501:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:17:57 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
スーパーEDF大戦 EDFは異世界の地球も守るようです


地球? 欧州?


「クソ!ネウロイ共調子乗ってやがるぞ!!」

「数じゃ向こうが多いからってバカスカ撃ちやがってよぉ」

「援軍はまだ来ないのか!」

兵士たちの怒号と悲鳴が響く戦場でそれは来た。

「援軍が来ました!」

「どこの部隊だ? 501か?504か?まさか506!?」

「いえ。所属コード500。EDF所属のウィングダイバー隊です!」

「EDFの精鋭航空機動歩兵部隊!!この戦い勝てるぞ!」



地球? 欧州?

「ノルトリヒト戦隊が先行しています。各隊は援護を」

「連中。今日はやけに張り切りボーイじゃないか」

「晩御飯がステーキらしいですからね。食べ盛りの彼等からすればさっさと戦いを終えて食事をとりたいのでしょう」

「なら俺達も早いところ終わらせてご相伴にあずかろうじゃないか」

「コンバットフレーム隊。Go!」



地球? 国連総会

「えー…では貴国が攻略したハイヴのG元素は国連に提供していただけるのですか?」

「…ません」

「え?」

「あげません!!!」

「ええぇえ!?」

「代わりに国連運営費。アメリカの倍だします!」

「!?」

「一つで1000万の人々が暮せる海上移動都市を難民収容用として20基提供します!

「「!?!?」」

「更に前線国家の方々には軍事支援、物資の提供、国債の大規模な買い取りなど様々な支援と共に上記の海上都市の工業版を一カ国に付き一つずつ提供します!!」

「「「!!!!!」」」

「また前線、後方国家関係なく我々の持つ技術の一部を無料で公開させていただきます!」

「「「「!?!!!?!!」」」」

「あとこれは極めて我々側の都合なのですが、この世界で我々が自由に扱える土地が欲しいのです。
こちらの世界で独自の研究や情報収集などを行いたいので。出来れば後方国家の土地なら嬉しいですね。
勿論受けていただければ相応の謝礼をだします」

「「「「「ガタッ!!!」」」」」

「異議あり!申し出はありがたいがまだ我々は貴国のことをよく知らない。そんな状態でそこまでの支援をもらうことはできない」

「アメリカは黙っておれ!」

「拒否権!拒否権!」

「チャンス!これはチャンスだ!」

「是非とも研究組織は我が国に!土地なら腐るほど余っていますから!」

「抜け駆けすんな!あの後方国家でも国債の買取とか行ってくれます」

「勿論。そちらがきちんと責任を果たすというのなら喜んで買い取らせてもらいます」

「「「うぉおおおおおお!!!」」」

502:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:18:28 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
「ええっとそれでここに進出してきたコンビニってのが」

「グララ。そうだ。俺達七十一(セブンイレブン)。向こうじゃ名の知れた武装商店なんだぜ」

「武装商店ってのはよくわかりませんが、ここって太平洋のど真ん中で、深海棲艦もうじゃうじゃしてますが」

「問題ない。俺達はコンビニ経営のプロだ。敵地のど真ん中での営業なんて向こうでも珍しくなかった」

「はぁ。そこまでいうのならこちらの出店も許可を出しますが」

「待ちな!!」

「! お前は家族商店(ファミリーマート)の!!!」

「マーマッマッマ。先にここに目を付けたのは私らだよ。先に進出してたんだ。後から来てもっていかないでほしいね」

「うわぁ…バチバチに睨み合ってる」

「爺もババアもどきな。ここは俺達労村が先に目を付けた場所だ」

「「労村(ローソン)の海道!!」」

「またややこしいのが来たんだけど…」

「「「ここに出店するのは俺だぁ!!!」」」

「そこまでにしてもらおうか」

「「「!?」」」

「このくだらない戦いを終わらせに来た!(ドンッ)」

「あ、魅荷止(ミニストップ)のシャンクさん」



地球? インド?

