953:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:10:53 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
クロス物劇場 日本は“大”日本帝国と呼ばれるそうです



日本某所 戦略国防会議の会合

「えー。これより今期の戦略国防会議。略して戦防会の会合を始めます。今回の視界はこの嶋田が担当します。
まず初めに今大戦こと両世界大戦が始まって今年で10年が過ぎました。
このため改めて此度の戦いを振り返り、その後で現在の戦況と経済の説明に移りたいと思います」


「二つの世界が突如合わさってしまった世界融合事変が起こったのが20年前。両世界太平洋を境にくっついてしまったわけですが。
我々はそれぞれを甲と乙と命名。甲が境界戦機、乙がコードギアスの世界だと転生知識から判明しております」

「追記として何故か日本だけ一つの土地として合体してしまいました。何故このような形となったかは依然不明のままであります。
因みに我々の日本は世界融合以前より列島ではなく10倍規模の大陸でした。
このため現在では大陸日本二つ分の倍プッシュ状態という恐ろしいことになっております」

「話を戻しまして二つの世界が合体したことにより当初は様々な混乱が発生しておりましたが数年の月日を経て徐々に沈静化。
その際にことさら特異なことに見舞われた日本ではそれぞれの日本に存在していた夢幻会と日本防衛会議の二つが合わさり混乱を打破。他国に先駆け体制及び経済の安定化に成功しました」


「しかし落ち着きを取り戻したのもつかの間10年前のあの日に状況は一変しました。
乙世界の大国。ブリタニア帝国による我が国への宣戦布告無き奇襲です。同時に立地上我が国を取られると不味いと思ったのか甲世界側に存在する隣国の大ユーラシア連邦、アジア自由貿易協商、オセアニア連合の三カ国も事前の通達なく進行を開始しました」

「幸いにして原作の知っていた我々はそれぞれの世界が合わさる前からこのことへの準備を進めていましたため、この四カ国からの攻撃を撃退することに成功しました。
しかし状況は依然として悪いまま。甲世界の北米同盟は口先だけの懸念を示し、乙世界のユーロピア(EU)は突然日本の資産凍結と没収を表明。中華連邦も世界融合前にモンゴルに立てていたサクラダイト精製プラントを無言で接収するなど世界は既に敵なのは明白でした」

「そこで我々は日本が大陸化して以降に計画していた最終解決プランこと終計画。いわゆる世界征服計画とでも言うべき方針を決定しました。
この終計画とは大凡三つのプランで説明できます。
甲世界側の日本で以前より進められていた無人機部隊をより洗練させた無人兵器システム「レギオン」の全面投入によるローラー作戦。
乙世界側でゲフィオンディスターバーの原理を基に研究されていたECM装置とステルス装置を流用しECM装備のステルス無人機による無差別通信妨害。
最後に戦防会結成後から両世界の技術と転生知識を動員して開発したネクストとアームズフォートの投入による敵戦力の撃滅。
これによって敵対した国家全ての現体制打破と日本一強体制の構築を目標としております」

「幸い日本は戦防会の尽力により他国よりも素早く体制を安定化させることに成功しており、大陸化による膨大な資源の出現と乙日本の特徴であった豊富なサクラダイト資源と合わさり経済、資源的にこれらの軍勢を揃えることは十分可能との試算でありました。
結果原作の流れも考え、この尋常ならざる計画を承認。現在に至るまで未だ進行中です」

「以降の情勢に関しては軍事の担当と経済の担当からの説明へ移らせてもらいます。まずは軍事担当の方から」



「はい。今回軍事報告担当をさせていただきます参上 謀(さんじょう はかり)です。皆さんからは参謀と呼ばれています。

現状我々は三つの戦線を持っています。甲戦線と乙戦線。そして5年前に出現した丙戦線ですね。

このうち乙戦線はほぼ終了状態ですね。ブリタニア軍に関しては2年前に両ブリタニア大陸が落ちて以降は殆ど残党狩りの様相を呈しています。

ユーロブリタニア残党と共にアフリカエリアに撤退したブリタニア軍残党はコーネリア・リ・ブリタニアを旗頭に抵抗を続けていますが、戦局を決定する能力は失われていると見て良いでしょう。
ユーロブリタニア残党も同じくです。

現在は旧ブリタニア軍こと現ブリタニア合衆国軍と以前より契約を続けているジルクスタン傭兵軍を中核として5年前にブリタニア側へ参戦したユーロピア(EU)へ侵攻中です。
既に西欧方面は制圧完了とのことです。EU軍は強固な抵抗を続けていますが、中華連邦の内戦において我々が支援していた天子派が勝利したことにより、支援の見返りとして近々彼等がEUへと宣戦布告するとのことです。

既にコーカサス・アナトリア方面を攻略中のジルクスタンと共に中央アジア方面やロシア方面へ雪崩を打って乗り込むでしょうからユーロピアの命運もこれまでですね。
1年以内には戦局の終わりが見えてくると思われます」

954:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:11:31 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
「甲世界方面においても大詰めです。7年前にオセアニアが降伏。5年前にアジア協商が降伏。
以降は北米同盟の手厚い支援と援軍の下で抵抗を続けていた大ユーラシアも3年前に降伏し、現在は甲世界北米大陸において北米同盟と戦闘中です。
目下我が軍のレギオン軍団とアームズフォート(AF)艦隊により戦局は優位に運ばれています。

