416: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:52:06 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
日本大陸 珍妙歴史世界 日本はこの先生き残れるのか。
「何だこの世界…」
仲間たちと合流した嶋田さんが発した第一声がこれである。
それについて周辺のいつもの
夢幻会の面子も同調するように頷いているか、死んだ目をしている。
時は1900年代。大陸化しているかいつもの日本でいつもの面子。
しかし世界の様子は大きく違っていた。
「欧州がオスマントルコによって統一されてる…」
「北アフリカもだよ…」
「対して東アジアはモンゴルが継続しているなんて…」
「大モンゴル連合帝国vs大オスマントルコ帝国がユーラシアの覇権をめぐって争っているとはたまげたなぁ」
この時代。現代まで存続したモンゴルと欧州征服を成し遂げたオスマンがユーラシアで覇を争っていた。
中央アジアもしくは白ロシア地域を境として度々衝突しており、両者共に譲らず一進一退の小競り合いを続けている。
ユーラシア大陸ではこの両国以外にはそのどちらかに従属している小国しか存在しておらず、第三勢力という意味では極東の日本がそれに数えられていた。
「対して南北アメリカ大陸は…何?これ何?」
「アメリカ合衆国ではなく神聖アメリカ連合王国…」
「ブリタニアかな? ブリタニアどころじゃねぇわこれ」
「極めつけはこれ。シマヅ朝アステカ帝国」
「マヤ文明諸国も飲み込んで中米統一している大勢力だものなぁ」
「下克上で乗っ取られたダテ朝南米スペイン帝国の話する?」
「ホウジョウ・インカ連合帝国なんてのもいるね」
北米ではオスマンにより追い出された国々が集まり、同じように追い出されたバチカンが音頭を取り神聖
アメリカ連合王国を建国。
メキシコ以南…つまりアステカ帝国が領有している土地以外の北米全土を統一している大国である。
もっぱら対オスマンを掲げて度々大西洋でオスマンの大西洋艦隊と衝突を繰り返している。
そしてそんな神聖アメリカに北米で唯一対抗しているのがシマヅ朝アステカ帝国。
この国を詳しく語ると長くなるので要約すると信長公が日本を統一して以降、積極的に外界へ進出していった際に新たな新天地を求めた島津一族の一派が太平洋へ乗り出していた途中で嵐に合い消息不明に。
日本では全滅したと思われていた彼等島津探検隊は幸運なことに中米地域へと漂着し、命を繋ぎ止めていた。
その最中で出会ったアステカの民と血なまぐさい邂逅を果たした後に和解。
当時のアステカ皇帝に気に入られた島津探検隊はあれよあれよという間に取り立てられて生き、幾代後には皇帝の一族を娶るようになる。
その後スペインを始めとした欧州諸国が襲来した際に彼等島津やその子孫たちを中心にこれらを撃退。
気づけば皇帝一族そのものと一体化していた島津探検隊の子孫が現代までアステカ帝国を存続させ続けたのが、このシマヅ朝アステカ帝国である。
神聖アメリカからは悪鬼の国として忌み嫌われており、こちらも度々衝突している。
因みに日本は島津探検隊が行方不明となった数十年後。改めてアメリカ大陸に辿り着いた時には彼らの子孫が皇帝一族に取り立てられるどころか半ば一体化するレベルで重要されていることに驚愕したとか。
417: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:52:39 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
次はダテ朝南米スペイン帝国のことを話そう。
日本が改めてアメリカ大陸に辿り着き、島津の子孫がアステカ皇帝になっていることに驚愕した後の話。
改めてこのシマヅ朝アステカ帝国と友好条約を結んだ日本は、この国を橋頭保に北米、南米各地へと開拓者や冒険者が散らばっていった。
その中で何の因果かスペインのブラジル領において運よく取り立てられた男がいた。
その男は東北伊達家の血に連なる男で、独眼竜正宗公を甚く尊敬していたそうな。
その伊達っぷりというかアホっぷりも正宗公と瓜二つだったと言われている。
彼は人手を欲していた現地のスペイン植民政府は警戒されながらも持ち前の優秀さと口八丁で上手いこと潜り込み、その後も良くも悪くも働き頭角を現していった。
そんな中で遂に欧州諸国がオスマンにより欧州から追い出され北米や南米に本国の王族貴族たちが逃げ込んできた時期。