「やった…やりました!対象沈黙!我々の勝利です!!」

「流石ストームチームだな。まさかあんな大物を倒せるとは」

「現地からも次々と勝利の歓声が上がってます。これで戦局は変わりますね」

「ああ。この怪獣だらけの星。その中でも特に脅威であったゴジラの討伐を成し遂げたのだからな」

503:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:19:01 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
時は20XX年。
突如宇宙人や地球を侵略しにやってきた。

以前からそのことを察知していた人類はEDF(地球防衛軍)を設立し、これに対抗。
無事異星人を退けることに成功した。

その後も何度も何度も異星人が攻めてきては撃退してを繰り返していた中で地球上に不思議な空間が現れた。

ゲート。今ではそう呼ばれる超常空間は地球とはまた別の並行世界に繋がっていた。
世界中に幾つも発生したゲートは様々な世界へ通じている。

ネウロイと呼ばれる謎の存在に攻撃されている地球。レギオンと呼ばれる暴走した無人機械の群れが暴れる地球。BETAと呼ばれるエイリアンにより人々が駆逐されている地球。突如世界中に怪獣が現れ滅亡の危機に瀕している地球。

他にも様々な並行世界と繋がり、その多くで人類は人類以外、もしくは人類同士で生存競争を繰り広げていた。

そんな並行世界へEDFは自らの部隊を派遣した。
並行世界の同胞を見捨てられなかった…からではない!!!

EDFのいる地球は何度も何度も異星人に襲われた結果ボロボロなのである。
その数なんと5回!

どれも数年続いた激戦であり、今の地球はボロボロである。
幸い事前に用意していた完全持久可能都市群などのおかげで残りの50億の人々も問題なく生きていけるが、しかしまたいつ地球が戦場になる可能性も十分あった。

そこでEDFはある目的のために並行世界側へと進んで部隊を派遣したのである。

その目的というのは異世界で人々が住めるだけの土地の確保と文化や美術品の移送と人々の避難先の確保である。

最悪EDFの地球が滅びたとしても文化や歴史情報、美術品、そして幾らかの人々は生き残れる。

幾度も異星人の侵略に晒されてきたEDFからすればいつか押し切られ滅亡する危険性は十分理解していた。

幸い軍事技術を中心に様々な技術では繋がった先の世界よりは進んでいる面が多い。
また撃退した異星人の兵器を解析してものにした技術もある。

そしてゲート先の異世界に恩が売れれば、ワンチャンこっちに戦力派遣してくれたりもしないかなという下心もある。

というわけでEDFは侵略生物や無人兵器群の掃討と並行して結構な数の部隊を異世界へと派遣した。


そういうわけでも今日もEDFは異世界の地球で戦う。
生存戦略と下心と義憤によって。戦えEDF!

504:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:19:36 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
日本 夢幻会会合

「えー。皆さん。今回何度目かの会合を始めます。取りあえずは改めて状況整理ということで」

司会をするのはいつもの嶋田さん。それを聞いて答えていくのは夢幻会のいつもの面子である。


「宇宙からの電波にインド山中でのUFOの発掘。4系か5系かどちらかとはわからなかった中で取りあえずEDF結成までこぎつけましたが…」

「まさかシリーズ全載せとはなぁ」

「おかげで合計5度もの襲来だ!5回だぞ5回!」

「地球人類が残っているのも、我々が生き残れているのも奇跡的ですねぇ」

「異星人の襲来を予期して原作以上に様々な対策を練っておいたのが功を奏しましたが、それでも甚大な被害と言うほかありませんね」

「元々100億くらいの地球人口があって、拙いながら軌道エレベーターに月面都市、初歩的な宇宙コロニーまで作っていたが8回の襲撃で全部破棄する羽目になったしな」

「宇宙方面も復興させたいですが、やるとしたらほぼ1からの復興ですよ…」



「地上の方も酷いものだ。掃討を続けているが地球上の3割は未だ残った侵略生物と無人機械の制圧下だ」

「事前に各地に用意しておいた地下都市が仇となり、そこで繁殖した侵略生物も多かったようですからね。
とは言え、無事侵攻を跳ねのけたか、最後まで発覚しなかった地下都市群のおかげでボロボロな現状でも人類は生きて入れるのですが」


