750:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:50:00 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
大ゲート世界 日本と交流のある異世界の住人について
大ゲート世界の日本と関りのある異世界について簡単な設定である。
〇日本国内のゲートで繋がっている世界について
世界で初めて出現したゲート兼日本国内に始めて開通したゲートでもある。
割かし普通の西洋系ファンタジー世界…なのだがゲート系作品のテンプレイメージに反して割と現地の国々には話が通じる。
日本と始めて接触したイースラウ帝国は帝国だが普通に話通じるし、王国は歴史があるけど高慢ちきでもないし、魔王国とかあるけど単純に魔族の国で、聖教国という宗教国家もあるがむしろ積極的に人類以外も信者に勧誘している。
実はファンタジーはファンタジーでもロボットに乗って魔獣と戦っている系のファンタジー。
ナイツマとかダンバインみたいな感じ。
魔法と錬金術と魔獣素材による有人ゴーレムというものが開発され、普及している。
大きさや形、機能などは国によってまちまち。
専らこの有人ゴーレムを使って共通の敵である魔獣相手に現地人類は戦っているのである。
性能的には一般ゴーレムがWW2大戦期の戦車くらいの性能がある。
親衛とか近衛とかの精鋭用カスタム機だと戦後第一世代MBTくらいの性能。
英雄とか勇者とかの一子相伝のワンオフ機だと空飛ぶ戦闘ヘリくらいの性能になる。
当然それで相手をする魔獣も結構強いのであるが、現地の国々で割と対応できているのと、現代軍代を持っている日本からすればそこまで大きな脅威ではなかったりする。
203X年の日本がロボット技術で盛り上がっているのは多分一番最初にここと繋がったせい。
ファンタジー系の素材や技術や知識やら見どころは沢山あるが、現在の日本で一番重要視されているのが重力石という魔導希少金属で、これを触媒にすると限定的ながら慣性制御を可能となる。
ワンオフの空飛ぶゴーレムは大体この重力石が使われている。
因みに消耗品。一つで国が傾くくらいの価値があるため現地国家も早々に使いたがらない。
現状どのような地層や地域になら存在しているかよくわかっておらず、現地国家が所有している分も半ば偶然発見したものばかりのため203X年現在においても手探りでの探索が続いている。
日本国内で二つ目に見つかったゲート。繋がっている先は大災害により文明が崩壊したポストアポカリプス系世界。
核戦争がなかったFalloutかMETORO
シリーズといった具合。
あくまで災害によって文明が崩壊したため規模が大きく縮小しているが、割とあちこちに都市国家規模の小国家が再興している。
現在の日本は現地の友好国家を支援しながらも崩壊前の遺品を調査中。
パワードスーツやレールガンなどが発見されており、持ち帰ったこれらにより日本の技術力は大きく成長した。
野心の強い国家や一部の野盗や新興宗教やらが戦前の遺産を探り当てて運用していることも多く、パワードスーツ着込んだモヒカンが襲ってくることも割とあるなど意外と気が抜けない世界でもある。
錬金術が発達したファンタジーとリアルが混ざったような世界。
アトリエシリーズや鋼の錬金術師を混ぜたような感じ。
こちらも錬金術を用いた人型兵器が普及している世界。
第一世界と違って魔獣みたいな強い野生動物は存在していないか、駆逐されてしまった後のようで、もっぱら人類同士の争いに使用されている。
第一世界の有人ゴーレムと比べ、工業品的には上だが、あくまで対人類戦闘がメインのため戦闘力では劣っている。
日本はゲート付近の国々と平和的な交流に成功しており、こちらの世界特有の錬金技術も積極的に取り込んでいる。
751:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:50:35 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
エレクトロパンクこと電気技術が変的に発達した世界。
非常に科学技術が発達している世界である。
世情は地球と似たり寄ったりな情勢で紛争地域もあれば冷戦やっている国もあるが、大国同士の世界規模の戦争といったものは起きなくなって久しい。
電気技術メインのため地球に似通った技術体系を持つのだが、現地の資源が割と地球と異なっているため、現地世界にない資源を求められた結果案外対等の交易レートとなっている。
実はロボット兵器使ってガンガン戦っている世界。
