854:194:2022/11/13(日) 18:25:31 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その2 予想外な新たなる始まり


眩い光と共に、意識が過去へと飛んでいくのが分かる・・・。
あの日、あの時へと戻って行くのが・・・・・。

どれ位経っただろう。
目の前の景色がはっきりしていく。場所は、全ての始まりの地・228基地の地下倉庫。
目の前には、警備員でありながら危機意識が致命的に足りていなかった先輩が立っている。
だがこの人は、リフトの起動コードを知っている。そうでなくともあの日、助ける事が出来なかったのだ。
今度は死なせない。胸の内でそう誓う嵐山。
だが・・・・・その先輩の一言に、驚愕する事となる。


先輩「新人ってのは君達か?さあ始めよう」


                                  • !??!?!


君・・・・・『達』・・・・・!?
ちょっと待ってくれ!?一体どういう事なんだ!?!?


本人らしくも無く、本気で驚愕する嵐山。もしプロフェッサー達がそれを目撃していたら


「君も、そう言う顔をするんだな」


と本気で驚かれていただろう。
思わず周りを見渡すと・・・・・同じ様に驚愕の表情を浮かべている男性二人と女性一人。
一体何者なのか・・・?


先輩「・・・君達、どうしたの?」


不思議そうな顔をして聞いてくる先輩。
四人が揃いも揃って驚愕している事に、少しばかり驚いている様だ。


嵐山「い、いえ。ちょ、ちょっと待って下さい!!」


そう言って、他の三人を招いて小声で話し合う。

855:194:2022/11/13(日) 18:26:01 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
嵐山「・・・お前達、一体何者だ?」

ダンサー「貴方達こそ・・・」

技術者「何で四人もここに居るんだ・・・?」

作業員「・・・今までの周回で、存在しなかったパターン。これは、一体・・・」


周回という単語を聞き逃さず、嵐山は問いただす。


嵐山「・・・まさか、お前達も『ストーム1』なのか?」

ダンサー「・・・まさか、貴方も!?」

技術者「・・・もしかして、別の世界線のストーム1・・・なのか!?」

作業員「・・・四人のストーム1だと!?どうなっている・・・!?」


それぞれ驚愕する四人。
しかもである。四人共全員武器を持っている。どうやら複数回の周回を重ねている様だ。


先輩「・・・えーと、君達?何を話しているの?仕事の開始まで、あまり時間は無いんだけど・・・」

嵐山「す、すいません先輩!・・・・・後で詳しく話し合おう」


嵐山の言葉に、残りの三人も頷く。
改めて横一列に整列、仕事の打ち合わせに入る。


先輩「基地のイベントが予想以上の規模になるみたいだから、増員したんだろうとは思うけど・・・ちゃんと連絡が行っていなかったみたいだね」

先輩「研修に入る前に、軽く自己紹介といこう。まずは、君からだ」

856:194:2022/11/13(日) 18:26:31 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
先輩に指定され、簡単な自己紹介を始める嵐山。


嵐山「嵐山 一といいます。警備員です」

先輩「うん。今日の君の仕事は、基地内の車両誘導だ。見学ツアーに大勢来るからな。 忙しくなるぞ」

先輩「車の誘導には慣れてるだろうが、基地には戦車やコンバットフレームもある。 気を抜くなよ」

嵐山「はい!」

先輩「さて、次は君だ」


次に前に出たのは、女性ダンサー。


ダンサー「飛島 翔子(ひしま しょうこ)です。飛行ショーのダンサーです」

先輩「うん。午後から基地見学ツアーに大勢やってくる。 見学客を最後に楽しませるのが、君たちの飛行ショーだ」

先輩「それがフライトユニットかい? 空を飛べるなんて羨ましい。 ショーが楽しみだよ」

飛島「はい」

先輩「さて、次は君だ」


三人目は、技術者。


技術者「戦場 要(いくさば かなめ)。技術者をしています」

先輩「うん。ここはEDF基地の地下。 倉庫や格納庫として使われている。 修理を頼みたいビークルがあるんだ」

先輩「きみは優秀な技術者だって聞いてる。 大型車両の運転ライセンスも持ってるらしいな。 頼りにしてるよ」

先輩「それと軍の無線も使って構わないらしい。ずいぶん信用されているんだなあ」

三人「「「・・・・・」」」


一応民間人なのに、軍の無線を使用可能?
いや、普通はありえないだろう?
三人は口にこそ出さないが、戦場に視線を向ける。彼は目線で


(後で説明する)