無論ブラジルにもスペインゆかりの人々が逃げ込んできており、改めて南米にてスペイン帝国が復興されることとなった。
なので下克上してこれを乗っ取った。元々現地からはあんまり敬われていなかったし、統治機構も半ば己のシンパで固めていたので割とスムーズにことはなった。
後に独眼竜二世と呼ばれるこの御仁は下克上した後にスペイン王家の生き残りを娶り、ブラジルの血にてダテ朝南米スペイン帝国を建国。
以前から進めていた周辺部族の併合も進めていき、南米の地にて一国一城の主となったのである。
南米三国と言われる国の最後の一つがホウジョウ・インカ連合帝国。通称は南米北条家と呼ばれている国家である。
ここは他よりも単純で日本がアメリカ大陸進出後に改めて後北条の人々がインカ帝国と手を組んだ結果である。
史実と違い信長公の躍進による関東征伐により大きく力を削られ、傘下とされた関東の後北条家は戦国時代の終わりと共に海外へと活路を求めた。
しかし近場は南国トヨトミランドやインドネシア一向法国やらと地力の差で先を越され、仕方なく東へ東へ当てもなく進んでいき、そうして行き当たったアメリカの血でも何でか知らんが島津が先んじていたなどの不運が続き、最後の最後に辿り着いたのがインカ帝国であった。
当時のインカ帝国は史実よりは長く抵抗を続けているものの、オスマンの侵攻で本国に跡がなく死の物狂いでやってくるスペインやポルトガルの侵略者に押されており、そんなインカを北条家の探検隊が手助けしたことが始まりである。
こうして始まった奇妙な共闘関係は次第に北条家とインカによる軍事同盟の色を深めていき、最終的には二勢力による連合帝国の形を成すまでとなった。
ある意味海外へと大きな拠点を作ることに成功した北条家は本土にいた人員も多く呼び寄せ、インカの地を第二の故郷としていったそうな。
「さて…目を背けたいのは山々ですが、最後に東アジア情勢を振り返りましょうか」
「やだ!拙者やだ!こんな
アジア情勢見たくないでござる!!」
「だがダメ!これが現実!現実です!!」
「フィリピンの南国トヨトミランド…」
「インドネシア一向宗によりインドネシア法国…」
「浪人という名の元戦国大名たちに飲み込まれた挙句にウルトラC連発して復活した足利家によって統制されている東南アジア足利朝統一邦国の話する?」
「因みに北方の島々、樺太、カムチャツカ半島、チェコト、アリューシャン列島、アラスカはアイヌ諸部族連合によって統治されている」
「極めつけがこれ。オーストラリアの徳川江戸国。通称エドランド」
「一応どれも日本の味方だもんげ!日本連邦の一員よ!」
「どこも優秀だからこそ頭を悩ませる羽目になっているんだよなぁ…」
418: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:53:21 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
東アジア情勢という意味では日本の一人勝ちであろう。
“三度”の元寇を退けた日本の強さはアジア中に轟いており、その勇名は遠くオスマンにも響くほど。
長らくモンゴルの下に甘んじていた東南アジアの国々は日本という国に淡い希望を抱いたのだ。
そしてその希望は粉砕された。
戦国の終わりだもんげ!と言わんばかりに海外へ冒険という名の棄民された大量の元武士、元戦国大名とそれに危機感を持ったモンゴルと彼等海外へ進出を始めた元戦国大名たちを援護する日本とで東南アジアを舞台として血みどろの戦いが勃発。
東南アジアの国々や民衆はそれに巻き込まれ、その多くが滅亡した。
大陸側の東南アジア地域は現地勢力を取り込むか滅ぼすかして則った元戦国大名たちが乱立。
攻めこんできたモンゴル(モンゴルからすれば攻め込んできたのは日本側なのだが)の侵攻時には一致団結し、これにことを当たっており、その中でまとめ役となったのがかつて征夷大将軍を輩出していた家である足利家である。
ノッブが天下を取ったため、平和になり程ほどの名家として残れることが確定していた足利家であったが、変革の時代だしいっちょ海外で一旗揚げてみるとかと半ば出奔する勢いで一人の若者が国外へと乗り出した。
そんな若者やその子孫たちが東南アジアに根を張り始めた元戦国大名と共に曲りなりにもモンゴルに対抗できるだけまとめ上げたのが足利統一邦国である。
まあ言ってしまえば東南アジア足利家をまとめ役として幕府モドキである。
