278: 194 :2022/06/26(日) 19:10:30 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その73 新たな強敵と南極攻防戦
時間は少し遡る。
多数の対潜ヘリを飛ばしつつ警戒を強める米第7艦隊。潜水艦が次々仕留められている事から、敵の新戦力は潜水艦カもしくはそれに類する物だと推測された。
それ故に対潜哨戒網を厳にしていたのだが・・・
アーレイバーク級ソナー員(以下ソナー員)「・・・これは、一体なんだ!?」
アーレイバーク級艦長(以下艦長)「どうした!?」
ソナー員「深海から何かが、物凄いスピードでこちらに向かっています!!」
艦長「何だと!?対潜ヘリに通信!!浮き上がろうとする物を攻撃しろ!!」
ソナー員「間に合いません!!海上に浮上します!!」
次の瞬間、海面から菱形の赤い金属体らしき物が勢いよく飛び出す。
その勢いのままハリー・S・トルーマンの飛行甲板に落着。衝撃で飛行甲板が大きく波打ってしまう。これでは、航空機の発着艦は不可能だ。
甲板上の兵員達が驚愕する中、その菱形の金属体が割れて中から女性型のコアが出現。豪州で倒された地中突撃姫や蒼空制圧姫に酷似しているが、艤装である液体金属ユニットの色が赤い。
水陸両用突進姫(以下突進)「愚カナ人類共・・・。既ニ勝ッタ気デイルミタイダガ、俺達ハソコマデ甘クナイ。目ニ物ヲ見セテヤル!!」
そう叫びながら、飛行甲板上に残っていた複数の艦載機にレーザーを浴びせ、これを爆発させる。
艦長達は乗員に退避を命じながら急いで緊急電を発する。だが、それも長くは続かなかった。
突進「サセルカ!!」
そう叫びながら航海艦橋に大出力レーザーを放ち、これを蒸発させる。
艦の頭脳部を潰され、甲板上は大炎上。しかも再び海中に飛び込む際に船体側面にレーザー砲を叩き込み、火災が艦内部にまで広がる。
もはや空母が助からないのは、火を見るより明らかだった。
ハリー・S・トルーマンを撃破した下手人を仕留めるべく、護衛艦及び対潜ヘリ部隊は激しい攻撃を加えるが、余りに早い海中速力のせいでまるで命中しない。
推定だが、100ノット以上。国防海軍のながと級超電導推進式攻撃型潜水艦並みの速さだ。対潜魚雷が振り切られるようでは、攻撃以前の問題だ。
一応補足すると、耐久性も地中突撃姫や蒼空制圧姫に何ら劣る事は無く、仮に命中してもダメージを与える事は不可能だっただろうが。
何ら反撃出来ないまま、次々と沈められていく護衛艦隊。至近距離からレーザーを浴びたり、酷い物だと船底部を水中用レーザーブレードで切り裂かれて竜骨が破断。
真っ二つになって沈む艦艇すら出る有様だ。
279: 194 :2022/06/26(日) 19:11:01 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
そんな惨状だったが、漸く救援が来た。比較的近くに居た神崎島の小艦隊だ。
エーレルを旗艦としており、水雷戦隊を天龍と龍田が率い、白露・時雨・村雨・夕立達と一緒に駆け付けて来た。
気配を察知した水陸両用突進姫は再び海中から飛び出し、艦娘達と対峙する。
BGM・第三次スーパーロボット大戦より「VIOLENT BATTLE」
