665: 194 :2022/06/04(土) 15:20:30 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その68 あくる日のドタバタと戦娘の更なる強化
翌朝―――
窓から差し込む光に、横手が目を覚ます。
目を開けると微笑みを浮かべたレイが、彼の寝顔を見ていた。
レイ「・・・おはようございます、平文さん」
慈愛に満ちた表情で見つめて来るレイに、横手は言葉を奪われてしまい、返事が出来なかった。
レイ「・・・平文さん?」
横手「・・・あ、ああ。おはよう」
レイ「どうしたんです?」
横手「あ、いや・・・今の麗子、すっごく綺麗だったから見惚れて・・・」
レイ「も、もう・・・!!平文さんたら・・・」
お互いに顔を赤らめる。まぁ仕方がない。
昨夜どころか夜明け近くまで特別演習(意味深)をしていたのだ。照れる気持ちが未だに強い。
と、横手の主砲(意味深)の仰角が上がりつつあるのを目にしてしまう。
レイ「平文さん、それ・・・昨日あれだけハッスルしてたのに・・・」
横手「あ、いやこれは!?お、男の朝の生理現象と言うか・・・昨日の事を思い出してというか・・・」
レイ「・・・しょうがないですね」
横手「へっ!?」
レイ「・・・こういうのを鎮めるのも・・・妻の務めですから。やり方は知ってますので、・・・身を委ねて下さいね」
少女から女へと変わった彼女の魅惑の顔の前に、横手はただ頷く事しか出来なかった。
666: 194 :2022/06/04(土) 15:21:00 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
結局、主砲の試射(比喩的表現)だけで終わる筈も無く、その後に早朝特別演習(意味深)が終わった直後に、「ソレ」がやって来た。
「チョッ!?・・・落ち着きナサイ!?」
「せめて艤装は仕舞って・・・・何でこんな馬鹿力なの!?」
ダァン!!
レイ・横手「「!?!?」」
演習(意味深)を終えて脱力していた所に、ドアを乱暴に開けて「ソレ」が乱入。
「ソレ」とは・・・艤装を纏ったゆきかぜとそよかぜであり、止めようとしたこんごうとナナが腰にしがみ付いていた。
ゆきかぜ「・・・・・・・・・・姿が見えないから、急いで探しに来てみれば」
そよかぜ「・・・・・・・・・・何、してるの・・・・・!?」
こんごうとナナを振り解き、ハイライトが消えた瞳で二人を睨みつける姉妹。
突然の出来事に加えて尋常じゃない二人の様子に、レイと横手は返事も出来ずに固まる。
まぁ何をしていたのかは、部屋の様子とかを見れば一目瞭然である。
何せ二人が裸で抱き合っており、部屋には脱いだ衣服。そしてゴミ箱には何故か(大本営発表)大きく丸まったティッシュの固まりが、大量に捨てられている。
しかも二人の匂いが充満しているわ、主砲の射撃の残滓(意味深)まで丸見え状態。言い訳は到底不可能だった。
ゆきかぜ「・・・ズルい、ズルいよレイ!!お兄ちゃんの『初めて』は、私達が美味しく頂く筈だったのに!!」
そよかぜ「・・・この泥棒猫」
レイ「ちょ!?ど、泥棒猫って」
ゆきかぜ「・・・最初のお嫁さんと言う立ち位置だけに飽き足らず、十年間狙っていたお兄ちゃんの『はじめて』まで搔っ攫うなんて!!」
そよかぜ「・・・これ以上の独走は、流石に看過出来ない」
レイ「そ、そんな事言われても・・・」
そよかぜ「・・・とにかく、今すぐ兄さんから離れて!!」
667: 194 :2022/06/04(土) 15:21:30 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
そう言って、強引に引き剥がすそよかぜ。
肝心の横手はと言うと、唐突に始まった修羅場に未だ固まっている状態だった。蛇に睨まれた蛙と言うのは、こういう事を言うのだろう(適当)
ゆきかぜ「・・・かくなる上は、仕方がないね」
そよかぜ「・・・今から私達の事を、美味しく頂いてもらう。拒否は認めません」
ヤバいオーラを携えている二人。流石に硬直が解けた横手が
横手「ちょ!?待って!?オセアニア解放作戦に向けての書類仕事g」
ゆきかぜ「ボク達との事の方が、余程重要だから」
そよかぜ「十年間ずっと待ってたんだから、きちんと答えて貰います・・・」
そう言って横手の両脇を抱え、自分達の部屋に連れて行こうとする二人。