幕府と言ってしまうと流石に本国のノッブ政権から鉄拳制裁が飛んでくるので自重した。
モンゴルとの戦いでは本国からの支援が欠かせないからというのもある。
無論突然東南アジアを奪われたモンゴルは激怒し幾度も鎮圧軍を送ったが、その悉くが跳ね返された。
最終的には日本本国へと四度目の元寇を仕掛けたが、こちらも敢え無く失敗。
報復として半島と中華沿岸部の殆どが焼かれた。
真の倭寇とはこういうものであると言わんばかりの暴れっぷりであった。
以降モンゴルは日本へ一切手を出さなくなったという経歴がある。
インドネシア法国は現地へ進出した一向宗による宗教国家である。
一向宗は布教しながらも現地のイスラム教徒やヒンドゥー教徒、その他の宗教勢力と戦国特有の血みどろの戦いが100年近く続け、同地を統一。
一向宗の持ちたる国としてインドネシアを統一した。
統一後は足利邦国を支援しながらも商売にせいをだしており、生臭坊主ここにありと言わんばかりの有様である。
なお統一したのがノッブの死後数十年後であったため、特に本国と敵対するわけでもなかったため、普通に存在を認められている。
一向宗からしても魔王信長の根切はトラウマだったようだ。
アイヌ諸部族連合は北海道アイヌを中心とした連合国家だ。
アイヌとついているがアラスカなどのイヌイットや北米から逃げてきたインディアンの人々も普通にいる。
様々な部族による寄り合い連合。それがアイヌ連合である。
モンゴルや日本とは友好関係を築き(散々ぶつかって連中の強さは身に染みているため)、専ら東からやってくる蛮族(神聖アメリカ連合王国)とばかり衝突している。
神聖アメリカは領土拡大のために。アイヌ連合は連合内のインディアン閥の故地奪還のための戦いである。
あと正直神聖アメリカレベルならアイヌ連合でもまだどうにかなるという点も大きい。
アイヌ連合よりずっと強いはずの大モンゴルと、その大モンゴルを真正面から跳ねのけた日本とかいう頭可笑しい二大巨頭とやり合う度胸は流石に存在しなかった模様。
419: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:53:51 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
フィリピンと称されていた土地は今では南国トヨトミランドと改名されている。
呼んで字の如く羽柴秀吉改め豊臣秀吉によって建国された国だ。
ノッブの国外探検例に一早く乗ったのが彼の腹心の一人である羽柴秀吉であった。
彼はノッブから支援を受けるとそのまま兼ねてより目を付けていたフィリピンへ上陸。
現地のスペイン軍を蹴散らし、頑強な現地部族を平らげ、毎年やってくる台風にもめげずに同地を開拓。
開拓を続け、どうにか安定した後に改めて宣言されたのがトヨトミランドの建国であった。
この際に秀吉は羽柴から豊臣へと性を改めている。
本当は豊臣国というれっきとした和名があるのだが、現地の人々や連れてきた部下たちまでもばトヨトミランドというので、いつの間にかこちらの方が定着してしまっていた。
アジアにある日系国家の中でも最も本国と関係が親密である。
最後に紹介するのがオーストラリアを統治するトクガワ・エド国。通称エドランド。
ノッブの天下統一に付き、自らの立地と領土の広さはヤバそう。あと地元の三河侍ウザいという気持ちの下で改めて信長に許可を得て、海外へ新天地を求めて飛び出した徳川家康公がオーストラリアこと現扶桑大陸を発見。
同地の開拓を続け、己の国としたのが徳川江戸国である。
新しく開拓し首都と定めた土地のことをエドと呼び始めた結果江戸国となった。
なお現地の人々からはエドランドと言われている。
日系国家では最大の国であり、トヨトミランドに次いで本国との関係も深い国となっている。
こんな珍妙な世界であるため夢幻会の人々は頭を抱えていた。
最もそう悪い話ばかりではない。
悪の強い味方ばかりであるが東南アジア、太平洋、オセアニアはほぼ全てが日本勢力内であり、南米の半分くらいは親戚みたいなもの。
自覚こそ今一薄いが、ユーラシアの過半を持つモンゴルと欧州、中東、アフリカの半分を制するオスマンにも決して負けていない勢力だ。
ある意味で世界の三大勢力の一角と十分言えよう。
なおアフリカのもう半分はどうやって逃れたか知らないが、北米にはいかなかった欧州人の末裔が建国した科学カルト国家と化している。
頑張れ夢幻会!負けるな夢幻会!史実知識はあんまり当てにならないが、技術知識は通じるからアドバンテージはあるぞ!!