ここにきて日本のゲートはロボ物が多いとの認識に至った。
地球からの一番の売れ筋商品はサブカルチャー関係だったりする。
人類ではなくエルフや獣人といったいわゆる亜人が君臨しているファンタジー系の世界。
人間と呼べる種族がいない。
とは言え文明レベルは中世からルネサンスあたり。
これだけ聞くとよくあるファンタジータイプの異世界だが住んでる住人たちがちょっと個性的。
獣人種に関してはいわゆる獣耳尻尾がついているだけの人間…ではなく顔まできっちり獣で全身に毛も生えてるタイプの7~8割獣タイプの獣人である。
ケモナーの天国。訪れた地球人どころか現地の他種族からすらモフモフを狙われることが後を絶たない。
人気の交易品は地球製の動物用シャンプー。
エルフに関しては男女ともに2m越え平均身長で筋肉もりもりマッチョマンと化している。
彼等曰く森の中で暮らしていれば普通は筋肉がつくだろうとのこと。
そういわれればそうなのだが、魔物を丸太で撲殺し、バリスタみたいなゴツイ弓を軽々扱い、人気の職業が拳闘士なエルフというのは…こう…イメージが…
彼等の間で人気の交易品が地球産のプロテインとサラダチキンである。
この他にも海沿いに住むサーファードワーフ、パリピ天使族、会計士ゴブリン、純情なサキュバス、牧場農家ヴァンパイア、温厚なオークと地球世界でのイメージと懸け離れた種族が多いのが特徴。
地球側の勝手なイメージと言えばそうなのだが、何とも言えない感覚である。
人類が滅び魚介類が星の支配者となった世界。
旧人類はどうやら地球人類に酷似した生物だったことが判明している。
主だった種族は二足歩行の魚こと魚人、もしくは人魚と呼ばれている種族。
残念ながら女性も普通に二足歩行の魚である。
触手さんことクラゲの魚人が地球では有名。全体的にsan値がピンチな見た目の住人が多いが、皆さん至って穏和で紳士的である。
文明レベルは結構高く、現代地球と左程遜色ない。
元ネタはスプラトゥーンとクトゥルフ神話。
752:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:51:13 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
二足歩行のドラゴンが住んでいる世界。
リザードマンやら竜人族やらではなく、二足歩行のドラゴンが服を着て、食器を使って、普通に建物に暮らしているのである。
イメージモデルはデジモンのグレイモンやアグモンあたり。
非常に理知的で穏和。日本との初交渉の時もすぐさま平和条約や通商条約が締結された。
その見た目と性格から地球での人気も高い。
文明レベルは中世くらい。元が頑丈で個々の能力が高いため技術の発展が遅れがちらしい。
彼等はいたって普通の人々である。見た目こそ二足歩行のドラゴンだが笑い、泣き、怒り、悲しむ。地球人類と左程変わらないメンタルの持ち主。
ちょっと変わったところと言えば一般的な成人男性なら12.7mmでも弾ける鱗を持ち、時速500~600㎞くらいで空を飛べ、普通自動車くらいなら簡単に持ち上げられるほどの膂力で、ブレスという形で各種魔法を扱え、平均寿命が200~300年くらいある程度である。
因みに交渉が始まった際の日本は真っ先に平和条約を結んだ。
魔法と科学が融合した魔導科学という技術が発達した世界。
元々魔法系国家と科学系国家で戦争していた歴史があるそうな。
文明レベルは地球と左程変わらない程度であり、メンタリティの面も地球人類と左程変わらない。
こちらも互いの世界にないものを交換し合う交易をおこなっている。
やはり一番人気はサブカルチャー作品。
地球とは異なった技術や歴史を持つが、技術体系以外は割と地球に近しい世界のため、これといった特徴が少ない。
強いていえば魔導学園とか、魔剣士養成学校やら魔導工学科高校やら魔工鎧育成高やらあって何だか別の物語が始まりそうな感じがあるくらいである。
現代系世界。文明レベルとは現代地球と変わりない。独特の魔法系技術と文明を支える科学系技術の両方が存在している。
妖怪や魔人、魔物といった人類以外の生命体が存在しており、それらと退魔士や陰陽師といった職業が日夜戦いを繰り広げたり共存したりしているのが特徴。
因みに退魔士がフリーの民間職で陰陽師が公務員職である。
日本とも普通に国交を交わしている。
人気の交易品はパワードスーツや地球世界で運用されている魔法技術など。
人外との戦いが日常化しているためなのか、この手の戦闘向き技術の習得に余念がない模様。
日本国内で最後に発見されたゲートが通じている先の世界。
