619: ホワイトベアー :2022/06/08(水) 19:33:12 HOST:sp1-79-87-46.msb.spmode.ne.jp
大陸×ワルパンネタ セリフ集 その5
「カールスラントとスオムスから要請のあった援軍派遣要請はどうしましょうか?」
「拒否...というか無視したいところですが、安保理で国連憲章に基づいた国連軍の編成決議案が可決された以上、完全な無視は難しいでしょうね。」
「しかし、国内は与野党の支持者ともに、すでにEACO軍の一員としてウラル地域に軍を派遣している以上、欧州戦線は兵站支援のみにするべしと言う意見が多数派です。
強引に欧州派兵を行い、大損害が出た場合は与党は選挙で敗北を喫する可能性が大きい。そうなれば、我々の政治的な支配力にも余りよろしくない影響が出るかと」
「わかっているよ。だが、扶桑やリベリオンも欧州に兵を出す以上はうちも出さなきゃ面子が立たない」
「国連軍に指揮権を我々が握る新たな総軍をつくって、そこに戦力を提供する形で派兵をするのはどうでしょう。これなら、欧州大陸の最前線に部隊は配備させません。」
「欧州大陸での指揮権はブリタニアに持っていかれたし、落とし所としてはそんなところだろうな...。後は欧州諸国への物資援助の強化だな。」
「第一次ネウロイ大戦や東アジア戦役で造り過ぎた兵器、更にはEACOMSMAPでばら撒いたのにまだ19世紀に大量に造った兵器までもが依然として大量に埃を被っていますからね。状態のいい機材に整備を施して供与してやればいいでしょう」
第二次ネウロイ大戦勃発により、欧州からの救援要請を受けた
夢幻会会合でのやり取り。
この会合での決定は日本政府の正式方針となり、日本政府はリベリオンやブリタニア、ガリア、扶桑に根回しを行い国連軍大西洋総軍を創設、その司令官の座は日本欧州軍司令官の固定ポストとする。
そして、日本軍はアイスランドを拠点とていた日本海軍海兵隊第3遠征軍(2個陸戦師団、1個基地航空団、1個遠征兵站群、1個遠征軍司令部群)を国連大西洋総軍戦略総予備として指定、1個遠征旅団をブリタニア本土に前進配備させる。
また、帝国議会では
【我が国及び国際社会の平和及び安全を確保するために重要な諸外国政府により西暦1939年月5日に黒海において発生した大規模な怪異の出現から続く一連の怪異による攻撃や脅威等への対処のために実施される活動に対して防衛装備品等の物資の提供や貸与を中心とする援助を迅速に実施するために必要な権限を内閣総理大臣に貸与するための特別措置法】
通称武器貸与法が成立。
諸外国に莫大な量の軍需物資の供給が開始していく。
「大陸では多くの将兵たちやウィッチ達が命をかけてネウロイと戦っているというのに、日本人達は優雅にブリタニア観光ですか。まったく、いいご身分ですね」
「少尉、言いたいことはわかるが同盟国を皮肉るような言動は辞めてくれ」
「我が国も我が国の同盟国である日本も言論の自由を認めている筈だったはず。認められていた権利を奪うのは革命の元です」
「...貴官が共和主義者だとは知らなかった」
「いえ、まだリベリオンにもガリアにも魂は売っておりません。」
ブリタニア王立空軍所属のとあるウィッチ部隊でのやり取り。
欧州大陸においてネウロイとの戦いを行う国連軍部隊は全てブリタニア海外派遣軍司令官ジョン・ヴェレカー大将を司令官とする国連欧州方面総軍の指揮下に入ることになっており、国連大西洋総軍の役割はその後方支援と大西洋の島々および南北リベリオン大陸東海岸地域、アフリカ西海岸地域の防衛という明らかに高みの見物を決め込む姿勢をとる日本の”援軍“は前線で戦う口さがない欧州諸国将兵達の皮肉の対象となった。
620: ホワイトベアー :2022/06/08(水) 19:34:14 HOST:sp1-79-87-46.msb.spmode.ne.jp
「19世紀末の旧式トラックに旧式トラクター、ハーフトラックに、それにジープ。まるで戦争博物館に来たみたいだな。よくもまあこんなに大量に動くものが残っていやがった。」
「俺達の爺ちゃんの世代の車両だからな。レトロな車両が好きなマニアが見たら涎を垂らすんじゃないか」
「しかし、本当にこんな骨董品まで持っていくのか? 」
「上からの命令だよ。ここいらでこのオンボロどもをハけさせたいんだろう。まあ、欧州諸国の技術レベル的にはちょうどいいんじゃないか」
武器貸与法に基づいて欧州諸国に貸与するために船に載せられていく車両や港湾内に大量に駐車されている車両を見た予備輸送船隊の船の船員達の会話。
武器貸与法の制定で比較的新しい兵器を供与できるようになった日本であったが、後方支援関係の物品は旧式のものから提供していくことが決定、
瑞穂大陸の予備役装備保管基地群に大量にモスボール処理を施して保管していた輸送車両は古い車両であっても状態のいい車両ならば再整備して、その他の車両からとった大量の整備用部品とともに欧州に送りつけた。