太平洋を面して隣り合わせとなっている中華連邦が先ほど説明した通りこちらに付きましたので、手持無沙汰な中連の太平洋艦隊やアジア方面軍は極東ロシア制圧後に北米同盟領へも攻撃することが決定しています。
また北米同盟へ度々反発していた南米経済機構も我々側で参戦することを通達してきました。
来週あたりに宣戦布告から一斉に中米方面から雪崩れ込むそうです。
このため甲世界戦線も乙世界戦線と同様に1年以内には終結しそうです」


「5年前に東京上空に開いたゲートの向こうである丙世界ですが…
こちらに関しては現在では戦争中の国家もいないので平穏そのものですので、また別の方が説明を引き継ぎます」



「丙世界方面担当の南雲です。皆さんも知っての通りこの丙世界というのは特殊です。
何せ5年前に突如東京上空にゲートを開き、同じく突然攻め込んできた連中…自称真国日本がいる世界ですから。

その後1年を通して連中を撃退し、ゲートを通って逆侵攻して真国本土を制圧して戦争を終わらせました。
おかげでこちらの東京も荒れに荒れ、首都機能を現在の第三新東京市に移転させる羽目になりました…」

「話を戻しましてこの丙世界。参上さんが言った通り現在は平穏そのものです。

しかし真国日本を制して直後の4年前に太平洋からはビンランド合衆国が、ユーラシア側からは東ヨーロッパ帝国連合が攻めこんできました。
まあこれらに関しては普通に撃退して講和を結んだのですが、そのうちビンランド大陸方面は面白いことになっています。

返り討ちにされた結果ビンランド合衆国内では政治的、経済的な混乱が未だに続いています。
そんな中でどうやら隣国のアステカ共和国が戦力を集めているようで、近々ビンランドへと攻め込むのではないかと推測されます。

東ヨーロッパ帝国連合には同じように返り討ちにして講和という手打ちにしたのですが、流石にそのままでは将来的に不安だったため欧州のエディンバラ連合王国と組んで現地の国々に支援を行いました。
東欧帝国と綱引きしている大西洋連邦機構は正直期待できませんので。

結果だけ言いますとガリア公国を始めとした中小国連合は見事東欧帝国連合と渡り合えています。
まあこれも3年前に東欧帝国の戦力を我々がかなり削ったためという部分もありますが。

丙世界のアジア方面は変わらず可もなく不可もなくといったところです。大秦帝国とは変わらず表面上は友好関係を継続しております。
とは言え相変わらず何考えているかわからない国と君主なので警戒は必要かと」

955:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:12:01 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
「説明は参上に戻ります。
まとめますと甲乙世界方面は1年中には大凡の決着はつくと推測されています。
乙世界のアフリカ方面は当分ブリタニア残党やEU残党との戦いが続くと思われますが、既に彼等に世界を覆すだけの力はありません。ジルクスタンや傀儡化したブリタニアやEUから部隊を出させて徐々に掃除していく予定です。

丙世界方面に関しては現在日本が制圧している周辺は平穏無事ですね。
甲乙世界方面が終了した後には改めて欧州の中小国連合…彼等は国防同盟と呼んでるものへの支援を本格化させます。
あとはいい感じのタイミングを見て宣戦布告からシベリアダッシュして東欧帝国連合を殴りたいと思います。
野心の強い大国が隣人なぞ邪魔なだけです。

幸い雇い入れたダルクス人義勇軍は意気軒高ですので十分活躍してくれそうですね。
やはり帝国を討ち果たした後は領土を切り取り国を興していいといった契約が効いているのでしょう。

ビンランド大陸方面に関しては4年前の戦争が終わった時点で講和条件としてアラスカとハワイを割譲させているので基本は傍観に徹する予定です。
しかしアステカ共和国へ支援を行いたいと思います。
ビンランド合衆国は国内の混乱が収まらないようですので、あとはそれを更に煽ってやって、アステカの侵攻と合わせれば直接的な侵攻を行わずに無力化できると想定しております」



「今回の経済報告担当の辻です。
まずもって現状の説明をしますと日本の経済は戦時とは思えないほど安定しています。

これは我々や国民の不断の努力によるものもありますが、純粋に国内経済が大きいという点が挙げられます。

元より我々の記憶にあるような列島日本ではなく、巨大な大陸化である大陸日本であるため元の内需が大きいのです。
またそれ二つ分が合わさった結果単純に倍になる以上の相乗効果が生み出されました。

現在の日本人口が大凡10億人であり、その過半が中流階級クラスという高い経済力を持っています。
この10億人の中流階級から出る経済力によって、ほぼ貿易関係が止まっていてなお国内経済が活発な理由ですね。
このため開戦から今まで戦争をしているとは思えないほど安定した経済を維持しております。

とは言え開戦以降は流石に経済は落ち込みがちでありました。
ほぼ全方位が敵になったのだから当たり前と言っては当たり前ですが頭の痛い問題でしたね。

しかしそれも開戦から3年。今から7年前にオセアニア連合が降伏したことにより、打開されました。かの地域を我が国の経済圏に取り入れたからです。

既にこの時には東南アジア周りの国々はアジア協商から離脱して日本と単独講和した国も多かったため、実質東南アジアからオセアニアにかけての巨大経済圏の構築に成功したのが大きいですね。