「あとはあれだな。侵略者同士で争っていたのもあるな」

「おかげで思ったよりは圧力が低かったですものね」



「何より各シリーズの主人公が全員存在していたのもデカいな」

「初代の伝説の陸戦兵。2のペイルウィングの始祖。元祖エアレイド」

「3のストーム1…この世界ではストーム0ことストームリーダー。4でのレンジャー、ウィングダイバー、エアレイダー、フェンサーの四人兄弟」

「そして初代伝説の陸戦兵と始祖ペイルウィング夫婦の子供である5&6のストーム1兄妹…」

「これらとは別にアメリカには陽気なライトニングアルファと無口なクローサーがいたな」

「全部合わせて12人の主人公…」

「彼らが各戦線で暴れてくれたおかげでどうにかなった感強いですよね」

「プロフェッサーと5&6ストーム1兄妹は5世界からの転生者みたいだしな」

「こっちは空中母艦や陸上戦艦の艦隊から宇宙艦隊まで揃えたけど、現在じゃどれも半壊状態だからねぇ」

「超巨大潜水母艦シリーズも割と大量に建造したけど結局残っているには数えている程度だからねぇ」

「いやぁ。最後のヴァーベナ艦隊率いて残った侵略者連中との決戦に横から殴り込みかけたのは胸熱でしたね!」

「それでヴァーベナ艦隊全損したけどな…」


「ところでプライマーのタイムシップはあれきちんと動いていたのかね? なんか普通に俺達勝ってるけど」

「まあ使われていたら俺らは認識できてないからなぁ」

「プロフェッサーに聞いたら何か少なくとも自分達はこの世界でタイムリープは経験していないという話ですが」

「現在タイムシップの残骸を調査中ですから、その結果待ちでしょうかねぇ」

505:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:20:12 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
「それとこの世界独自の勢力…と言えばいいのかあれは…」

「各地のマフィアやギャングが戦時中に独自に物資の収集、生産、販売を始めた武装商店たち」

「各地の民兵が独自に組織化され、統合されたブラザーギルド」

「自らの権益…というか資産や土地を物理的に守るために立ち上げられた企業達の私兵軍団」

「正規軍がEDFに吸収され一本化したせいなのか、逆に各地では自前の戦力を持ち始めた感じみたいでしたね」

「実際原作での末期っぷりをわかっていたからこそ、これらの存在をEDFもお目こぼししていたわけだが…」

「現在どの勢力もEDFに協力的ですね。というか協力しないとやっていけないと理解しているからですが」

「まあいざ侵略者共が来た時に真っ先に矢面立って戦うのはEDFだからなぁ」

「あと現在でも最も巨大な組織兼軍事力を保有しているのもEDFですから」

「企業軍や武装商店とは別の企業や資本もEDFは抱えているからな。アイアンレインみたいな言いなりってわけじゃないのも大きいだろう」



「現在部隊派遣している世界はどこでしたっけ?」

「主だった部隊が派遣されているのはストパン、86、マブラヴ、艦これ、アニゴジ、ガンパレ、パシリム」

「他はギアス、アルドノア、ヘビーオブジェクト、境界戦機あたりだったな」

「前者は緊急的に部隊派遣が必要な世界。後者は左程焦る必要のない世界でしたっけね」

「前者が人類意外と戦っている世界。後者が人類同士がぶつかり合ってる世界って感じだからな」

「あと未だに新しいゲートの発見報告が上がってくるよな」

「地球上の3割が未だ侵略生物などの支配下ですし、発見されてないゲートもありそうですからねぇ」

「プロフェッサー曰くプライマーのタイムシップがゲート発生に関わっているのではないかとの話ですが、未だ仮説の域を出てませんね」

「アニゴジはまだ人類が踏ん張っている前日譚の時期でパシリムはオーストラリアが落ちたアニメ版の時期だったか」

「アニゴジは遂にあの世界のゴジラを撃破したので今後状況が好転するかもしれません」

「艦これはアニメ版やゲーム版というより人類が普通に艦娘と共同して事に当たっている二次創作でよく見る感じみたいですね」

「ガンパレは兵器の配備状況を見るとアニメ版っぽいとの話が上がっています」

506:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:20:44 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
「パシリム世界で報告です。オーストラリア陥落の原因となったブリーチですが、インド洋や大西洋でも新たに確認されたそうです。
おかげで原作以上に戦火が広がっています」

