18:弥次郎:2022/10/03(月) 22:40:01 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

憂鬱SRW GATE 自衛隊(ry編 証言録「あるいは、如何にして米国は心配することをやめて進撃を愛するようになったか」2



「相手は剣と弓ばかりの中世の奴らだ、負けるわけがねぇ」
「イヤッホォー!俺たちは英雄になるぞ!」
「セイ、ピース!」

  • 従軍記者の捉えた米軍兵士たちの姿。




「国外となれば、我々の庭であり独壇場だ」

  • 特地の勢力との交渉を独自に進めるCIA長官、手回しや情報収集を行い、そう嘯いたとかなんとか。





「邪魔するものがないってのは楽でありがたいもんだな」
「ああ、IEDやら地雷やらアンブッシュにおびえなくて済むのはいいもんだ」
「空の輸送機も携SAMだのを警戒しなくてすむって楽だといってたぜ」
「ま、地面は整備されていないから乗り心地よくないがな!」
「ハハハ!」

  • 特地に展開する米軍所属の輸送部隊での会話。





「鋼鉄の獣か、これが……」
「あそこから火を噴くらしいぞ」
「……怖いな」

  • 特地のとある都市を制圧する米軍。特地の人々にとっては、半ば侵略者に見えていた。




「昨日も工事、今日も工事、明日も明後日も……」
「ひたすらに道路を敷くのがこんなに苦労するとはね」
「……主要な街道だけでも、あまりにも長すぎるぜ」
「スケジュールに余裕はない、巻いていこう」

  • 特地の街道を整備する米軍工兵部隊。一部民間人まで使ってなんとか敷設を進めていた。




「……以上のように、特地展開プランは進捗状況を36%ほどまで進行しております」
「結構なことだ。被害も想定内。あちらから得られる利益も徐々に増えている。
 これほど順調に進んでいるのだから、プランの完遂はもちろん、さらなる拡張も望めるだろう」
「はい、大統領」
「合衆国による秩序は、特地に必要不可欠なものになることは確実です」
「よろしい。新しいフロンティアを渇望しているのは市場だけでなく国民も同じだ、滞りなく進めてくれ」

  • ホワイトハウスでの会話。

19:弥次郎:2022/10/03(月) 22:40:56 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

「こいつはひどい……」
「線路がなかったというか、持っていかれたんだろうな。
 で、当然それに気が付けなかったからそのまま……」
「これが……枕木が?人間が壊せたりできるものなのかよ?敷設した時は重機を使ったっていうのに」
「オークとか、人間以上の力と体を持つ種族がいるらしい。そいつらにかかれば、これくらいはできるだろうな」
「……考えてみれば当然だな。均一且つ良質な長い金属でできたレールなんてのは、こっちじゃ貴重だ」
「おいおい、そんなことをする馬鹿がいるのかよ」
「こっちは俺たちの世界とじゃ常識が違うんだ、当たり前だろ」

  • 脱線事故を起こした列車を調べる鉄道警備隊の会話。米軍により敷設された鉄道は、たびたび備品や設備の盗難や妨害を受けていた。




「まだ予定の半分も建設ができていないのか?」
「工作隊をフル動員していますが、進捗は芳しくありません。
 重機や工具はあるのですが、人手がどうしても足りませんので……」
「くそ……特地の人間じゃ、使えても工具だけか。
 中東ならまだ機械が扱える人間が多かったんだが……」

  • 特地に進出した米軍だが、あまりにも敷設すべきインフラが多すぎ、また現地の人間が重機などを使えないこともあって、基盤整備に時間を要することに。




「おいおい……ストライカーがやられたとかマジかよ」
「ドラゴンに高高度から火炎瓶のようなものを投げつけられたようで……結果、装甲車は蒸し焼きにされました。
 あとは……そうですね、精度は高くありませんが、人の頭ほどもある投石を食らって損傷したそうです」
「対空に使える機関砲はあったんだろう?」
「こっちに派遣されているストライカーの多くは対人・対兵器を想定していて、対空砲を装備したのは少ないのです。
 一応は対人などを想定しフィフティーキャルを積んでいますが、この程度は弾くようですからね」
「どこの誰だ、ドラゴンなんて機銃で十分だといったバカは……」
「それと、ATMや携SAMなどでは躱されてしまうとも報告が上がっています」
「……対策を練らないとならないな。
 上に対しブッシュマスターを乗せた対空砲を要求しよう。APCでは被害が広がりかねん」

  • 特地米軍基地での会話。最新鋭のAPCに対し、特地の勢力も徐々に有効な攻撃方法を編み出して投入していき、米軍に少なくはない被害をもたらした。





「で、この街に派遣された部隊は夜間に奇襲を食らい大損害。
 そして……拉致された兵士が見せしめに殺されていたか」
「遺体の状況や放置されていた場所から考えて、何があったのかは想像に難くありません。
 まずいのは、この街が交通の要衝に近く制圧に置くことが目標とされていたこと。これまでの交渉が翻意されるかもしれないです。
 そして……兵士たちの間では、その……」
「言わずともわかる。こんな、見せしめに痛めつけられて仲間を殺されたのだからな、心情は最悪だろう」
「交渉自体は外務省から来た人員が行っていますが、次はそちらが狙われる可能性も」
「……いやな予感がするな」

  • 同上。米国の進出は必ずしもプラスとは限らず、時には流血を伴う諍いとなった。これにより、米軍・特地勢力双方に報復心が膨れ上がることになる。



「やれやれ……結局道が予定の半分も進めずに野宿かよ」
「雨に降られて、ついでにその雨で橋が落ちて、街道を外れての迂回を強いられたからな、無理もない。
 それより、この辺はまだ治安が悪いそうだ。夜間の見張りをしないとな」
「勘弁してくれ……出発してからほとんど揺られっぱなしで俺は疲れたよ……」
「そういって夜盗に殺された奴らがいる。どこから来るかわからんから注意しろ。
 あと、NVGを忘れるなよ」
「了解です」
「くそ、エアコンなしかよ……」

  • 特地のとある街道にて、米軍の輸送部隊。現地の地理に不案内であり、インフラの脆弱さもあり、望まぬ野営を強いられることに。ここを(ry

20:弥次郎:2022/10/03(月) 22:42:50 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
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米国の異常な愛情でした。
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最終更新:2023年09月07日 23:16