414:モントゴメリー:2022/09/17(土) 21:12:37 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
無幻世界支援ネタ——ソビエト軍「T-43」中戦車——
車体長:約5.9m
全幅:約3m
全高:約2.5m
重量:約34t
速度:約50km/h(整地)
行動距離:約300km
主砲:S-53 85mm砲
副武装:7.62mm車載機銃DT 3挺
装甲:16mm - 90mm
エンジン:V-2 12気筒液冷ディーゼル(500馬力)
乗員:5名
【概要】
ソ連軍が開発した中戦車。T-34の改良版である。
その機動力と量産性を維持しながらドイツ軍のティーガーと同等の攻撃力とパンターと同等の防御力を獲得した傑作である。
【開発】
本土決戦前のソ連では、KV-3の開発と並行されT-34の改良計画も進行されていた。
ポーランドでの戦闘により断片的ながらドイツの新型戦車の情報は入手できたのでそれを土台に検討した結果、
「防御力の向上が急務であり、火力の強化も必要」
という結論に達する。
つまりは総合的に劣勢という悲惨な状況であるのだが、T-34を設計したモロゾフ設計局は
「T-34を土台に、ファシストどものものより優れた戦車を短期間で用意できる」
と上層部に対して啖呵を切った。
上層部もKV-3は「重戦車」であるため軍の主力とすることは困難であるということは理解していたので、量産性に優れた中戦車の必要性は解っていた。
なのでKV-3のときと同じく「一か月以内に完成させろ」という条件をつけて開発を承認した。
【設計】
本車両はT-34の改良版という立ち位置であるため、基本的構造はT-34と同じである。
ただし砲塔に関しては完全新規設計であり、従来よりも大型化され3人乗りとなった。
これにより社長は指揮に専念できるようになり、運用の柔軟性が向上している。
この点でようやくドイツ軍に追いついたと言えるだろう。
懸架装置はT-34のクリスティー式からトーションバー式に変更された。
構造が単純化され整備性が向上したのみならず、重量が増加したのに最高速度を維持することにも成功している。
全体で見ると部品の約6割はT-34と共通のためT-34の生産ラインを使って即座に量産体制の構築が可能となった。
しかし、工場のウラル地方への疎開計画などにより計画は混乱。
次善策として本車両の砲塔をT-34の車体に載せたT-34-85が同時生産されることになる。
415:モントゴメリー:2022/09/17(土) 21:13:07 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
【火力】
主砲としてS-53 85mm砲を搭載している。
これは、ドイツの「アハト・アハト」と同じく高射砲を祖とする砲でM1939高射砲と弾薬を共通している。
本砲は重量9.2kgの通常徹甲榴弾を800m/sで撃ちだす能力があり、貫通力は距離500mで105mm、1000mで100mmである(垂直装甲板の場合)。
数字上はドイツの「虎」戦車と同等であり、距離1000mから虎を撃破できるが、実戦で垂直に命中する機会はあまりない。
高速徹甲弾を使用すれば距離500mで約140㎜の垂直装甲板を貫通できるため「豹」を正面から撃破できる。
しかし、高速徹甲弾の生産量は需要に対して常に少数であった。
【防御力】
防御力強化は本車両の第一目標であったため力を入れられている。
車体前面は75㎜、傾斜角60度であり「豹」とほぼ同等である。
(なお、75㎜という厚さはKV-1用の装甲板をそのまま流用できるために決定された)
これは、計算上はKV-3の垂直150㎜装甲と同等の威力を発揮する。
つまりは虎に対して距離500mまで安全圏を確保しているが、「豹」に対しては1000mがギリギリであるという点も同じである。
車体側面・背面も50㎜まで強化され(ただし垂直)、砲塔は正面90㎜、側背面が75㎜である。
【運用】
本車両もKV-3と同じく極めて短期間に開発が成功し「スターリン・ライン攻防戦」に投入された。
緒戦では同時生産されたT-34-85に活躍の座を譲ったが、時を経るごとに数的主力は本車両に移行することになる。
運用的にはKV-3が「金床」になり、本車両が「金槌」の役割を担うことが多かった。
正に中戦車と重戦車の理想的な役割分担である。
ドイツ戦車兵たちからは「打たれ強くなったT-34」と認識され、倒せないわけではないが厄介な相手として認識された。
(なお、ドイツ軍は本車両とT-34-85の区別をつけていない)
本車両の「スターリン・ライン攻防戦」における最大の活躍は「カトゥコフ支隊」によるドイツ軍兵站拠点破壊作戦であろう。
カトゥコフ大佐率いる第20戦車師団を中核とした機動打撃部隊でドイツ軍前線を突破。
その後方の兵站拠点を駅の操車施設に至るまで破壊した作戦である。
MiG-13の稼働全機を投入した上空支援もあり作戦は成功。これによりドイツ軍の行動は鈍化し「スターリン・ライン」が3か月も持久できた主要因となる。
本作戦に投入されたT-43には各戦線からかき集められた高速徹甲弾が定数まで搭載されたという。
【総括】
本車両はT-34の正当進化型であり、T-34の革新性をさらに推し進めて一品である。
ドイツの「豹」と比べればまだまだ力不足の面が否めないが、45トン級戦車に対し、34トンの戦車がここまで迫れたのだから十分健闘したと言えるのではないだろうか。
416:モントゴメリー:2022/09/17(土) 21:16:40 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
E-3のギミックが全然クリアできないので、同志書記長に贈り物をするため急遽作成しました。
(E-1の時は、「女神」に供物を差し出したらクリアできたし……)
まあ、基本的には史実T-43のまんまですね。
史実では戦時中にこんなマイナーチェンジなんてできるか!?と棄却されましたが
こちらでは一応本土決戦まで期間があったので生産の転換ができました。
418:New:2022/09/17(土) 22:12:50 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp
乙
ZiS-6 107mm砲と85mm砲がごっちゃになってますよ
419:モントゴメリー:2022/09/17(土) 23:22:06 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
418
あ、やべ()
編集者さま、ウィキ掲載時は変更してください!!
最終更新:2022年09月27日 23:02