775: 弥次郎 :2022/07/05(火) 23:32:32 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

憂鬱SRW 融合惑星編「The Hound Dog in Megapolis」設定集



〇惑星2113

 PSYCHO-PASSの舞台となった地球型惑星。アポカリプス期において地球連合の宇宙艦隊が発見、調査が行われた。
同惑星を含む2113恒星系はC.E.地球を含む太陽系と同じであったことから生命体の存在が推測され、事実人類文明が存在していた。
 しかし、その実態としては日本列島を除く多くの地域が無政府状態あるいは秩序が崩壊した状態であり、とても文明が栄えているとは言えなかった。

 紆余曲折を経て、この惑星を含む2113恒星系は宇宙怪獣による襲撃を受けて消滅。事前にこれを察知した地球連合は対応を実施。
防衛線を引いて時間を稼ぎ、恒星系および惑星内にいた人類文明は地球連合主導の元で可能な限りのエクソダスが行われた。
とはいえ、組織的にエクソダスに成功したのは日本をはじめある程度の秩序のあった国や地域ばかりであり、取りこぼしはかなりあった。

 その後、国家や組織としての体裁を為している文明は融合惑星へ、その他の秩序が崩壊していた地域の人々はコロニーに入ることとなった。
出身もしくは居住していた地域ごとで区切ったコロニーに入居させることで、諍いや秩序の再構築をしやすくするという思惑もあってのこととなる。
 とはいえ、一度秩序が崩壊し、倫理観が崩れたことによるトラブルや諍いはかなり起こっており、教育や社会秩序の構築はかなり苦心している。

 ちなみにであるが、日本から国外へと脱出した狡噛慎也もこのコロニー群の一つにおいて生活している。




〇融合惑星 海上都市群「カナン」

 融合惑星上、PRTOの領域内に設置されている巨大な海上都市の集まり。
 惑星2113に限らず、宇宙怪獣により母星を失った文明の人々が生活している。
 融合惑星の環境が霊長類のホモサピエンスの生存に適していることから、ここに生活しているのはそれに該当する惑星から脱出した文明や国となる。
いきなり他文明、しかも人間からかけ離れた外見や体を持つ異星人との接触はショックが大きすぎるとの判断がなされたためである。

 融合惑星の海上が立地として選ばれたのは、その融合惑星の海洋の大きさと各世界の権利の及ばない公海が潤沢であることに由来する。
如何に融合惑星が地球連合の影響下に存在しているとはいっても、そこに存在する国々や組織の権利やあり方に極端に干渉することは避けねばならなかったためである。
コロニーを建造して入居させると言う手もなくはなかったのだが、コロニーという環境は閉鎖環境であり、尚且つ収容量にも限界があった。

 こうして、次善の策として打ち出されたのが融合惑星上に居住区を設け、そこに入居させるというものであった。
こちらでは拡張さえすれば住人だけでなく文化財など文明を担う物品なども入れることが可能であり、平面上の空間での生活を送ることができる利点もあった。

 惑星2113---PSYCHO-PASS世界からの批難してきた日本国の文明および国民なども、この海上都市群の一つにおさめられている。
 しかし、母星からのエクソダス、慣れぬ環境、強制的な移住、さらには融合惑星故の事情なども加わり、平穏とは言い難い状況にあるのも事実。
他にエクソダスしてきて、ここに入居した文明同士の諍いや軋轢が存在していることもあり、地球連合も余力が少ない中で対応を迫られている。

776: 弥次郎 :2022/07/05(火) 23:33:33 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

〇シュビラシステム

 惑星2113の日本列島において法治国家としての体裁を支えている包括的生涯福祉支援システムの名称。

 エクソダスに伴い、惑星2113よりシステムを担う脳みその集合体も含めて脱出。
 PRTO領域内に設置された海上都市群「カナン」に存在する、惑星2113に割り当てられている区画においてかつてのように稼働している。