420: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:54:39 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
〇国家説明
1900年代における現在の日本。
織田信長が新たな幕府を開いた後に大々的に海外に打って出た歴史を持つ。
戦国時代であぶれた元大名、元武士への実質的な棄民政策も担っており、これによりアジア一帯に多数の日系国家が誕生することとなった。
名目上は日本本土を盟主とし、豪州徳川江戸国(エドランド)、フィリピン豊臣国(トヨトミランド)、東南アジア足利邦国(東亜足利幕府)、インドネシア法国(インドネシア一向宗)、北方アイヌ連合(樺太、北方諸島、アラスカなど)、太平洋幕府直轄領(ハワイまでの太平洋の島々)、ホウジョウ・インカ連合帝国(南米北条家)、ダテ朝南米スペイン帝国(南米伊達スペイン)、シマヅ朝アステカ帝国(アステカ島津家)などが主な加盟国となり領土を形作っている。
東南アジア、オセアニアから太平洋をまたにかけ中南米にまで勢力を広げる大勢力であり、世界最大の海軍大国。
この海軍力を以てモンゴルやオスマンと並ぶ世界三大強国の一角をなしている。
現在では北米にて神聖アメリカと度々衝突しており、インド洋ではオスマンとの睨み合いが続いている。
アジアにおいては幸いモンゴルと不可侵条約が結ばされており、現状は穏やか(当社比)で平和な日々が続いている。
ユーラシア大陸の過半を収める大国。
かのモンゴル帝国が元を経て、幾度かの離散と集合、改革と下克上を繰り返し巨大な連邦国家として落ち着いた姿。
現在ではモンゴル帝国時代に別れた各地のハン国並びにその後勃興してきた新騎馬部族や別途の中央アジア系、東アジア系騎馬部族などの国々が加わり連邦をなしている。
政治体制は各国の合議制であり、名目上のトップである首長は各国での持ち回り制となっている。
領土は中国からシベリア、インド、中央アジア、欧州ロシア、白ロシア地域、北欧までに及ぶ。
世界最大の領土を誇る国であり、長年オスマントルコと衝突を繰り返している。
日本とは東南アジアの処遇を巡り何度か衝突したが、結局日本勢を押し返せず。
逆転の一手として日本本土への何度目かの元寇を行ったが、日本の海軍力に敵わず敗退。
報復として朝鮮半島と中国沿岸部の多くが焼かれ、それ以降は正式に講和。平和条約を締結し、今に至るまで友好関係を維持している。
日本に対しては手を出さなければ良い商売相手になる何か頭と腕っぷしのヤベー奴くらいの認識。
欧州征服を成し遂げたオスマントルコ。
世界の三大強国の一つであり、ユーラシアの覇権を賭けて長年モンゴルと衝突を続けている。
幾度かの遠征の後に西欧世界までも制したオスマントルコであり、現在ではアナトリア半島を中心に白ロシア地域以外の欧州全体、アラビア半島、コーカサス地方、ペルシャ湾沿いの中央アジア、北アフリカを中心として南部アフリカ以外のアフリカ大陸を手中に収めている。
日本とは東南アジアのイスラム教徒の扱いを巡り幾度かインド洋で衝突しており、その度に負けている。
流石に世界最大の海軍大国相手にはオスマンでも分が悪かった模様。
現在は平和条約を締結して、それなりに仲良くやってる。
日本に対しての認識は良い商売相手だが、東南アジアのイスラム教徒関係でさえ妥協できればもう少しましな関係を築けるのにと長年悩んでいる。
因みに東南アジアのイスラム教徒問題とはインドネシアを中心とする東南アジア一向宗との血みどろの戦いに端を発する宗教戦争のこと。
現在の東南アジアでは一向宗がイスラム教徒をほぼ駆逐してしまい、商売関係のみが続いている間柄である。
421: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:55:26 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
欧州から追い出された国々やバチカンが北米に落ち延びて建国した国家。通称神米連。
メキシコ以南とアラスカ以外の北米を統一している大国であるが、モンゴル、オスマン、日本と比べ一歩劣る。
キリスト教を国教とする宗教国家であり、国王職は落ち延びた国々による選挙制。
選挙で選ばれた国王が教皇による申命を受けて連合王国国王として全権を振るう。
このため連合王国では各国国王と北米バチカン教皇の二重権力体制となっており、政治的な安定度は低い。
一応は宗教的権威を基に団結しているため、外敵、異教徒との戦いでは非常によくまとまっている。
