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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その3 228基地の危機その1
先輩と一旦別れた後、別ルートで生存者達と合流しながら地上へと脱出する嵐山達。
漸く基地の出入り口が見えて来た。だが・・・嵐山達の予想通り、基地の外もパニック状態となっていた。
隊員A「出口だ!」
軍曹「なんだ、これは!?」
隊員B「まだいやがった!」
多数の黒蟻が襲撃、隊員達が応戦している。二クス等も動員して応戦していたが
二クス「装甲が融解してる!?うわぁぁぁぁぁ!」
蟻の酸を至近距離で諸に浴びた二クスが、敢え無く爆散。バラバラになる。
コンバットフレームが呆気無く倒された光景に息を呑む軍曹達。だが、空を見た隊員Bが驚きの声を上げる。
隊員B「おい! 空を見てみろ!」
隊員A「こんなこと、信じられるか?」
隊員C「円盤みたいなのが飛んでるぞ」
隊員A「空飛ぶ円盤?そんな馬鹿な」
隊員B「地下にいる間に映画の撮影でも始まったのかよ!」
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余りに非現実的な光景に、驚きの声を上げる軍曹隊の面々。
無理もない。この時点で宇宙人が攻めて来たと言われても、信じるのは難しい。
隊員『死ね!怪物!』
隊員『よくも戦友を!かたきをとってやる!』
隊員『くそっ。肝心な時に、コンバットフレームが動かんとは』
隊員『怪物が何か吐き出しています!』
隊員『うわぁ、酸だ!これは酸だ!』
隊員『うろたえるな。俺たちのスーツは酸を防ぐ。』
隊員『だめです!うわぁぁ!た、助けてください!うがぁぁぁ!』
だが、呆然としてばかりではいられない。
今も戦闘が継続しており、あちこちで押され気味だったからだ。
軍曹「味方が戦闘中だ。援護する。続け!」
隊員A「そこらじゅうに、怪物がいるぞ。」
隊員B「地下の方がマシだった。穴から出るんじゃなかったぜ。」
隊員C「外に出れば安全じゃなかったのかよ!?」
GR隊長「まさに地獄絵図だな。紛争を思い出す・・・」
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味方を援護する為、戦闘を開始する軍曹隊とグリムリーパー隊。
援軍を得て、友軍も漸く押し返す。
特に凄まじかったのは、やはりストーム1達だった。全ての攻撃を、紙一重で躱しつつ反撃を行っている。
しかも正面の攻撃のみならず、側面や背後からの攻撃すらまるで其方にも目が有るとでもいう様な感じで、的確に回避しているのだ。
黒蟻達はストーム1達を脅威と見てか、集中攻撃を浴びせるが酸は一滴も当たらない。返り討ちに遭うかストーム1に執着し過ぎて他の隊員達に倒され、この一派は殲滅された。
隊員『軍曹、ご無事で何よりです』
軍曹「状況が知りたい。少尉はどこだ?」
隊員『戦死されました。怪物に食われて』
軍曹「くそっ!」
予想以上の被害の大きさに毒づく軍曹。
だが、そこに新たな敵勢が迫って来た。黒蟻と赤蟻の大群だ。
隊員『怪物の群れだ!』
指揮官『総員、応戦せよ!』
指揮官『動ける者は戦闘に参加しろ』
指揮官『撃て!怪物を近づけるな!』
イオタ3『こちらイオタ3。これより起動シークエンスに入る』
イオタ1『こちらイオタ1。起動シークエンス、最終フェイズ』
指揮官『怪物をコンバットフレームに近づけるな!』
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指揮官が檄を飛ばし、決死の応戦を開始する。
とその時、上空に突如人型の飛行物体が出現する。先行していたフリンゼ・サーミッサだ。