科学系技術が中心の現代系世界であるが、能力者と呼ばれる人々が存在して、ヒーローと呼ばれる治安維持職が普及している世界となっている。
いわゆる政府、民間側がヒーロー、犯罪者がヴィランと呼ばれており、日夜どこかしらで死闘を繰り広げている。
能力の内容や強弱は大分ばらつきがあり人それぞれの模様。
いわゆる超能力から亜人やミュータントのような身体変化まで幅広く全てが能力者と呼ばれている。
普通に現代的な世界だったため、ゲートが開いた後には穏当に各種条約を結ぶことに成功。
今では交換留学や旅行など民間レベルでの交流まで行われている。
異世界側の日本大使館や関連施設には度々愉快目的のヴィランが襲ってきたりしているが、現地ヒーローの協力で撃退したり、襲ってきたヴィランを秘密裏に捕獲しては日本本土に連れ帰り実験したりと問題なく平和な交流が続いている。
ヒロアカやアメコミのようなヒーロー系作品をモデルとしている世界である。
753:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:52:01 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
〇日本国外のゲートで繋がっている異世界について
フィリピンゲートと呼ばれている同国国内唯一のゲート。
繋がっている先では猿人類と鳥類が進化した種族が互いの派遣をかけて争っている。
猿と鳥の惑星といった具合。文明レベルはルネサンス越えた近世くらいの時期。
ゲートを通して色々交渉をしていた日本やフィリピンも勿論両者の争いに巻き込まれた。
武力衝突を含むすったもんだの末に現地に日本こと大東亜共栄圏主導の保護領を設立。
現在は長年の争いに飽き飽きした鳥人や猿人たちが集まり、穏健派の牙城みたいになっている。
パラオ近海に出現したゲート。
繋がった先はWW2前後ほどの技術レベルを持つ科学技術系文明世界。
地球と違う部分としては人類以外にも獣人種や半陽種、竜人種といった亜人種が存在している点。
人類国家同士や亜人国家などが争いあっている帝国主義全盛期といった具合。
ゲートが出現してしまったパラオも否応なく国家間の争いに巻き込まれてしまい、小国故にどうしようもなかったため日本にヘルプを頼んだ。
現在はゲートに近しい場所の国家を支援しながら近海地域を掌握。
海上都市を築き、ゲート付近を要塞化しながら独自の勢力として世界情勢を見守っている。
皇国の守護者や蒼海訣戰などがモデルの世界。
中国のゾンビ禍に巻き込まれて滅んだ国。その滅んだ跡地を改めて日本が制圧した際に発見したゲート。
中国国内に出現したゲートと同じようなゾンビアポカリプス系世界に繋がっている。
中国の二の舞いは御免だと、非常に厳重な警備体制を敷き、研究所の類も異世界側に建設した徹底ぶりで現地のゾンビウィルスを解析、研究している。
現地世界の生き残り勢力とも協力しながら徐々にゾンビを駆逐しており、この世界で生み出された対ゾンビ戦術や兵器などが地球世界へ逆輸入され中国封鎖区域内の作戦で使用されている。
特殊な変異個体などはいないが、単純に速くて頑丈なゾンビが出てくる。
この世界のゾンビウィルスに対応するワクチンは開発済みなのだが、地球の中国地域で分布しているゾンビウィルスとは物が違うため、そちらの治療薬としては余り流用できず、日本本国で頑張って開発された。
ワールドウォーZがモデル。
国内のゲート把握が遅れた結果異世界からやってきた大型生物が現地に住みつき、その生物にくっついてきた異世界の植物が現地に大きく適合。
地球の水があったのが異常な成長を遂げていき、数年足らずで豪州の地の半分を緑で覆ってしまった。
こうなってはゲートの把握も不可能となり、ゲートを通り異世界の生物や、それに運ばれた植物が好き勝手に国内に入ってくる羽目となった。
最終的には日本にヘルプを頼み、対応を一任した。
日本は豪州で猛威をフル異世界植物を解析。同植物群の成長を阻害する人工植物の開発し、これらを外縁地域に植えることにより、これ以上の異世界ジャングルの進出を防ぐことに成功した。
しかし封じ込めに成功した時には既に豪州国内の6割は森林と化しており、異世界から流入してきた生き物たちも現地に適応して元気に繁殖している始末となった。
以降豪州には日本軍が駐留しており、現地の豪州軍と共に異世界ジャングルや生物の封じ込めと駆除を続けている。
なおこの日本のこの成功からオーストラリア政府は報酬として自国内のゲートの運用権利を日本へ譲渡しているのだが、そもそも豪州国内に開いたゲートが異世界ジャングルに覆われて詳しい地点がわからなくなったため、現在改めて一から調査を進める羽目になっている。