現地復興需要に相乗りした結果日本10億人の人口と合わせた高い相乗効果を生み出し、経済は瞬く間に回復。
以降の経済は戦時中ながらも高い安定性を以て続いています。

とは言え正直なところさっさと戦争はお終いにして戦時体制を解除したいというのが内心ですね。
10年も戦争が続いているので流石に経済に歪な部分が出始めています。
国内においても10年前の奇襲を除いて本土への攻撃はほぼ防いでいるため非常に平和ですが、これ以上戦争が続いては戦時ではない本当を平和というのを知らない世代も出始めますから」

956:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:12:53 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
「えー。司会の嶋田に戻ります。
軍事、経済の情報をまとめますとどちらも順調。

此度の戦争についても大凡1年以内には幕引きできるので、来月あたりから徐々に戦時体制を解除していく予定です。

また丙世界に関しては当分は傍観。東欧帝国連合がいい感じに揺れたら改めて殴るといった感じということで。

そして最後に…うちっていつ日本帝国になりましたっけ?」

「なんか他所からは大日本帝国って呼ばれてますものねぇ」

「しかもただの帝国じゃない。“大”日本帝国だ」

「うちの国号は日本のままなんだが…」

「大日本帝国なのは真国の方だろjk」

「まあ実質世界征服目前みたいなものだし、帝国と言われればまぁそうなるな…」

「むしろ実体的にはトップをねらえの地球帝国だよな」


わいわい、がやがや。戦防会の面子が風評被害だーと騒いでいる中で突如急報が飛び込んできた。


「急報です!丙世界。真国日本旧東京跡地にて謎のゲートと軍団が出現!軍団は帝国と名乗り無差別に攻撃を開始しております!
どうやら刀剣などで武装しており、未確認情報ですが竜のような生物も確認されているとのこと!」

「「「それってゲートの帝国じゃねーか!!!」」」

どうやら新しい敵のようだゾ。頑張れ戦防会。負けるな戦防会。大日本の未来は君たちの肩にかかっているのだ。

957:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:14:25 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
〇用語説明

  • 世界融合事変
20年前に起こった出来事。二つの惑星が合体してしまった。
両世界の太平洋を境目に二つの世界がくっついてしまった事件であり、アジアと北米の距離が大きく離れ、別世界の北米やアジアと接続されるなど世界中で少なくない混乱を生んだ。

大凡10年ほどかけて安定化していったが、その過程で多くの中小国が自力での独立が困難となり、大国を中心とした巨大同盟勢力が誕生していった。

日本は甲乙世界として両世界を認識している。
甲世界が境界戦機の世界。乙世界がコードギアスの世界である。



  • 日本
今回の話の主役。
二つの惑星が太平洋を境にくっついている中で何故か日本だけが一つにまとまってしまった。

甲世界の極東方面に国土が存在している。太平洋の向こう側がブリタニアでアジア側はアジア自由貿易協商や大ユーラシア連邦である。

10年前に理不尽に宣戦布告なき奇襲を受けてブチ切れた結果周り全てを敵に回してド突き倒しまくっている。

元々二つの世界が合わさる前から大陸化していた日本であったため、現在では日本大陸二つ分の領土、資源、人口、軍勢を抱えたスーパー日本大陸となっている。

この不条理な出力から出される戦力と転生知識によってもたらされた技術によって戦力差を覆し実質世界征服に王手をかけるまでとなっている。



  • 戦略国防会議
世界融合事変後に誕生した日本の秘密結社。
甲世界の日本防衛会議(地球防衛軍転生組)と乙世界の夢幻会(提督たちの憂鬱転生組)が合わさり結成された。
この他にもAC世界や種世界などの転生者も合わさっており、幅広い知識と技術を備えている。



  • 両世界大戦
10年前にブリタニアが日本へ侵攻を開始したことで始まった世界大戦。
立地上日本を取られてはたまらないと大ユーラシア連邦、アジア自由貿易協商、オセアニア連合の三カ国がブリタニアに遅れながらも日本へ侵攻を開始。

しかし元々原作の流れからしていつかは攻め込まれそうということで備えていた戦防会により四カ国全てが撃退され、その後逆侵攻をくらった。

この10年間の間で当初日本侵攻を行った国のほぼ全てが制圧され、途中日本を独り勝ちさせてはならいと侵攻側の国へ支援を始めた国々も本土が戦場になっているなど既に日本の勝利は揺るがないところまで来ている。

958:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:14:57 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • 丙世界
現在より5年前に突如東京上空に出現したゲートを通して繋がった世界。
同ゲートを通り真国日本を名乗る勢力が突如侵攻を開始した。

真国を撃退し、逆侵攻後は真国日本本土を制圧し、降伏させた。
以降は真国が取り扱っていた大東亜共栄圏を丸ごと日本の勢力かに収めており、現在は勢力内の体制や経済、文化などの改善を行っており、丙世界に進出した日本は外に向けて余り動けないでいる。



  • 幻真戦争(げんしんせんそう)
突如東京上空から侵攻を開始した真国日本とその真国から幻国と呼ばれている甲乙世界側の日本による戦争。

奇襲効果と独自技術により当初は真国側が優位に立ちまわり、一時は幻国側の東京も制圧したが、AFによる質量の暴力と無人機軍団による物量の暴力により真国侵攻軍を力尽くで撃退。
その後は真国側技術を解析し真国兵器や幻霧へ対抗。

