921： 194 ：2022/06/11(土) 17:45:30 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化＆銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン？その71 新型姫級との死闘
BGM・第三次スーパーロボット大戦より「VIOLENT BATTLE」
蒼空「戦娘共！既ニ勝ッタ気デイルヨウダガ・・・ソウハ問屋ハ降ロサナイゾ！」
地中「我々ヲ裏切ッタ旧型共々、ココデ引導ヲ渡シテヤル！」
そう叫びながら、蒼空制圧姫は液体金属ユニットで身を覆い、地中突撃姫は脚部にホバーユニットを展開してそれぞれ突貫。急速に距離を詰めて来る。
拡散レーザー砲を放ちながら突進してくる二体を素早く躱し、それぞれ包囲しながら戦闘態勢に移る戦娘達。
オセアニア解放作戦、その最終局面の戦いが始まった。
いちご「最早ここまでよ！大人しく投降しなさい！」
蒼空「忌々シイ小娘共メ！我々ヲ舐メルナァ！！」
30㎜連装ガトリング砲を放ちつつ、咆哮する蒼空制圧姫。一方的にやられたままでは終われない。
その意地だけが、彼女を突き動かしていた。
液体金属ユニット表面に複数のスラスターを作り、それ等をフル活用して懸命に隙を突こうとする。
だが、更なる艤装の強化を受け、マリアージュシステムでこれまでの限界を突破した戦娘達が相手では、これでもかなり厳しい。
少しずつだが、追い詰められていく。
蒼空「クソッ！一体ドウヤッテココマデ強クナルッテンダ！？」
セン「貴女達では分からないでしょうね！今の私達は、隊長・・・平文さんとの間に、誰にも断つ事の出来ない絆が有るのですから！！」
蒼空「愛トデモ言ウノカ！？ソンナノデ、強クナル訳ガ」
922： 194 ：2022/06/11(土) 17:46:00 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
そう言って否定する蒼空制圧姫に、戦娘達が無言で左手の指輪を見せる。
蒼空「ナン・・・ダト・・・！？」
セン「ただ破壊するだけの貴女達には、きっと分からないでしょうね。システム上の効果だけじゃない。大切な人との想いが、私達をどこまでも強くするのですわ！！」
蒼空「フ・・・フザケルナ！！ソンナ子供染ミタ真似デ、ココマデ強クナンカナルモノカァァァァ！！！」
自分の理解を超えた力に恐怖し、それを拒絶するかのようにセン目掛けて突撃する蒼空制圧姫。
だが、一瞬の隙を突いてバスタードソード『アロンダイト』を手にしたレツが襲い掛かる。
レツ「隙あり！！」
蒼空「・・・チィィッ！！」
素早く身を翻しつつ左腕の液体金属ユニットで受け止める蒼空制圧姫。一度受け止めた上で硬度を柔らかくしてすっぽ抜かせ、大きな隙が出来た所を攻撃しようと目論んだが・・・
何とアロンダイトをすっぽ抜かせている途中で、液体金属ユニットその物が急速に凍り付いていくではないか。
そう。今回格闘用兵装に追加されたのは、ティ連技術を使用して物体を極短時間で凍らせてしまう機能、「コールドウェポンシステム」だったのだ。
蒼空「ナァ・・！？！？」
イッチ「隙だらけだよー！！」
動きが鈍ったのを見逃さず、イッチがグングニルを右脚に突き立てる。
此方もあっと言う間に凍り付いてしまい、その機能を停止してしまう。
蒼空「シ、シマッ！？」
レツ「堕ちやがれぇぇぇ！！」
体勢が崩れた所に、レツが強烈なキックを叩きこむ。
メインエンジンの片方が凍り付いて停止した事も有り、体勢を立て直す事も出来ないまま落下していく。
蒼空「ウアァァァァァァァァ！？！！？」
そのままエアーズロックに叩きつけられ、ダメージに耐え切れずに気絶したのだった。
923： 194 ：2022/06/11(土) 17:46:30 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
一方、陸戦の方も激しい戦闘が行われていた。
直撃は滅多にないが至近弾でも脅威となる14インチ砲弾や155㎜速射砲、30㎜チェーンガンや拡散レーザー砲と言った火砲で弾幕を張り、簡単には近づけないでいた。
ヒト「何て火力ですか！？陸上で使って良い物では無いですよ！！」
ナナ「落ち着いて！奴が潜ったら、その逃げ先をサーチして待ち伏せするわ！ラン、サーチの方は頼んだわよ！」
ラン「了解ダ！」
今回の改修に合わせて、ランの脚部ユニットにグラウンドソナー（ティ連製）が追加装備されている。
艤装の脚部部分が大きいが故に、搭載する余裕があったようだ。
キュウ「・・・潜り始めた！！」
見ると、地中に潜りだす地中突撃姫。
距離を詰められた為、仕切り直す様だ。
ナナ「ラン！」
ラン「ホイ来タ！・・・捉エタ！二時方向ヘト進ンデヤガル！」
ナナ「皆、行くわよ！！」
ヒト「了解です！！」
キュウ「・・・了解！」
指示された方向へと向かうナナ達。
見ると、少し離れた地点の土が盛り上がって行く。
924： 194 ：2022/06/11(土) 17:47:00 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
ナナ「来るわ！飛び出た所に奇襲を掛けるわよ！！」
ヒト「はい！」
キュウ「・・・分かった！」
直後に地中から飛び出す地中突撃姫。
逃すまいと、ナナが自身の専用武器・軍用トマホーク『バディ』を手に斬りかかる。
ナナ「はぁぁぁぁ！！」
地中「ソンナ武器デ！！・・・ナニ！？！？」
バディを受け止めて、反撃しようとする地中突撃姫。だが、バディを受け止めた左腕の液体金属ユニットが凍り付いていくではないか。
予想外の出来事に驚愕する地中突撃姫。だが、追撃の手は緩まない。
ヒト「たあぁぁぁ！！」
すかさずヒトが、オタク魂を左脚に叩き込む。こちらも凍り付いてしまい、変形して地中に逃れる事が出来なくなってしまった。
そこに、トドメの一撃が迫る。
キュウ「・・・でりゃぁぁぁぁぁぁ！！」
地中「グオォォォォ！？！！！？」
キュウのミョルニルの一撃を腹部に受け、吹き飛ばされてしまう。
そのままエアーズロックに叩きつけられて、気絶してしまった。
その後この二体にはゼル端子を撃ち込まれ、トラー・ゲルトナーとのリンクを切断。奴から解放される事となる。
かくして、オセアニア解放作戦は終了。戦前の人類の生息域の奪還に成功した。そして・・・
残すは、ワームホールが有る南極のみとなったのだった。
925： 194 ：2022/06/11(土) 17:47:30 HOST:ai126162235015.56.access-internet.ne.jp
以上です。新型姫級との決戦の様子でした。
伏せられていた機能は、物体を短時間で凍らせてしまうコールド機能でした。イメージとしては、ター〇ネー〇ー2の奴ですね。元ネタの一つという事で、今回の採用となりました。
凍らせてしまえば、普通に攻撃は通りますしね。
さて、残すは南極のみです。
ですが、新しい鬼・姫級や原案者・クローサー様の手による最後の切り札等が存在しており、まだまだ予断は許さない状況です。
その辺はまた後日触れて行こうと思います。お楽しみに。
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最終更新：2022年06月12日 18:52
