953:モントゴメリー:2022/08/19(金) 21:58:56 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
無幻世界支援SS——M4 Jumbo——

車体長5.89m
全幅2.94m
全高2.95m
重量:約38t
エンジン:500馬力
最高速度:35㎞/h
主砲:50口径90mm砲
   M4 22.5口径105㎜榴弾砲
   M1A1/A2 52口径76㎜戦車砲
副武装:12.7mm重機関銃M2×1
7.62mm機関銃M1919×2
装甲
防盾:178㎜
砲塔:152㎜
車体前面:114㎜
デファレンシャルカバー先端部:140㎜
側面:76㎜(通常型に38㎜追加)



【概要】
アメリカ合衆国で開発されたM4中戦車、その派生型である。
完成の見通しが立たない新型重戦車の代替として、M4の防御力を極限まで強化した車両である。

【計画】
戦争中期、本土決戦が現実味を帯びて来た合衆国陸軍では新型重戦車の開発が急がれていた。
主力であるM4中戦車では、日英同盟軍の二式中戦車やセンチュリオン歩兵戦車では勝てない。
イベリア半島でその事実を嫌と言うほど教えられたからだ。
しかし、M4ですら合衆国が量産した戦車では最大の大きさ・重量であったのでそれ以上の戦車となると開発経験はほぼ皆無であった。
ソ連に留学経験のある技術者たちを中心に何とか設計は進められていたが、正直本土決戦に間に合うかは不透明であった。
そこで重戦車が完成するまでの中継ぎとして、M4の改造した簡易重戦車の構想が提言されそれを基に完成したのが本車両である。

954:モントゴメリー:2022/08/19(金) 21:59:32 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
【設計】
兎にも角にも防御力の強化が優先された。
その結果、主砲の防盾厚さは178㎜、砲塔全周は152㎜に増厚された。
車体の方も前面は傾斜した114㎜、デファレンシャルカバー先端部に至っては140㎜まで強化されている。
車体側面に関しても76㎜になり、従来型の2倍となった。
(ただしこちらは一枚板ではなく38㎜の装甲版を従来の側面に重ねている)
つまり、正面に限って言えば「スターリン・ラインの守護神」KV-3よりも重装甲なのである。
この結果、重量は約2割増しの38トンとなり足回りへの負担が増している。
それに対応するためサスペンションはバネを水平に設置して株転輪を大型化したHVSSへと改良され、これに伴って上部支持輪は大小の独立したものとなる。
さらに履帯幅も42㎝から58㎝に拡大された。
ただしエンジンはそのままであるため、これらの対策を施してなお最高速度は35k/hまで低下している。
武装に関してはM4 Specialと同様に50口径90mm砲が求められたが、重量バランスなどの影響で機動力がさらに低下することが判明したため現場からの評価は低かった。
よって、90㎜砲はM4 Specialに優先配備されることとなりJumboにはM4 22.5口径105㎜榴弾砲が主に搭載されることになる。
そして、M4 Specialの時と同様に砲の生産が間に合わずM1A1/A2 52口径76㎜戦車砲
を搭載した車両も少なくない。

【運用】
本車両は、基本的構造は従来のM4とほぼ変わらないので早期量産が可能であった。
そのため部隊配備も滞りなく行われ順次南部戦線(メキシコ戦線)へと投入された。
主な戦法は本車両が正面から前進し敵の攻撃を誘引、そのすきにM4specalなどが機動力を活かして側面から仕掛けるというものだった。
その強力無比な防御力はアルゼンチン軍のナウエル中戦車の攻撃を跳ね返し、押し込まれつつあった戦線を一時的にも押し返すことに成功する。
それは、大日本帝国陸軍が「メキシコ方面軍」を創設・派遣することを決断させるほどの衝撃であった。
またハワイやアラスカ、英国軍が上陸した後のカナダなどの北部戦線でも死闘を繰り広げた。

955:モントゴメリー:2022/08/19(金) 22:01:15 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
こっちはまんま史実シャーマン・ジャンボですね。
装甲厚もそのまんまです。

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最終更新:2022年08月26日 12:48