338:トゥ!ヘァ!:2022/11/15(火) 20:23:06 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
大ゲート世界 設定集
歩兵用のレールライフル。もしくはレールガン。204X年時には世界的にポピュラーな武装である。
歩兵のみならず装甲車、戦車、パワードアーマー、艦艇など大凡の兵器の兵装として普及している。
供給電力の関係からパワードスーツ(PS)着用での運用が前提。
スーツなどの外部装置から送電(スーツの掌でグリップ部分を握れば自動で接触式送電が行われる)される。
レールライフル自体にはバッテリーは内蔵されておらず、供給機能付きのPSで運用することが前提。
これはレールライフルが鹵獲され敵に使用されることを防ぐための措置の一環である。
まともに運用しようとすると非常に燃費が悪く、正規軍仕様のPSでなければ送電が追いつかず、民間使用のPSで運用すればPS側のバッテリーや発電能力がすぐに干上がる。
これも鹵獲された場合、またはテロリストに流れた場合におけるセーフティー要素の一環。
低電圧の連射モードと高電圧での単射モードの二つの射撃モードを搭載している。
銃によっては三点バースト付きも存在する。
威力は非常に高く、一般歩兵用のレールライフルでも民間で普及している一般的な防弾チョッキや個人で張れる魔導シールドなどは意味をなさい。
防ごうとすると軍用PSなどによる複合防御機能が必要。
既存の火薬式弾薬との互換性はない。これはレールライフルの発射速度に既存弾薬では耐えられないため。
一般的に普及しているのは6mm口径のレールライフルが主流。北米、SEU、東亜圏など正規軍で普及している。
また既存弾薬を流用できない口径なのは流出した場合におけるセーフティーの一つ。
ユーロシア圏は8mm口径が主流で他三勢力よりも火力はあるが、大口径な分それを飛ばすための電力消費が激しい。
一部では対人のみに殺傷力を絞った3mm弾仕様や4mm弾仕様なども存在している。
既存銃器よりも高コストでメンテも運用も大変のため基本は正規軍のみ流通しており、民間には殆ど流通していない。
高い性能を誇る反面、セーフティーの一環とは言え運用が独特で、尚且つ電力供給できなくなった場合のことも考え、未だ火薬式銃火器と併用されている。
339:トゥ!ヘァ!:2022/11/15(火) 20:23:41 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
204X年にて普及している魔法技術の一つ。
個人で張れる比較的弱いものから、軍用の高出力な代物まで幾つか種類がある。
歩兵用のPSから戦艦や軍事基地にまで幅広く採用されている。
込めた魔力の量で強度が変わる。
実弾にも効果は見込めるが、レーザーなどの非物理攻撃や魔法攻撃なの魔力式攻撃。また爆風や衝撃などの低質量攻撃に対して特に強い防御力を発揮する
この魔導シールドの普及により正規軍同士の衝突において高出力レーザーや攻撃魔法による対人攻撃、対空攻撃は陳腐化した。
また爆風や熱量、衝撃の類も大きく減じるため核兵器や燃料気化爆弾などの爆風・熱量・衝撃による殺傷を目的とした兵器はその効果を大きく減らすこととなっている。
前述の通り実弾にも効果はあるが、非実体攻撃ほどではなく、防御力が込められた魔力出力に依存するため、発動する兵器が供給できる出力量によって強度が決まる。
このため搭載出力に限界のでる小型兵器であるほど大質量・高速度の攻撃を防ぐのが困難。
一般的な軍用PSなら7.92mmライフル弾までなら防げるが、それ以上の弾丸は防げない。
このため現在正規軍に普及しているPS用の12.7mmライフルやPS用レールガンにおいては気休め以上のものを持たない。
専ら戦場では破片や爆風、衝撃などへの対策がメイン。
魔法攻撃に関しては衝突時に両者に込められた魔力自体が対消滅(物理的な対消滅しているわけではなく、術式により形と指向性を持たされた魔法攻撃がシールドの魔力と干渉しあい、自然マナへ分解される現象)していく。
このため魔導シールドと魔法攻撃においては、より高出力で持続性の勝った方が押し切る形n成るが、非常に効率が悪い。
生身の個人でも習得すれば展開が可能だが、地球人が扱える魔力量の限界から左程効果的な強度は望めない。
素人が適当に展開しただけでは9mm拳銃弾も防げない。
最も一部の熟練者は発動時に角度を付けて攻撃を逸らす、本能的に展開して死角からの攻撃を防ぐなどをやってみせるが…
現在の軍ではPSなどの兵器において肉体を介さず、兵器側に搭載された演算システムとマナバッテリーにより人工的にシールドを発生させ攻撃を防ぐ方式を取っている。
これは咄嗟の被弾に対して人間では対応速度が遅れがちのため、この手の反射速度で勝る軍用AIの力を借りた方が効率的だからである。
