492:20式年表:2022/10/17(月) 23:33:25 HOST:p1289013-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
The First Fronteer

無人航空偵察機 先行者
長さ:4.96m
翼幅:5.12m
高さ:1.00m
最大離陸重量:195kg
ペイロード重量:45kg
最大速度:185km/h
巡航速度:90~130km/h
飛行高度:4,575m
飛行時間:6~9h

【概要】
先行者とは、リアルタイムな戦況の把握を目的に倉崎重蔵によって開発された無人航空偵察機。
ロケット・ブースターを使用して陸上の急造の滑走路、あるいは艦艇の飛行甲板から離陸することもでき日本陸海軍、米海軍、海兵隊などで運用された。

【開発の経緯】
1967年モスクワで初めて公開された2К12、NATOコードネームSA-6 ゲインフルは、それまでのSA-2 などとは異なり展開移動が可能な画期的なSAMであった。このようなSAMに対して帰投後に機体からフィルムを取り出して画像データを解析する必要がありリアルタイム性に欠ける従来型の偵察機による航空偵察では防空網回避、SEAD・DEADに必要な情報を得る事は難しいと思われた。
この為、人間の生理限界を超える長時間連続飛行が可能であり、高解像度の光学カメラによる画像取得と戦術データリンクシステムによる画像伝送機能を有している無人偵察機の開発の必要性から開発されたのが本機である。

493:20式年表:2022/10/17(月) 23:34:12 HOST:p1289013-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
【機体】
民生品の単発の2ストロークエンジンを中央胴後部に搭載しプロペラを後ろ向きに配置、中央胴の上に矩形翼の主翼を付け、主翼から伸びるほとんど棒と言っても良い双胴にとってつけた様なH型尾翼が配置されている。
機体下には取ってつけた様な貧弱な固定式脚が三本。機体価格の7割を占める高性能なEO/IRセンサーが搭載されており、撮影したアナログビデオ映像をCバンドLOSデータリンクによりリアルタイムで地上に送信することができるようになっている。

494:20式年表:2022/10/17(月) 23:34:56 HOST:p1289013-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
【運用】
民生品の2ストロークエンジンを搭載し、取ってつけた様な貧弱な固定式脚など極めて不恰好で模型飛行機の様な風貌から倉崎翁のラジコン道楽だと陰口を叩く現場指揮官も多かったが、初めて演習に投入された際に人的被害なしでリアルタイムで敵情を把握でき対抗部隊の戦略的意図を容易に看破でき情報面での優位を目の当たりにしたことから手のひらクルックルで現場から絶大な支持を集めた。
米国において同時期に開発が進められていたステルス性を有する無人航空偵察機の開発に失敗した為に米軍でも運用されるようになったことから量産効果により湾岸戦争時には当初予定の3倍以上の機数が現場部隊に配備された。
湾岸戦争においては773ソーティー、2828時間以上 の飛行任務を行った。
中でも象徴的な活躍としては46cm砲を携えたモンタナ級戦艦2隻による艦砲射撃の弾着観測の57%を支援したことにある。
その際に無人機である『先行者』に対して白旗を上げて降伏した映像はお茶の間にも流れプロパガンダとしても有効に作用したとされる。

495:20式年表:2022/10/17(月) 23:35:26 HOST:p1289013-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
【欠点】
導入前の検討不足のために導入初期に墜落が多発したことやエンジンへの過度な負荷に加えて機体をネット回収しなければならない煩雑さといった艦上運用上の問題点が存在した。

【評価】
欠点は多少あるものの人的被害なしにリアルタイム画像を取 得できるということは、そうした欠点を補ってもなお余りある利点であり偵察ミッション用短距離無人機のニーズを満たし湾岸戦争における情報RMAの象徴となった。
以上の事から本機は、現代において運用されている無人航空機の礎となり、日本国防軍、米軍における無人航空機の歴史の中で、文字どおりの新世界を切り開いた「先行者」(The First Fronteer)となったと評されている。

496:20式年表:2022/10/17(月) 23:36:16 HOST:p1289013-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
【先行者の謎】
開発初期段階においてC-Cannon Mk-1という秘匿開発名称が付けられていたが開発者である倉崎重蔵や開発に関わるもしくは、その名を聞いて頭を抱えた吉田機関の面々はその理由について口を頑なに閉ざしたとされる。
カノン砲による遠距離間接射撃に用いられる観測手段である観測兵、有人機による航空偵察につづく3番目の観測手段という意味であったというのが一般的な説であるが、吉田機関の人間が頭を抱えた理由を説明できていない。

497:20式年表:2022/10/17(月) 23:51:59 HOST:p1289013-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
というわけでパイオニア君には先行者になってもらいましたw
戦後世界線では、前世紀ではにおいては気前の良いアンクルサムから
大量に貰ったヘリで数的劣勢な凌いでいましたが、
戦後世界今世紀ではUAVでしのぎそうですね。

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最終更新:2022年11月14日 21:52