航空戦力が復活したと同時にゲートを通じて真国側の首都東京へ攻撃を行い制圧。
以降1年かけて戦いは続き、真国日本側本土の重要都市の過半を制圧したところで真国側が降伏し、戦争は終結した。

幻国側東京奪還戦や真国側東京侵攻戦などでAFや無人機軍団を大量動員し、両国とも激しい戦闘を行ったため両東京は荒廃。

甲乙世界の幻国側は一時期長野県へ首都機能を移転(第二新東京市)しており、現在ではより設備の整った神奈川県の第三新東京都市へ首都機能を移設している。

真国側も東京が酷く荒廃しており、現在は郊外にて新しい首都を建設中である。


この戦争では真国側の龍脈技術をリバースエンジニアリングしたという言い分で乙世界古代文明技術の一部や世界融合以降に開発されていた新兵器ネクストフレームの初実戦投入が行われている。

ネクストの性能は凄まじく、真国東京侵攻作戦時の真国軍は立った5機のネクストにより蹂躙され撤退を余儀なくされた。

またこの戦争は甲乙世界においても大きな意味を持っており、日本が1年もの間主要戦力を丙世界側に送らねばならなかった結果世界各地の反日本勢力は体制の再編を完了、もしくは改めて対日戦に参戦するための時間を稼がれてしまい、戦争がもう5年長引く切っ掛けとなってしまっている。



  • 龍脈系技術
真国が運用している技術。伽藍の動力炉や幻霧の精製など。

原作では伽藍同様出どころのわからない技術であったが、この世界ではヴァルキュリア人を始めとする古代文明の遺産を真国が独自の研究の末に実用化させたもの。

丙世界では各国において真国の龍脈技術のように独自に再現した古代文明技術が存在して
いる。

959:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:15:43 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • 幻霧
真国日本が投入してきたガス状物質。
航空機やミサイルを無力化する効力がある。

原作では原理の説明はされていなかったが、ここではエンジン内に入り込み破損させる特殊な粒子としている。

龍脈系技術という名の丙世界における古代文明技術を基に開発された物質で、一定高度以上における酸素濃度において効果が変わる。

一定高度以上では上記の効力を持つが、地面に近しい高度ではその力を失う。
このため地上兵器の類は幻霧の効果を受けない。

また真国軍は幻霧対策された特殊フィルターを飛行船やミサイルに搭載しているため、幻霧散布下でも問題なく航空戦力を運用している。

真国軍による幻国東京制圧戦においては、奇襲と同時にこの幻霧が撒かれたために制空権を取られ幻国側の日本の対応が後手に回り東京陥落の憂き目にあった。

しかしフロートシステムを用いた慣性制御、そしてコジマ粒子を用いたエンジンにおいては幻霧の効力が干渉されないことが発見されたため、これらを用いた航空兵器を中心に反撃を行い東京を奪還。そして真国側への侵攻を成功させた。

真国制圧後は技術や精製施設を幻国日本こと甲乙日本側が接収。丙世界のみならず甲乙世界の戦線にも投入されており、甲乙世界において日本に抵抗を続けていた各国の戦線を一気に瓦解させた。



  • 伽藍
真国日本における主力兵器。
搭乗者の愛国心をエネルギーとして稼働する不思議な代物。

原作では詳しい出どころは不明であったが、こちらの世界では古代文明の技術を解析して開発した真国日本の独自兵器という立ち位置となっている。

古代文明を解析して身に着けた龍脈技術を用いており、機体そのものが非常に頑丈。
真正面からなら戦車の120mm砲を受けてもへっちゃらである。

真国、幻国両世界を見ても指折りの性能を持つ機動兵器なのだが、幻国日本こと甲乙世界の日本が繰り出してきたレギオン軍団の物量とAFの馬鹿火力の前では流石の伽藍も無力であった。

またノーマルACやVAC相手には性能的には優勢であったがネクスト相手には流石に敵わずに終わった。



  • ネクスト
世界融合後に甲日本のアメインと乙世界の日本が開発したKMFを統合させ開発したアーマードコア(AC)シリーズの最新鋭機。

甲世界で発見された新粒子コジマ粒子を用いた新機軸ACであり、単機で既存兵器一個師団に伍する性能を有している。

コジマ粒子自体は世界融合事変が起きる前から甲世界側の日本で発見されていたが、本来コジマ粒子は人体に有毒であり、環境を汚染する特性を持っていたため無毒化あるいは除染、治療研究が進むまで実験室レベルでしか運用されていなかった。

それが世界融合後に乙世界側の技術や知見(という名の乙日本側転生者の知識)が合わさった結果無毒化、除染研究が一気に進み、両世界大戦の最中には実戦で運用可能なレベルまで漕ぎつけられていた。

そんな中で大戦中盤に幻真戦争が勃発。真国側こと丙世界への侵攻戦力として当時まだ未完成だったネクストの投入が決定。

謎の未確認技術(龍脈技術)によって想定以上の固さを誇る真国の伽藍部隊を次々と撃破していった。

しかし当時の未完成だった故にコジマの除染技術が未熟で真国側東京及びそことゲートで繋がっている甲乙世界東京の土地に軽度のコジマ汚染が発生してしまい、戦後は両国共に首都を移転する羽目になっている。

