212:モントゴメリー:2022/11/07(月) 23:34:02 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
フランス海軍歩兵装甲旅団(BBFM)

フランス海軍歩兵装甲旅団(BBFM = la Brigade Blindé de Fusiliers-Marins)とは、フランス連邦共和国(以下、FFR)の海軍に属する陸戦部隊である。
第二次世界大戦時に臨時編成された部隊を起源にし、21世紀現在では『我らが指揮官』のLa Vieille Garde(老親衛隊)的な立ち位置となっている。

BBFMは、第二次世界大戦時のフランス海軍歩兵装甲連隊RBFM ( Régiment Blindé de Fusiliers-Marins)を起源としている。
これはフランス本土を始めとした各フランス領で大洋連合側の捕虜となったフランス海軍将兵を中心に編成された機甲部隊である。
当初これら水兵は各地の捕虜収容所に収容されたが、後世「人間の勝利」と謳われる大洋連合軍と四ヶ国同盟中華植民地軍との共同戦線が創設されると彼らは参加を志願した。
しかしフランス艦艇の大半はヨーロッパ周辺で鹵獲されていたため中華戦線へそのまま投入することは困難であった。そのため陸戦の訓練を受けて敵性者を選抜、最終的にRBFMとして編成された。
彼らは『元帥』旗下のフランス軍第2機甲師団配下で活動した。装備は全てフランス本土で新規生産されたもので構成されており、装甲戦闘車輌として36両のS41戦車、他にハーフトラックなど各種支援車両が配備されていた。
(開戦初期の戦いを生き残った陸軍兵士からは「俺たちより装備が良い」と愚痴られたという)
なお階級や制服・制帽は海軍のものをそのまま使用している。
S41各車輌にはRichelieu(リシュリュー)やDunkerque(ダンケルク)などフランス海軍艦艇名にちなんだ名前が付けられており、その中でもSiroco(シロコ)はエスト・デ・パリ奪還戦以降数々の勝利に名を連ねている同連隊のエース車輌である。
「エスト・デ・パリ解放はフランス軍の手で」という方針の下、第2機甲師団が先鋒となりエストシナ植民地への再上陸を敢行した。
先鋒となった4両(Siroco、Cyclone、Simoun、Mistral)は特に奮戦し、Simoun(シムーン)が大破しつつも市庁舎へと到達した。
エスト・デ・パリ市庁舎へ再び三色旗を掲げたのはSiroco号車長である。
RBFMはエスト・デ・パリ解放戦で60両以上の敵戦車を撃破し、10両の戦車を破壊された。
(戦闘後、意地とエラン・ヴィタールで全車両を回収・修復して戦線に復帰している)
RBFMはその後の内陸部への反攻戦でも奮戦し、特にSiroco号は3度の一番槍を賜っている。
そのSiroco号は21世紀現在、エスト・デ・パリにおいて走行可能な状態で保存されている。
(本国にもソミュール戦車博物館にSimoun号が、エリゼ宮にRichelieu号が保存されている)

213:モントゴメリー:2022/11/07(月) 23:34:36 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
戦後もRBFMは解体されず存続することになる。
『元帥』にとってはエストシナ戦線で特に頼りとした精鋭であったし、本国軍・エストシナ植民地軍、そして自由フランス軍と複数の出身母体が乱立する陸軍は戦後直後の臨時政府時代には統制するのが精一杯という状態でありまともに戦えるか疑問が持たれたのである。
その点、RBFMは指揮系統上は海軍であったのでそういった混乱とは無縁であった。
そして「将軍たちの反乱」の後、『元帥』から指揮を引き継いだ『鉄人』が創り上げたFFRの御代においてもRBFMは存続することになる。
統合参謀本部直轄の機動予備戦力となり、アフリカ州の荒野からエストシナの黄土まで駆け巡り、北米動乱では義勇軍の中核戦力として戦った。
武勲が積み重なっていく中で、その存在は徐々に神秘性を纏っていく。

——『我らが指揮官』以下女神たちの名を下賜され、『元帥』の旗の下で戦った者たち、と。

FFR国教が構築されていく中で彼らがそこに組み込まれていくのは必然であったろう。
21世紀現在ではRBFMは旅団規模に拡大されBBFMとなった。
「旅団」とは言うものの、3個連隊を基幹とするその規模は師団に匹敵する。
第一(機甲)連隊「リシュリュー」や第三(自動車化歩兵)連隊「シロコ」といった『女神』たちの名を賜る名誉は引き継がれ、各中隊に至るまで個別名を持つのも特徴だ。
その練度はFFR最高とも言われ、「『元帥』の連隊」こと第33歩兵連隊とFFR最強部隊の座を常に争っている。
所属は統合参謀本部直轄のままであり「FFRの切り札」とも言われている。
平時においては儀仗兵的役割も果たしており「『我らが指揮官』の老親衛隊」と市民からも親しまれている。

214:モントゴメリー:2022/11/07(月) 23:37:34 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
同志635の連続投稿の心意気に応えるべく、予定を変更して突貫製作いたしました。

635氏がBCの「騎士団」を用意したので、私はFFRの「老親衛隊」で勝負です。
なお、RBFMはこっちの世界でも実在しており自由フランス軍としてパリ解放戦で先鋒を務めています。

「旅団なのに師団規模」は、某ダークエルフ族戦闘集団みたいなものと思って下さい。

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最終更新:2022年11月19日 00:26