「86世界では早期にサンマグノリア共和国への接触に成功。86たちの保護にも成功しました。
代わりと言ってはなんですが、現場の交渉官がサンマグノリア政府との交渉でSAN値を削られており、転属もしくは増員を度々願い出てます」

「ストパン、マブラヴ、艦これなどの世界へ派遣した部隊は順調に戦果をあげてますが、この中だとネウロイが一番厄介そうです」



「人外相手に戦うのはまだいいが、人類同士の戦いには余り首突っ込みたくないんだがなぁ」

「ギアス、アルドノア、ヘビオブ、境界。既にその全部で介入しちゃっているんで…」

「ゲート開いた先が全部異世界の日本なのが悪い。アルドノアの方はアメリカ支部が全力支援していて俺達の管轄じゃないけど」

「原作での北米の有様を見ればさもありんって感じですからねぇ」

「ギアス? きちんと原作通りの三つ巴だよ…ブリタニア、ユーロピア。そして日本率いる大東亜共栄圏でのな!」

「ヘビオブ世界は五つの勢力に別れましたよ… 情報同盟、正統王国、資本企業、信心組織。そして極東連合」

「境界戦記? 現状日本vs四大勢力で冷戦状態かなって…」

「アルドノアが現状一番平和よね。原作通りならそろそろヴァースと再度の衝突始まるけど」

「あの世界アメリカ支部が全力で支援しているからすっげぇことになってるんだよなぁ」




「まとめますと我々の地球の復興と異世界への派兵の同時進行中って感じですね」

「いつまた侵略者の連中がやってくるかもわからないから、どちらも手を抜くこともできないしなぁ」

「取りあえずは現状維持って感じでしょうかね。これ以上は復興に注力する以上にできることもないでしょうし」

会議は続き、夜は更けていくが彼らの苦悩と愚痴は続く。頑張れ夢幻会。頑張れEDF。
地球の命運は君たちの肩にかかっているぞ。

507:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:21:22 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
〇説明

  • EDF
Earth Defense Force。略してEDF。日本語訳は地球防衛軍。

この世界では宇宙から受信された外宇宙電波とインド山中から発掘されたUFOを切っ掛けに設立された軍事組織。

元々は各国正規軍とは別に設立された常設国連軍のような存在であったが、異星人の侵略が始まって以降は、各地の正規軍もしくはその残党を吸収していき正式に世界の軍事力を統一した組織へ成長した。

夢幻会を始めとする転生者一同の活躍により原作よりも万全な体制を整えていたが、計6度にも及ぶ衝突により流石に息切れ気味になってきている。


現在は世界の復興を進めながら、各地に残る侵略生物や無人機械の掃討を進め、その余力を以て異世界へと部隊を派遣している。



  • 地球圏統一連邦
国連を基に発展させた国家。通称世界政府。
幾度も異星人の侵略を受け、ボロボロになった世界の国々が復興と国防目的に正式に一つの国家として統一された国。

最も各国は州として政府機能が残っており、完全な中央集権国家というわけではない。

最も被害の少なかった日本、未だ高い影響力を持つアメリカ、復興の進む欧州、大深度施設が数多く存在しているロシアなどが強い影響力を保有している。



  • 軍事力
正規軍戦力はEDFとして統一されており、各地に方面軍として支部が存在している。
例:極東支部 北米支部など。

それ以外にも大戦中に立ち上がった民兵が独自に発足した民兵互助組織ブラザーギルド。
マフィアやギャングが独自に立ち上げた武装商店組合。
EDFと協力している勢力とは別に自衛のために独自の戦力を持ち出した企業軍。
などが存在している。

これらは情勢が安定した現在でも存続しており、どれも一応はEDFに協力的であり、EDF側も復興に注力していることもあるため、これらの存在を黙認しているのが現状と言える。