同時に生身の人間が使える魔力量などたかがしているため。
軍用AIは兵器に搭載されたレーダーもしくは危険管理演算機能によって導かれた危険性の予測によってシールドを緊急展開もしくは常時展開などを行い管理している。
また運用者側の命令で展開と停止も可能。
204X年現在において軍用兵器では歩兵用PSから戦車や艦艇にまで幅広く搭載されており、戦場におけるレーザー兵器や魔法兵器の優位性を削いでおり、北米やインドのゲートにおける異世界国家または異世界勢力との戦闘を優位に進めている要因の一つとなっている。
現在ではもっぱら核融合弾頭が主流。
核分裂弾頭と比べ、使用しても放射能汚染がない…なんて都合のいいことはなかった。
既存の核分裂兵器と比べれば確かに汚染は低いのだが、それでもきちんと存在している。具体的には劣化ウラン弾をバカスカ撃ちまくった場合よりも幾らか高い。
このため大ゲート世界においても核融合弾頭の集中運用は重篤な放射能汚染を残す可能性を秘めており、異世界戦線においても現地協力者がいる場合は現地世界を汚染させないために戦略級弾頭の運用は抑制されている…という建前。
ぶっちゃけ運用コストが安いわけではないので、そんな簡単にポコポコ落とせないというのも一番の理由である。
核兵器を使用し、放射能汚染が発生した場合の対応マニュアル。
除染ナノマシンを撒けば万事解決…なんてのはアニメや映画の世界だけである。
除染用ナノマシンは撒けば地上や建物の表面上の除染はそれなりにしてくれるが、河川や土壌の除染までは深度と稼働限界の関係から難しいのが現状。
このため土壌に関しては表面土層を除去し、その後は遺伝子改造された除染用植物を植えこみ、数年単位での除染となる。
水源への除染も同様で除染用ナノマシンである程度の除染をした後に、遺伝子改造された除染用水棲樹木や水草を用いて数年かけて除染する。
これはトリチウムなどの既存技術では除染できなかったものにも有効。
なお放射能物質を蓄えた人工植物も放っておけば全て解決してくれるわけではなく、ある程度育ち放射能物質を蓄えたものは改めて回収し、処分することとなる。
その後は再び同様の人工植物を植えて、土壌や水源の除染を再開させるなど人の手による管理が必須。
この時代においてもお手軽簡単な放射能除染というものは存在していないのである。
340:トゥ!ヘァ!:2022/11/15(火) 20:24:19 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
迎撃兵装、魔導シールド、電磁装甲、内部複合装甲など多数の要素により組み立てられた防御システムのこと。
有人のPSやPAの場合はここに衝撃緩和ジュエル層も組み込まれる。
204X年では大凡の兵器においてポピュラーな防御形態であり、歩兵用PSから戦艦まで大凡この形で防御が形成されている。
物理的な攻撃を迎撃するための兵装。
熱光学兵器または魔法攻撃&爆風や衝撃を無効化or緩和する魔導シールド。
実体弾に強い防御性能を誇る電磁装甲。
電磁装甲以降の装甲内に存在している最後の頼みの綱の内部複合装甲。
大凡はこの四段階。
先述の通り歩兵用のPSやPAは着弾時の衝撃を緩和するため、内部複合装甲以降に更に衝撃緩和ジュエル層が存在する。
単独の要素で全てを突破することは非常に困難なため現代では攻撃に関しても複数の要因を絡めるのが常識となっている。
迎撃能力を飽和させるためのミサイルorロケット、魔導シールドを突破するためのレールガンor大口径兵器、電磁装甲突破用の魔法攻撃などが必要になる。
最後の複合装甲部分と衝撃緩和ジェル層は実弾でも魔法攻撃でも威力さえあれば突破可能。
この高い防御力が正規軍同士の衝突が不毛と呼ばれている要因の一つである。
近年では防御性能が発達しすぎた結果最初から大質量で殴った方が速いのでは?という珍説まで登場している。
いわゆる通電方式と呼ばれる大電流によって敵弾を流体化・気体化させて防ぐ代物。
異世界からもたらされた資源と技術によってPSや戦車に搭載できる発電機でも大電力を発電・運用可能なった結果実用化にこぎ着けられた技術。
基本的に出力が高ければ高い程に効果が増す。また電流を統制するために使われている磁場の効力により金属系実弾を多少逸らし衝撃と速度を緩和する効力もある。
また流れている電流と統制磁場により熱光学系(レーザーやビーム)兵器に対しても高い防御力を持つ。
最もレーザー系兵器に関しては魔導シールドや単純な水蒸気弾や金属チャフ弾の方が高い効力を誇るが。
副次効果として電流が流されている部分は高圧電流のため耐電装備がない生身の人間なら感電死する。
このため吸着爆弾や爆弾棒などの直接接触式攻撃(肉弾攻撃)を無力化している。
今時対人戦においては肉弾攻撃がなされる事例は少ないが、直接爪や牙で襲ってくるエイリアンや魔獣相手には非常に効果的な防御ではある。
