920:194:2022/11/15(火) 16:55:33 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その4 228基地の危機その2
少しずつ数を増やしながら降り注ぐアンカー。だが、その全てを返り討ちにしていくストーム1達と救援部隊。
結果的に各個撃破状態となっているが・・・尋常ではないと判断したのか、一気に大量投入してきた。
その数、実に128本。地球防衛軍5にて投下された数(94本)を更に上回る数であり、基地の敷地内だけでなくその周辺にも突き刺さっている。
オマケにその内の四本は・・・プライマーにとっても貴重と思われる代物・ヒュージアンカーだった。
隊員「なんだこれは!?多すぎる!」
隊員「退避!退避!」
隊員A「数が多すぎる!この基地はもう駄目だ!」
指揮官『基地を放棄する。ただちに撤退せよ』
軍曹「逃げるぞ!民間人達、ついてこい!安全な場所まで連れて行ってやる」
流石に多勢に無勢。勝ち目無しとして基地の放棄と退避を指揮官は決断。同時に近隣の友軍に、撤退支援を要求する。
軍曹達も、嵐山達を逃すべく退避に移ろうとしたが・・・。
嵐山「・・・あの時よりも、更に数が多くなっているな」
飛島「ヒュージアンカーまで投入してくるとはね・・・」
武蔵「だが、ここで殲滅出来れば連中に大きな打撃を与えられる。それに・・・間もなくバルガが上がって来る筈だ」
戦場「バルガの操縦は俺に任せてくれ。二クスやエイレン共々、よく愛機にしていた」
嵐山「分かった、それで行こう。行くぞ!」
四人は頷き合い、バルガが上がってくるハッチに向かう。
その四人の様子を見て、軍曹達は慌てた。
隊員『何をやってる民間人 逃げろ!』
隊員A「あいつ、戦うつもりか!」
軍曹「見殺しにはできない。行くぞ!」
隊員B「何考えてんだ!」
GR隊長「ほう・・・あの数相手に怯まず戦うか。面白い、奴等を援護するぞ!」
GR副長「見ろ、数が違い過ぎる。俺たちも全滅するぞ」
GR隊長「それがどうした。これが俺たちの仕事だ」
921:194:2022/11/15(火) 16:56:04 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
意を決した軍曹達。嵐山達を援護すべく退避を取りやめ、基地へと突撃する。
一方、フリンゼ・サーミッサや人型特重機動戦艦・大和、そして艦娘達や戦娘達は基地周辺のアンカーやヒュージアンカー、そしてそれ等から転送された敵の大群を相手取っている。
基地の敷地内のアンカーは、こちらが始末するしかない様だ。
と、基地のハッチが始動する。
先輩『ハッチを開きます。ハッチを開きます』
先輩『危険です。ハッチの周囲から退避してください』
先輩『うん。マニュアル通りだ。安全第一』
先輩の、どこかのんびりしたセリフと共にハッチが作動。
バルガが地上に上って来る。
隊員『リフトが動いてるぞ!』
隊員A「バルガだ!」
バルガを運び出す事を知らなかった隊員が、ハッチが動き出した事に驚愕する中、バルガが出現する。
一方、先輩はと言うと
先輩「うわぁぁぁぁ!」
先輩「どういう状況!?」
流石に地上の有様に、パニック状態に陥る。
だが幸いにも、嵐山達と合流に成功する。
先輩「た、たすけて!」
軍曹「大丈夫だ。 逃がしてやる」
922:194:2022/11/15(火) 16:56:34 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
先輩が軍曹達に保護されたのを確認した嵐山達は、バルガの下へ。
バルガに乗ろうとする戦場を、嵐山達が援護しながら進んでいく。
隊員A「あいつ、あれに乗る気か!?」
軍曹「動かすためには、複雑な起動シークエンスが必要なはずだ」
軍曹達が戸惑う中、戦場はバルガから降りて来た搭乗用ワイヤーに捕まり、コクピットへ。
キーボードを引き摺りだして、手動で起動シークエンスを行っていく。
戦場『衝突回避プロセスを停止。全セーフティを解除。完了。起動プログラム始動』
戦場『バルガ、スタンバイ』
バルガの頭部モニターが点灯。
ギガンティックアンローダー・バルガ、この世界で初めての産声を上げる。
戦場『バルガ、起動。戦闘を開始する!』
隊員B「動かしやがった!」
隊員C「なぜ起動シークエンスを知っているんだ!?」
隊員A「衝突回避プロセスやセーフティーを解除!?まずい、バルガから離れるんだ!!」
慌てて距離を取る軍曹達。何せ各種セーフティーが解除されているのだ。踏みつぶされてもおかしくない。
一方の戦場は冷静に操縦、準備モーション(L3ボタンで繰り出すあのモーション)を行い、ハンマーナックルを目の前の背の高いアンカーに叩き込む。
当たったのは弱点のクリスタルの様な上部では無くその下の金色の部分だったが、バルガのパワーに耐えられずに粉砕される。
隊員C「凄ぇ!!」
隊員B「アンカーを力任せに破壊しやがったぞ!!」
戦場『みんな!バルガのパワーは強大だが、すばしっこい怪物共の相手には向かない!怪物共と背の低いアンカーはそちらで破壊してくれ!』
軍曹「・・・了解した。各員、怪物共を撃破。バルガを守るぞ!」
923:194:2022/11/15(火) 16:57:04 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
背の高いアンカーはバルガに任せ、怪物達や背の低いアンカーを一つずつ潰していく。
一方、周辺からは撤退を援護する為の部隊が集結しつつあったが・・・最初に聞いていた状況との違いに、かなりの戸惑いを見せていた。
その中の一隊として派遣されていたスプリガン隊隊長が、基地司令に通信を入れて状況を確認しようとした。