と語っている。問い質していたら先に進まないと判断した三人は、その事を脇に置く事にした。

857:194:2022/11/13(日) 18:27:03 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
先輩「さて、最後は君だ」


最後に出て来たのは、パワードスケルトンを装着した作業員。


作業員「武蔵 弁慶(むさし べんけい)。民間用パワードスケルトンのオペレーターをしています」

先輩「うん。今日の仕事は貨物の運搬だ。地下室の貨物を地上まで運びたい」

先輩「君が装着しているのは、パワードスケルトン。すごい力を出せる。貨物だって一人で運べるぞ」

先輩「もともとは軍事用の技術だって噂だ。戦車並みの力が出せるぞ」

先輩「さて、自己紹介も済んだ所で簡単な研修を行おう。こんな場所しか借りれなかった。では、順番に確認していこう」


四人は順番に、簡単な研修を行っていく。
四人共無事に研修を終える。


先輩「合格」

先輩「ところで、その武器は何かな?仕事に必要?危ないから置いておこう」

先輩「じゃ、仕事にかかろう」

先輩「案内するよ。ついてきて」


先輩の後ろを付いて行く四人。先輩には聞こえないような小声で、自身の事を簡単に話す。


飛島「・・・私は、これで九週目よ」

戦場「・・・自分は、十週目だ」

武蔵「・・・俺は十二週目だ。嵐山は?」

嵐山「・・・六週目。だが、飛び切りの助っ人も一緒に来ている」

戦場「・・・助っ人?」

嵐山「・・・並行世界の人達。しかも、別の銀河からやって来た宇宙人も居る」

飛島「へ、並行世界!?」

戦場「宇宙人!?」

武蔵「・・・どういう状況なのだ、それは!?」

858:194:2022/11/13(日) 18:27:33 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
思わず大声を上げる三人。
それを見て、先輩は四人を咎める。


先輩「仕事中に私語は感心しないな。もっと静かにね?」

戦場「す、すいません!!」

先輩「モデルガン?どうして持ってきたの?」

先輩「はぐれないように。基地の地下は広いから迷子になるよ」


先輩がそう言った直後だった。
隊員達の悲鳴が無線に入って来た。


隊員『怪物だ!』

隊員『逃げろ!逃げろ!』


遂に始まった。運命の戦いが。
四人は改めて気合を入れる。だが、肝心の先輩はというと


先輩「大丈夫。問題ないよ」


と、暢気な事を言っている。
まぁこの先輩は元々こういうキャラなので、アレコレ言っても仕方がない←殴
と、突然電気が切れて真っ暗になる。


先輩「ん?なんだ?・・・照明はすぐに直るさ」


その言葉と同時に、照明も再点灯する。


先輩「君達も気にしていないみたいだね」


全く動じていない四人を不思議がりつつ、隔壁の前へと向かう。


先輩「今、ドアを開けるよ」

859:194:2022/11/13(日) 18:28:03 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
先輩の言葉と共に、隔壁が開かれる。


先輩「とにかく仕事にかかろう。案内するよ。 ついてきて」

先輩「こっちだ。車両に気をつけて。パワードスケルトンっていうのは、車と同じだ。ぶつかると危ないよ」


先輩の誘導に従って、移動を開始。
隊員達や車両とすれ違うが・・・すれ違うフェンサーがグリムリーパーでは無かった。


嵐山(・・・グリムリーパーじゃない!?・・・どうなっているんだ?)