欠点は非常に燃費が悪いことと、幾度も被弾した場合は装甲が劣化し効力が下がるもしくは無効化する点。
またあくまで実体弾に高い効果を発揮する反面、魔法攻撃などの光学系以外の非実体系への防御力は低い。
前述の通りに燃費が悪く、戦闘時以外は基本的に電流は切られている。
このため待機状態に攻撃されるとその効果を発揮できない。
なおPSなどは発電量の問題で着弾時のみの発動であったりする。
その他発動中は常に熱を帯びており、電磁ノイズもまき散らしているため非常に探知されやすい。
また電磁ノイズや感電の危険性から耐電、耐磁場などの対策をしていない生身の歩兵とは連携が取りずらいのも欠点の一つ。
この点に関しては現代では大凡各種対応策がなされており、正規軍の兵士であれば問題ないとされている。
簡単に言えば現行PSの類着込んでいれば搭載されている術式によって自動で装着者に保護が掛かる。
341:トゥ!ヘァ!:2022/11/15(火) 20:25:02 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
いわゆるビームやレーザーの類。
ゲート出現初期において異世界技術、素材の流入により実用的なビーム兵器の開発に成功した地球では一時期主力兵器として扱われていた。
しかしその後魔導シールドの普及、電磁装甲の開発、水蒸気弾及び金属チャフの普及などにより現代ではほぼほぼ無力化されており、主力兵器の座から降ろされている。
また異世界戦線においても魔導シールドと似たようなものを使ってくる異世界悪魔や異世界軍や元々光学兵器に高い耐性を持つエイリアン、人類と同じような手法で無力化してくる機械軍など余り有効打は与えられていない。
カイジュウに関しては小型、中型はともかく大型、超大型になると質量差の問題からあまり効果的なダメージを与えられなくなる。
このため現代では余り活用されていない。
専ら獣退治やシールドを張れない、または光学兵器耐性の低い生物相手に使用されている。
204X年において普及している無人兵器の総称。
高性能AIを搭載して自律無人兵器を指す名称であり、旧来のドローンから発展した代物。
具体的には有人歩兵戦力を代替可能なレベルまで自律思考できるAIを搭載した無人機がドローンボットの定義である。
歩兵代替用の歩兵型から戦闘機タイプや戦車タイプなども多種多様。
このドローンボットの開発により各地の戦力不足が解決した。
アメリカなどは一時期全戦力をドローンボットに代替する計画を立てていたが、マシンゲート世界での機械軍によって一個飛行隊が乗っ取られ、前線基地一つが壊滅したブレインウォッシュ事件やエイリアンゲート世界での超大型エイリアンによる高出力生体電磁パルスで無人機を含めた高度機械戦力が壊滅したマクシミリアンの悪夢事件などの事例を鑑みて無人機による全戦力の代替計画は中止された。
中にはマシンゲートのような事例から無人機を全廃するべきという過激な声も上がったか、高上りし続ける人件費の問題と、デーモン戦線やカイジュウ戦線などで見られる精神攻撃や毒ガス攻撃などにおける有人戦力の脆弱性の問題から、そういった面を無視できる無人機戦力は必須なのも事実であった。
その後様々な戦訓や予算を基に現在の無人機6:有人4の戦力比が確定された。
204X年における歩兵の普及装備。
2~3m代のパワードスーツ(PS) 4~5m代のパワーアーマー(PA)に別れる。
着込む方がPSで、乗り込む方がPAに分類される。
元々PSのみだったのだが、北米戦線やインド戦線などで大型のエイリアンや魔獣が数多く登場したため、これらへ効果的に対応するためにPSを大型化したPAが生み出された。
基本的にPSよりもPAの方が重装甲で重武装尚且つ高コスト。
代わり種としてアメリカでは対超大型敵生体用のジャイアントアーマー(GA)と呼ばれる20~30m級の大型兵器が配備されている。
専らカイジュウゲート世界の対カイジュウ戦や他ゲートでの超大型魔獣や超大型エイリアンなどの相手をしている。
大凡は科学機械部品によって構成されているのだが、国によって内部部品の比率が別れており、日米は機械式、欧州は魔導式、ロシアは生体式のパーツの比率が多い。
軍の歩兵用PSの主武装は主に6mmレールガンか12.7mmライフル。PAの場合は20mmにまで主武装の口径が広がる。
警察や民間の場合は7.62mmや5.56mmが主流。
最も12.7mm弾やそれに相当する重機関銃弾頭は旧世紀から世界中で普及しているため、違法業者やゲリラなどは普通に使ってくる。
342:トゥ!ヘァ!:2022/11/15(火) 20:25:42 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
投下終了です
大ゲート世界のあれこれの設定について。
取りあえず第一弾目。
最終更新:2022年11月18日 23:52