  • 宇宙戦争
外宇宙から来た勢力との5度にも渡る戦い。第一次から第五次まで数えられる。

始めて地球に攻めこんできた異星人であるインベーダーとの戦いである第一次宇宙戦争。

第一次の数年後に起こった第二の侵略者フォーリナーとの第二次宇宙戦争。

第二次のこれまた数年後に襲来したアグレッサーとの第三次宇宙戦争。

第三次の後に現れたラヴェジャーとの第四次宇宙戦争。

そして新侵略者プライマーの襲来と共にインベーダー、フォーリナー、アグレッサーが同時に襲来した今まで最大規模の第五次宇宙戦争。

最終的には侵略者同士の決戦へと殴り込む形で全勢力をぶっ飛ばして終戦した。



  • 侵略者
大凡5種類存在している。

最も初めに地球にやってきたインベーダー。
二番目に来たフォーリナー。三番目のアグレッサー。四番目のラヴェジャー。五番目のプライマーである。

このうちラヴェジャーを除く四勢力は二度地球に来ており、それぞれがバッティングしたのが第五次宇宙戦争である。

第五次では最初にアースイーターの中枢船が落とされたフォーリナーが脱落し、その後インベーダー、アグレッサー、プライマーの三つ巴の決戦の最中をEDFが横殴りにし、その全ての司令船や決戦兵器を打倒し、戦争に勝利した。

508:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:21:54 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • ゲート
第五次宇宙戦争の後で地球のあちこちに現れた超常異空間のこと。
その先は別の並行世界へと繋がっている。
EDFが総力を以て解明に明け暮れているが、何もわからないことがわかった程度。
一説にはプライマーのタイムシップが関係しているのではないかとも言われている。

現在のEDFはゲートを通して様々な世界と国交を結んでおり、場合によっては軍隊も派遣している。



  • タイムシップ
プライマーが保持するタイムマシンのこと。
原作ではこれを使って幾度もやり直しEDFの弱点を突いていたが、この世界では実際にはタイムシップではない。

この世界のリングは並行世界移動船であり、並行世界から無限の軍勢や物資を取りだせる装置。
そもそもこの世界のプライマーも別の並行世界から、この宇宙へのやってきた一派である。

詳しく言うとこの宇宙ではタイムスリップしようとしても、また別途の可能性を持つ並行世界へ分岐するだけで、元居た世界への影響はでない。
そこを逆手に取り、極めて情勢の近しい並行世界を生み出すもしくは似た世界と繋げそこから戦力を取りだしているというのが正しい。
原作とはまた違った形での時間逆行技術の応用である。

第五次宇宙戦争ではリングが破壊された結果次元の壁が揺らぎ、地球のあちこちにゲートが出現してしまった。

これは地球もプライマーも意図していない結果である。
また現在の地球側はリングのことを原作同様のタイムシップと誤解しており、並行世界移動船ことパラレルシップであることに気づいていない。



  • コンビニ
コンビニ(近毘荷)とは。
宇宙戦争以前のチェーン店としての旧コンビニと宇宙戦争以降の物流システムとしての新コンビニの二つがある。

現在の新コンビニチェーンは武装商店組合を発足して、各地域で独自に勢力を築いている。

新コンビニとは宇宙戦争の最中で物流の停止や物不足の影響から世界中でコンビニ店舗が潰れていった際に地元の名士やマフィアやギャングが空き店舗を買い取り、自前の流通網を以て物資を集め、格安で市民に売り出した販売形態のことである。

ある種の武装商人であり、町の自警団であるこれらはEDFの手が届かない地域にとっては重要なインフラシステムの一つとされた。
つまるところ大規模な闇市と言える。

これら新しい流通形態とそれを差配する組織を武装商店と呼んでおり、各地の代表者が集まり話し合う武装商店組合という談合組織が存在している。

武装商店組合は統一された組織形態というわけではなく、あくまで各地域代表が話し合う一種の会議のような寄合で、EDFやブラザーギルドのような統一された組織、国際的なネットワークというわけではない。

EDFや世界政府の正式な認可が下りていない非合法商業であるが、戦況が安定して以降も、いざという時のために新コンビニ関係の商売システムは黙認されている。
最も違法薬物や人身売買などの一定ラインを超える犯罪を行った店舗や組合は武力を以て苛烈に摘発されており、決してEDFがこの状態を完全に形容しているわけではないという証拠であり、武装商店組合への戒めにもなっている。

