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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その0 またまたとんでもない世界と繋がってしまった様です


乙世界の戦い『蒼空大戦』終戦から五年が経ち、復興が軌道に乗り始めたある日の事。その知らせは突然齎された。
金星の軌道上に、新たなゲートが確認されたのだ。
これまで地球上に出現していたゲートだったが、今度は宇宙に出現したのだ。何故金星軌道上に出現したのかは、誰にも分からない。
とにかく、どういう世界なのかを確認せねばならない。万が一にも蒼空邪軍の様な敵対勢力が居る世界だと事だからだ。
志願者を募った上で、彼等が乗ったデロニカをゲート内に突入させる。ゲートの先には・・・同じく金星があった。どうやら並行世界の太陽系の様だった。
太陽系ならば、まずは地球の様子を確認すべし。そういう事となり、地球へと向かうデロニカ。
その間、各種観測を行っていたのだが・・・どうにも妙だった。

というのも、地球からの電波が極端に少ない状態だったからだ。もしかして、電波の使用が盛んでない中世とかの年代だろうか。
探知偽装を施した状態で地球軌道にまでやってきたデロニカ。だが・・・余りに予想外な状態が広がっていた。
地球上の都市と言う都市は荒廃し、人々の姿が殆ど無い。これはどう言った事なのか?
最初に考えられたのは、大規模核戦争だった。まさか冷戦が熱戦にでもなって、自滅に近い形で滅んでしまった世界なのだろうか?
だが・・・その後の観測で、その意見は否定される。放射能汚染は殆ど見られず、それどころか環境汚染がこちらの世界よりも異常に低い状態だったからだ。
環境汚染は数年で除去出来る物では無い。そうなると、滅亡してから何十年も経った世界なのだろうか?
だがそれも否定される。都市の瓦礫を調査した結果、破壊されてからの年数が僅か数年だという事を突き止めたのだ。
どうやら核戦争で滅んだのではない事にホッとしつつも、疑問が尽きない。ならば一体何が起こったのだろうか?

だが、それから半日後に事態が判明する。
調査開始は北半球で夕方から夜だったのだが、夜が明けて生存している人類を発見出来たのだ。
だが、何か様子がおかしい。彼等は銃を手に廃墟を駆け抜けている。どうやら兵士の様だが・・・
次の瞬間、全員が驚愕した。どうみても蟻な怪物やカエルな外見の巨人と戦っているではないか。


日本人オペレーター「ち・・・」

イゼイラ人オペレーター「・・・チ?」

日本人オペレーター「地球防衛軍6の世界だコレーーーー!??!?!?!?!?」


この事実はすぐさま日本へと送られ、関係者達は頭を抱える事となる。

822:194:2022/11/12(土) 21:16:00 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
井ノ崎「・・・また、何て世界と繋がってしまったんですか」

三島「とうとうゲームの世界その物に繋がるとか・・・ネタってレベルじゃねーぞ」

白木「しかも、地上の様子からEDF5終了後の世界らしく・・・総人口の九割が犠牲になっています」

東条「そのままでは、復興は絶望的だな・・・。それと、例のリングは?」

白木「まだ来ていない様ですが・・・遠からずリングを持ってきて、歴史改編を行うのは確実かと」

井ノ崎「歴史改編、ですか・・・。そのリング、でしたか?それを破壊して阻止する事は?」

辻「難しいかと。破壊出来るかは未知数ですし、仮に破壊出来てもあちらの世界・・・以後は丙世界と呼称しましょうか。丙世界の復興は絶望的かと。人口を失い過ぎています」

辻「何より、その行為自体が予想外のタイムパラドックスを引き起こす危険性も有ります。ここで破壊するのは得策では有りません」

井ノ崎「そうですか・・・」

フェル「・・・ソノ原作?の方ハ、余り知らないデスガ・・・プライマーとかいう勢力ハ、何故ソコまでして人類を殲滅しようとスルデスカ?」

柏木「ああ、フェル。それはね・・・」


原作の事をよく知らないフェルに、柏木が改めて説明する。
あくまでゲーム中のキャラ達による推測だと言う注意を述べた上で、プライマーの目的とそのきっかけを話す。

プライマーの正体は10万年後の火星で進化・発展を遂げた文明であり、異星人であり未来人でもある事。
タイムマシンすら作れる技術力を誇った彼等は、人類が滅んだ後の地球にて人類の痕跡を発見・強い興味を抱いた事。
タイムマシンでタイムトラベルを行って過去の地球に干渉し、まるで神の如く振舞っていた事。
だが、自分達がが火星人だという事を知られたら、地球人による干渉で種族の消滅に繋がりかねない危険がある事を、一頻り時間旅行を楽しんだ後に悟った事。
以後はタイムトラベルを止めて姿を消したが、何らかの事故で数千年前の地球に彼等の船が地球に不時着。異星人文明の船だという事を悟られてしまった事。
そして・・・自分達が未来の火星人文明だと悟られる前に、人類に対する絶滅戦争を仕掛ける事となったという事。

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これ等の事を、順序だって話す柏木。
一頻り話を聞いた後、フェルとシエは心底呆れた様に感想を述べる。


