してきた敵対勢力には、水中を活動する個体もおりましたので。ただ……」
「ただ?」
「……ほとんどが宇宙か空中、あるいは陸上戦力で撃滅するために、出番がないのが……」
「……すまねぇ」
- クレア・ルージュに地球連合海軍が保有する水中用MSについて話を聞くイシュマエル。なお、地雷を踏んだ模様。
「40センチ連装砲……いえ、これはガンランチャーですね」
「はい、元は原生海獣でも大型の個体を撃破するための爆雷を発射する装置。
元よりスーパーキャリヤーをはじめとしたオーファンフリートの本懐は、原生海獣狩りにありますので」
「期間が間に合うならば改装などもできますが、いかがしましょう?
わが社のグレネードキャノンなど、プランは用意できますが?」
「いえ、我々の船の旗艦、我々の責務と矜持を以て運用しますので、今回は遠慮させていただきます」
「差し出がましいことをしました……船乗りは、自らの船に誇りを持つ者でしたな」
- 三谷戒とエステルの会話。なお、この後有澤の誇る戦艦群を見せられひっくり返る模様。
「やっぱり視線があるか……」
- 共和国軍から出向、というか出奔したダスティン・イェーガー。どうしても目立つため、特にエイティシックス達から死線を受ける。
「あの師団長……神戟のヒェメルナーデ・レェゼだったか、どうにも彼女からよくない感情を感じる」
「敵意か?」
「……いや、もっと根源的な憎しみというか、恨み。もっと言えば破滅願望にも似ている」
「要注意だな……彼女の過去の経歴と言い、立場と言い、出来すぎている」
- 地球連合ノイリャナルセ聖教国派遣群に属するNT達の会話。ヒェルナの潜在的な感情を鋭く察知する。
『白紙地帯……火山活動で火山灰で満ちる世界。なるほど白紙なわけだな』
『この寒冷な気候も火山活動のせい。おまけに現在も続くマグマの噴出で重金属も噴き出てきているから人には危険、か』
『レギオン共が居座っていることもあって、数百年も人が踏み込んだことがないそうだしな』
『なんというか……まだ未開の地があるとはな」
- ノイリャナルセ聖教国に対峙するレギオンの拠点となる白紙地帯への偵察活動中の会話。オペレーション・スカイフォールではここにも軍勢が進出した。
「身分で仕事が決まっている国……今ではほとんど残っていないが、大洋連合に入っている昔のインドか?」
「あるいは、中東国家のような宗教的な主軸を置く国家か……」
「どうであるにしても、接触は慎重に行わねばならんな。宗教は厄介だ」
「どこにどう地雷があるかわかりにくいからな……」
- 地球連合ノイリャナルセ聖教国派遣外交使節団が同国との会談を行う前の会話。
784: 弥次郎 :2022/05/22(日) 00:06:28 HOST:softbank126041244105.bbtec.net
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ノイリャナルセのエミュが難しい…
最終更新:2023年08月23日 23:16