このため状況の落ち着いた昨今では積極的にEDFに協力し、勢力を合法化する手続きを進めている団体も多い。

現在のコンビニ業界は四皇と呼ばれる四つの勢力が主立って運営している。
業界では戦前の世界中で繋がった形のコンビニチェーンインフラのことをワンピースと呼んでいる。

509:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:22:31 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • ブラザー
幾度もの宇宙戦争の最中で戦ったのはEDFだけではない。
各地で独自に立ち上がった民兵集団も数多く存在した。
戦力不足で悩んでいたEDFは彼らの事を追認し、現場の兵士たちは共に戦う彼らの事をブラザーと呼んだ。

そんな彼らを支援する後援団体が幾度もの戦争の最中に協力体制を築き設立したのがブラザーギルドである。
民兵組織同士の相互互助ネットワークである。

これは情報、戦力、物資などを足りない物を相互に援助していく体制であり、EDFや世界政府からも認可を受けている正式な組織。

幾つかの地域では正規軍がEDFに吸収されたため、実質的な州軍として機能しているところも存在する。



  • 企業軍
EDFや世界政府に迎合せずに、独自の勢力を築いた企業群と彼らが保有する私兵のこと。

現存する各地の企業の大半は世界政府やEDFに属しているか、スポンサーをやっているのだが、中にはこれらと距離を取り、独自の勢力を築く企業も存在していた。
彼等はEDFの戦力を信用しきれない、もしくは世界政府の強権を危険視し、独自に距離を取ったものたちである。

そういった独自路線企業が集まり設立されたのが企業会議であり、彼らが保有する戦力が企業軍である。
企業軍に関しては自社の資産を守るための自衛戦力と謡っている。

最もEDFや政府と距離を取っているとはいえ、武装商店組合と違い合法的な組織であり、一定の協力関係も続いている。
あくまでEDFや世界政府に完全に取り込まれるのを嫌がった企業たちが集まった姿と言える。

ある種世界政府からも浮いている勢力であるが、あくまで企業であるため政府主導の経済に参加しなければ儲けられないため、EDFや世界政府のことをいぶかしみながらも、その経済の恩恵を受けているという非常に矛盾した関係を続けている。

EDFや世界政府からしても彼らの持つ技術力や資本力は完全に無視できるものではなく、出来れば経済に参加したままでいてくれると嬉しいため現在の付かず寄らずの関係を認めている。

彼等はEDFやブラザーギルドとはまた別の兵力を各企業ごとに保有しており、それらを企業軍と呼称。
独自の防衛体制を構築している。

最も兵や兵器の平均的な質はEDFに劣っており、予算の問題か巨大兵器の類も余り運用していない。
代わりに特定の状況下で嵌るピーキーな性能の極地兵器を多く開発しており、これらを以て独特の戦術を確立している。



  • 宇宙
宇宙戦争勃発前はそれなりに進出が進んでおり、軌道エレベーターの建設、月面都市の開設、ラグランジュポイントへの大型コロニー建造、衛星軌道守備の宇宙艦隊配備など結構力を入れていた。

しかし五度に渡る宇宙戦争の結果その多くが壊滅的な被害を受けており、地球の復興も途中な現在では再建の目途も立っていない。

唯一現在でも残っているのが衛星軌道の軍事基地、ラグランジュポイントの軍事要塞、月面基地。及びそれらに配備されている宇宙艦隊程度である。
現在の宇宙艦隊は衛星軌道の第一艦隊と月面の第二艦隊。各ラグランジュポイントに分散配備されている第三艦隊の三つ。
全盛期は第六艦隊まで存在していた。

510:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:23:01 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
  • 異世界
現状確認されているのがストパン、86、マブラヴ、艦これ、アニゴジ、ガンパレ、パシリム、ギアス、アルドノア、ヘビーオブジェクト、境界戦機。

ギアス、境界、ヘビオブが日本。ストパン、86が欧州。艦これ、が太平洋、アルドノアがアメリカ。マブラヴがアジア。アニゴジがインド洋にゲートが開いている。

現状アフリカ大陸や南米などを中心に侵略生物や無人機械が制圧し続けている地域も多いため、未だ未発見のゲートも存在していると思われる。



  • 兵器
歴代EDF兵器ごちゃ混ぜ状態であるが、世代区分はされている。


戦闘服:本家仕様→PAギア
現在では本家仕様の戦闘服の上にPAギアを着込む二重構造が主流。
ローリングもE-ダッジも両方できる。
プロールライダーもこちらの系譜として存在している。