侵攻後もこのコジマ汚染を重要視した上層部から真国東京攻略戦以降は一旦運用が取りやめとなった。

この際の土地及び人へのコジマ汚染による地権者を得たことを切っ掛けに除染及び治療技術が大きく発展。
5年後の現在において大概のコジマ汚染は除染及び治療が可能となっている。

ネクストそのもの除染及び封じ込めに関しても東京侵攻作戦時から得られた知見により改善が加えられ、幻真戦争終結時には、ほぼ完全なコジマ粒子の無毒化及び封じ込めが完成している。

以降の完成されたネクストは甲乙世界方面の各前線へ派遣され、体制を立て直したはずの各国を蹂躙し、本来は更に長引くだろうと言われていた戦争を大凡5年ほど早く終戦へと導いている。

原作AC4シリーズのネクストと比べ様々な技術が投入されパイロットの負担が提言されている。
乙世界側で研究されていた古代文明技術を用いて低負荷化に成功したAMS。
パイロットの負担を軽減するための高性能自律思考型AIの搭載。
コジマ機関とは別途に機体挙動補助のために搭載されているフロートシステムなど。
コジマ粒子の無毒化と完全封じ込め、また人体への汚染における完全治療の実現などによるパイロットへの負荷低下。

このため原作では非常に負荷の大きかったネクストのパイロット業は一般機よりもきつい程度に収まっている。

なお幻真戦争後に製造され世界各地に派遣された初期ロット26機に搭乗した26人のパイロットはオリジナルと呼ばれ、称えられている。

960:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:16:38 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • コジマ粒子
世界融合が起きる前の甲世界日本で発見されていた新物質。
両世界大戦が起きるまで約四半世紀以上に渡って研究が進められていた。

様々なことに応用可能な物質であり、収束させれば限定的な慣性制御も発生する。

反面非常に毒性が強く、早期に発見されながらも無毒化、除染研究が優先され関連装置の類は中々実用化されなかった。

世界融合後に乙世界側の技術者が多く合流したために研究が加速。
両世界大戦半ばの頃には無毒化や除染研究が進み、遂に実用レベルの装置を表に出す許可が下りるレベルに達した。

幻真戦争時に初陣を飾ったネクストは以降様々な戦場で暴れまくり、一応の体制を立て直したはずの反日本陣営を5年立たない程度でほぼ全て瓦解させた。

現在コジマ技術は実質日本の独占化にあり、今度の世界へどの程度開示されるかは未だ不透明である。



  • AC(アーマードコア)
世界融合後の日本で開発された新機軸兵器。

甲世界で開発されていたアメイン。乙世界で開発されていたKMFを改めて統合し開発された。

正規軍用に開発された10m代のノーマルACと民間及び輸出用に開発された5m代ACの二機種がある。

これは開発初期においてアメイン、KMFの運用施設しかなかったことを考慮され、両機種の整備施設を流用できるようにしたためである。

軍の蛮用に耐えるだけの耐久性を持ちながらも機体各所が各種パーツごとに別れているため非常に経済的な兵器でもある。

レギオンの増産が軌道に乗るまでの日本の防衛と攻勢を支えた名兵器であり、レギオンやAFの製造が軌道に乗った後でも有人部隊のメイン兵器として世界各地の戦場で活躍している。



  • AF(アームズフォート)
世界融合以前から奇しくも甲乙両世界で進んでいた大型機動兵器開発計画を融合事変後に改めて統合し、そこで開発された巨大兵器の総称。

既存艦艇の延長線上に存在しながらも単独で戦局に影響するような火力を持ち、尚且つ代替可能な勢力として作られた大型兵器を指す。

コンセプトが既存艦艇や大型兵器の延長線上のため開発はスムーズに進んでおり、10年前の両世界大戦勃発時には既に複数機がロールアウトしていた。

戦争勃発当時に配備されていた4隻のランドクラブと1隻のスピリットオブマザーウィルによって四カ国の部隊が殲滅されたことは余りにも有名である。
因みに当初四カ国はスピリットマザーウィルのことを首都防衛用の大型要塞化何かと勘違いしていたそうな。


攻めこんできた各国への侵攻時には海上航行ユニットを装備したランドクラブを中心に侵攻。
ゲフィオンディスターバーの原理を応用したステルス装置によって各地へ侵攻。
一気に上陸を果たし、無人機軍団と共に敵を蹂躙した。

省力化自体は進んでいるが基本は有人で運用されており、各地における師団旗艦として運用されている場合が多い。

現在では新型であるギガベースやスティグロなどへ代替が進んでおり、ランドクラブが旧式となっている。
スピリットマザーウィルは真国からの奇襲侵攻時に大破してしまっており、現在は旧東京跡地で解体作業が続いている。

961:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:17:31 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • レギオン
物量で劣る(当社比)日本側が投入した切り札の一つ。
元々世界融合以前から甲日本で研究されていた自律思考型AI搭載無人機部隊を乙世界側の技術と合わせて更に洗練された代物。