ゲート先のモデルはモンスターハンタータイプの世界であるが、現状日本もオーストラリアも異常繁殖した豪州の内の異世界ジャングルの手当てにあたっているためゲート先の異世界に踏み入れられていない。
754:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:52:48 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
いわゆるよくある中世系ファンタジータイプの世界に繋がっている。
どこかの自衛隊が頑張る作品の如く、ゲート出現から間もなくして異世界側の軍勢が攻めこんで来るなどメジャーなイベントが発生していた。
異世界軍は撃退し、ゲート先の異世界へ逆侵攻を仕掛け前線基地まで建設していたが、その後周辺国からの圧力やら、雪崩れ込んできた中国難民やら、そこに混ざっていたゾンビやらでシンガポール政府の混乱が長引き、異世界情勢は左程進まずに棚上げされてしまった。
その後ゾンビ禍が落ち着いた後で改めて日本へ救援を求め、ゲート先に部隊を派遣してもらったことにより、ようやく攻め込んできた異世界国家を降伏させることに成功した。
現在は日本を始めとする大東亜共栄圏統合軍によりゲートの防衛が行われており、シンガポール政府を窓口としながら、ゲート先の異世界と交易をおこなっている。
タイのゲートの近くには中華系っぽい帝国が統治する地域が広がっている異世界であった。
武力衝突こそ起こらなかったが、異世界の中華モドキ帝国は高慢な態度を隠さず、政情も不安定であり、度々地方で農民の反乱が起こっているなど「どうみても中国王朝が崩れるパターンと同じです。ありがとうございますだこの野郎!」とタイ政府が困惑する情勢であった。
その後遠からずして大規模な反乱やクーデターが続出して中華モドキ帝国は崩壊。三国志か五胡十六国自体かと言わんばかりの戦国時代となり、タイ政府は異世界交流どころか終始ゲート周辺の防衛にかかり切りとなってしまう。
203X年現在は大凡三つの大国に別れ、情勢も落ち着き始めているが、それぞれの国々が互いをけん制し合った結果の安定であり、いつ何時再び衝突が起こるかわからない状態が続く。
このため現在のタイゲート周辺は大東亜共栄圏統合軍の部隊が駐留しており、ゲート先の防衛体制を固めている。
イメージモデルは中華系ファンタジーのごった煮。
なまじファンタジー成分が強いため文明レベルに反して戦闘能力が高い人々がいる。
あと単純に現地人口が多い。
珍しく国内に複数のゲートが存在しており、それぞれファンタジー系やアポカリプス系世界と繋がっている。
しかし問題は地球側の方で、海を渡ってきた中国難民と紛れ込んでいたゾンビによりインドネシア国内は大きく混乱。
そこにゲートを通って逃げこんできた異世界側の難民や襲い掛かってきた軍勢やモンスターも加わって非常に混沌とした情勢になってしまった。
結局のところ日本が軍を出して悉くを鎮圧してようやく平穏が戻ったのだが、その時には現地には異世界人と異世界生物と中国人と現地人が混在するカオスフルな情勢に落ち着いた。
日本とインドネシア政府の努力により現在では安定した情勢を取り戻しており、改めて異世界側への進出も進めているが、現地の人々に混ざる異世界の住民たちや海を泳ぐ穏和な大型モンスターや中国難民が押し込められた海上都市などインドネシアの情景はゲート出現前とはガラッと変わることとなっている。
因みに現在インドネシア国内には政府が掌握している二つのゲートが存在しており、それぞれボルネオ島の陸地とジャワ海海上に存在している。
両ゲートの警備はインドネシア軍と駐留している大東亜圏統合軍により行われており、ゲートを通して異世界人や異世界生物の流入も現在では落ち着いている。
最も未だインドネシア政府などが把握していない小規模なゲートが各地にあるため、それらの探索や掌握が進められている。
755:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:53:31 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
ベトナムゲートで繋がった先は非常に個性的な世界であった。
見渡す限りの雲の海と空に浮かぶ幾つかの島々によって構成されている空の世界である。
現地の人々は独自に発展させた飛行機械や飛行船を用いて行き来しており、分厚い雲の下はあの世に繋がっていると信じられている。