四人のストーム1と言い、これも並行世界の勢力の参戦の影響だろうか?
その間にも、事態は進行していく。


基地指揮官(以下指揮官)『応答しろ!どうなってるんだ!?』

隊員『喰われた!ジョージが喰われた!』

先輩「気にしなくていいよ。軍人ってのは、こういう悪ふざけが大好きなんだ」


今のやり取りを聞いてのこの発言に、聞きなれた若しくは聞き飽きた四人も


嵐山(そんな訳無いだろ)

飛島(貴方、何を言ってるの?)

戦場(そうはならんだろう)

武蔵(お前は何を言ってるんだ?)


と、自分の胸の中でそうツッコミを入れる。
そうしている間にも、ブラッカーや二クスがすれ違っていく。

860:194:2022/11/13(日) 18:28:33 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
先輩「戦車に気をつけて。ここは車両用の通路なんだ。ひかれないように」

先輩「コンバットフレームが来た。気をつけて」


注意を促しながら進んでいく先輩。
すると、再び基地が停電状態に。


先輩「またか。電気のトラブルかな?」


そう言いながら、ヘッドライトを点灯する。
嵐山達も、同じくライトを点灯する。


先輩「ライトをつければ大丈夫」

先輩「ライトの点け方も知ってるんだね」

先輩「この基地は人間には広すぎるよ。軍事用の車両に合わせて作ってあるらしい」


そう言っている間に、警報装置が作動。赤い非常灯が点く。
と同時に、嵐山が持つ量子通信端末にプロフェッサーからの通信が入る。


P『成功だな。記憶は有る』

P『並行世界の人達も、少し離れた場所に出現している。こちらに向かいつつあるとの事だ』

嵐山「そうか。・・・こちらは、予想外の事が起こった」

P『予想外?』

嵐山「俺の他に、別の世界線でストーム1をやっていた連中も、一緒にこの場に居た。各兵科一人ずつだ」

P『なんだって!?』

嵐山「何故そうなったかは分からないが・・・これも時間改変の因果という奴なのかもしれないな」

P『・・・そうか。時間を司る何かが言っているのかもな。『この争いに決着を付けろ』とな』

嵐山「科学者らしからぬ言葉だな」

P『そうかもしれないが・・・これ等の事を見ていると、そうだと思わざるを得ない』

P『積み重なっていく悲惨な記憶。それが私を突き動かしている。やつらに一発くらわせる。そうだろ?』

嵐山「・・・そうだな。また後で連絡を入れる。切るぞ」

861:194:2022/11/13(日) 18:29:03 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
通信を打ち切る嵐山。戦場が、興味深そうに聞いてくる。


戦場「・・・今のは?」

嵐山「・・・異星人から貰った、量子通信端末だ。プロフェッサーから連絡が入ったのでな」

戦場「そんな物まで有るのか・・・」

武蔵「・・・本当に、異星人まで手を貸しているのか」


彼等がそう話す間も、事態は刻一刻と進行していく。


指揮官『非常事態発生。非常事態発生これは訓練ではない。繰り返す。これは訓練ではない』

先輩「・・・本当に何かあったのかもしれないな」


危機意識がバグっている先輩だったが、流石に不安を感じ始める。
そうこうしている内に、目的地である扉の前に到着。


先輩「そう緊張しなくていいよ」

先輩「この扉の奥が・・・」


先輩がそう言った直後!
隔壁が開き。黒蟻・・・侵略性外来生物αが先輩に襲い掛かった!