元ネタは86に登場するレギオン。
この世界では自律思考型AIによる無人部隊と、これを支援する移動式工場などの後方支援部隊と連携させ、敵部隊の情報に合わせながら自軍兵器を随時アップデートさせ戦闘に適応させ続ける。
また敵部隊の部品や残骸、敵地の資材などを用いて独自に損傷を修理または改造しながら進撃を続ける鋼鉄の軍団。

世界各地に戦線を持ちながらも快進撃を続けられたカラクリがこのレギオンによる無停止進撃戦術である。

また一応大隊一つごとに監督用の有人部隊が共に行動をしているが、あくまで監督のための部隊のため、この有人部隊を排除しても傀儡兵部隊が止まることはない。

なお余談だがレギオンの運営AI開発の初期では開発ノウハウ不足のため、幾人かの人間の脳波パターンデータをコピーした人模倣型AIが使用されていた。
このため現在のレギオンを形作った初期実装AIたちは実に人間臭いものが多い。

更に上級自律思考型AIの中には独自の自意識を獲得したものも存在しており、その殆どが非常にユニークな性格をしている。
自意識と呼べるものを獲得したAIの多くは初期型AIから派生したものが多いとされている。

戦後は戦闘兵器から打って変わって無人土木ロボや支援ロボに転職し、世界中の復興作業に従事している。



  • 電子戦技術
甲乙日本両方の技術が利用されている。

甲日本のAI技術によるハッキング。乙日本で研究されていたゲフィオンディスターバーの原理を利用したステルス技術。
そしてステルス無人機などを用いた敵地侵入型移動式ECM発生機。

これらの高い電子線技術が両世界大戦における日本の快進撃を支える要因の一つである。

特にステルス技術を用いて事前に敵地に侵入し、時期が来れば子機と連携しながら広域に電波妨害を掛けるECM無人機戦術が非常に強力。
母機となる大型タイプから小型の飛行タイプ、水中タイプ、地中潜航タイプと幅広いバリエーションが存在している。

それ以外にも純粋に艦艇や無人機部隊本隊から発せられる広域ECMも存在しており、これにより甲世界側の国々などは遠距離兵器や遠隔操作型無人機の運用が大きく制限されている。

最もミサイルの類は日本が実用化したレーザーとレールガンによる高い迎撃網及び最終防衛装置である乙世界技術を用いたバリアによって余り有効打を与えられていないのだが。

日本はAIと自立思考型無人機を用いた電子戦技術、レーザーやレールガン、バリアといった新兵器による高い迎撃能力。そして放射能を除染するナノマシンの開発によって各国の核兵器や放射能を用いた焦土戦術を無力化した。

962:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:18:41 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
〇国家

  • 日本
甲乙世界が合わさる前から大陸化している。
このため現在の日本は通常の日本大陸の二倍の大きさである。
勿論二つ合わさっているので人口も二倍。資源も二倍。

有り余るマンパワーと資源を持ちに無人機軍団レギオンや超大型兵器AFを作りだし、日本包囲網を仕掛けてきた四カ国を滅ぼし、それらに協力していた別国家もボコしている最中。

両世界大戦終結後は実質合体地球の盟主として君臨することとなり、世界の復興を片手間で進めながらも専ら宇宙開発を積極的に進め始める予定。



  • 三カ国連合
大ユーラシア連邦、アジア自由貿易協商、オセアニア連合が手を組み発足した組織。

甲世界で四大経済圏と呼ばれているうちの三つが日本侵攻の際に手を組んだのが始まりである。

アジア協商がインドや東南アジアを含めた東・南アジア一帯。
オセアニアがオセアニア圏一帯。大ユーラシアはロシアと中央アジア、欧州全域が領土の国家となっている。

元より日本を警戒していた三カ国であり、ブリタニアの侵攻を気に改めて日本への侵攻を行った。
流石にブリタニアと戦争している最中に三カ国で一斉に横殴りにすれば、さしもの日本も倒せるだろうと考えての侵攻であったが、日本が事前に用意していたAC部隊とAF艦隊により侵攻はとん挫。

以降は逆襲を仕掛けてきた日本相手に終始防戦に追われる。


開戦して3年でオセアニア連合が降伏。5年でアジア自由貿易協商が降伏した。
大ユーラシア連邦はロシア及び中央アジア地域を失いながらも強固に抵抗していたが、押され気味であった。

しかし5年前に起こった真国日本の強襲から始まった幻真戦争に日本がかかりきりになった隙をついて大ユーラシアが戦線を立て直すことに。
また同時期に流石に日本の一人勝ちは不味いと北米同盟が大ユーラシアへ積極的に支援を開始。
また北米同盟の誘いに乗った乙世界のユーロピア(EU)も加えた新三カ国連合へと生まれ変わることとなる。

新しい同盟国に加え、戦線を立て直せた結果一時的に戦況は拮抗することとなったが、幻真戦争を終えた日本が新たな戦力である幻霧とネクスト、コジマ搭載AFを大々的に投入しだすと状況は一変。

幻真戦争終結から1年も立たないうちに大ユーラシアが残っていた欧州地域を制圧され脱落。
大西洋を境に北米同盟が粘っていたが、1年前に北米へ上陸が開始され、現在では大西洋方面から日本が、中米方面から南米機構が攻めこんできており、北米同盟は最後の抵抗を続けている。