地球とは勝手の違う様子にベトナム政府も戸惑っており、現在でも調査は左程進んでいない。
代わりと言っては何だが現地勢との交易は順調。空賊以外との武力衝突も今のところ起こっておらず至極平穏である。
モデルはグランブルーファンタジーやワンピースの空島など。
ネパールに開いたゲートの先は島から見渡す限り一面海の世界であった。
調査の結果気候変動により大地の殆どは海に没し、現在では惑星の9割が海となった世界であることが判明。
ゲートが開いたのは数少ない陸地として残った島の一つであったのだ。
色々探した結果巡り合った生き残りの末裔である現地の人々は現在では船の上で生まれ育つ生活様式となっていた。
これに関して大いに困惑したのがネパール政府そのもの。何せネパールは内陸国。海軍なんてものはない。
結果どうもこうもできず、ろくに交易すら進まなかった結果を見て日本にヘルプを頼んだ。
教義の結果ゲートの共同管理という形で日本の支援をもらえることとなり、現在ではネパール海軍が設立され、ゲート先の近海にて海上拠点を設営。
現地勢との安定した交易を続けることに成功した。
なおネパール海軍は本土側に戦力や拠点をほとんど持っていない。内陸国だから仕方ないネ。
モデルはアニメ翠星のガルガンティアや映画ウォーターワールドなど。
モルディブが繋がった先の世界は地底世界であった。どうにか現地人を探して接触したところ遥か昔から地底で生まれ育ったとのことで、この世界に地上が存在しているのかは調査を進めた現在でも未だ不明である。
地底世界は空がないだけでかなり広く、川もあれば巨大な湖も存在しており、複数の種族や王国も存在している。
ぱっと見は中世くらいであるが独自の魔法技術や錬金術といったものが発展しており、全体の文明レベル自体は近世レベルといった具合。
特に採掘、建築関係の技術が非常によく発達しており、現在地球でも侮れないレベルであった。
これは地底という特有の世界情勢に合わせて技術や知識が発達したためと思われる。
現地住民の種族は様々であり、お約束のドワーフから二足歩行の蟻である蟻人や同じく二足歩行のモグラである土竜人など地下関連の種族が存在している。
無論地底世界に適した形で進化した凶悪な生物も多数存在している。
地底世界という特性から非常に鉱物資源が豊富であり、これら鉱物が主な交易品となっている。
地球に存在していない鉱物もあれば、地球で確認できる鉱物も存在しており、現在のモルディブは大東亜共栄圏内でも随一の鉱物資源保有国家となっている。
正に有力ゲートを引き当て一発逆転した小国の一例と言える。
756:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:54:04 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
繋がった先の世界は一面氷の世界。気候変動により氷河期が訪れてしまった世界である。
一応細々とながら各地に生存者のコミュニティが存在しており、それらとの接触には成功している。
氷河気候の世界で生きていくためにビルサイズの特大ヒーターや労働力としてのオートマタなど独自の技術が磨かれている。
とは言え現在発見できた生存者コミュニティも少なく、更にこの世界独自の技術も温暖で熱帯的な気候であるカンボジアでは持て余し気味であり、何より雪と氷ばかりの世界にカンボジアの人々そのものが慣れず中々調査も進んでいない。
資源的には掘り返せば色々ありそうなのだが、分厚い氷や雪原だらけの中を採掘する技術をカンボジア企業や政府が保有していないため、資源採掘や調査に関しては専ら日本の手助けを借りている。
この氷河期世界とゲートが開通して良かった点と言えば、現在のカンボジアでは割と気軽に天然氷や雪が手に入るようになったくらいだろうか。
国民はそのことでそこそこ喜んでいるようだ。
元ネタはゲームFrostpunkなどを始めとした氷河期系ポストアポカリプス作品。
異世界勢力と全面戦争を続ける異世界戦線として有名な地域の一つ。
インド国内には主に二つのゲートが存在しており、その両方とも異世界側の大国と戦争中である。
片方が宗教狂いの狂信者国家。もう片方は人種差別バリバリの魔族国家である。
どちらも割と一方的な理由で宣戦布告を受けて、以降ずっと戦争を続けている。
両勢力とも技術レベルが地球側の冷戦時代相当を有しており、更にファンタジー系特有の独自の魔法技術を用いているため総合的な戦闘力は現代インドでも苦戦を強いられるレベル。