正体不明の飛行物体を見て、飛島・戦場・武蔵の三人は思わず武器を向ける。
嵐山「撃つな!アレは敵じゃない!!」
武蔵「何だと!?」
嵐山「アレは並行世界の軍勢。俺達の味方だ!」
飛島「何ですって!?」
武蔵「あれが・・・」
戦場「空に浮く巨大人型ロボット・・・何てチートだ・・・」
嵐山の言葉に、思わず驚く三人。
と、フリンゼ・サーミッサから複数の人影が出現。戦娘と艦娘の連合だった。
彼女達はフリンゼ・サーミッサの火力支援を受けながら、蟻達を排除していく。
戦場「今度はなんだ!?」
飛島「フライトユニット無しで飛行している・・・。あの娘達は一体!?」
武蔵「地上に降りた娘達も、大型の武器を装備しているな。どういうカラクリだ!?」
嵐山「落ち着け!彼女達も並行世界から来た、救援部隊の人達だ!」
軍曹「おい民間人!あの軍勢の事を知っているのか!?」
嵐山「軍曹!詳しい説明は後です!今は怪物どもを!」
軍曹「・・・・・分かった!おい、民間人の避難はどうなっている!」
906:194:2022/11/14(月) 18:52:29 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
予想外にも程が有る状況に困惑する軍曹だったが、今は怪物の駆除が先だと判断。
民間人の避難状況を直ぐ近くの兵士に聞く。
隊員『避難しました。伍長が護衛しています』
隊員B「怪物に円盤だと。しかも空にはロボットが浮かんで、よく分からねえ娘達が戦っていやがる。訳が分かんねえぞ!」
そう言っている間に、黒蟻と赤蟻の混成部隊は数を減らし、最後の一匹が倒される。
だが・・・間髪入れずに更なる増援部隊が。二方向から228基地に接近。茶蟻・・・侵略性外来生物αPlusと蜂・・・飛行型侵略生物を主力とした大部隊であり、
更には・・・
漣「はにゃ~っ!何で金マザーが!?」
漣達の視線の先には、金女王・・・マザーモンスター 戦甲変異種が居た。それも二群合計六匹もである。
朧「事前の情報(ゲーム)と違うんだけど!?」
潮「・・・私達が介入したからかな?」
曙「・・・ゴダゴダ言わない!何が来ようが、いつも通り殲滅するのみよ!!」
ゲームとの違いに少々戸惑う七駆の面々だったが、曙が他のメンバーに檄を入れ、ホバーシステムで翻弄しながら茶蟻達を撃ち倒していく。
他の艦娘達も適度に散開しつつ連携し合い、同じ様に茶蟻を倒しながら金女王に接近戦を挑む。
蜂達が上空から攻撃を仕掛けようとするも、フリンゼ・サーミッサが激しい砲火を浴びせ、次々と撃墜していく。
中にはフリンゼ・サーミッサに攻撃を仕掛ける蜂も居たが、エネルギーシールドに阻まれてダメージを与えられない。
軍曹「・・・何て奴等だ」
GR隊長「・・・俺達よりも、余程実戦経験が豊富に見える。何者なんだ・・・」
907:194:2022/11/14(月) 18:52:59 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
だが、軍曹達も呆然としては居られない。もう一群が迫りつつあるのだ。
その彼等の下に、EDF部隊の援護を命じられた戦娘達が飛来。レイが声を掛ける。
レイ「嵐山さん!皆さん!私達が上空で援護します!皆さんは地上の敵を!」
そう言ってすぐさま敵上空へ、仲間達と突入。蜂達と激しい空戦を開始し始めた。
隊員B「あっちも凄えな・・・」
隊員C「あんな若い娘達が・・・」
軍曹「ぼやぼやするな!俺達も戦うぞ!」
隊員A「い、イエッサー!!」
イオタ1『イオタ1、起動した。コンバットフレーム隊、戦闘を開始する』
イオタ2『こちら、イオタ2。怪物を食い止める!』
軍曹「よし!アチラ側の群れと上空の怪物は、彼女達に任せる!俺達は地上の敵を排除するぞ!!」
軍曹の号令の下、地上戦力に猛攻を浴びせるEDF。二クスのリボルバーカノンが前衛の茶蟻達を薙ぎ倒していく。