残ったユーロピアに関しては大ユーラシアと北米同盟が役に立たないと見ると速攻日本へ講和を申し出たが、甲世界の同盟国への支援の他にアフリカに逃れたブリタニア残党への支援や、両世界大戦勃発時に行って日系資産の凍結及び没収の前科から日本に目の仇にされていたため、旧ブリタニア軍をまとめたブリタニア合衆国軍及び日本へ下った一部のユーロブリタニア系部隊をまとめたレコンギスタ軍、そして日本に雇用されていたジルクスタン本国の部隊と改めて日本側に立つことを宣言した中華連邦など四方八方から攻撃されるオチとなった。

ユーロピア、北米同盟両国は、上記の会合から1年程度で殆どの領土を制圧され降伏した。

降伏した国々へは日本が傀儡政権を樹立し、間接的に影響力を保持した形で独立が許されているが、参加国の過半が独立し、改めて日本へ下ったアジア協商や戦後になり責任の押し付け合いからロシアと欧州で溝が深まった大ユーラシア、勢力下にあったエリアの過半が独立させられたブリタニア、四方から攻め込まれ多くの領土を奪われ四分五裂したユーロピアなど大勢力としては瓦解してしまった国も多い。

963:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:19:21 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • 神聖ブリタニア帝国
日本へいの一番に殴りかかった国。
世界融合の前から日本とバチバチ睨み合っていたためグラスゴーやサザーランドが原作よりも速く開発され、配備が進んでいる。
このため殴りかかった時期には既にKMFの配備が進んでいる状況であった。
しかし万全の準備の整えていた日本によって返り討ちに合い、その後非常によく戦い抜いていたが現在から2年ほど前に降伏した。

開戦から3年してアラスカ経由で上陸され、5年立ったころにはカナダ地域の過半が制圧され、ハワイも陥落。
三カ国同盟同様幻真戦争が勃発し、圧力が弱まった時期に体制を立て直したが日本がネクストを始めとする新兵器を投入しだしたため、再建したはずの防衛線が瓦解。

開戦から7年頃には北米の過半に首都ペンドラゴンも落ち、以降南米領で1年ほど抵抗を続けたが流石にもう無理と降伏した。

降伏後は第一皇子オデュッセウスを首班としたブリタニア合衆国として再編された。
領土は北米一帯。

中南米は独立させられるか、日本やジルクスタンに奪われるか、日本が丙世界から招集したダルクス人の自治領にされるなどしてバラバラにされた。


そんな中で第二皇女コーネリアを旗頭とするブリタニアとユーロブリタニアの残党が旧アフリカエリアに集結し、抵抗を続けている。
このブリタニア残党軍にはユーロピアからの支援が入っており、実質ブリタニア残党とユーロピアの同盟関係となっている。

最も残党軍には既に大局を変え得る力はなく、支援元であったユーロピアも四方から攻撃され四散したため、ユーロピア降伏の数か月後に降伏。
ここに旧ブリタニア系抵抗勢力は絶滅した。



  • ユーロブリタニア
ブリタニア国内に存在している大勢力。
大貴族連合という皇族勢力とは別の派閥がスポンサーとなって、旧欧州系貴族の末裔による軍隊を形成していた。

ここではブリタニアと共同して日本への対応に当たっていたが、これまたブリタニアと共に押され続け、最終的には自力で勢力を保てなくなり戦争中にブリタニア正規軍へと併合され消滅した。

しかしブリタニア降伏後に改めて日本によって見いだされ対ユーロピア用部隊として再編され復活。
日本によるユーロピア侵攻の先触れとして運用された。

戦後は旧ユーロピア領の一角に独立領が与えられ改めて独立国家として歩み始めた。
無論日本のひも付きであったが。



  • ジルクスタン王国
乙世界側に存在する小国。乙世界の中央アジアに存在している。
別名傭兵の国もしくは魔王と契約した国。

両世界大戦勃発時に日本によって全軍が契約され、以降は甲世界へ大軍が派遣され一巻して日本側として戦い続けている。
契約交渉時に日本に「お前に世界の半分をやろう」と言われ、その手を取ることを選んだ話は余りにも有名。

世界の半分をやるという日本の発言に沿うように両世界大戦後はその領土は大きく拡大。
乙世界では旧ユーロピアにおけるアナトリア半島地域とコーカサス地域、インド洋のマダガスカル島を獲得。
そして遠隔地となるが旧ブリタニア領の南米領の半分とパナマ運河を獲得している。

甲世界側においても旧アジア協商における中国・海南島や旧オセアニア連合におけるソロモン諸島などを日本本土との連絡用領土として手に入れている。

その他にも甲乙問わず敵対した国々の利権を多く譲り受けており、戦前と打って変わって世界に名立たる大国となった。

ジルクスタン本土に関しても日本が手厚い支援を行い、開発と緑化が進んでいる。

現在のジルクスタンではオアシスや海岸部を中心に緑化が進んでおり、乙世界では見向きされていなかった石油や天然ガス、ヘリウムといった各種資源が発見、開発されており、本土のみに絞っても戦前とは比べ物にならないほど繁栄している。

964:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:19:59 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp

  • 中華連邦
勝ち組風見鶏。乙世界側のアジア地域を牛耳る大国。
両世界大戦勃発時にはユーロピアと違い、日本へはこれといったやらかしもしていないが、これといった擁護や支援もしていない正に中立姿勢であった。