振り解かれた際に壁に頭を打って気絶していたこんごうとナナが意識を取り戻し、二人が横手を連れていこうとしているのを見て、レイと共に慌てて止めようとしたが・・・
こんごう「ふ、二人共!ソウイウ強引なのは駄目デs」
ナナ「そ、そうそう!それに、実際仕事g」
ゆきかぜ&そよかぜ「「・・・何?」」※人を殺せる目で睨みつけている
こんごう「・・・エ、エート」
レイ「・・・すいません平文さん。今の私には、とても助けられそうにないです(汗)」
ナナ「・・・こりゃ、駄目な奴ね。・・・隊長、グッドラック」
横手「ちょ!?見捨てないで!?せめて服は着させて!?た、たーすーけーてー!?!?」
悲痛()な叫びと共に引っ張って行かれる横手。ザマァと言うべきかモゲロと言うべきか、少々判断に迷う所ではある。
668: 194 :2022/06/04(土) 15:22:00 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
こんごう「・・・ゴホン。取り敢えずレイは、シャワーヲ浴びて服を着なサイ」
レイ「アッハイ」
ナナ「それと部屋も掃除して、空気の入れ替えもする事。凄い有様じゃない」
レイ「・・・も、申し訳有りません」
ナナ「それ等が終わったら、食堂に来るように」
レイ「食堂?何でです?」
ナナ「決まってるじゃない!隊長との演習(意味深)がどんなだったか、キッチリ報告してもらわないと!」
こんごう「後学の為ニモ、是非事細かニ教えて貰わナイト!」
レイ「・・・あ、あはは」
どうやら自分の方も、このドタバタから逃れられそうにない。
そう確信したレイは、乾いた笑いを浮かべるしかなかった・・・。
横手がゆきかぜ&そよかぜ姉妹との特別合同演習(意味深&強制)で搾られ、レイが仲間達から根掘り葉掘り取り調べ()を受けているその頃、
マリアージュシステム以外での戦娘達の艤装の改良が、今も進められていた。
片や極超音速で飛行し、もう片方は地中を掘り進んでくるのだ。加えて液体金属性の装甲を身に纏い、硬度を自在に変える事で攻撃を無効化してくるのだ。対策は必須だった。
669: 194 :2022/06/04(土) 15:22:32 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
以下、レイとキュウの艤装を一例として、改造点をそれぞれ見て行こう。
まずはレイの艤装から。
- 背部に可変式反重力エンジンを搭載した、2基一対式のバインダーを追加。
- これらの変t・・・ゲフンゲフン超高機動に対応する為、耐G性能の大幅な向上
- 斬邪丸に更なる改良を実施。出力の更なる強化と共に、対蒼空制圧姫級用の新たなる機能を追加(詳細は後日)
- これ等の機能を稼働させる為のエネルギー確保の為、エンジンを更なる高出力モデルへ変更。
次は、キュウの艤装。
- 補助用のサブアームを計四本追加。射撃兵装の使用数を増加
- 機動制御及び火器管制の補助として、推論型高性能CPUを搭載
- 特殊合金製ハンマー・ミョルニルに、対地中突撃姫級用の新たなる機能を追加(詳細は後日)
- これ等の機能を稼働させる為のエネルギー確保の為、エンジンを更なる高出力モデルへ変更。
この様に、更なる高性能化で新型姫級への対策を推し進めていく。
そのいくつかを説明していこう。まずはオーバーブースト。これは簡単に言えば、地〇防〇軍
シリーズの〇ェンサーが使用しているサイドスラスター。あの技術そのままである。
複数回のダッシュで敵の機動に対抗・圧倒しようという事だ。
次に可変式反重力エンジン内蔵の追加バインダーだ。これはJF-4やF-5に搭載されている物と同じエンジンを使用し、既に装備済みのHMシステムと併用する事で、通常の兵器や未強化の戦娘では
逆立ちしても対抗不可能な機動性を発揮する。
勿論、そのままでは増大したGに耐えられない為、身に纏う強化外骨格やインナースーツ・ヘルメット等をティ連技術を使用して徹底強化した専用の物へと変更している。
また、これ程の機動性となると人間だけで処理するのは不可能に近い為、補助として推論型高性能CPUを新たなバックパックに搭載。本人の思考を正確に読み取りつつ、最適な制御を行う。
もう一方の陸戦戦娘に追加されたサブアームだが、これは五本指のマニピュレーターを装備したアームで、本人の武装及びティ連製手持ち武器の同時使用を可能とする物だ。
邪魔な場合は折りたたむ事も可能で、戦闘以外にも各種作業で使用可能と、汎用性の高い装備となっている。