長年大西洋を挟んでオスマントルコと争いながらも、中南米の日本勢やアラスカのアイヌ連合相手にも戦端を開くという全方位戦争状態。
近年では流石に日本勢とは妥協した方がいいのではとの声が上がっているが、伊達の独眼竜二世に南米領を乗っ取られた旧スペイン王家や教皇勢力を中心に、異教徒との妥協を否定する勢力の動きが強く、実質的な妥協案の提示にはまだまだ至っていない。
神聖アメリカとは別に大西洋を大回りして半ば偶然南アフリカに辿り着いた一派が起こした国。
アフリカ大陸の南部地域一帯を勢力圏としている。
キリスト教を国教とする神米連と違い科学技術を奉ずる一派が起こした国であり、それに恥じない高い技術力を誇る。
国力で落としながらも三大国に一歩劣る程度の技術力を持てているのが、その証明である。
しかしながら国家体制は神米連より歪で一部の特権階級と大多数の奴隷によって形作られている。
神の存在を否定し、科学技術こそがこの世の心理を方言して憚らないためオスマンから強く目の敵にされている。
また神の存在否定を前提としているため同じ欧州ルーツながらも神米連とも仲が悪い。
このため本来ならば神米連と連携してオスマンと戦うはずが、二か国ともバラバラに対応している。
意外だが日本やモンゴルとの関係は可もなく不可もなくといった感じに落ち着いている。
科学立国側が対オスマンを優先して、他二か国へは割と常識的な対応をしているためと、モンゴルと日本はその過激な無宗教姿勢はどうなのよと思いながらも、まあそういうスタンスもあるよねと二か国が大人の対応している点が大きいため。
最もこの関係は所謂お前を殺すのは最後にしてやるといった類のものであるが…
422: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:56:23 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
〇用語(フレーバーテキスト)
モンゴルの誇る欧州方面艦隊の一つ。
北欧方面を平定した際に傘下へ取り込んだ現地のヴァイキング勢の造船技術や操船技術を高く評価しており、現在に至るまでバルト海や北海方面における主力部隊となっている。
なお北欧の地にはヴァイキング・ハン国なる珍妙なハン王国が現地を統治している。
オスマンとモンゴルの主戦場の一つ。度々双方の艦隊が衝突している。
歴史的に幾度も大規模な海戦が行われており、別名船の墓場とも言われている。
度々神米連とオスマンとで持ち主が変わっている島。
グリーランドやカナダから発進した神米連艦隊が欧州奪還のための橋頭保とするために度々攻め掛かっている。
無論オスマン側もこれに対抗しているが、その時々によって奪われたり、奪い返したりを続けている。
現在は大凡両勢力が半分ずつ占領している形である。
戦国時代の終わりと共に同地域に進出してきた一向宗が根付いたもの。
現地の様々な宗教勢力と大凡100年以上に渡って血みどろの宗教戦争を裏表問わず続け、一向宗が同地を制した。
インドネシア地域におけるインドネシア法国の下となっているのがこの東南アジア一向宗である。
かの国が持つ一揆軍は傭兵としても活躍しており、北米や中央アジアで度々戦果を挙げている。
神米連やオスマン、何なら南ア科学立国すら悩ます存在。
カリブ海を根拠地としながら大西洋中で暴れまわっている。
スポンサーは南米のダテ朝南米スペイン帝国と中米のシマヅ朝アステカ帝国。
両国がボコして傘下にした海賊たちを方々に放ち海を荒している存在。
その時々によって襲う相手が変わっており、これはその時期によって日本と衝突している国家の船を狙うように命令されているため。
有事の際には日本海軍の下に組み込まれ遊撃作戦や輸送作戦に従事している。
1900年代ともなると流石に落ち着き、日本勢傘下のPMCとして形を変えて生き続けている。
日本の大浴場。タイクーンのバスタブともエンペラーのバフタブとも時代によって呼び名が違う。
大凡日本の庭であり、最大の敵は台風だったりする。
日本、モンゴル、オスマン、南アの四カ国がしのぎを削る大洋。
専らオスマンとモンゴルが衝突したり、オスマンと日本とが衝突したり、南アとオスマンが衝突したりと度々大小様々な海戦が勃発している。
黒海に次ぎ船の墓場とされている海域である。
423: トゥ!ヘァ! :2022/07/31(日) 21:57:01 HOST:FL1-220-144-100-182.kng.mesh.ad.jp
投下終了
息抜きで作ったトンデモ世界です。
一度これくらい馬鹿歴史な世界を作ってみたかったのじゃ…
最終更新:2022年08月06日 10:13