しかし戦局が日本有利に傾き始めると国内では日本に付くべきという勢力と日本の一人勝ちを防ぐべきという二つの勢力で分裂。
親日派、抗日派といった派閥に別れて内紛状態となる。

そこで日本は中華連邦内に存在していた天子派と独立を目論んでいたインドに接触し支援を開始。
親日派と合わせた巨大勢力を結成させ、抗日派を粉砕。中華連邦を親日派の国家となした。

内紛終結後は日本側として参戦し、死に体の三カ国連合を殴るべく幾らかの軍勢を派遣した。
最後は散々好き勝手したユーロピアを殴るために本国の部隊が参戦。
四方からEUをボコり、戦後は旧ロシア、中央アジア地域をそっくりそのまま併合した。
代わりにインドを中心とする南アジア地域が独立してしまったので痛しかゆしではあるが。



  • 南米経済機構
本作オリジナルの勢力。南米地域が集まり結成された組織。

しかし経済力では北米同盟の強い影響力を受けており、大経済圏としては数えられていなかった。
北米へは歴史的な扱いから反発が強く、今回の両世界大戦においても北米同盟が三カ国連合側で参戦し、窮地に陥ったのを見て日本側で参戦を決めた。

大戦終盤では中米、カリブ海方面から北米同盟領へ進出。
大西洋から攻める日本、太平洋から攻める中華連邦と合わせ三方から北米同盟を攻め立て陥落させた。

戦後は中米一帯とカリブ海周辺を改めて併合。
パナマを始めとする各種利権も北米から奪い取った。



  • 真国日本
東京上空からゲートを通して侵攻してきた勢力。両世界大戦が始まって5年立った時の出来事であり、以降1年間幻真戦争と称される戦争が続き、最終的には逆襲してきた甲乙日本に降伏した。

古代文明技術を独自に解析して物にした龍脈技術を保有しており、精神力を機体パワーに変える伽藍、航空兵器を無力化する幻無、龍脈技術を用いたビーム兵器など独自の兵器体系を構築していた。

丙世界において非常に広い勢力圏を保有しており、太平洋の西半分と東南アジア、インドを始めとする南アジア諸国を勢力下とする大東亜共栄圏を構築している。

甲乙日本に敗退後も盟主を甲乙日本に変えながら大東亜共栄圏は継続されている。

現在は真国日本を中心に大東亜共栄圏全体は甲乙日本の手によって魔改造を施され始めている。

実は元々別の世界の日本を狙っていたのだが、二つの地球が融合した合体世界の影響から接続先が甲乙日本上空に入れ替わってしまった結果の幻真戦争だったりする。

このため本来なら原作の平成日本へ侵攻する予定が、原作とは比べ物にならない甲乙日本に喧嘩を売ってしまったというオチ。

965:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:21:04 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • 丙世界欧州
東欧及びロシア地域を領土とする東ヨーロッパ帝国連合。
フランス地域を中心にスペインやベネルスク諸国相当地域を加えた大西洋連邦機構。
史実イギリス相当の領土を持つエディンバラ連合王国。
そして欧州中央に存在し、東欧帝国と大西洋連邦機構それぞれの道兼壁となっている中小国連合こと国防同盟。

この国防同盟は幻真戦争中に真国領土へちょっかい掛けてきた挙句に幻国こと甲乙日本にも手を出してきた東欧帝国への報復として、甲乙日本がエディンバラ連合王国と組んで支援し設立させた軍事同盟。

原作戦場のヴァルキュリアにおけるガリア公国を中心とした周辺中小国による軍事同盟であり、日本、エディンバラからの手厚い支援もあって東欧帝国相手にも一進一退の攻防を繰り広げている。


ビンランド大陸のビンランド合衆国は東欧帝国同様に幻真戦争中にちょっかい掛けてきて甲乙日本にも手を出してきたので殴り返してハワイまで分捕った結果国内の混乱が今でも続いている。

その隙をついてお隣のアステカ共和国がビンランド合衆国への侵攻を目論んでおり、日本もそんなアステカを支援する腹積もりである模様。
アステカ共和国のモデルはfgoの人智統合真国シンに名前だけ登場するアステカ共和国。


アジアでは大秦帝国が連綿と続き存続している。
古代文明技術を受け継ぎ独自に発展させている国で万里の長城と呼ばれる浮遊要塞を擁しており、WW2の際にも幻霧と伽藍を要した日本の攻撃を寄せ付けなかった。

現在では可もなく不可もなくといった関係を続けており、世界情勢に関しても中立を維持している。
こちらの元ネタはfgoの人智統合真国シン。



  • ゲートの帝国
最後の最後の出てきたゲート自衛隊以下略に出てくる国家。

今回は真国の方にゲートが開いた。
実は原作における平成日本にも同時に開いている。
そしてこの平成日本こそが本来真国が狙っていた幻国なのだが、それが判明するのは少し後の話。

966:トゥ!ヘァ!:2022/09/04(日) 22:22:56 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
投下終了

逆転世界の方は前日譚読んでないのでアニメ版の範囲内での設定を採用。

逆転真国のいる世界は戦場のヴァルキュリアを舞台に色々魔改造した世界です。


転生者組は夢幻会と地球防衛軍組の二つを合わせましたw

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最終更新:2022年09月27日 21:00