航空歩兵に関してはペイルウィング→ウィングダイバー→ジェットリフターと進歩しており、ジェットリフターが主流となった現在でもウィングダイバーは精鋭用装備として残っている。

重歩兵はフェンサー→ヘビーストライカーといった形で強化されたが、コストの問題で従来のフェンサーも未だ現役。
またフェンサーの方が近接戦闘向けの調整がなされており、一部では精鋭による高機動フェンサー部隊が存在するなどヘビーストライカーとは差別化がなされている。

支援歩兵はエアレイド→エアレイダーと順調に進歩している。


戦車関連は自走レールガンが主力となりながらもコストの問題で従来の主力戦車も運用が続いている。
勿論巨大戦車タイタンも現役。

戦闘ヘリ枠は重力制御を用いたスカイフィッシュなどが主力になってきているが、予算と生産数の問題からエウロスやネレイドといった従来の戦闘ヘリも現役。
現在ではスイカフィッシュなどは攻撃機枠とされ、戦闘ヘリの類は安価な航空支援兵器として運用されている。

人型兵器はベガルタ→ニクスの順で開発されている。
4の決戦要塞シリーズやバルガも開発されており、バラムは前者二つのデータを基に開発された次世代機。
プロテウスは4・5仕様→6仕様と別れており、コンバットフレームと大型兵器の間を埋める使い勝手の良い中間戦力として開発された。

インセクトアルマゲドンの多砲塔戦車やアイアンレインで活躍したキャディなどの装甲戦闘車シリーズは企業会議が独自に開発した兵器となっている。
正規軍が運用しているものより性能は下がるが車体の使いまわし前提の設計のためコストが安い。

インセクトアルマゲドンのメックスやアイアンレインでのウォーメックことビッグフットやナイトクローラーなどは運用予算でEDF正規軍に劣るブラザーギルドや企業軍などで運用できる大型兵器として開発されたものとなっている。


船の類は原作以上に大量に製造されている。
要塞空母デスピナ、潜水母艦シリーズなどは数多く就役し、活躍したが5度の戦争により現在では大分数が減ってしまった。

移動要塞シリーズも大量生産され陸上艦隊として整備されている。こちらも激戦に次ぐ激戦で稼働数が減っている。

これ以外にも独自の宇宙艦隊やエスコンの巨大航空母艦に似た空中母艦など原作EDFにはない独自兵器を多数配備している。

また第五次宇宙戦争の際には今まで落としてきたマザーシップの残骸を流用し、アイアンレインに登場したヴァーベナを量産。計13隻が用意された。
こちらは最終決戦において全損。



  • 人類のエース
初代から6まで及び外伝二作の主人公全員揃い踏みである。

初代の伝説の陸戦兵。2のペイルウィングの始祖。元祖エアレイドの三人が第一次宇宙戦争から戦い続けている猛者。
陸戦兵とペイルウィングの二人は夫婦で、エアレイドはペイルウィングの弟。
また陸・ペイ夫婦の子供が5&6の主人公となる。こちらは兄と妹の兄妹。

これとは別に3のストーム1ことストームリーダーが存在している。ストーム1のコールサインは5・6のストーム1に譲り、現在はストーム0のコールサインを名乗っている。

そんなストーム0の子供が4でのレンジャー、ウィングダイバー、エアレイダー、フェンサーの四人兄妹となっている。
レンジャー長男、ダイバー長女、レイダー次女、フェンサー次男である。

そしてアメリカには陽気なライトニングアルファと無口なクローサーが存在。
アルファは男性だが、クローサーは女性。
5ストーム1とクローサーは付き合っていたりする。
なおアルファは未だ独身で部下に弄られている。

因みに6のプロフェッサーもいる。
このプロフェッサーと5&6のストーム1兄妹は5・6世界の記憶を持った転生者で夢幻会関係者となっている。

こんなのが12人もいるせいで各侵略者たちは原作以上に酷い目にあって撃退された。

511:トゥ!ヘァ!:2022/10/30(日) 19:23:39 HOST:FL1-122-133-164-39.kng.mesh.ad.jp
投下終了

前に投下した異世界ゲートネタが個人的に満足できなかったので、改めて作品絞って再編したものです。

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最終更新:2022年11月27日 10:33