4: トゥ!ヘァ! :2022/07/18(月) 18:37:43 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス ドラゴム星について
以前投稿した黒龍公やドラゴム星についての設定のリメイクや新しい設定について説明していく。
〇黒龍公について。
黒龍公ミラボレアス。惑星ドラゴムの代表支配者。
本名は大野木ミラボレ太郎。
これは連合翻訳名であり、彼らの言語に直すと「ラ・ズィーヤ・ミラボレ・ヴィランテ」
ラ・ズィーヤが大きな木という意味で、ミラボレが族名、ヴィランテが名前で日本語訳すると太郎あたりの意味。
因みに翻訳名はコンピューターにより幾つか選出されたものを本人が選び決める。
連合共通語に詳しいのなら自分で決めることもできる。
初代黒龍公を輩出したミラボレ一族の出身で、初代すら超えるミラボレ族史上最強と言われている。
全高126mを数える。パワードスーツ無しでもバトル級に勝る戦闘力を誇る怪物。
詳しく言えば劇場版マクロスFのラスボスであったクィーンフロンティア相手に勝る。
単純な身体能力だけではなく、頭脳、技量、精神、エーテル術にも通じる戦闘の達人でもある。
専用のパワードスーツを身に着ければ真正面から単独でゼントラン基幹艦隊すら粉砕して見せる。一人艦隊と異名を持つ。
終末戦争こそアポカリプスの際には自らロンドベルに参加し、最前線で様々な勇者たち共に宇宙怪獣と戦った。
本人そのものは極めて温厚な性格で趣味は読書と畑仕事。
また惑星の特産品であるドラゴンアップル育ての達人。
実は本家ではなく分家筋の出。また才能という点では左程でもなく、若い頃は歴代や同世代にも劣っていたが尋常でない努力で全てを覆した傑物でもある。
本人曰く種族差や血筋の違いによる能力差というものに負けたくなかったとのこと。
連合と接触する前から公王職についており、在位150年目。そろそろ誰かに職を譲って隠居したいと度々考えている。
〇黒龍公王位
惑星ドラゴムにおける代表公王職のこと。
惑星における最強の人物が職に就くとされているが、現在では選挙によって決まる。
なお黒龍公職は有事には最高司令官兼惑星における最大戦力という伝統も持つため大概は能力や人格以外にも強さも選ばれる基準の一つとなる。
公王職についた際には第○○代黒龍公ミラボレアスと名乗るようになる。
ミラボレアスの名は所謂名跡。黒龍公に選ばれた者が名乗る名前である。
現在の黒龍公は第23代黒龍公。本名大野木ミラボレ太郎。
前任者も2代前までの黒龍公が存命である。
〇惑星ドラゴム
地球型惑星であるが、その大きさは地球の何倍もある巨星。
このため基礎重力が強く、存在している動植物も巨大な物が多い。
人口は10億人ほど。その全てが龍族、ドラゴム人と括られているが、詳しくは様々な種族に別れる
農業、畜産、漁業などと言った第一産業が中心の惑星で、特産品はドラゴンアップルや巨大肉は連合内だけではなく、宇宙中にファンを抱える。
これは単純にドラゴム族がその巨体に見合う大食漢であるために、食料生産を第一に考えているため。
かつて古い時代に龍族同士の全面戦争があり、惑星全土が酷く荒廃。
自分達が全力を出した結果星が滅びかけた現実を見たドラゴム人たちは以降平和的で内向的な性格となった。
現在は復興が進み、かつてのような緑あふれる星へと復活している。
5: トゥ!ヘァ! :2022/07/18(月) 18:38:44 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
〇ドラゴム人
惑星ドラゴムに住む人々をまとめてドラゴム人と呼ぶ。
実は様々な種類が存在している。基本的には全種族通して温厚な性格が多い。
また結構文化的。服も切れば、乗り物も乗るし、普通に家で暮らす。腕がある種ならはしやスプーン、コップだって使う。
寿命は種族によって様々だが大凡2000~3000年ほど。
特別長寿な種や個人でも5000年ほどだが、歴史上ではエーテル術を極めた達人が1万年以上生きたという。
ドラゴム人は全員体内に莫大なエネルギーを保有しており、これを用いて個々人が得意としているエーテル魔術を使用する。
このエネルギーはマナに分類されているが、ドラゴム人のは幾らか変質しており、通称ドラゴンマナと呼ばれている。単に龍属性マナともいう。
死後もこの莫大エネルギーは死骸に残り続けるため、死体を守る理由もあり専門の墓守が守る集団墓地が整備されている。
基本種族としては全長40mほどの種。
メジャーなドラゴンの姿をしているが、四足より二足で立っていることが多い。
イメージはモンハンのクシャルダオラ。
基本的に飛んで移動するが、普通に二足歩行もするし、いざとなれば四足歩行もできると一番器用なタイプ。
ドラゴム星で一番多い種族で10億の人口内7割程。
