169: モントゴメリー :2022/07/20(水) 21:19:36 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
無幻世界支援ネタ——アメリカ陸軍航空隊 カーチスP-40 Q「ウォーホーク」戦闘機——

全長:約10.2m
全幅(翼長):約11.4 m
全高:約3.8m
総重量:約2850kg
エンジン:アリソン V-1710-121(離昇1,425馬力、ADI噴射により高度7924mでの戦闘出力1700馬力)
最高速度:約680km/h
行動半径:約1300km
武装:12.7mm機関銃6挺、もしくは20mm機関砲4門

【概要】
アメリカ合衆国陸軍の戦闘機。
開戦時の主力であったE型からエンジンを換装し、各種性能を引き上げた改良版。戦争中期の陸軍主力戦闘機である。
大出力エンジンから得られる速度と頑丈な機体設計により、一撃離脱戦法のみならず中~高速域での格闘戦でも威力を発揮した。
開戦初期の悪評を払拭し、P-40の真価を世界に知らしめた傑作機である。

170: モントゴメリー :2022/07/20(水) 21:20:18 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
【開発】
開戦劈頭の奇襲攻撃から一転して国際連盟軍の逆襲により守勢に立たされた合衆国では、航空戦力の強化が叫ばれていた。
しかし、かつて隆盛を極めた航空機メーカーたちの多くはフィリピンに脱出しており、国内に残ったメーカーたちも開発能力の低下は隠せなかった。
新型機を開発することは不可能とは言わないが、短期間では困難であることは明白である。
そこでカーチス社に対しては新型機と並行して現行機のP-40の改良が指示された。
カーチス社はそれに対し、エンジン換装という単純ながら確実な方法で応え、見事に成功した。
以下にその特徴を述べる。

エンジンはアリソン社製のV-1710-39からV-1710-121に換装され、寸法や重量はほぼ変化ないが離昇出力はおよそ3割増しとなった。
これにより、試験飛行時の最高速度は680km/h越えを記録し、戦闘時の条件でも650km/hは確実に発揮できた。
武装は12.7mm機銃を片翼に3挺計6挺、もしくはソ連よりもたらされた20mm機関砲を片翼2門計4門搭載できた。
爆装機能もそれなりにある(227kg(500lb)爆弾3発)ため戦闘爆撃機としても運用できた。
さらに、保守的ながら堅実・頑丈な機体は生存性も高く、主翼の25%を失った状態で300km以上の距離を飛行し生還した例もある。
この様に、本機は国際連盟軍の戦闘機と比較しても遜色なく、例えばドイツのMe109G型に対しては速度・武装・旋回性能全ての面で上回っていた。
これ以外にも量産を設計段階から考慮された構造は製造コストを低下させる効果を生み出し、一説には英国空軍のスピットファイアの半分程度の製造コストだったと言われる。
また、セミモジュール化された構造は前線での整備・補修を容易にし稼働率も高水準であった。
モジュール化という特性を活かし、前線では様々な改造機が生み出されたという。

【運用】
本機は生産され次第、従来のE型を置き換える形で急速に戦力化された。
ハワイ防衛戦では飛来した日本海軍航空隊の烈風と互角以上の戦いの繰り広げ、これが本当にP-40か⁉と日本軍パイロットを驚愕させた。
低速域での格闘戦では日本軍機が有利であったが、中速以上の範囲では本機の頑丈な機体構造が真価を発揮し日本軍機を上回る格闘性能を発揮した。
もちろん、一撃離脱戦法も健在である。

カリフォルニア沖海戦時には後継であるS型がロールアウトしていたが、まだまだ少なくない数の本機が参戦している。

本機は海軍航空隊のF2A-4と同じく、アメリカ航空機産業の意地と底力を世界に知らしめた技術者たちの魂の一品なのである。

開戦時から終戦までP-40シリーズを駆り、「ホーク・ライダー」の異名を持つエースパイロット、クライブ・コールドウェルは

「P-40は欠点がほとんどない名機である」

という言葉を残している。

171: モントゴメリー :2022/07/20(水) 21:20:50 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。

アメリカ陸軍航空隊「俺たちにはこれしか無いんだ!だからこれが世界で一番良い戦闘機なんだ!!」

取り敢えず、P-40強化プラン①でございます。
P-40に敬意を評し、今回は史実で生み出されたQ型そのままであります。
魔改造はこれからだ……。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年07月29日 08:25