442: 194 :2022/07/03(日) 12:15:31 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その76 南極点での殴り合い(人)
BGM・第三次スーパーロボット大戦より「VIOLENT BATTLE」
それぞれ一対一で行われる事となった、南極最後の戦い。まずは、エーレルと水陸両用突進姫の戦いを見ていこう。
油断無く身構える水陸両用突進姫に対し、どこか余裕そうな佇まいで対峙するエーレル。
突進「・・・幽霊女メ。今度ハ俺達ノ凄サヲ見セテヤル」
エーレル「オーオー、精一杯虚勢張ッテンナ。差シ違エデモ狙ッテンノカ?」
突進「ホザケ!!差シ違エデハ無ク、叩キ潰シテヤル!!」
エーレル「イイカラカカッテコイヨ。私ハココダ」
突進「言ワレナクトモ!!」
そう叫びながら、名前の通りに突進する水陸両用突進姫。まずは挨拶代わりに拡散レーザーを放つ。
それを横っ飛びで華麗に躱し、16インチ砲で反撃するエーレル。直撃コースだったが、体を硬化させて無効化する水陸両用突進姫。
突進「チィッ、スバシッコイ奴メ」
エーレル「ソッチモヤルジャネーカ」
突進「ホザクナ!」
再び飛び掛かり、今度は格闘戦へと移行する。
艤装である液体金属ユニットを、槍の様に素早く突き出して刺突する水陸両用突進姫。
しかしエーレルに当たらない。動きを正確に読み切って、最小限の動きで紙一重で避けている。
443: 194 :2022/07/03(日) 12:16:02 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
エーレル「深通ヤシエト比ベテ、動キガ劣ルナ。モット楽シマセロ」
突進「抜カセ!」
そう叫びながら、大振りに横薙ぎを払う水陸両用突進姫。それをジャンプして躱し、後ろを取るエーレル。
一見焦りから大きな隙を見せた形だが・・・これはわざとだった。その彼女に、エーレルはタイキックを浴びせようとする。
エーレル「喰ライヤガレ!バラエティ仕込ミノタイキックヲ!」
自慢のタイキックが水陸両用突進姫のお尻を捉える・・・かに思えた次の瞬間。
水陸両用突進姫のコア本体が液状化。タイキックを受け流してしまう。すかさず艤装を横薙ぎで叩きつける水陸両用突進姫。ガードは間に合ったが、数十メート吹き飛ばされる。
エーレル「・・・捉エタト思ッタガ、ヤルジャネーカ。液状化シテ躱ストハナ」
突進「コチラヲ舐メルノモ、ココマデニシロ!叩キ潰シテヤル!」
エーレル「オウ!ナラバココカラハ、手加減無シデノ殴リ合イダ!後悔スルナヨ!」
正面から受けて立つエーレル。まるでドラ〇ン〇ールを彷彿とさせる激しい格闘戦が展開される。
直撃する手数はエーレルの方が多いが、一撃の重さは水陸両用突進姫の方が上。だんだんとダメージと疲労が重なって行く。
エーレル「・・・・フゥ、ハァ。ヤレバ出来ルンジャネーカ。コレ程楽シイ闘イハ、久シ振リダ!」
突進「・・・ゼェ、ハァ・・・黙レ、ウォーモンガーメ!・・・ソロソロケリヲ付ケテヤル!」
エーレル「・・・オウ!次ノ一撃デ決メテヤル!」
444: 194 :2022/07/03(日) 12:16:32 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
エーレルが飛び掛かり、右ストレートを叩きこもうとする。
それを左腕の艤装で受け止める水陸両用突進姫。受け止めた直後に艤装を液状化させ、腕をめり込ませてから硬化したのだ。
エーレル「ヌゥッ!」
突進「コレデ動ケマイ!俺ノ勝チダァァ!!」
勝利を確信し、右腕の艤装を叩きつけようとする水陸両用突進姫。しかし、それこそがエーレルが伺っていた最大の隙だった。
動じる事無く、左腕を水陸両用突進姫の体に回すエーレル。
エーレル「・・・掛カッタナ。見セテヤルヨ、艦コレ公式チートタル戦艦レ級・エーレル様ノ底力ヲ!」
突進「何!?・・・ウオッ!?!?」
何と全備重量200tに迫ろうかと言う重さを誇る水陸両用突進姫を、強引に持ち上げるエーレル。
突進「ナッナッナッ!?マ、マサカ!?!?」
エーレル「ウリャァァァ!ムッシュムラムラァァァァァァァァ!!」
何とそのまま、水陸両用突進姫に豪快なバックドロップを仕掛けたのだ。それも、右腕を艤装にめり込ませた状態で、である。
突進「ウ、ウワァァァァァァァ!??!?!?!」
445: 194 :2022/07/03(日) 12:17:03 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
余りにも予想外過ぎる出来事に、液状化して逃れる事も出来ずに絶叫する水陸両用突進姫。
ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!!!
南極全域に大きな轟音が響き渡る。
発生した氷霧が張れると・・・顔面から氷に叩きつけられた水陸両用突進姫の姿が。叩きつけられた地点を中心に、全方位に大きなひびが入っている。
そして、肝心の水陸両用突進姫は・・・・・余りの衝撃と大き過ぎるダメージに気絶してしまっていた。
エーレル「・・・フゥ、私ノ勝チダナ」
神崎「大丈夫か、エーレル!」
エーレル「オウ。コッチハ平気ダ、提督。ゼル端子ヲ打チ込ンデ、無力化シテクレ」
神崎「・・・全く。余り無茶をするな」
エーレル「心配シテクレテアリガトヨ。・・・デ、ナルベク早クコイツノ目ヲ覚マサセテ欲シインダガ」
神崎「え、何で?」
エーレル「・・・抜ケネーンダワ、右腕ガ」
神崎「・・・・・」
何とも言えないオチが付いてしまったが、まずは一方の無力化が完了した。
そして、もう一方でも激しい戦いが展開されていた。
446: 194 :2022/07/03(日) 12:17:34 HOST:ai126248229018.9.tss.access-internet.ne.jp
以上です。エーレルと水陸両用突進姫によるサシでの一騎討でした。
単独で一歩も引かない戦いを展開した末に、豪快なバックドロップで気絶に追いやりました。レ級らしさを少しは出せたかなと思います。
水陸両用突進姫ですが、衝撃で鼻が曲がっていそうですな(小並感)。まぁ自分で修復は可能でしょうが。
もう一方の蒼星VS人型血戦鬼の方の戦いは、ある種のギャグ補正の無い戦いとなる予定です。お楽しみに。・・・漸く敵本土が見えて来た(白目)
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最終更新:2022年07月29日 09:37