エーレル「オッ、アイツガ例ノ新型カ!」
天龍「・・・なんつーダイナミックな出現してんだ、今回の奴は」
龍田「『ちょっとカッコイイかも』って思ってない?」
天龍「な、ンな訳ねーだろ!!」
龍田(・・・図星ね)
歴戦の艦娘達という事も有り、新型の敵を前にしても多少は余裕のあるやり取りをする二人。
一方の水陸両用突進姫の方は、戦娘とは違う存在に流石に戸惑っていた。
突進「戦娘・・・デハナイダト?貴様等、一体何者ダ!?」
天龍「あ?戦娘じゃなくてガッカリってか?」
突進「何者ダト聞イテイル!」
天龍「フフフ、怖いか?テメエなんざ、戦娘達が出張るまでもねーって事だ!」
突進「ホザケ!訳ノ分カラナイ連中メ!!」
猛スピードで突進しながら、右腕の艤装をエーレルに叩きつけようとする水陸両用突進姫。
だが、エーレルは動じない。素手で、それも片手で艤装を受け止める。
突進「何ッ!?」
エーレル「オーオー、中々ノ馬鹿力ジャネーカ。ダガ、ソレダケジャ私等ハ倒セネーゾ♪」
天龍「その通りだ!」
龍田「相手は一人だけじゃ無いのよ~♪」
280: 194 :2022/06/26(日) 19:11:31 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
左右から斬りかかる天龍と龍田。
しかし一瞬早く後ろに飛んで退く事で、両者の斬撃を回避する。
すかさず追撃を開始するエーレルと白露達。正確無比な射撃が降り注ぐが、バック転や大きな横跳びを駆使して殆どを紙一重で回避。小口径弾数発の僅かな被弾で再び距離を取る。
そのすばしっこさに、艦娘達も舌を巻く。
白露「むぅ~ちょこまかと~」
時雨「イラついちゃ駄目だよ、白露」
村雨「そうそう。私達のうんといいとこを、奴に見せ付けてやりましょ」
夕立「素敵なパーティー、するっぽい!」
一方の水陸両用突進姫だが、防御機能が全く機能しない事に驚愕していた。戦娘で無いにも拘らず、敵の攻撃を防げない。実際、小口径砲弾を数発喰らっていた。
戦娘とは明らかに違う。だが、人間でもないらしい。少なくとも、普通の生命体では無い。正直訳が分からない状態だった。
突進「貴様等、ドウイウ存在ナンダ?幽霊ダトデモ言ウノカ!?」
天龍「あぁ?失礼な事を言ってんじゃねーよ!」
龍田「・・・これはちょっと、キツイお灸をすえないとだわ~」
エーレル「ソンナニ知リタイナラ、教エテヤル!私等ハ艦娘ト深海棲艦。軍艦ノ魂トモイウベキ存在ダ!」
突進「魂・・・ダト・・・!?ヤハリ幽霊ジャナイカ!!」
天龍「違うっつてんだろーが!!」
龍田「言っても無駄な様ね~。ならば、体で分からせてやりましょう~!」
エーレル「ヨシ!全員デ畳ミカケルゾ!同士討チシネーヨウニナ!」
白露達が半包囲する形で展開しながら射撃し、水柱が次々そそり立つ中を天龍・龍田・エーレルが突撃。
流石に形勢が不利と悟ったのか、潜行して仕切り直そうとしたが
エーレル「サセネーヨ!」
すかさずエーレルが主砲を撃ち込み、それを妨害する。
その間に距離を詰めた天龍と龍田が、それぞれの艤装で斬りかかる。新型姫級との交戦を想定して、コールドウェポンとして使える様に改良されている。
この斬撃が決まれば、勝負は決する。そう思われた。・・・・・が!
