434: 弥次郎 :2022/07/26(火) 00:43:32 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

憂鬱SRW ファンタジールート証言録「1942年のフラグメント」



「事前の試験なんて聞いていない、か……」
「一部ウィッチや魔導士から抗議の声が出ております。
 また、各国からは教育方針などで問題になるのではと懸念の声が」
「これまでのこの世界の住人がやっていたカリキュラムでは追いつかないからこそ委託されているのだ。
 文句を言われる筋合いは何一つ存在していない。丁重にお断りしておけ」
「……彼らは何のためにティル・ナ・ノーグに集まっていると思っているのでしょうか?」
「最終的には国益のためだろう。
 だが、こうも思っている。できれば自分たちだけが他よりも優遇されたい、とな。
 戦後の発言権や影響力の大きさは、戦時における活躍に律速される」
「呆れたものです……」

  • ティル・ナ・ノーグに派遣される最中に行われた「試し」のことが明かされ、さっそく文句が出たが、事実上シャットアウトした。





「……クラーラ、貴方、もうちょっと座学はどうにかならないのかしら?」
「が、がんばって、いるよ?」
「……字の綴りミスは論外よ」
「ぐぅ……」
「自分でできると豪語したところを多く間違えているし…」
「グハッ……」
「かと思えば発展形は正解しているのに、基礎で間違っている……ちぐはぐね」
「エーリカ……もうちょっと、やさしくして」
「何度も付き合ってこれなのよ?教官からも指摘されているんだから。
 さあ、分からないところがどこなのか分かるようになるところからやるわよ」

  • カールスラント出身ウィッチ二人のかしましい会話。実技はともかく座学でクラーラは大苦戦。




「やはり、ターニャ・デグレチャフ少尉は……」
「ああ。とはいえ、驚きではある。よもや、夢幻の連中と同じとはな」
「言動や行動パターンとしては、年齢不相応なほどに成熟していますしね……納得させられてしまいそうですが、普通ならおかしいと思われるでしょう」
「本人がそう感じていないならば、まして気づくつもりがないならば、害がないうちは放っておいて構わん。
 アレで本人としては素面で、尚且つ受けがいいと思っているようだし。
 まあ、どう頑張っても人の価値観などやすやすに変わらんよ、ことにあれほど学問という宗教を信じ込んでいるならばな」

  • 座学・実技などで年齢にもかかわらず高い成績を送るターニャ。しかし、見える人間からすれば裏まで見えていた。





(おかしい……後方での研修というはずだったのに、なぜ命がけで新装備のテストなどしている!?)
「デグレチャフ少尉、準備は?」
「も、問題ありません……(四発エンジンだと!?しかもウィッチだけでなく、外部リアクターもつけて魔力供給だと!?出力過剰で最悪吹っ飛ぶぞ!?)」
「なぁに、シミュレーションでは何度も試されているし、問題ないさ」
(問題しかないわ!所詮はシミュレーションだろう!?)
「チェックリスト03から06までをクリア。魔導エンジンの出力安定、同調に問題なし」
「ステータスはグリーン。スタビライザー及び各種電計器気問題なし」
「滑走路クリア、射出状態を維持。飛行エリアに障害物無し」
「よし、間もなく射出する!」
(射出!?カタパルトだと!?ストライカーユニットとはいえレシプロ機モドキでか!?)

  • 優秀なウィッチということで実証実験に投入されるターニャおじさん、内心顔芸炸裂。この後無茶苦茶飛んだ。





「あれがヴェルクマイスター大佐のストライカーユニット……」
「機械というより……なんだろうな、これは」
「生きているように見える……明らかに既存の素材ではないかもしれない」
「やめておけ、アレに触ると命を吸われるらしいぞ」
「どういうことだ?」
「触った人間がその場でぶっ倒れたんだと」
「まさか……」

  • ティル・ナ・ノーグで研修を行うストライカーユニットの技術者たち、リーゼロッテの扱う異形のストライカーユニットに興味を示す。



「もっと戦えるための戦力があると聞いた!」

  • ハンナ・U・ルーデル、ウィッチを超えると称されたMPFの搭乗者となるべくティル・ナ・ノーグに出向。

435: 弥次郎 :2022/07/26(火) 00:44:55 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
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最終更新:2023年11月03日 11:02