860: 弥次郎 :2022/06/19(日) 23:42:25 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編証言録「あるいは大人げない大人と振り回される周囲の話」
「ウチの子たちを預けることなどできるか!」
「殿下、ハンドラーとなる少佐の人格や人間性に問題はありません。
それに、これは双方のためということで……」
「ダメだ、息子・娘たちのためとはいえ!できれば手の届くところに置きたい!」
「……これは決定事項です、殿下。個人の我儘は許されません」
「……だめか」
「ダメです」
- 原作スピアヘッド戦隊が、サンマグノリア共和国から出向してきた指揮官の元で訓練を受けると聞いて、駄々をこねるコーネリア。最終的には納得した。
「……悔しいが実力は本物か」
「そう申し上げていました」
「いや、なんというかな……」
「殿下も親としての意識が出てきたと、前向きにとらえております」
「……後ろ向きに捉えると?」
「過保護すぎます」
「うぐっ……」
- レーナのデータを閲覧してもらい何とか納得してもらったギルフォード、忌憚のない意見をぶつける。
「……ふぅ、作戦終了」
『作戦目標の完遂を確認しました、お見事です少佐』
「リーガルリリーも支援ありがとう」
『いえ、それが職務ですから』
「もう……」
(しかし、無人機主体・操縦をAIが補助するという形とはいえ、50機以上の無人機を管制しきって運用するとは。
あるいは彼女の方もまた、素養の持ち主かもしれませんね)
「じ、実際に、乗る、と、駄作とわかりま、すね……」
「少佐、無理はなさらず」
「いえ、こうでもしないと、彼らの意志に近づくことはできません!」
- ジャガーノートでの戦闘訓練に挑むレーナ。ハンドラーという遠い立場ではなく、自らもプロセッサーとなることで理解しようと試みる。
「この前白豚の部隊と演習したと思ったら、今度は指揮官が白豚か……」
「なんでまた指揮下に入らなきゃならないの?」
「そう呼ばない方がいいぜ。今は、サンマグノリア共和国出向軍って体裁で、もうサンマグノリア共和国から出てきた連中だからな」
「どういうことだ?」
「つまり、アルドレヒトのおっさんみたいなものだ」
「……そう。今更だね」
「セオ君、そんな言い方はやめたほうがいいんじゃないの?」
- 原作スピアヘッド戦隊の面々、指揮官にレーナを迎え入れて訓練を実施することになる。
「……姉上も子煩悩だったか。いや、ユフィのことを考えれば当然か」
「貴方もそうでしょうに」
「……ノーコメントだ」
- コーネリアが年甲斐もなく駄々をこねたという話を聞いたルルーシュ。なお、ブレンヒルトが指摘したように彼も結構な煩悩野郎である。
861: 弥次郎 :2022/06/19(日) 23:43:07 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
「あ……」
「?」
- ダスティン・イェーガー、演習で顔を合わせたアンジュの姿に見惚れてしまう。
「コーネリアがそんなに受け入れたのかい…?」
「現地からの報告では、そうだと」
「……我が妹ながら、思い切りが変なところで良すぎやしないかい?」
- コーネリアが24人の子持ちになったことを聞いて、皇帝オデュッセウス。
「日向アキト大尉だ、よろしく」
「シンエイ・ノウゼン少尉です。ご指導よろしくお願いします」
「アレクサンダに……今はアレクサンドロスか、あれに乗っていると聞いた」
「……はい」
「……とりあえず、戦ってみるか」
「お願いします」
- 割と無口な主人公二人、波長が合うんだか合わないんだか微妙なものの、奇妙な友好関係を結ぶ。
「……というわけで、ミリーゼ少佐の訓練をつけている」
『皮肉だな』
「ん?」
『お前と同じじゃないか。故郷から離れ、迫害される側について自ら戦う。まあ、正体を明かしているかどうかは別にしてもな。
しかも、お前がかつて乗った二機のKMFをミックスした機体を扱っているし、そのような適性もあると来たものだ』
「……C.C.、あまりからかうな」
『からかってなどいないさ。
だが、お前のことだ。案外入れ込んでいるのはわかるぞ?自分の境遇と重なるからな、くくく』
「彼女と俺とでは違うぞ?」
『いや、違わない。私がお前のことを見抜けないとでも思ったか?』
「魔女め」
『なんの、魔王』
- ルルーシュとC.C.の通信にて。なんだかんだでルルーシュは立場などが似ているレーナを気にかけていた。
「まるで、私たちの世界の縮図を見ているようですね……」
「そうでしょうか?エリア11にされていた日本に似ていると思えますが」
「国家としておかれている状況、文明的な類似性、そしてエイティシックスという名の人型の豚。
違う惑星だったとしても、世界の残酷さは何一つ変わらないのでしょうか……」
「……そういわれてみれば、確かに」
「なんの因果か、彼らの状況と戦局に適合しているのが、我々の世界の兵器というのも、皮肉なものです」
- サンマグノリア共和国とエイティシックス達、そして現状を見て、かつて戦っていたE.U.を想起するレイラ・マルカル大佐と副官の会話。
「専用機だよ、専用機!あたしの好みばっちり!」
「でも、訓練はその分きつくなったぞ。ポジションと役割分担を意識して、己の隊の役目を果たさねばならん」
「あたしは得意の狙撃だし、大丈夫だって!」
「小隊の指揮もやりながらだぞ、クレナ?撃っているだけではない」
「うっ……」
「がんばれよぉ、クレナ?座学の成績が低いって聞いているしな」
「うっ…うわー!」
「クジョー、泣かすんじゃない!」
- 再編されたスピアヘッド戦隊は、各小隊ごとに役割分担がなされ、それに適合した装備が乗機のKMFに支給された。
862: 弥次郎 :2022/06/19(日) 23:43:41 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
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ブリタニア皇族って身内に駄々甘なんだよなぁ…
最終更新:2023年07月10日 19:59