フェル「・・・彼等は、トラー・ゲルトナークラスのドゥスなのデスカ?ハッキリ言って、無茶苦茶デショウ」

シエ「ソウダナ。自ラ神ソノモノトシテ振舞ウ傲慢ナ思想ト、ソレニヨッテ生ジタリスクノツケヲ、何モ知ラナイ人類ニ押シツケヨウトスルトハ。フザケルニモ程ガアルゾ!」


そう言って、憤慨するフェル達。
原始文明への過剰な干渉という、ご法度とも言うべき行動をさんざんやった挙句、それによって生じたリスクをその原始文明に押し付けようとしているのだ。
種族消滅の危機と言う理由その物は、理解も納得も出来ると言えば出来るが、許されるかどうかと言えば、断じて否だと言わざるを得ない。無責任この上ないからだ。


フェル「デ、ゲームでは最後にどうなるデスカ?」

柏木「最終決戦の最中に、EDFの手で汚染物質を満載したロケットを火星で爆破して火星を汚染し、プライマーその物が生まれない様にしたんだけど・・・」

シエ「ケド?」

柏木「タイムパラドックスが発生して、ラスボスとストーム1・・・プレイヤーキャラがそれぞれプライマーと人類の代表となって争う事となったんだ。負けた方が消滅するという戦いを、ね」

柏木「結果はストーム1の勝利。プライマー達は時間の流れから取り残された存在として、永久に消滅する事となった・・・というのが、ゲームの結末だ」

シエ「成程・・・ダガ、プライマートヤラガ消滅スルナラ、犠牲者トカモイナクナルノカ?」

柏木「いえ。この戦いより前の事象は辻褄合わせと言うのも有ってか、固定されています。最終的には総人口の3割・・・凡そ24億人もの犠牲者が出ました」

フェル「・・・ソウデスカ」

824:194:2022/11/12(土) 21:17:00 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
近衛「さて・・・問題は、この後どうするかですね。手助けするか、干渉しないか」

井ノ崎「そのプライマーが、此方に攻撃を仕掛けてくる可能性は?」

辻「・・・無いとは、断言出来かねますね。アチラの世界の火星への干渉を恐れて、こちらの世界にも殲滅戦を仕掛けてきかねません」

近衛「そうなると、やはり救援をせざるを得ませんね・・・。問題は、送り込む戦力ですが」

東条「特危国防軍の部隊やフリンゼ・サーミッサ。それと人型特重機動戦艦・大和は直ぐに動かせます。それ以外は少々時間が必要になるかと」

辻「甲世界の特危自衛隊や乙世界の戦娘の皆さんにも助力をお願いした方がいいかと」

白木「ただ送り込むだけでは駄目ですね。この時間軸での改編は不可能な以上、リングの制御装置の事故に乗じて過去に飛ぶ必要が有ります。ですが・・・」

東条「問題は、送り込んだ戦力が孤立無援になり兼ねない、という事ですか」

白木「そうなります。最悪、ゲートが開く5年もの間を耐え忍ぶ事に・・・」

フェル「ソレナラ、トーラルシステムによる救難信号を発してオケバ、ドノ並行世界に居るか、ある程度は当たりが付けれるデスヨ」

近衛「本当ですか!」

フェル「ハイ。ハイラ王国の事例も有りマスシ、探し出すのは不可能デハ無いかと。特定した後に、ディルフィルドゲートで行き来出来る様にスレバ、万事解決デスヨ」

シエ「タダ、無数ニアル並行世界ノ中カラ探シ出ス以上、少々時間ガカカル。状況ニモヨルガ、凡ソ半年カラ1年ハカカルダロウナ」

白木「・・・どうやら、その辺りは何とかなりそうですね。そうなると、キーパーソンであるストーム1とプロフェッサー達に話を通す必要が有りますが、使者は・・・」


ソローリ×2


白木「おい柏木!何逃げようとしているんだ!お前本職なんだから、しっかり仕事してこい!」

山本「おい嶋田!何こっそり抜け出そうとしているんだ!お前もちゃんと手伝え!」

2人「「・・・・・・・・・・orz」」※死んだ目をしながら項垂れている


いつも通りなやり取りが展開されているが、本格的に新たな並行世界に干渉する事が決まった。
果たしてそれがどの様な結果を呼ぶのか。それはまだ、誰にも分からなかった。

825:194:2022/11/12(土) 21:17:31 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
以上です。続かないと言ったな、アレは嘘だ←殴
いや、当初は前に投下した一発ネタにセリフを追加した物で清書していたのですが、クローサー様から


「地球防衛軍6が始まった所からスタートする・・・てのはどうでしょう?」


と言うネタを頂き、


「それだ!!」


と、インスピレーション湧きまくりとなった結果、当初描いていたのは破棄してこういう形になりました(ヲイ)
そんな訳で、初めて一種の縛りが有る状態での救援と相成ります。最低半年から一年は、EDFと共に初期投入戦力で頑張る事となります。
それと最初に明言しておきますが、更なるループはせずにこの世界線で決着を付けます。更にループして対ティ連兵器とか大量投入されたら、流石に勝ち目無くなりかねないし(汗)
取り敢えずウマ娘ネタと並行して不定期連載と言う形になりますので、ご了承の程を。
次回は丙世界の地球の様子と、ストーム1&プロフェッサー達との接触と相成ります。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2022年11月14日 22:35