現黒龍公や、その出身一族であるミラボレ族もこの普遍種に分類される。
巨大種は全高200mほどが平均身長の大型種族。
人口の2割ほどを占めており、主に畜産や土木などを従事している。
イメージはモンハンのラオシャンロンやジエンモーランなど。
ドラゴム人の中でも特にのんびり屋で温厚な人々でもある。
超巨大種は2000m以上が平均の文字通り超巨大な人々。
人口の1割も存在していない少数民族であるが、その巨体故の強さは圧倒的。
かつて星を二分した大戦争で片側の勢力のトップを務めていた。
性格は理知的な人物が多い。
150年前の黒龍公決定戦では全長4000m越えの一族最大の巨漢が当時黒龍公になる前のミラボレ太郎に投げ飛ばされる珍事が起きている。
地球人類と比較した場合では
普遍種=身長170cmほど
巨大種=身長2m前後。
超巨大種=身長3m以上
くらいな感じである。
6: トゥ!ヘァ! :2022/07/18(月) 18:39:24 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
〇ドラゴム星の文化や技術
技術に関してはかつてより独自のエーテル系、アストラル系技術を発展させており、連合内でも貴重な独自エーテル、アストラル技術を保有している。
技術体系は連合が接触した100年以上前の時点で外宇宙に進出可能なレベルを誇っていたが、内向的な性格や巨大すぎる体格が影響して余り外に出ず、あくまで内を回すための資源を内星系や周辺星系から採掘するに限っていた。
しかし戦力は当時から非常に高い物を誇っており、独力でゼントラン艦隊を撃退しており、戦力、技術力に関しては積極的に外に向ければ現在の三列強に勝るとも劣らない物になったのではないかと言われている。
文化に関しては独特のものを築いている。
一族ごとや家族ごとに育てているラゴンアップルの木へと代替の人々が己のエネルギーを分け与え育て、それを親から子に受け継がせる文化がある。
ドラゴンアップルの木はその一族や家族の象徴であり、ドラゴム人にとって最も大切なものの一つである。
また基本は一族ごとや仲の良い人々ごとで集団墓地に埋葬される習慣があり、彼らの死骸に残る莫大なエネルギーを墓地ごとに集約し、周辺に埋められている冥界樹と呼ばれる巨大な木を育てるために使われている。
この冥界樹はかつて星が大戦で荒れた際に生み出された人工樹木の一つで、墓地の死骸のエネルギーを用いて付近の土壌や空気の改善を促す効果を持つ。
惑星環境の改善された現在でもこの習慣は続いており、冥界樹に蓄積されたエネルギーは災害時の復興や発電のための予備エネルギーとして大切に扱われている。
因みに共同墓地の墓守は冥灯龍ジーヴァ族と呼ばれる一族が守っている。彼等は墓場のエネルギー制御の専門家であり、同時にその付近の冥界樹育成のプロでもある。
墓荒しをすると文字通り地獄まで彼らが追ってくると言われている。
また私的な目的で彼ら自身が墓のエネルギーを用いるのも禁忌とされており、禁を犯した物の粛清も彼らの仕事である。
〇ドラゴムの植物
基本的に高重力環境のためか巨大なものが多い。
有名どころはドラゴンアップル、冥界樹、灯台樹など。
ドラゴンアップルは現在ドラゴム星の特産品になっているものだが、かつて大戦終結時に生み出された人工果樹である。
惑星が荒れ果て、まともな食料すら取れなくなった環境でもドラゴム人のエネルギーを用いて育てられるこの林檎により、戦後の食糧危機を乗り切った重要な果実である。
またドラゴンアップルの木は同時に冥界樹ほどではないが土壌の改善も促し、これを星の全土に埋めたことにより星を復興させた。
ドラゴンアップルはドラゴム人にとって星の復興の証であり、一族が代々受け継いできた証でもある。
冥界樹は文化・技術の欄でも説明した通り集団墓地の周辺に埋められている特殊な樹木である。
ドラゴム人の死骸にも残る莫大なエネルギーを用いて周辺の土壌や空気を浄化する役割を持つ。
世話は各地の墓場を受け持つ墓守が行っており、ドラゴム星においては死後の安寧と残された家族や友人たちへの手助けの二つの意味を持つ木である。
元々は戦後の過酷な世界の中で死ぬ際に残された人々のことを憂いた人々が生み出した樹木であった。
灯台樹はドラゴム星における最大の大きさを誇る樹木。文字通り雲すら突き抜けるほど巨大な樹木であり、古代の時代では世界樹ともいわれていた。
現在では様々な場所に姿を見られ、目印となっている。
良く空を飛ぶドラゴム人が迷子にならないようにと、徐々に品種改良しながらかつてに植えていったのが現在の灯台樹となる。
大戦期には多くが焼けてしまったが、戦後に改めて植えなおされた。その際に少々手が加えられ主に空気を清浄化する能力が付与されている。
海や湖、川などで巨大な島のようになっている樹木。