 しかし、かつてとは違いすぎる環境と状況に放り込まれ、またシュビラのテクノロジーの上を行く勢力の存在により、その体制は揺らいだ。
他国からの密入国者の発生、全く未知の犯罪や戦争への対処、激変した環境に伴う国民の管理統制。
多くのことがシュビラシステムにとっては未知のモノであり、また、対応に全力を尽くさねばならないことであった。

 これに際し、シュビラシステムは鎖国体制を一時的に解除。
 失われた技術・ノウハウ、あるいは組織体制などを外の世界から取り入れ、刷新を行うことにより乗り越えることを決定する。
 最終的には国家体制までも含めた刷新を行い、自らの存続と国家としての発展をもくろんでいる。

 しかし、これまで統制下に置かれ、強力な刷り込みや教育によって構成され、鎖国体制下で醸造された「空気」「慣習」などはそれらとの不一致を示した。
現在のところシュビラシステムの目下最大の敵は、そのシュビラシステムが管理する人々そのもの、あるいは集団的な意識そのものと言えるかもしれない。
その為、変更された方針についてこれる人間を選別し、それ以外を淘汰することさえ真面目に検討している。
 とはいえ、自業自得の面もあることを差し引きしても、硬直しすぎてまともに動けない国家に呆れ、あるいは愚痴りたくなっている模様。

 最近の悩みは、シュビラ第一をうたいながらも最終的には自分のことしか考えていない阿保ども(直球)への対処。



〇常守朱

 惑星2113およびカナンにおけるシュビラシステム管理エリアを管轄とする、厚生省公安局刑事課一係の監視官。
 時系列的には第一期を終えていることから、シュビラシステムの正体などを理解している。
 第一期と二期の間にエクソダスが行われ、その間に多くの事件をこなし、原作以上に色々と覚悟などが決まっている。

 カナンに居を移してからも厚生省公安局刑事課一係監視官として活動。
 先任の監視官であった宜野座が執行官落ちし、また後任の霜月監視官がまだ新米であることなどから、実質一係を率いる立場となる。
シュビラシステムの正体を知っており、その上で他世界のように法治や正義の在り方を問う姿勢にあることからサンプルとして注目されている。

 同時に、融合惑星へのエクソダス後においては、シュビラシステムや従来の治安維持システムだけでは対処できない事案に対応するための専門官として活動する。
これは、シュビラシステムが自らの限界を認め、その上で進化や変革を行う上において、すでに途絶えている制度などを再度復活させるための人材とされたため。
 実際、彼女は刑事課一係を率いながらも、他の世界やC.E.地球などにおける法治体制や刑罰制度、裁判制度などを学んでいる。
その他、新たな犯罪に対処すべく、シュビラ公認の元、体術・銃火器や爆発物の扱い・プロファイリングなどの技術を身に着けている。
更にはシュビラシステム下では禁書とされている社会学・心理学・法学・犯罪心理学などにも手を伸ばし、研究を重ねている。
これらは本来色相や犯罪係数の悪化につながりかねないものであるが、前述の通りシュビラ公認であり、例え悪化しても特例的に見逃されることになっている。

 更には他国との合同捜査においても一線に立って行動し、秩序と法を守るために奔走している。
 秩序と法体制の維持という点においてはシュビラシステムとはスタンスなどは違えど一致しており、意見を戦わせることができる人材として重宝されている。
 というより、シュビラシステムの方が貴重すぎる人材である朱に依存している傾向にあるのが最近の実態のようである。
 彼女個人としてはざまあみろとは思っているが、シュビラが社会を支えていることも事実であることから付き合っている。
また、シュビラが自らの体制を見直し、革新や改革を進めようとしている点については評価している。

 最近の悩みは新任の監視官である霜月。理由は言うに及ばず。

777: 弥次郎 :2022/07/05(火) 23:34:22 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
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最終更新:2023年06月03日 21:48