突進「舐メルナ!!」
何と自身を赤熱化し、瞬時に海水を蒸発させて高温の蒸気で自身を防護する。
蒸気にまともに突っ込んでは、さしもの艦娘も負傷は避けられない。間一髪で躱し、慌てて距離を取る。
281: 194 :2022/06/26(日) 19:12:01 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
天龍「一瞬で赤熱化させただと!?」
龍田「・・・悪知恵が働くのね~」
このまま睨み合いになるかと思われたが・・・戦娘達が接近してきているのを察知した水陸両用突進姫が、離脱にかかる。
突進「覚エテイロ、幽霊軍団メ!必ズ借リハ返スカラナ!!」
そう捨て台詞を残して離脱する水陸両用突進姫。
最後まで幽霊扱いする水陸両用突進姫に、艦娘達は若干お怒りモードに。
天龍「だーかーらー!!違うっつってんだろーが!!」
龍田「・・・最後まで失礼な奴だったわね~###」
誰も聞いていない状態にも拘らず、ガチで怒りを露わにする二人。そんな二人を、エーレルは諫める。
エーレル「ソウ怒ンナ。幽霊扱イシテクルナラ、ソレラシクビビラセテヤロージャナイカ」
天龍「・・・割かし満足そーだな、エーレル」
エーレル「マーナ。中々ニ燃エル闘イダッタカラナ。仕留メテイレバ完璧ダッタガ」
龍田「・・・まぁ、それは次の機会に取っておきましょう♪」
こうして、水陸両用突進姫との初交戦は終了。今回の戦闘データは直ちに分析される事に。
特に厄介だと考えられたのは、体を一瞬で赤熱化させる機能だった。液体金属性の艤装に対する切り札のコールドウェポンの威力が大幅に減衰されてしまう上、
今後想定される南極での戦闘においても、その高熱&バリア代わりの水蒸気は厄介と言える。
それ等に対する対策を検討する面々。南極解放作戦は、もう目の前に迫っていた。
282: 194 :2022/06/26(日) 19:12:31 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
オマケ
水陸両用突進姫
南極近海で確認された新型姫級。最初は水上及び水中のみに対応した型と思われたが、南極にて陸上戦も行える事が判明した為、この名前になった。
基本的には既に投入された地中突撃姫や蒼空制圧姫と同じタイプの敵であり、マイナーチェンジ版ともいえる物である。主に深海での潜行能力を重視して建造されている。
最大深度は実に1000mというかなりの頑丈さを持たされており、副産物として耐弾性能もかなりの物になる。
主武装は先の二タイプ同様、様々な兵装に変化させられるナノマシン性液体金属ユニットを装備。拡散レーザー砲やスーパーキャビテーション魚雷発射管・155㎜速射砲等、
地中突撃姫や蒼空制圧姫が使用する殆どの武装を使用可能。格闘兵装は、潜行能力を重視した為かレーザーアーム機能はオミット。艤装の質量そのもので叩き潰す方式となっている。
脚部に相当する部分だが、水中では漸く実用化に成功した超電導推進システムを使用する事で、実に102ノットもの速度を誇る。
水上及び陸上ではホバーエンジンを使用して動く。その滑空スピードは地中突撃姫のそれをも上回る。
また、地中突撃姫や蒼空制圧姫がコールドウェポンの攻撃を受けて撃破されたという戦訓を鑑み、機体その物を赤熱化させる機能を追加。コールドウェポンに対する抵抗力を身に着けている。
なお彼女だけ投入が遅くなった理由だが、水上及び水中だけでなく陸上でも戦闘可能にしようとした為に開発が遅れる結果となってしまい、南極攻防戦の前に辛うじて間に合わせる事が出来た
という開発事情があるらしい。
親衛主力戦車カ級
蒼空大戦末期に生産された主力戦車。外観はT-14に酷似しており、尚且つ原型の兵器より色々と強化が為されている。
まず火力だが、ル級と同じ52口径152㎜滑腔砲を装備。既にル級で実績を上げていた主砲であり、遂に主力戦車に搭載される事となった。
機関砲等の他の武装もル級と同様のRWS式の12.7㎜機銃と主砲同軸の7.62㎜機銃を装備している。
続いて防御面だが、蒼空邪軍としては初となるアクティブ防護システム(アフガニト相当)を採用。対戦車擲弾や対戦車ミサイルに対する迎撃能力が備わっている。
直接的な防御力も、更に強化された複合装甲を装備する事で生存性が高められている。
エンジンは更に強化され、実に2200馬力もの大出力を誇る。その結果、チ級より更に重くなったこの戦車を、最大100㎞/hで走らせる事が出来る。