「港を埋め尽くさんばかりの車両だな。全部で何台あるんだ?」
「今回運ばれてきた我が国向けの台数はトラック8000両、四輪自動車12000両、トラクター1600両だ そうだ。ちなみに戦車や装甲車両ストライカーは別カウントでだ。」
「・・・日本の工業力は無尽蔵だとは聞いていたが、我が国とは文字通り比べ物にならないな」
「年間自動車生産数が3000万台近い化け物国家だからな。知ってるか? 日本では学生ですら日雇いで自動車を買えると言う話だぞ」
「贅沢な話だ。我が国はもちろんカールスラントやガリアだってそんなことはできないぞ」
スオムス陸軍兵站関係者でのやり取り。
ガリア陥落までの間で輸送車両だけでも大小合わせて600万両を超える車両とそれを運用するための豊富な保守部品、燃料などが武器貸与法により欧州諸国に貸与され、欧州諸国における国民の避難や欧州諸国軍の兵站、物資輸送を大きく手助けすることになる。
こうした豊富な物資の援助を実施しているがゆえに、実質的な日本軍の欧州戦線派兵拒否を行っても日本が人類の盟主的ポジションを気取ることができた。
621: ホワイトベアー :2022/06/08(水) 19:34:48 HOST:sp1-79-87-46.msb.spmode.ne.jp
「これが日本から供与された戦車ですか」
「ああ、君達陸戦ウィッチと共に戦うことになる我がオストマン陸軍機甲部隊の主力戦車のM9A4だ。是非君に見せたくてな。どうだね?」
「欧州列強でも配備できていないという極めて強力な戦車とは聞いていましたが、実際に見ると想像以上ですね」
「そうだろうそうだろう。何せ主砲は44口径120mm滑腔砲、装甲には最新の複合装甲すら使用されている。並大抵のネウロイなら敵ではない」
大量に並ぶ戦車を見ながらのオストマン陸軍将校と陸戦ウィッチとの会話。
日本軍の武器貸与法の対象は欧州に限られておらず、むしろ、中東諸国や南北リベリオン大陸諸国、アフリカ諸国などの後方諸国への武器貸与にこそ力を入れていた。
特に中東は南北リベリオン大陸や東アジア諸国と並ぶ日本にとっての最重要地域であり、史実M60-2000に相当する9式戦車4型/M9A4や史実F-4F ICE相当の10式艦上戦闘機E型/F-10E、M1級音速ジェット戦闘脚である38式戦闘脚/SF-38 タイガー 、120mm滑腔砲を主砲として搭載する38式重陸戦戦闘脚、ST-38 重陸戦ストライカーユニットなどの高性能兵器が最優先かつ大量に貸与されていく。
「スオムスへの国連軍派兵に伴うウィッチの派遣のために、当部隊から2名出すことに決まりました」
(決戦前に3週間で部隊の消耗率が5割を超える最前線から安全な後方に移動できるチャンス! ここは志願するしかない!)
「誰か志願する者は居ませんか? ・・・ハルトマン曹長、デグレチャフ軍曹、北欧に興味は?」
「ハっ、ターニャ・デグレチャフ軍曹。スオムス派遣に志願します。カールスラント軍人の矜持を失わずにスオムス防衛に尽力する所存です」
「・・・(本を読みながら)」
「デグレチャフ軍曹、貴女の熱意はわかりました。貴女にスオムス派遣を命じます。」
(よし、これで念願の後方任務だ。ザマー見ろ存在X。貴様の思い通りにならない。私はスオムスで平和で文化的な生活を送ってみせる!)
「ハルトマン曹長、いつでも本が読める ところに行きたくはありませんか?」
「! ...スオムス?」
「ええ」
「本は読み放題ですか...?」
「ええ」
「行きます」
バートアイブリング空軍基地のブリーフィングルームでのJG51でのやり取り。
カールスラント政府はスオムスの要請と莫大な援助を提供してくれる日本のささやかなお願いを受けてスオムスに対して2名のウィッチの派遣を決定。カールスラント南部の防衛を担うJG51に人員を提供するように命令する。
しかし、ターニャ以外に祖国防衛に命をかけるウィッチ達が後方、それも他国への派遣を志願するはずもなく、最終的にはウルスラとターニャがはんば指名される形で拍手のもとにいらん子中隊への派遣が決定された。
ちなみにウルスラ・ハルトマンとターニャが故意に選ばれた理由は部隊でも最年少(ウルスラ11歳、ターニャ10歳)で経験のない存在であったためである。
なお、ターニャの望んだ後方勤務はいらん子中隊結成から時間をおかずにスオムスで発生するネウロイの全面侵攻により夢と消えた。
622: ホワイトベアー :2022/06/08(水) 19:36:41 HOST:sp1-79-87-46.msb.spmode.ne.jp
以上になります。wikiへの転載はOKです。
ちなみに日本軍ですが、ウラル戦線と中東方面には部隊を出しておりますので、完全に物資提供だけで済ませているわけではありません。
最終更新:2022年06月15日 15:34