此方も補助用に、推論型高性能CPUを標準装備。装備そのものは既にミィム(36式可変機動戦車(輸出仕様))が装備していたが、今回の改造に合わせて全ての陸戦戦娘にも装備される事となった。
これ等の装備を稼働させる為のエネルギーを確保する為、エンジンも更なる高出力モデルを用意。これ等の兵装を始めとする各システムを稼働させる為に必要な、十分な電力を供給している。
そして、新型姫級に対応した新機能。それは一体何なのか。それは、今後の戦いで明らかになって行く事だろう。
それ等の完熟訓練等も有り、時間はあっという間に過ぎていく。オセアニア解放作戦は、もう目の前まで迫っていた。
670: 194 :2022/06/04(土) 15:23:02 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
オマケ
戦娘が駐屯する基地内の、ゆきかぜ・そよかぜ姉妹の部屋。
合同特別演習(意味深)が終わり、素人が見てもわかる位ツヤツヤな様子の姉妹が、ご満悦な表情をしていた。
ゆきかぜ「・・・フゥ、夢が叶ってとっても幸せだよ。お兄ちゃん♪」
そよかぜ「・・・兄さん、本当に逞しかった。私達二人を相手に、一歩も引かない凄い攻めだったし・・・///」
横手「・・・おおもう。おじさんとおばさんに、何と言って詫びればいいか・・・」※演習中は自棄になってハッスルしてたが、冷静になってやらかした事に頭を抱えている
ゆきかぜ「あ、それは大丈夫だよお兄ちゃん。お父さんもお母さんも、お兄ちゃんとの事認めてるし」
そよかぜ「・・・『こんなご時世だからこそ、娘達を信頼する人に任せたい。二人の事をよろしく頼むよ』って、言ってた」
横手「・・・いや、無茶苦茶だろ。雪風(せつか)も微風(そよか)も、これで良いのか?」
ゆきかぜ「二人で話し合った結果だもん。後悔はしてないよ」
そよかぜ「・・・兄さんの初めてを、他の娘に持っていかれたのは計算外でしたけど」
横手「・・・orz」
こういう事に何ら葛藤の無い二人を見て、横手は思わず
(・・・寧ろ俺の方が間違っているのか?)
と、勘違いしそうになる。
そんな横手に、二人はとんでもない爆弾発言をしてきた。
ゆきかぜ「あ、そうそうお兄ちゃん」
横手「・・・何だ?」
ゆきかぜ「戦娘って、妊娠による長期離脱を避ける為に、定期的に避妊処置を施すよね」
横手「ん?あ、ああ・・・」
ゆきかぜ「実はね・・・私達、前々回を最後にその措置を止めて貰ったんだよね」
横手「・・・は?」
そよかぜ「・・・5日前に行った検査時に、その措置を止めて貰ったの。・・・それで、今日の私達はどちらも危険日」
横手「・・!??!??!?!?!?」
まさかのカミングアウトに、言葉にならない悲鳴を上げる横手。
ゆきかぜ「絶対にデキるとは限らないけど・・・取り敢えずは一月後の結果次第だね」
そよかぜ「・・・兄さんの子供を産むのは、私達が最初。・・・デキてたら、一緒に育てて行こうね♪」
横手(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: サラサラ..
二人の確信犯的行動()に、横手は砂となって崩れるしかなかった。
671: 194 :2022/06/04(土) 15:23:32 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
以上です。・・・俺は一体、何を書いているんだろう(挨拶)
いや何で、R-17.9位な内容の分を真顔で書いているんだろうorz
それとゆきかぜ・そよかぜ姉妹ですが、ヤンデレ属性は付与していなかった筈なのにどうしてこうなった(´・ω・`)
想いが強すぎてとことん暴走した結果とはいえ、これは酷い(汗)
真面目な話に戻すと、新型姫対策で更なる戦闘力の強化を施す事に。ここで明かしていない新機能は、実際の戦いの中で明かしていきますので、お楽しみに。
そして最後のオマケは・・・本文中でザマァと言うべきかモゲロと言うべきかと書きましたが、やっぱり言わせてもらいましょう。
「断固もげるべし!慈悲は無い!!(血涙)」
では、次回からオセアニア解放作戦の回となります。お楽しみに。
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最終更新:2022年06月12日 18:45