280: 弥次郎 :2022/06/14(火) 00:36:06 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編証言録「皇女殿下他複数名、奔走する」
「というか、姉上は彼らをいきなり養子にするとか、思い切りが良すぎでは?」
「うぐっ……」
「まずは後見人でも身元引受人でも無理のない形にすればよろしかったのでは?」
「だ、だが、言い出した手前、私が率先して行動しなくてはならんだろう!
私がしっかりと身内に引き入れれば、他のものたちも続くはずだし……」
「……まあ、とやかくは言いませんが、それで姉上自身が苦労していることもお忘れなく」
- なんか聞いたことがあるような理屈を述べる姉に、ちょっと困るルルーシュ。
「私たちの親になる人が……この人?」
「うわ、すっごい美人……というか、ちょっとおっかない感じがするな」
「えっと、神聖ブリタニア帝国の皇女……?」
「つまり王族ってことだな、分かりやすく言うと」
「え、何、僕たちそんな偉い人の養子になるの?」
「あら、お姫様になっちゃうのかしら?」
「うえええ!?お、おひ、め様!?」
- 義理の親となるコーネリアの情報を開示される原作スピアヘッド戦隊の面々。
「養子を引き取ることになったので、それに参考になりそうな書籍を、ありったけ……」
「はい。何歳くらいのお子さんなのでしょう?」
「10代半ばから後半だな。それと、人数は24名だ」
「……はい、しばらくお待ちください」
- ネットワーク上に存在する電子図書館での司書AIとコーネリアの会話。育児や教育に関する知識を大急ぎで吸収していった。
「ブリタニア本国から教育係を呼ばねばなりませんね。殿下の子となるのですから、相応の格が必要です」
「質もそうですけど、数も必要ですねぇ……」
「今すぐ全員に教育が必要というわけでもないでしょうから、急ぎではなくとも…」
「それでも早くに教え始めるに越したことはないのでは?」
- ブリタニアの関係者の会話。ブリタニアという国家に合わせた教育の問題は割と切実であった。
「え、ロイドさんも後見人になるんですか!?」
「うん。どっちかというと、雇用主と労働者の関係に近いかな?
彼ら、望んではいないとはいえ高い能力を持っているからね。デバイサーとしては最適だ。
言い方悪いけど、有効活用させてもらいたいんだよ。KMFにすぐに適合した彼らの力をね」
「ロイドさんらしいというか…」
- 一応爵位持ちであるロイド、特に優れた能力を持つエイティシックスを何名か選択し、後見人となることを選択。
「β世界の日本からもエイティシックス達を引き取りたいと要望か…」
「確かに極東黒種というのがいるから問題もなくはないが…モノみたいに使われては彼らも困るだろうに」
「事情を知ってしまった以上、何かしらの動きを示さないと示しがつかないのもあるのでしょう」
「厄介だな」
- β世界の各国もエイティシックス達の受け入れを表明。日本帝国は人種として近しい極東黒種(オリエンタ)を中心にしたいと希望を出した。
281: 弥次郎 :2022/06/14(火) 00:37:01 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
「政治的な事情はわかるとはいえ、あまり彼らを取り合ってほしくはないわね。
モノ扱いをするのは共和国と何一つ変わらないのだから…」
- 役職上エイティシックス達の身元引受の総元締めであるアルビーナ中将には、他国から膨大な数の要望が押し寄せた。
「セントラルエリア構想?」
「ああ。完全にレギオンを駆逐したエリアを作って戦線の負担を下げるというものだ。
ギアーデ連邦-ロア=グレキア連合王国-ヴァルト盟約同盟-サンマグノリア共和国の4か国の間のレギオンの完全な掃討を目指す。
第一段階として、四か国の中央地点に拠点を軌道上から降ろし、完全に制圧する」
「……なるほど、両方から狭めていけば、レギオンを完全に挟み撃ちにできる」
「ついでにいえば、レギオンが地下にもぐっている可能性を完全に潰せる。これで負担は大きく減る」
- レギオン掃討に向けた第一歩として、オペレーション・スカイフォールでエリア内の個体数が減った4か国の間の土地の奪還作戦が立案。
『対象を光学で捕捉』
『撮影……完了。何枚かとっておこうか』
『映像もよろしく』
『衛星軌道上からの落下する砲弾、どうやって打ち出したかなぞだったが、これがタネってわけか』
『白地地帯のさらにその先とはね。風向きもあって火山灰などで光学視認も難しい…』
『離脱する』
- 白紙地帯の先に踏み込んだ偵察機部隊、衛星砲弾を打ち出すマスドライバー施設をついに補足する。
「マスドライバー施設に続いて、レギオンの新型の排除もやるのか。
しかもこいつは……船か?」
「仮称アルゴーノート、陸上戦艦に類似したものと思われます。
勤労にもほどがありますね、レギオンというのは……」
「目標としては……やっぱり?」
「はい、鹵獲が目標となるそうです」
- ドナルドに報告される「試作案・陸上戦艦型」の情報。ノイリャナルセ聖教国に近いエリアで確認され、これの捕獲計画が立案されることに。
「神戟の間で結論が出ました。
無人機は主力ではなく、あくまでも人間の補助。数的にも抑えることで、神戟の意義を奪わないことを優先することとなりました」
「それはよかった。これは神戟の総意ということで?」
「はい。だいぶ議論に時間を要しましたが、忌憚なく話し合い、神戟として妥協点を見出しました」
「あとは聖教府や聖者たちとの意見のすり合わせですな」
「ええ。ですが、やりがいのあることでした」
- ヒェルナら神戟の努力もあって、ついにノイリャナルセ聖教国においても無人機の扱いが決定することになる。
282: 弥次郎 :2022/06/14(火) 00:38:07 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
なんとかできた……このまま寝るので返信は明日以降となります。
お休みなさいませ。
最終更新:2023年08月23日 23:08