一瞬怯んだ所に、飛島と武蔵・グリムリーパー隊が突撃。高機動で敵を翻弄する。
それを戦場が、G4γポータブル攻撃機による機関砲攻撃で援護する。
みるみる間に茶蟻が倒されていく。そして隙を突いて嵐山が金女王にゼロ距離格闘戦を開始。緊急回避を織り交ぜながら、ショットガン・・・D110ブリーチャーと千号弾のタクティカルファイアで
金女王の厚い外皮をゴリゴリと削り取って行く。
何とか排除しようと金女王が酸を撒き散らすが、ゼロ距離に近付かれては碌に直撃させる事が出来ない。まぁ代わりに、他の隊員達も酸を浴びかねないので近づけないが。
格闘する事三分。遂に金女王が撃破される。残りの二体も、同じくゼロ距離格闘戦を挑んだ飛島と武蔵の両名の手で、敢え無く撃破された。
隊員C「やったぞ!あのデカブツを倒しやがった!」
隊員A「まるで何度も戦った事が有るみたいだ。あいつ等は何者なんだ・・・?」
隊員B「何者だろうと、俺はあいつ等とは喧嘩しない!」
908:194:2022/11/14(月) 18:53:29 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
常識外れの戦い方をする民間人()に度肝を抜かれる軍曹隊のメンバー達。
大軍を撃破して漸く一息つこうとした・・・その時だった。
隊員「空を見ろ!」
隊員「何か落ちてくるぞ!」
隊員「退避、退避!」
上空から落下物が。テレポーションアンカーだ。
アンカーは真っすぐ二クス隊の上に落下してくる。
ニクス『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
絶叫を上げる二クス。下敷きになって爆散する・・・と思われたその時!
アンカーが空中で不自然に静止。一体何が起こったのか?
その答えは直ぐに表れた。何も無い空中から巨大人型ロボットが。人型特重機動戦艦・大和だ。
落下してくるアンカーと下敷きになりそうだった二クス隊を見て、空中でアンカーをキャッチしたのだ。
柏木『・・・間一髪だったな』
神崎『そこの二クス達!今すぐ退避するんだ!』
間一髪だった事も有り、呆然としていた二クス隊だったが、神崎の言葉に慌ててその場を退避する。
そして空中キャッチされたアンカーだったが、人型特重機動戦艦・大和がジリジリと力を入れていく。
やがてその力に耐えられなくなり、アンカーは爆散。破片が地上に降り注ぐ。
だが、アンカーは次から次へと降り注いでくる。228基地の一日は、まだまだ終わりそうになかった。
909:194:2022/11/14(月) 18:53:59 HOST:ai126162186039.56.access-internet.ne.jp
以上です。228基地での戦いの様子・その1でした。
第一波は通常通りでしたが、第二派から並行世界の援軍が到着。第二派と第三派の黒蟻達に猛攻を仕掛けます。
続く第四派はそれぞれ一群ずつを相手取り、共に撃滅。金女王は護衛を排除した上で接近戦を挑んで撃破。
マザーモンスター相手は、護衛を排除した上でビル等の無い平坦な平地で接近戦を仕掛けて倒すのが確実ですので。
そして、本来第五派開始時にアンカーに潰されて爆散する筈だった二クスは、人型特重機動戦艦・大和の手で難を逃れました。
因みにゲームで同じ様な事をしようとしても(低難易度に高威力のスナイパーライフルを持ち込んで、落下中に狙撃して撃破)、やっぱり爆散してしまうのが(涙)
そんなこんなで攻撃を凌いでいますが、まだまだプライマーによる攻撃は終わりません。引き続き、228基地攻防戦の様子をお楽しみ下さい。それでは。
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11/15 細々した所を修正
最終更新:2022年11月15日 19:33