また上記の理由以外でも敵対両勢力ともアメリカ大陸程の大陸を有した大国であり、純粋な国力や人口で優れているという点と、ゲートという限られた搬入口から補給を行わなければいけないという点、同時に二つの異世界国との戦いに東南アジアへの対応や中国封鎖線に協力しなければいけないため戦力の分散せざるお得ないという点といった複数の要因が合わさり押しきれずに泥沼の戦闘が続く理由となっている。
一応この大国らに抗う現地の国々も存在しているので、それらを協力しながらインド軍は戦っていたがそれらが決定打となることはなかった。
このため大東亜共栄圏にインドが加盟したのも、この厄介な二つの戦線を片付けたかったというのが本音である。
現在では日本からの援軍や大東亜共栄圏統合軍の駐留によって優勢な戦況となっている。
近々日本から精鋭部隊が追加で派遣される予定となっており、日本はいい加減この戦線を片付けようとしているとの噂がある。
インドもインドネシア同様に把握できていない未確認のゲートが国内に存在していそうな感じはあるのだが、専ら最初期に繋がった二つのゲートとその先の国々との戦争に忙殺されており、国内ゲートの完全な確認が遅れている。
757:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:54:47 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
〇軽い用語説明
同勢力における常設の統合部隊。専門の司令部が置かれ、各国から抽出され編成された統合部隊を運用している。
名目上は大東亜共栄圏加盟国を守るための常設部隊なのだが、司令部人員や各種支援などは殆ど日本が提出しており、このため実質日本の主導下に置かれているに等しい。
一応は加盟国を守るために運用する常設統合部隊というお題目そのままで日本が運用し続けているので今のところはこれといった問題は発生していない。
最も将来的にはどうなるかはわからない。
このため改めてこの常設統合軍をどうするべきかという議論が加盟国間で定期的に語られており、今のところは正式な独立組織を立ち上げ、そこに指揮系統を譲渡するという案が出されている。
最もそれでも影響力的に日本の傀儡になる可能性が高いのだが、取りあえずきちんとした形さえ整えられればそれでいいと加盟国間で思われている。
出来る限り負担は盟主国である日本に担ってもらいたいというのが彼らの本音なのだ。
凄く強い…というのは共通認識なので少し詳しく話す。
荷電粒子砲やレールガンを搭載した現代戦艦。無人機航空機を大量に搭載した空母艦隊。
大空から地上を監視する大型飛行艦艇。陸の上を走る陸上戦艦といった大型兵器を多数そろえている。
無論それ以外の兵器も怠っていない。
歩兵はパワードスーツ着用が一般化しており、全長4mほどの大型パワードアーマー部隊も完備。
戦車は第三世代MBT時代よりも一回り大型化した代わりにレールガンを主砲とした第四世代MBTで揃えられ、それらを支える大量の無人兵器やロボット歩兵も取り揃えられている。
魔法技術を専門に扱う魔導士部隊も別途で存在しており、中には異世界生物を扱った現代の騎馬隊まで存在している。
これらは異世界からもたらされた資源や技術、知識による技術革新によって大きく発達した結果である。
そんな地球世界がどの異世界よりも自分がナンバーワンだと胸を張れる技術がある。
防疫技術または医療技術である。
これは至極単純で当たり前な理由で異世界には地球では存在しなかった病気が数多く存在しているからだ。
中には中国でのゾンビ禍のように地球でパンデミックが起きた病気も存在する。
これらに対応するために地球世界の国々は最も力を入れているのが、各異世界の細菌や病気の研究解明であり、それらに対する予防法や治療法の確立である。
逆を言えば地球世界は非常に多くの病原菌サンプルを保有しており、最悪はそれらの生物兵器転用も可能。
例としてゾンビウィルスだけでもZウィルス(狂犬病突然変異)、Zウィルス(寄生虫が原因)、Zウィルス(呪術的なもの)と多種多様である。
このため、これらサンプルを流用して開発した生物兵器をばら撒くだけで大概の異世界相手には完封可能だと思われる。
最も細菌、ウィルス兵器の類なんていつ突然変異起こして手に負えなくなるかわかったもんじゃないので、地球側でこれらを全面的に運用しようとしている国は皆無である。
というより中国でゾンビ禍が起こり世界情勢が一変した経験から、この手の異世界ウィルスを用いた生物兵器の運用は御法度扱いで、使っているのが判明すれば世界からタコ殴りに合う事間違いなしなのだ。
上で紹介されたゲートは大凡現地の国々が掌握、管理出来ている代物である。