以上の様に、本車両は蒼空邪軍戦車の集大成とも言うべき物だが、生産開始が大戦末期にまでずれ込んだ上に、機動戦車や人型戦車が跋扈する戦場では
『従来型の主力戦車では、生き残るのは困難極まりない』
という判定が為された結果、大量生産される事無く終わった。
それでも600両程の数が生産され、その全てが実戦投入されている。
親衛自走超重榴弾砲ヨ級
大戦末期に極少数が生産された新型自走超重榴弾砲。主に南極でその存在が確認された。
外観はカ級の車体に、水上艦隊の壊滅で余剰となった14インチ砲を改良した356㎜超重榴弾砲を搭載しており、後部に弾薬運搬車が連結されている。
運用方法はM110 203mm自走榴弾砲等の大口径自走榴弾砲のそれに近い。違いは自前で弾薬運搬車を牽引している事と、兵士の補助無しで装填と発射を可能としている事だ。
元が艦砲だった事も有り、その破壊力は絶大である。直撃さえすれば人型戦車ですら無事では済まないと思われる。
最も、この手の重榴弾砲の例に漏れず、砲弾重量の関係から射撃速度は非常に遅い。砲弾数も車体に1発・弾薬運搬車に10発程度となっており、運用時には輸送ホ級の随伴が必須である。
最大速度もその重さと弾薬運搬車も牽引している関係で、55㎞/hが精一杯だ。
だが本車両は、砲兵要塞姫の補助的な立ち位置の車両である為、最低限自走出来れば良いと割り切ったようだ。副兵装は装備していない。
283: 194 :2022/06/26(日) 19:13:01 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
親衛対空レーザー戦車タ級
カ級やヨ級同様に大戦末期に確認された対空レーザー戦車。外観はカ級と同じ車体に、長砲身の対空レーザー砲を装備している。
水上艦艇用の対空レーザー砲を小型化する事に成功し、実用化された。
開発経緯だが大戦中頃以降、超大陸世界の圧倒的以上のテクノロジー差のせいで制空権を奪取する事がほぼ不可能となっており、機甲部隊は自前で反撃手段を用意せざるを得なくなった。
その結果として開発されたのが、本車両である。
砲塔部分には新型レーザー砲を2門一対で装備する他、高性能レーダー及びFCSを装備。半端な機動力な機体やミサイルでは一瞬で撃ち落とされると見られている。
そしてヨ級にも言える事だが、車体部分はカ級の物を採用する事で生産性が向上しており、量産に配慮した設計が為されていると言える。
しかしながら、生産開始が大戦末期にまでずれ込んだ事やその他にも様々な要因も重なって、大戦終了までに50両程で生産を終える事となった。
その他の要因に関しては、後日明らかにする。
親衛バトルマシンレ級
ロシア戦線で投入されたコンバットフレーム「スパシーチェリ」を模倣する形で開発されたとみられる、小型の人型兵器。外観は地〇防〇軍4に登場したバトルマシン・ベ〇ルタに酷似している。
人を乗せる事を考慮しなくてもいい為か、元となったスパシーチェリと比べて背丈が低くなり、段差の無い胴体に直接脚が装着されている等、全体的にのっぺりとした印象を受ける。脚は逆間接型。
移動手段は歩行とジャンプによるウサギ跳び。流石にこのサイズのホバーシステムは実用化出来なかったらしい。とはいえジャンプの最大高度は10m程は有り、機動性は中々に良好だ。
最大の特徴は、両腕にナノマシン製液体金属を採用している事であり、戦局に合わせて武装を変化させられる事だ。他にも、胴体部分にも武装を搭載・使用する事が可能。
使用する武装は、腕の方は30㎜ガトリングガンやリボルバー式ロケットランチャー・コンバットバーナーに高周波ブレード付きロングソード。
胴体部分には拡散榴弾砲や汎用ミサイルポッド・125㎜滑腔砲と言った武装を装備可能となっている。もっとも、火力支援時以外は胴体部分に装備を施すのは稀らしい。
主力戦車に変わる次世代主力兵器として量産が開始された物の、従来の兵器と比べて生産に大きな手間が掛かる上、実用化された頃には南極以外を全て奪還されたという事。また上で述べたその他の要因も有り、
大戦終了までに僅か100機の製造に終わった。因みに南極で投入が確認されたのは、初期ロットの物とみられる20機程だった。
余談だが、何故識別名にバトルマシンという呼称を採用したのかだが、命名者曰く
「何故だか分からないが、絶対にバトルマシンと名付けないといけないと思った」
との事らしい。
284: 194 :2022/06/26(日) 19:13:31 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