戦後に作られた人工樹木の一つであり、木でありながら石のような性質も持つ不思議な木である。
戦時中に汚染された各地の水源を浄化する目的をもって作られた樹木で、主に海や湖、巨大な河川などに植えられた。
水を浄化するだけではなく、水辺の生き物たちの住処になっており、戦後に激減した野生生物たちの保護区にもなっている。
7: トゥ!ヘァ! :2022/07/18(月) 18:40:23 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
〇ドラゴム星の歴史
かつて二つの勢力によって巻き起こされた大戦。数千年前に起こった戦いと言われている。
惑星全土を巻き込まれ、龍族同士が本気で殺し合った戦いであり、現在のドラゴム人が平和志向となった理由の一つ。
その戦いは苛烈を極めたが結局は決着がつかず引き分けとなり、膨大な人命と資源、環境を消費した後に残されたのは隅々まで破壊し尽くされた故郷の星と龍族すら生きていくのに過酷な世界であった。
そのことを改めて深く反省した当時の龍族は星の再生と後に残される子孫たちのためにドラゴンアップルを始めとした様々な人工樹木を作り上げ、現在の緑あふれるドラゴム星へと復興させた。
彼等ドラゴム人は体内に特殊で膨大なエネルギーを持っており、死後も死体にそのエネルギーが残り続ける特徴がある。
この死後にすら残り続けるエネルギーを用いたのがドラゴンウェポンと呼ばれる禁忌兵器である。
この兵器は非常に強力で滅龍大戦の際には戦略級、戦術級問わず使われ猛威を振るったらしい。
そしてその攻撃で死した敵の龍や、戦いに敗れ死んだ味方の龍の死骸奪い合い、そこに残されたエネルギーを用いて再び敵を殺したという。
現在ドラゴム星には5つの大陸が残されているが、かつては6つの大陸が存在していたという。
一つは戦略級ドラゴンウェポンにより粉々に破壊され、複数の島々となってしまい、一つはドラゴンウェポンの撃ちあいによる地殻変動で海へ沈み、一つは真っ二つに割れて現在残っている5つのうちの二つの大陸になってしまったとされる。
大戦以降同胞の命を用いたドラゴンウェポンは禁忌とされ、基本的に研究、運用は禁止されている。
しかし宇宙怪獣やダークレジオンとの戦争である終末戦争(アポカリプス)の際には大戦時から残存していたドラゴンウェポンを解禁し、対宇宙怪獣戦に用いたという噂がまことしやかにささやかれている。
〇ドラゴム星の軍事力
ドラゴム星はエーテル技術だけではなく科学技術も存在している。
このため割とスタンダードな宇宙艦艇も持っているのだが、彼等の平均身長は40m前後。
このため彼らが乗る船舶も勿論デカい。凄まじくでかい。
一般艦艇で大凡4000~5000m(4~5km)ほど。大型種用艦艇となれば20000m(20km)級。超大型種用ともなれば200000(200km)が平均となる。
因みにドラゴム宇宙軍の総旗艦は500000m(500km)級である。
オートメーション化が進んでおり、一隻当たり数十人程度で運用可能。総旗艦級ともなると流石に数百人ほどが管理要員として搭乗している。
一般兵器はドラゴム人用のパワードスーツであり基本的に着込む種族の倍ほどの全長を持つ。
普遍種用には80m、大型種用には400m、超大型種用には4000mほどのスーツが基本である。
これら艦艇が数千隻ほど存在しており、パワードスーツを着込む戦闘要員だけでも数万人規模で存在している。
船舶のデザインは左右と上下に長い特徴的な形をしており、これは船内を飛行して移動できるように通路を幅広く作っているためである。
現在は宇宙船舶は主に宇宙の拠点で建造されており、資源に関しても星系外から持ってくるようにしている。
大型艦艇が主軸のため、生半可な資源衛星では資源と見なされず専ら星系外において火星級や月級の衛星から直接資源を掘っている形である。
性能はビーム、実弾、エーテル兵器、ミサイル、ワープ、バリアと星間航行に必要なものを一通りそろえている。
数こそ多いが、一隻あたり数百年単位で運用するのが前提のため、全体で見れば艦歴が大分古い船も数多く混ざっている。
このため主力艦隊として用いられている最新型艦艇は実は数百隻ほどしかない。
残りは惑星内外の警備として使用されるか、予備艦として保存されている。
終末戦争中、またはそれ以降は急ピッチで新型艦への変更が進んでおり、100年後においては大凡9割方の代替が進んでいる。
8: トゥ!ヘァ! :2022/07/18(月) 18:41:42 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
投下終了
少し前の議論で黒龍公関係が新たに色々盛られたので、設定のリメイクも兼ねて議論で出てきた設定を手直ししてまとめました。
最終更新:2022年08月02日 08:14