それ以外にも未だ未確認のゲートが国内に存在している可能性は残り続けており、
特に混乱の酷かったインドネシア、戦争状態が続きそれどころじゃないインド、異世界パニックにより国土の過半が良くわからない大森林となってしまったオーストラリアなどには未だ国内に未確認のゲートが存在しているのではないかと調査が続いている。
軍や警察とも違う民間主体の治安維持を目的とした業者や組織のこと。
地域の自警団から訓練を積んだPMSや警備会社。果てには賞金稼ぎなども含まれる。
世界的にゲート開通前よりも治安が悪化したからこそ普及した仕事であり、当初は対処法の確立されていなかったゾンビ禍に対応するために生まれた仕事であった。
現在では軍に負けず劣らずの重装備がメジャーとなっている。
元々は中国発祥のゾンビ禍に対応するための重装備化から始まっており、交番や地域の警察署にも重装備を置き、いざという時のゾンビパンデミックを初動で抑え込むための処置であった。
現在では身体能力に優れる異世界人の事件や魔法技術により才能に目覚めたチンピラの暴動など以前の警察のままでは対処できない事例が増えたため、これらに対応するためにも警察の重武装化が更に進んだ。
758:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:55:29 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
〇現在地球におけるポピュラーな脅威
主に中国付近を中心に存在している脅威。文字通り動く死者である。
現在は大凡治療手段が確立しており、大凡国家統制下(いわゆる戸籍持ちの国民)、もしくは友好関係にある住民たち(原住民など)、従順な住民たち(戸籍がないが国に逆らうほどではないスラムの住民や難民など)にはワクチン接種が進められているため中国崩壊時と比べて大きな脅威ではなくなった。
逆に言えば今現在進行形で新しくゾンビになった人物は国の影響下から離された存在と言える。
全盛期よりも中国国境からやってくるゾンビは減ったが、それでも定期的に数がポップしているため封鎖線内での人類も相応に数を増やしている模様。
またゲートを通り偶然地球にやってきてしまった異世界人が罹患し、ゾンビになる事例もあるため中々撲滅するに至らずにいる。
中国以外のゲートでも度々ゾンビが存在している異世界と繋がることがあるため、ゾンビ対策研究が世界中で進められている。
大凡ウィルス種、寄生虫種、オカルト種の三種類に分類されており、それぞれ突然変異したウィルスによるゾンビ、寄生虫の類によるゾンビ、呪術や亡霊などによるゾンビといった感じに分けられている。
把握されていないゲート、もしくは把握が遅れたゲートなどから偶然地球に迷い込んできた生物の総称。
大概は意外と逞しい地球原産生物に駆除され定着しないのだが、一部の図太い、逞しい異世界生物は見事地球環境に適応して数を増やしたりする。
逆に天敵がいないのか、地球の空気と水が性に合ったのか異常な繁殖を見せる種も存在する。
数年のうちにオーストラリア国土の半分以上を飲み込んだ異世界産植物やインドネシア領土内に住みついた異世界モンスター群などが有名。
大東亜共栄圏を始めとする国家が残っている地域では余り問題にはなっていないが、アフリカなど大半の国家が崩壊し世紀末となっている地域では好き勝手にやってきては定着し繁殖している物も多い。
ゲート開通前から存在している脅威。
現在では主にゲート開通後の混乱に乗じで暴れているだけのチンピラ、ゲート先の異世界からやってきて暴れているだけのモヒカン、異世界のことが大っ嫌いなために異世界関連相手にテロを繰り返すイスラム系テロリストなどがメジャー。
前者二つは左程大きな脅威ではないのだが、パワードスーツや魔法技術が普及した現在では割と洒落にならない被害を出す例も少なくない。
イスラム系テロリストに関しては感化されただけのチンピラもどきと中東からわざわざやってきては各国の異世界人や関連施設を襲う訓練を受けた精鋭テロリストに二分されている。
前者は警察や民間治安維持業者でも対応できる範囲なのが大半だが、後者は軍事訓練を受けている者も少なくなく、度々軍が出動する羽目になることも多い。
759:トゥ!ヘァ!:2022/10/04(火) 18:56:34 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
投下終了
この前投稿した大ゲート世界の設定集みたいなものです。
最終更新:2022年11月18日 23:43