スプリガン隊長(以下Sp隊長)「撤退の援護と聞いていたが、撤退してくる部隊が来ない。どうなっている?」
指揮官『敵性勢力に攻撃を加えている謎の軍勢と、四人の民間人達が今も残っている。現在も戦闘中だ』
Sp隊長「謎の軍勢に民間人だと!?」
指揮官『敵が投下した兵器の破壊に成功しつつある。だが、まだ数が多くて予断を許さない状態だ。救援を頼む』
Sp隊長「・・・了解した!」
謎の軍勢と、残って戦っている民間人と言う状況に、さしもの彼女も困惑するが・・・見殺しには出来ない。
部下達と共に最大戦速で228基地へと向かう。歩兵部隊も彼女達に続く。
そして彼女達が見たのは・・・空中に浮かぶ人型ロボットが2機と、その周りで戦う謎の女性兵士達。基地の敷地で次々とアンカーをへし折るバルガ。
更にはバルガの近くで戦っている者がおり、内三名はどう見ても民間人という、事情を知らない人が見たら
「誰か説明してくれよ!」
な光景だった。
Sp隊長「な、何だこの光景は・・・」
Sp隊員A「分かりません・・・。ですが、援護に行かないと!」
Sp隊長「・・・そうだな。各員突撃!あの民間人達を援護するぞ!」
隊員「凄ぇ!何者なんだ、あの民間人達は?」
隊員「何者だろうが、基地を守ろうとしているのは確かだ!俺達も続くぞ!」
隊員「あいつ等に続け!」
隊員「負けてられねぇ!」
隊員「敵が何者だか知らないが、基地を攻撃したことを後悔させてやれ!」
隊員「EDF!EDF!」
924:194:2022/11/15(火) 16:57:34 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
最初こそ予想外の光景に戸惑っていた彼女達だったが、基地を守るべく奮戦しているのを見て士気を奮い立たせて突撃を開始。アンカーや怪物達に攻撃をし始める。
なおアンカーは数こそ多いが・・・正規品であるヒュージアンカー以外の通常アンカーは、何と劣化品。黒蟻を一体ずつしか転送出来ない代物だった。
とはいえ、最初の方はアンカー数が多い為にかなりの大群となっていたのだが・・・数が減って行くに従って反撃も微弱になって行く。
戦闘開始から2時間。ストーム1達や軍曹達、バルガの活躍で基地の敷地内のアンカーは全滅。バルガを護衛しつつヒュージアンカーに向かう。
ヒュージアンカーは流石に多くの怪物を召喚しており、それぞれ金蟻15体・緑蟻・・・強食性侵略生物を30体・緑小蟻・・・強食幼兵態を50体・そして金女王を1体召喚。
物量で押し潰そうとするが、緑蟻が基本脆いという事も有り、注意すべきは金蟻と金女王だけだった。
実際、通常アンカーが全滅して手が空きだした艦娘や戦娘達が援護に回った事も有り、ヒュージアンカーも徐々に押されていく。そして・・・
北側の物はフリンゼ・サーミッサがビームトーチで弱点部分を破壊。東側のは人型特重機動戦艦・大和の打撃攻撃でへし折られ、西側は大和達戦艦艦娘達の主砲の一斉射撃で
弱点部分を破壊されている。そして、最後に残った南側のヒュージアンカーに、バルガが襲い掛かっている。
戦場『これで、トドメだぁぁぁぁぁ!!』
その叫びと共に、戦場が操るバルガが踏み込みながら右腕をヒュージアンカーに叩きつける。
既にかなりのダメージを負っていたヒュージアンカーはその一撃に耐え切れず、轟音と共に崩壊した。
指揮官『すべての怪物を倒せ。1体たりとも残してはならない』
最後のヒュージアンカーが破壊された時点で殆どの蟻達は殲滅されており、残りの蟻達も極短時間で殲滅。
アンカー及び転送された蟻達は殲滅された。
隊員「やったぞー!」
イオタ1『基地を守り切ったぞ!』
歓喜の声を上げる隊員達。だが・・・
隊員『・・!レーダーに反応、こ、これは・・・!?』
軍曹「どうした!?」
隊員『さ、先程飛来していった円盤と・・・アンカーを射出していた巨大円盤だ!!』
上空を見る兵士達。そこには、六機のテレポーションシップと・・・マザーシップが鎮座していた。
228基地を巡る戦いは、佳境を迎えようとしていた。
925:194:2022/11/15(火) 16:58:04 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
以上です。228基地攻防戦第二弾。アンカーの大群・ヒュージアンカー添えとの戦いとなりまs←殴
いや、6のステージだと5の時より大幅に数が減ってたので。なので大盤振る舞いで3桁の数のアンカー+貴重品なヒュージアンカーを4本投入と相成りました。
といっても、肝心のアンカーの性能は6の奴よりも更に酷い有様(投下数1体)ですが(ヲイ)。まぁその辺はバランスも兼ねてという奴です(マテ)
あ、一応原作を知らない人の為に説明すると、6ではバルガでアンカーをへし折る事は可能です。このステージ以外の奴でも。ただしテイルアンカーだけは例外ですが。
にしても、開戦初日にヒュージアンカーを4本叩き折られるとか、涙目どころの騒ぎじゃねーな(汗)
そんな訳で、退くに退けなくなったプライマー。遂に切り札のマザーシップを繰り出してきます。
次回で228基地の攻防戦は終わりとなりますので、もう少しだけお付き合いくだされば幸いです。それでは。
wiki掲載は、自由です。
929:194:2022/11/15(火) 18:45:36 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
誤字を見つけたので、修正を。
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↓
wiki掲載時に、修正をお願いします。
最終更新:2023年01月14日 09:16