先輩「えっ!?うわぁぁぁぁぁぁ!!」


悲鳴を上げる先輩。
その顎が先輩を捕らえようとしたその時。


嵐山「させない!!」


手にしていたアサルトライフル・・・X-900オーキッドを発砲。黒蟻を穴だらけにして撃破する。
だが、黒蟻は次から次へと湧いて出て来る。よく見ると、転送装置が置かれているではないか。

862:194:2022/11/13(日) 18:29:33 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
戦場「転送装置だと!?」

武蔵「このパターンは初めてだ!」

飛島「とにかく、撃破するわよ!」


先輩を後ろの方に逃がしつつ、四人は前に出て黒蟻と戦う。
飛島がヴァリアントセイバーを振り回し、戦場が射撃・カプセル A7を展開して掃討していく。
更に武蔵は、電刃刀 極式とグレート・シールドを手に突撃。黒蟻達を殲滅していく。
みるみる数が減っていき、転送装置も破壊される。
だが、次の瞬間。
轟音と共に部屋の壁に穴が開き、そこから金蟻・・・侵略性外来生物α 戦甲変異種が複数出現。
黒蟻よりも頑丈なのも有って一瞬の隙が生まれてしまい、一匹の金蟻が先輩に酸を浴びせようとしている。

拙い!間に合わない!

最悪の結末が、四人の頭を過る。・・・が。


隊員B「戦ってるやつがいるぞ!」

軍曹「援護しろ!撃て!撃て!」

グリムリーパー隊長(以下GR隊長)「殲滅目標を確認。殲滅する」


軍曹隊の銃撃がその金蟻に叩き込まれ、怯んだ所をグリムリーパー隊がスピアで撃破。
他の金蟻達にも果敢に襲い掛かる。


隊員B「なんてデカさだ!」

隊員A「死ね!化け物め!」


四人と軍曹隊・グリムリーパー隊の奮戦により、襲い掛かってきた蟻達は殲滅された。


隊員A「こいつらはいったい何だ?」

隊員B「こんな生き物はみたことがねぇ」

隊員C「恐竜の生き残りってわけじゃないよな?」

GR隊長「・・・小僧共。危ない所だったな」

グリムリーパー副長(以下GR副長)「誰だ、こいつ?」

軍曹「お前達、民間人か?何故武器を持っている?」

GR隊長「・・・その目。何度も死線を潜り抜けて来た目をしている。貴様達は一体・・・」


軍曹隊と、史実よりも早いグリムリーパー隊との出会い。
物語は、加速していく。

863:194:2022/11/13(日) 18:30:04 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
以上です。全ての始まりの日に戻った嵐山、別世界線のストーム1達と会合して宇宙猫になるの巻き←殴
まぁこの周回は難易度ルナティック故に、複数居ても問題は無いかと(ヲイ)
あとは、どうせなら四兵科揃えたいと思うのが人情でしょう?←殴
そしていつも通りな先輩に心の中でツッコミを入れながら基地内を移動し、蟻達と交戦する事に。
四人の迎撃を掻い潜った金蟻が先輩をサンダーしようとするも、軍曹隊及びグリムリーパー隊の救援が間に合い、事無きを得ました。
どうせなら早めに会合してもいいよね?という事で、グリムリーパー隊もこの時点で参加する事に(ヲイ)
バルガが置いてある部屋までの道のりは、原作とほぼ変わり映えしないので大胆にカット(ヲイ)
次回は228基地の危機と、EDF側の奮闘。そして、三世界合同の救援部隊が初めて丙世界の前に姿を現します。お楽しみに。
          • スプリガン隊、ここで出すかどうかで現在迷い中。心情的には出したいけど、精鋭部隊が集中し過ぎるのも不自然なんだよなぁ(汗)
wiki掲載は、自由です。

869:194:2022/11/13(日) 21:21:12 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
それと、誤字等の訂正を。

860
  • 誤 と同時に、嵐山が持つ量子通信端末にプロフェッサーからの言葉が入る。
  • 正 と同時に、嵐山が持つ量子通信端末にプロフェッサーからの通信が入る。

861
  • 誤 通信を撃ち切る嵐山。
  • 正 通信を打ち切る嵐山。

wiki掲載時に、修正をお願いします。

11/15 細々とした所を修正

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最終更新:2022年11月15日 19:30