人型血戦鬼級
南米が堕ち、オセアニア地域が解放された結果、最終防衛線となった南極。アクアリスと地球を繋ぐワームホールの番人として実戦投入された、蒼空邪軍の大型兵器。
北米戦線で人型戦車の猛攻で大きな打撃を受けた蒼空邪軍だったが、何とかして対抗出来る兵器の開発を模索していた。一番確実なのは、こちらも人型戦車を開発・投入する事だったが、予想通り開発は難航していた。
それはそうだ。何せ日米等はティ連やサマルカ等から得た技術、中独もゼスタールがガーグ・デーラと呼ばれていた頃から流れてきた技術等を元に、様々な努力や工夫を加えて物にしてきた技術なのだ。一朝一夕で真似出来る技術では無い。
それでも最も作りが簡単だった鉄人の外見データを参照にしつつ開発を推し進めていたが、OSの開発が思うようにいかなかった。少なくとも、パイロット一人だけでは18mに達する人型ロボの制御は不可能だった。
そこでトラー・ゲルトナーは思い切った決断をする。1つの機体に機体を制御する専門のコアと操縦・戦闘を行うコアを別々に搭載する事にした。コアを二つ搭載する事自体は一部航空機で既に実施しているので、技術的には問題無い。
コアの消費が倍増するのはキツイが、最早そういう事は言ってられない。かくして、大戦末期に漸く完成したのがこの「人型血戦鬼級」だ。
外見は元々のベースにした鉄人に酷似しているが、全体的にややスリム化されている。機体表面は、血の様な真紅のカラーリングとなっている。
元の機体は「人型戦車版AK-47」と言うコンセプトの下、劣悪な環境下や粗悪な部品でも稼働出来る様に、冗談の様な部品の公差の大きさを確保する為に大柄な機体となっているが、そういうのを考慮しなくてもいい蒼空邪軍の場合は、
そこまで大きくなくてもいいのだ。とはいっても、日米の同型機と比べても依然として大きさで上回っているが。
機体はナノマシン性液体金属で構成されており、耐弾性は勿論の事、再生能力もかなりの物であり、片腕が斬り落とされても、2~3分程で再生してしまう程だ。
武装も強力で、右腕固定式の240㎜レーザーバズーカや手持ち式の135㎜レーザーマシンガン、背中に搭載したツイン・レーザーランス・205㎜ショルダーキャノンといった強力な武器を使用する。
速度の方も、ホバー移動を採用する事で200㎞/hもの速度で滑空する。
因みに2体のコアは、胴体中央部のコクピットに複座で収められており、制御用のコアは例の赤い球状の奴が鎮座しているのだが・・・操縦・戦闘用のコアは腕と脚が肘・膝から先が斬り落とされ、直接端末と連結されている。
ガン〇ム・サン〇ーボ〇トのサ〇コ・〇クと同じ操縦方式だ。
同じシステムを採用しているなら一人でも操縦出来るのでは?と思われるが、やはり機体その物を制御するOSの貧弱さが足を引っ張ったのだろう。
何より、当然の様に腕や脚を切り落とすのがデフォとなっている時点で、あのポンコツナノマシーンの本性がまざまざと現れていると言える。
主力戦車の生産終了等を行って、リソース配分を調整した上でレ級共々最優先機種の一つとして生産を開始したが、量産第1号機が完成した時点で上で述べたその他の要因が発生した為、生産が停滞。
最終的には大戦終了までに僅か5機しか製造できなかった。南極で遭遇した機体は、量産型第1号機だった訳だ。
285: 194 :2022/06/26(日) 19:14:01 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
オマケのオマケ
「私ハ元地中突撃姫『オプス』。オ前サンガ隊長カ。マッ、ヨロシクナ」
オセアニア攻防戦にて鹵獲され、戦娘部隊に編入された蒼空戦娘。
外観は、真っ白な肌にショートボブの黒髪。瞳の色はブラウン。服装は米陸軍の「チョコチップ」と称される迷彩柄の半袖&短パンという出で立ち。スタイルは空母棲姫辺りとどっこいレベル。
生前は旧バルサ―帝国で地質学者をしていた。コアとしての適性の他、地質学への知識の深さも有った事からこの兵器のコアにされたという経歴を持つ。
そんな彼女だが、面倒見のいい姉御肌な性格をしており、割とさっぱりした性格をしている。そして、カイ同様に物の整理が苦手と言う欠点有り。
趣味は食べる事。種類を問わずに美味しい物を食べる時が一番の幸せだとか。因みに料理の腕は並みであり、どちらかと言うと食べる専門との事。
- 英国料理を食べさせたら、「食ベ物ヲ粗末ニスンナ!!」とか言ってブチ切れそうな気がするのは筆者だけだろうか?
