813:モントゴメリー:2022/10/06(木) 20:39:30 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
「Système de guerre totale durable——永続的な総力戦体制——」

Système de guerre totale durable(SdGTD)とは、「永続的な総力戦体制」を指す言葉であり、21世紀のフランス連邦共和国(FFR)に置いて提唱された概念である。

総力戦体制の構築は近代国家の証明であり、独立国家の義務である。
しかしながら、科学技術の発展と共に国家を形作る社会は年々複雑化してきており、国力全てを戦争という一方向に振り向けることは困難となりつつある。
また、軍事面に注力しすぎれば逆に国力を損耗し国家の寿命を縮めてしまうという事も判明している。
そこで、健全なる国家財政を維持しつつ、国力増強と総力戦体制の両立を目指した長期的指標を策定すべしと当時国防大臣であったマリー・マフタンが提唱したのがSdGTDである。
この概念はその理解しやすさから広く国民に知れ渡り、一般化していった。
それはFFR国内にとどまらず、OCUやBC、CISにおいても類似の指標が策定されることになる。


SdGTDの主な内容は以下の通りである。

  • 平時の常備兵力は総人口の1%以下とする。
  • 国防費の割合は平時においては国内総生産の3%以内にする。
  • 有事には「最低でも」総人口の10%、最終的には25%を動員可能な体制を構築する。
  • 上記を達成し得る国家財政と経済力を平時より構築する。
  • 金融サービスを整備し、国家の資産を「生産的な」投資に活用する。
  • 食料自給率を100%以上に保つ。
  • 石油を始めとするエネルギー資源に関しても自給率100%を目指す。
上記2つの自給率100%を国土が耐えられる負荷の範囲でかつ長期間維持可能な形で達成する。
  • 国民の健康度を向上・維持させ、何時如何なる時でも動員に応えられる状態にする。
  • 上記を達成するために『平均寿命250歳』を目標に「抗老化」技術をさらに発展させる。
  • 国民の教育体制を改良し、義務教育に留まらず生涯に渡って学習できる機会を提供する。
  • 上記の体制を活用し、国民に対し常に最新の軍事・政治・経済の知識を浸透させる。
  • 技術開発への投資を継続し、新たなる技術や兵器・戦術に対応できる社会基盤を整備する。
  • 持久戦を想定し、各都市が一定期間自己完結できる体制を整備する。
  • 有事においても社会基盤を維持できるように、自動人形の活用など各産業の自動化・省人化を推進する。

814:モントゴメリー:2022/10/06(木) 20:40:00 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
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E-6-4突破を祈願して祈りを込めて作りました。

日蘭世界版のSDGsですね。
ただし、SDGsのような理想主義者の夢ではなく、こっちはガチガチの硬派です。

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最終更新:2022年11月19日 00:24