「私ガ元蒼空制圧姫・『アン』ヨ。コレカラヨロシクネ」
地中突撃姫と共にオセアニア攻防戦にて鹵獲・戦娘部隊へと編入された蒼空戦娘。
外観は、蒼空戦娘としては珍しい褐色系の肌で、青いロングの髪をツインテールにしている。瞳の色は赤。服装は、袖の短いTシャツに米空軍のフライトジャケットに似た物を羽織っている。下は長ズボン。
元はアーシアン民主共和国空軍の新人パイロットだった。急激に悪化していく戦況を前に訓練もままならなくなり、最後は地上で歩兵として戦って死亡した。
皮肉な事に、空を飛び回れる様になったのは蒼空邪軍化してからだった。
性格は、良くも悪くも細かい事は気にしない楽観的な性格をしており、その辺りは横手大将とのケッコンの流れからもその性格が伺える。
趣味はやはりというか、空を飛ぶ事。空と一体になる感覚が好きなのだとか。なので、終戦後も艤装を身に纏ってよく空を飛んでいる。
因みに蒼空戦娘になる前は服の脱ぎ着が出来ない状態だった為、ナノマシンを使って汚れ等を綺麗にしていたのだとか。
その為、新たに義手と義足が使用出来ると共に、色んな服とかを着る事が出来る様になったのがとても嬉しく、深く感謝しているらしい。
286: 194 :2022/06/26(日) 19:14:31 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
以上です。米第7艦隊を襲撃した下手人と艦娘達との戦い。そして戦争末期の兵器群に、南極で投入される新たな鬼級の紹介。
そしてオプスとアンのキャラ設定でした。
そういや艦娘との直接対決ってやってなかったと思って、今回初めてやりました。それと、やはり艦これのレ級は特別な存在なので
「レ級(エーレル)なら、馬鹿デカい金属の固まりも片手で受け止めそう」
と思ったので、作中でも貫禄の余裕を見せ付けました。
とはいえ、水陸両用突進姫の方も中々に手強い所を見せましたが。さて、こいつの攻略をどうしよう(マテ)
そして大戦末期の兵器群ですが、最早遅すぎたとしか言いようが無いですね。まぁ、ここまで破滅的なスピードで戦局が悪化するのを想像しろと言われても、流石にそれは無茶が過ぎるかと。
あと陸上兵器のレ級も特別な存在となりました(ヲイ)
そして、水陸両用突進姫と共にゲート前にて立ちはだかるのが、蒼空邪軍版人型戦車・人型血戦鬼級。
コイツは多川・シエ夫婦の乗る蒼星改と死闘を繰り広げる事になるかも(なお予定は未定(コラ))
そしてオプスとアンのキャラ設定ですが、これが一番苦戦する羽目に(汗)。その為なかなか投稿する事が出来ませんでしたorz。謹んでお詫び申し上げます。
次回から、南極奪還戦の本編がスタートします。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。
7/1 一部誤字・脱字等を修正。修正箇所は以下の通り
誤 ル級と同じ2口径152㎜滑腔砲を装備。
↓
正 ル級と同じ52口径152㎜滑腔砲を装備。
誤 違いは自前で弾薬運搬車を牽引いる事と、兵士の補助無しで争点と発射を可能
↓
正 違いは自前で弾薬運搬車を牽引している事と、兵士の補助無しで装填と発射を可能
最終更新:2022年07月01日 15:33